3行でいうと

  • 公式のFAQは「Devin Desktop is the new name for Windsurf.」と書き、変わったのは名前とブランドだと説明しています。windsurf.com を開くと devin.ai/desktop へ転送されます(2026年10月25日に取得したときの応答)。
  • 入手先は公式の devin.ai/download です。Mac は Apple Silicon と Intel、Windows は x64 と arm64、Linux は tarball・deb・rpm の入口があります。
  • 初回起動の流れは3段階(テーマ選び、ログインか無料登録、紹介の画面)で、ログインに失敗したときは Devin の API キーを手で入れる方法があると公式は書いています。
  • 以前の Windsurf を使っていた場合は、最初の起動で「Migrate from Windsurf」か「Start fresh」を選びます。選ぶと、コピーされるもの・されないものが公式のFAQに書かれています。
  • Linux のインストール案内や一部の置き場所には、古い名前の「windsurf」が今も残っています。公式の書き方どおりなので、読み間違えないよう新旧の対応を表にしました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、画面の表記は変わることがあるので、手元の画面と照らしてください。公式に書かれていない画面経路やボタンの表記は、「公式で確認できていない」と書きます。

先に結論

前提:用語をそろえる

手順の前に:「どの製品を入れるか」を確かめる

名前が変わったばかりの製品では、入れる前に「正しい公式の入口か」を確かめておくと、後の食い違いが減ります。公式の資料で確かめられる範囲を並べます。

確かめること 公式の資料に書かれていること 出典
新旧の名前 「Devin Desktop is the new name for Windsurf.」。IDEの土台は Windsurf のもので、変わるのは名前とブランドだけ。プラン、価格、拡張機能、設定は引き継がれる、という趣旨 devin.ai/desktop、FAQ
旧サイトの扱い windsurf.com は devin.ai/desktop へ転送される(302 の応答。取得日 2026年10月25日) windsurf.com へのアクセス結果
変更の日付 FAQは「On June 2, 2026, Windsurf is becoming Devin Desktop」「regular over-the-air update」と、予告の形で書いています(取得日の時点では、この日付は過ぎています) FAQ
JetBrains向け 「Windsurf for JetBrains」は別のダウンロード。公式のFAQは保守モードと書き、Devin を ACP 経由で使う設定を案内している devin.ai/desktop、devin.ai/download、FAQ
古い版 最新版だけが対象。古い版はダウンロードできるが勧めない、と書かれている FAQ

手順1:入手する(公式のダウンロードページ)

  1. ブラウザで公式のダウンロードページ(devin.ai/download)を開きます。公式サイトのトップ devin.ai/desktop のボタンは、2026年10月25日に読んだ時点では「Download for MacOS」だけでした。他のOSは download のページに並んでいます。
  2. 自分のOSの項目を選びます。公式のページに並ぶ項目は次のとおりです。
OS ページの項目(公式の記載) 最低条件(ダウンロードのページ)
Mac Apple Silicon と Intel Apple のセキュリティ更新が出ている macOS(最新と、その前の2つが目安と読める記載)。「10.15 は対象外」と書かれている
Windows x64 と arm64 Windows 10(64ビット)
Linux 一般のダウンロード、apt、rpm glibc 2.28 以降、glibcxx 3.4.25 以降(例として Ubuntu 20、Debian 10、Fedora 36、RHEL 8)
  1. 同じページの下のほうに、「Devin Next (Beta)」という先行版(早く新機能を試したい人向け)と、JetBrains 用、Devin CLI の項目があります。まず普通に使うなら、ここは飛ばして構いません(Next は今回の対象にしていません)。

公式のインストール案内(docs.devin.ai の Install Devin Desktop)は、Mac の最低条件を「OS X Yosemite」と書いています。ダウンロードのページの条件(Apple のセキュリティ更新があるmacOS)と書き方が違うので、2つの公式ページが食い違っている点です。どちらかに決めつけず、両方を読んで、新しい側の条件を満たしているか確かめてください。

公式のインストール案内には、CPU、メモリ、ディスクの空きの条件は書かれていません(確認できていません)。

手順2:インストールする(OSごと)

Mac

公式のインストール案内に書かれているのは、「ダウンロードして使う」という内容だけで、コマンドは書かれていません。画面での操作は、公式で確認できていません。一般にMacアプリでは、ダウンロードしたファイルを開いて「アプリケーション」へ入れる流れが多いですが、これは一般論で、公式の記載ではありません。

