3行でいうと

  • 「Windsurf」と「Devin Desktop」は、公式の説明では同じ製品の旧名と新名です。公式は、変わったのは名前とブランドで、プランと価格は変わらないと書いています。ガイド名は windsurf のままですが、中身は今の公式名の Devin Desktop です。
  • 入手できるのは、Mac、Windows、Linuxです。公式のインストール案内に最低条件が書かれています(Windows 10以降など)。最初の起動で Devin アカウントに入り、無料で登録できると書かれています。
  • 料金ページには、Free(0ドル)の個人プランがあります。公式は、軽い利用枠、限られたモデル、インライン編集とTab補完は無制限、と書いています。
  • 提供元は、公式のブログによると Cognition が Windsurf を買収する契約を2025年7月14日に発表しています。AIの学習への利用は、公式のセキュリティのページでは「既定で使われうる。有料プランは設定で止められる」という書き方です(くわしくは04)。
  • 公式の資料には、名前が混ざりやすい点があります。Cascade という以前のエージェントは変更履歴で「削除された」と書かれる一方、古い説明ページは残っています。画面の表記は、手元の版で確かめてください。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。2026年10月25日に、Cascade の扱いに関わる公式のページ(変更履歴、リリース一覧、FAQ、公式ブログ、インストール案内、ダウンロード、料金、モデル、Welcome、Windsurf Plugins、Cascade 向けのMCPのページ)を読み直して、直しました。読み直していないページは、出典に10月23日の確認日のまま残しています。メニュー名や機能名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない部分や、ページ同士で食い違う部分は、そう書きました。

先に結論

前提:用語をそろえる

このガイドが扱う製品はどれか

「Windsurf」で検索すると、同じ名前のものが複数出ます。公式の資料で確かめた範囲で、候補を分けます。

候補 公式の説明(読んだ範囲) このガイドで扱うか
Devin Desktop(旧 Windsurf のAIコードエディタ) 公式FAQは「Devin Desktop is the new name for Windsurf.」と書いています。Agent Command Center と IDE を合わせたものと説明されています 扱う
Windsurf Plugins(JetBrains向けのプラグイン) 公式のドキュメントは、JetBrains IDEにAI支援を入れるものと説明し、保守モードで、Cascade は廃止されつつあると書いています 入口の一つとして触れるだけ
windsurf.co.uk(検索結果に出た別のサイト) 公式の資料ではなく、内容は読んでいません 扱わない

選んだ理由は、公式サイト windsurf.com が devin.ai/desktop に転送され、そのページと公式のFAQが同じ製品として説明しているためです。windsurf.com/security は公式のセキュリティのページへ、windsurf.com/privacy-policy は Cognition のプライバシーポリシーへ、それぞれ転送されました(転送先は公式サーバーが返したものです)。

名前と提供元の変遷:公式に書かれていること

公式の記載だけを、日付の古い順に並べます。

日付 書かれていること どこに書かれているか
2025年7月14日 Cognition が「Windsurf, the agentic IDE」を買収する確定的な契約に署名した。対象は、知的財産(商標とブランドを含む)、製品、事業、人 Cognition の公式ブログ「Cognition's acquisition of Windsurf」
2026年3月 利用の仕組みが、クレジット制から「日次と週次の枠」の制度に変わった 公式ドキュメントの「Quota-Based Usage」
2026年4月15日 版 2.0.44「Windsurf 2.0」。エディタの中でクラウドのDevinが使えるようになった 公式の変更履歴とリリース一覧
2026年6月2日 「Windsurf is now Devin Desktop」。版 3.0.12 公式ブログ、FAQ、変更履歴
2026年7月1日まで 以前の Cascade は、段階的な移行のために使える、と公式ブログに書かれている。FAQは「7月中は使える」と書いている 公式ブログ、FAQ
2026年7月29日 版 3.6.22。「Cascade Migration Wizard」(Cascade からの移行を案内するもの)が加わった、と変更履歴に書かれている 公式の変更履歴
2026年9月8日 版 3.9.19「Cascade has been removed.」。Devin Local が唯一のエージェントになった、と変更履歴に書かれている。会話を移す案内として「Continue in Devin Local」が出る、とも書かれている 公式の変更履歴
2026年9月10日 版 3.10.23。以前の Cascade の入口の一部(新しいエージェントを作る選択肢や注釈など)が削除された、と変更履歴に書かれている 公式の変更履歴
2026年10月24日 リリース一覧と変更履歴のどちらも、最新は 3.11.216(10月23日の 3.11.212、10月12日の 3.10.67 も載っている)。2026-10-25に読み直して、2つのページが揃っていることを確認した 公式のリリース一覧、変更履歴

買収の公式ブログは、近い将来はWindsurfのチームが今までどおり動く、数か月かけて機能と知的財産を自社製品に統合していく、と書いています。顧客の価格や既存の契約については、読んだ範囲では書かれていませんでした。