  1. 手順1のページから、自分のチップ(Apple Silicon か Intel)に合うMac用のファイルをダウンロードします。
  2. 公式のトラブル対応のページには、アプリを /Applications の中に置いて、そこから起動するように、という項目があります(下の「つまずき」で再掲)。
  3. 起動すると、アプリの名前は「Devin」です(公式のFAQは、アプリ名が Devin.app などになると書いています)。

Windows

  1. 手順1のページから、自分のPCに合う版(x64 か arm64)をダウンロードします。
  2. 実行してインストールします。インストーラーの画面の細かい項目は、公式で確認できていません。
  3. 公式のトラブル対応のページには、「ユーザー単位のインストールを管理者として起動していると、自動更新が止まる」という項目があります。更新を有効にしたい場合は、管理者ではなく通常の権限で起動し直す、と読めます。

Linux(tarball)

  1. 手順1のページの Linux のダウンロードから、tarball を入手します。
  2. 公式は、tarball は自分では更新されない、と明記しています。更新をパッケージマネージャー経由にしたい場合は、次の deb か rpm の手順を使う、と書かれています。
  3. 起動しない、または起動直後に落ちる場合の対応が、トラブル対応のページにあります(下の「つまずき」を参照)。

Linux(deb:Ubuntu 20.04以降、Debian 10以降)

公式のインストール案内の順序は次のとおりです。署名キーとリポジトリを自分のシステムに登録する操作を含むので、コマンドはここに写さず、公式ページの原文を見て入力してください。

  1. 必要なツール(wget、gpg)を入れる。
  2. 公式のリポジトリの署名キーを取得し、システムの所定の場所に置く。
  3. apt のリポジトリの一覧にそのリポジトリを追加する。公式の例では、取得先のホスト名に古い名前(windsurf)が入っていて、アーキテクチャの指定は amd64 のみです(arm64 は書かれていません)。
  4. apt-transport-https を入れ、apt update を実行する。
  5. パッケージ devin-desktop を入れる。公式は、以前の windsurf パッケージは移行用で、devin-desktop を呼び込むので、既存の環境も更新され続ける、と書いています。

Linux(rpm:Fedora 36以降、CentOS 8以降、RHEL 8以降)

こちらも、鍵とリポジトリの登録を含みます。コマンドと設定ファイルの中身は、公式ページの原文を見て写してください。

  1. 公式のリポジトリの鍵を rpm に取り込む。
  2. /etc/yum.repos.d/ の下にリポジトリの設定ファイルを作る。リポジトリの設定ファイルの中の名前の欄の中身は、公式で確認できていません(原文を見てください)。
  3. dnf で devin-desktop を入れる。公式は、このパッケージは windsurf を「提供する」ので、既存の環境も更新され続ける、と書いています。
  4. 設定の中の metadata_expire=1h は、新しい版を1時間ごとに確かめるためのもので、以前の案内にはこの行がなく、dnf の既定の48時間になっていた、と公式が書いています。

新旧の名前の対応表(Linux と、設定ファイルまわり)

項目 古い名前 新しい名前
パッケージ名 windsurf devin-desktop(windsurf は移行用として残る)
ターミナルのコマンド surf、windsurf devin-desktop(旧コマンドは ~/.codeium/windsurf/bin/ に残る)
Mac のアプリ Windsurf Devin.app
Windows のアプリ Windsurf Devin.exe
利用者ごとのデータ(Mac) ~/Library/Application Support/Windsurf/ ~/Library/Application Support/Devin/
利用者ごとのデータ(Windows) %APPDATA%\Windsurf\ %APPDATA%\Devin\
利用者ごとのデータ(Linux) ~/.config/Windsurf/ ~/.config/Devin/
拡張機能 ~/.windsurf/extensions/(読み取り専用) ~/.devin/extensions/

出典は公式のFAQとインストール案内です。FAQは、旧い場所は読むだけ、新しい場所は読み書き、と書いています。

手順3:最初の起動(公式の「Welcome to Devin Desktop」の順)

最初の起動で出る画面は、公式の説明では3つの段階です。画面のボタンの名前は、公式のページの文字で確認できたものだけを書きます。

3-1 以前の Windsurf からの移行を選ぶ(Windsurf を使っていた人だけ)

FAQによると、最初の起動で移行の確認が出ます。

  1. 「Migrate from Windsurf」を選ぶと、設定、キー割り当て、スニペット、ワークスペースの状態、入れてあった拡張機能が、新しい場所(Devin の下)へコピーされます。
  2. キャッシュ、ログ、クラッシュダンプ、Local History はコピーされません。
  3. 「Start fresh」を選んだ場合や、新しい場所にすでにデータがある場合は、何もコピーされません。
  4. FAQは、Windsurf の設定は引き継がれ、Devin Local もそれを継承する、とも書いています。

この確認が出るのは「以前の Windsurf を使っていた環境」と読めますが、画面が出る条件の細かい記載は、公式で確認できていません。

3-2 手順1:テーマを選ぶ

  1. テーマの選択画面で、好みのテーマを選びます。
  2. 同じ画面に、「Install devin-desktop terminal command」という項目があります。公式は、この項目をオンのままにすると、ターミナルから devin-desktop ~/Developer/my-project のようにプロジェクトを開けると書いています。
  3. キー割り当てを選びたいときは、「Import Settings」を開きます。

3-3 手順2:ログインか、無料の登録

  1. Devin のアカウントでログインします。アカウントがなければ、無料で登録できると公式は書いています。ブラウザが開く流れかどうかなど、細かい動きは公式で確認できていません。
  2. ログインに失敗したときは、Devin の API キーを手で入れてサインインする画面があります。公式は、画面の存在は書いていますが、ボタンの表記は書いていません。
  3. 企業向けの別の入口:FAQは、Cognition Platform の利用者は devinenterprise.com でログインする、以前の Windsurf Enterprise の利用者は windsurf.com/enterprise でログインを続ける、と書いています(個人利用には関係しない書き方です)。

3-4 手順3:使い始める

  1. 短い動画が繰り返し流れる画面が出ます。公式は、ボタンなどの説明は書いていません。
  2. 「Recommended Plugins」へのリンクがあり、公式は、Devin Desktop をうまく使うためのもの、と説明しています(この記事では中身を読んでいません)。

手順4:最初に触っておく設定

公式の「Things to Try」と、Devin Local、ACP、各機能のページから、初期のうちに見つけておくと役立つ場所を、画面の順に並べます。

4-1 開始ページ

4-2 右下の「Devin - Settings」

  1. エディタの右下のステータスバーの「Devin - Settings」を押します。
  2. 小さなパネルが開き、「Plan Info」「Settings」「AI Shortcuts」のタブが並びます。
  3. 全部の設定は「Advanced Settings」から開きます。

4-3 コマンドパレット

  1. Mac は ⌘+⇧+P、Windows と Linux は Ctrl+Shift+P を押します。
  2. 「Devin」と打つと、Devin Desktop の機能が候補に出ます。

4-4 devin-desktop コマンドをあとから入れる

テーマの画面でオンにし損ねた場合は、FAQによると、コマンドパレットから「Shell Command: Install 'devin-desktop' command in PATH」を実行します。使い方は devin-desktop path/to/file か devin-desktop . です。古い surf と windsurf も ~/.codeium/windsurf/bin/ に残っていて、surf を devin-desktop の別名にすることもできる、とあります。

4-5 VS Code や Cursor の設定をあとから取り込む

最初の画面で取り込まなかった場合、コマンドパレットで VS Code か Cursor の取り込みのコマンドを選びます。公式のページは画面の画像で見せていて、コマンドの正確な文字列は書かれていませんでした(確認できていません)。

4-6 Devin Local を使えるようにする

公式の「Devin Local Agent」の手順です。

  1. コマンドパレットを開き、「Devin User Settings」を開く。
  2. 「Agents」タブを押す。
  3. 「Devin Local」をオンにする。
  4. Devin Desktop を再起動する。

公式は、新しいタブは、ほかのエージェントを選んでいなければ Devin Local で始まる、と書いています。エージェントを変えたいときは、新しい会話の右下にあるエージェントの選択を使います。Enterprise では、管理者が先に「Devin Local Agent」を設定の中で有効にする必要がある、とあります。

4-7 通知を出す

公式は、エージェントの終了や入力待ちを知らせる通知は、既定ではオフで、devin.agentNotifications の設定で有効にすると書いています。有効にすると、Devin Desktop がバックグラウンドのとき、セッションごとにOSの通知が1回出る(Devin Local と ACP エージェントが対象)、とあります。

4-8 エージェントに見せないファイルを決める(.devinignore)

  1. リポジトリの一番上に .devinignore というファイルを置きます。
  2. .gitignore と同じ書き方で、見せたくないパスを書きます(公式の例は vendor/、*.pem、.env.local)。
  3. .gitignore に書いたもの、node_modules、先頭がドットの名前は、ファイルがなくても対象外です。
  4. 書いたパスは、索引に入れられず、Devin はそのファイルを見ることも、編集することも、作ることもできない、と公式は書いています。

以前の .codeiumignore と .windsurfignore も読まれます。

手順5:Devin CLI を別に入れる(任意)