公式ブログは、名前を変えた理由をはっきりとは書いていません。新しい製品の説明として、WindsurfとDevinを使う人を1つの場所に置くこと、ローカルとクラウドのエージェントを1つの画面で管理すること、が書かれています(これを理由と読むのは僕らの見立てです)。

どこで使えるか:入手と動作条件

公式のインストール案内(Install Devin Desktop)に書かれている内容です(確認日 2026年10月23日)。

環境 最低条件・入手方法(公式の記載)
Mac OS X Yosemite 以降(インストール案内の記載)。ダウンロードのページでは「Apple のセキュリティ更新があるmacOS」とあり、macOS 10.15 は対象外と書かれている。2つの公式ページで書き方が違う
Windows Windows 10 以降(インストール案内)。ダウンロードのページは「Windows 10(64ビット)」で、x64 と arm64 を用意している
Linux(tar) glibc 2.28以降、glibcxx 3.4.25以降。tarball は自動更新されない
Linux(deb) Ubuntu 20.04以降、Debian 10以降。apt でパッケージ devin-desktop を入れる
Linux(rpm) Fedora 36以降、CentOS 8以降、RHEL 8以降。dnf で devin-desktop を入れる

最初の起動:アカウントと初期設定

公式の「Welcome to Devin Desktop」に書かれた流れです。

  1. テーマを選ぶ。 ターミナルから開く devin-desktop コマンドを入れる選択肢があります。「Import Settings」を開くと、キー割り当ての取り込みを選べます。
  2. ログインか登録。 Devin アカウントで入ります。アカウントがなければ無料で登録できる、と書かれています。ログインに失敗したときは、Devin の API キーを手で入れる方法がある、とあります。
  3. 使い始める。 最後の画面でエージェントの紹介と、おすすめのプラグインのページへのリンクが出ます。

あとから、VS Code や Cursor の設定を取り込むこともできます。コマンドパレット(Macは ⌘+⇧+P、WindowsとLinuxは Ctrl+Shift+P)から、それぞれの取り込みコマンドを選ぶ、と書かれています。

すでに Windsurf を使っている人向けには、FAQに次のことが書かれています。

無料でどこまでか

公式の料金ページ(devin.ai/pricing、確認日 2026年10月23日)の表示です。

プラン 表示 公式の説明(読んだ範囲)
Free 0ドル エージェントを使うための軽い利用枠、限られたモデル、インライン編集は無制限、Tab補完は無制限
Pro 月20ドル(POPULAR) Freeの内容に加えて、枠の増加、すべてのモデル、クラウドのエージェント(Devin Cloud)、追加利用の購入

プランの金額、枠の仕組み、解約は04で扱います。

データはどこに保存されるか

公式の資料から読み取れる、置き場所の整理です。ここで言うのは「どのファイルがどこにあるか」で、サーバー側の保存の細かい仕組みは、読んだ範囲では書かれていませんでした。

種類 置き場所(公式の記載) 備考
アプリの利用者ごとのデータ Macは ~/Library/Application Support/Devin/、Windowsは %APPDATA%\Devin\、Linuxは ~/.config/Devin/ 以前の Windsurf の場所は読み取り専用になる
拡張機能 ~/.devin/extensions/ 以前の ~/.windsurf/extensions/ は読み取り専用
設定、MCPの設定、全体のワークフローなど ~/.codeium/ の下 今回の版では場所は変わらない、と書かれている
プロジェクトのルール、ワークフロー、スキル プロジェクトの .devin/ の下(以前の .windsurf/ も読まれる) リポジトリに入れて共有できる
無視するファイルの指定 .devinignore(以前の .codeiumignore と .windsurfignore も読まれる) エージェントに見せないパスを書く

最初に決めること:4つ

  1. どの入口で使うか。 デスクトップ版(Devin Desktop)か、JetBrains向けのプラグインか。プラグインは保守モードなので、新しく始めるなら前者から見る、というのが僕らの見立てです。公式の推奨は、JetBrainsではACP経由でDevinを使うことです。
  2. 無料から始めるか、有料にするか。 Freeは軽い枠で、モデルも限られます。金額と枠は04で見てください。
  3. 学習への利用を許すか。 設定の場所は「Data Controls」です。最初のログイン後に確認したい項目です。
  4. 以前の Windsurf の設定を取り込むか。 「Migrate from Windsurf」か「Start fresh」の二択です。

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること

  1. 公式の devin.ai/desktop で、自分のOSのダウンロードを見る。
  2. 最初に、Free で使うか、Pro にするかを決める(金額は devin.ai/pricing で見る)。
  3. ログインしたら、Data Controls の設定を開いて、学習への利用の状態を確かめる。
  4. 以前の Windsurf を使っていたなら、最初の起動で Migrate か Start fresh かを選ぶ。

気をつけること

出典