Devin CLI は、ターミナルで動くエージェントで、Devin Local と同じ仕組みを共有すると公式は書いています。Devin Desktop を使うだけなら、必須とは書かれていません。07の連携(ACP)で使うことがあるので、入れ方だけ載せます。

環境 公式のコマンドや手順(要点)
Mac / Linux / WSL 公式の案内は、curl で取得したスクリプトを bash に渡す1行のコマンド(cli.devin.ai のもの)です
Mac(Homebrew) brew install --cask devin-cli。あとの更新は brew upgrade --cask devin-cli
Windows x86_64 と ARM64 のインストーラーのダウンロード、または PowerShell でコマンドを実行する方法。公式は「Git Bash や CMD で実行しない」と注意している
Devin Desktop に同梱 Legacy Windsurf Enterprise と Devin Enterprise のプラン向け。管理者が「Install Devin CLI in Devin Desktop」を有効にしたあと、コマンドパレットで「Install Devin CLI」を実行する

動作の確かめ方

公式には、「ここまで進んだら成功」という専用のチェックページは、見つかりませんでした。次は、公式の説明から読み取れる確認点を並べたもの(この記事の整理)です。

見るところ 公式の説明にあるもの
アプリが起動し、開始ページが出る 開始ページの説明(エージェントの入力欄、Open project など)
ログインできている ログインの画面を通過している。ログアウト状態だと、セッションのタブにサインインの案内が出ると書かれている
自分のプランが見える 右下の「Devin - Settings」の「Plan Info」
ターミナルのコマンドが通る devin-desktop . でフォルダが開く
Devin Local が選べる 新しい会話の右下のエージェントの選択に Devin Local が出る
最初のひと仕事 入力欄にタスクを書いて送る(06)

つまずきと直し方

公式の「Common Devin Desktop Issues」と、FAQ、各機能のページに書かれている項目です。コマンドや権限の変更を伴うものは、原文を見てから実行してください。

症状 公式に書かれている対応
Pro にしたのに Free のまま 数分待つ。直らなければ、ウェブでログアウトし、IDEを再起動して入り直し、最新版か確かめる
Mac で「'Devin Desktop' is damaged and cannot be opened」 公式が挙げる順序は、(1)「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」で許可する、(2) アプリを /Applications に置いてそこから起動する、(3) チップ(Intel か Apple Silicon)に合う版か確かめる、(4) 公式のダウンロードページで取り直して入れ直す、(5) アプリと警告を閉じ、xattr のコマンドを実行する。5番目のコマンドの文字列は公式の原文で確認してください
Linux(tarball)で起動しない、起動直後に落ちる Electron のサンドボックスの権限を直す手順が書かれています(chrome-sandbox というファイルの所有者と権限を変える内容)。権限を変える操作なので、原文を見て実行してください。別の方法として devin-desktop --no-sandbox があるが、公式は「though we don't encourage this」と書いています
「Devin Desktop failed to start」 ~/.codeium/windsurf/cascade(Windowsは C:\Users\<名前>\.codeium\windsurf\cascade)のフォルダを消して再起動する。会話の履歴とローカルの設定も消える、と公式が書いている
Windows で更新が止まる ユーザー単位のインストールを管理者として起動していると自動更新が効かない。通常の権限で起動し直す
エージェントが固まったように見える(ターミナル) 既定のターミナルのプロファイルを設定する(公式の例は settings.json の terminal.integrated.defaultProfile.osx などの3行)。zsh のテーマが重い場合は、~/.zshrc のテーマの行を一時的にコメントアウトする、とある
ログやエラーをサポートに送りたい コマンドパレットで「Download Devin Logs」を検索し「Download Devin Logs File」を選ぶ。または、Cascade のパネルの右上の三点から「Download Diagnostics」。ログの置き場所は、公式で確認できていません
会社のネットワークで入れない、更新できない 下の「ネットワークの許可リスト」を確認する
Python の色分けや補完が壊れている 「Windsurf Pyright」という拡張機能を入れる(検索欄に @id:codeium.windsurfPyright)
利用の上限のエラー 公式は「少し待って再度試す」と書いている

ネットワークの許可リスト(会社の回線、VPN、プロキシがあるとき)

公式のFAQとトラブル対応のページに書かれている、通信を許可する先です。

たとえ話:引っ越した店の、看板と入口

店が引っ越して、看板の名前が変わったと考えてください。中の店主と道具はほぼそのままです。ただし、表の看板(アプリ名「Devin」)は新しくなり、勝手口の表札(Linux のリポジトリのURLや旧コマンド)には古い名前が残っています。旧い入口はしばらく使えますが、新しい入口を覚えたほうが迷いません。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

気をつけること

出典