3行でいうと
- 文字起こしの履歴(音声、文字、AIの結果)は、端末の中に保存される、と公式にあります。Macの標準の保存先は
~/superwhisperで、「Keep recordings for」で自動削除の期間を決められます(標準は「Forever」)。 - 同期は「Filesync」(公式の資料ではMacの機能として説明。Windowsにはまだない)が、モードと設定を、公式のサーバーを通して同期します。文字起こしと音声は端末の中にあり、公式のサーバーにはない、とも書かれています。
- 価格は、公式の料金の説明で、月払い$8.49、年払い$84.99、買い切り$249.99(米ドル、2026年10月23日に確認)です。購入から30日以内なら、公式サイトでの購入は自分で返金を申請できます。
- 解約(課金を止める)とアカウント削除は別です。アカウント削除は、メールで依頼し、30日以内に完了する、と書かれています。端末の中のデータは、アカウント削除では消えません。
- Superwhisper自身のサーバーには、文字起こしも音声も保存しない、と公式のセキュリティのページにあります。ただし、あなたが送る「問題の報告」や、使用状況のメタデータは別、とプライバシーポリシーに書かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。金額は公式の表記のとおりで、変わることがあります。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。
先に結論
- 保存の基本は「端末の中」。 履歴も、モードも、語彙も、端末のフォルダにあります。サーバーに預ける設計ではない、と公式が説明しています。
- やめるときは3つを分けて考える。 課金を止める(解約)、アカウントを消す(メールで依頼)、端末のデータを消す(履歴の削除、またはフォルダの削除)。
- バックアップは、フォルダをコピーする方法が公式に書かれている。 モード、語彙、置き換え、履歴のフォルダを、別の場所にコピーします。
- 書き出しは、アプリの画面にはなく、CLIの
export(Mac)が公式に書かれている。
前提:用語をそろえる
- 履歴(History):文字起こしの記録。音声、文字、AIの結果が入っています。会議(Meetings)は別のタブです。
- Keep recordings for:録音ファイルを何日残すかの設定。古いものは自動で消えます。
- Filesync:同じライセンスのインストールの間で、モードや設定を同期する機能(公式の資料ではMacの機能として説明されている)。
- App folder location:Superwhisperのデータのフォルダの場所。
- 解約(Cancel):課金を止めること。アカウントは残ります。
- アカウント削除:メールの依頼で、アカウントに紐づく情報を消すこと。
- BAA、DPA:医療情報の扱いの契約(BAA)と、データ処理の契約(DPA)。公式が署名の入口を用意しています。
保存場所と同期
| 入口 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| Mac | データのフォルダは標準で ~/superwhisper(古いインストールでは ~/Documents/superwhisper)。中は、models(追加したモデルの設定)、modes、settings(語彙と置き換え)、recordings(履歴)。場所は「Settings → Configuration → Advanced settings → App folder location」で変えられるが、ディクテーション中に使うので、端末内で使える場所にする必要がある |
| Windows | %LOCALAPPDATA%\com.superwhisper.app。録音は recordings のサブフォルダ。場所は変えられない(まだ) |
| iPhone | 履歴はアプリの中。モードと語彙は端末ごとで、同期されない(クラウド同期は予定)。過去の録音は、Spotlightを使うかSiriに頼んで探せる、と書かれている |
| Android | 履歴はアプリのHistory。モードと語彙は端末ごとで、同期されない(クラウド同期は予定)。録音を残す期間を設定できる |
- 履歴の中身:公式の「History」は、ディクテーションごとに、音声、文字起こし、AIの結果が保存される、と書いています。検索の欄は、元の文字起こしだけを探し、AI処理後の結果は探さない、とあります。
- 自動削除:「Settings → Configuration」の「Keep recordings for」で、Forever(標準)、1日、1週間、2週間、1か月、6か月、1年から選びます。会議の録音も対象です。短い期間にすると、既存の録音を消す前に警告が出ます。Enterpriseでは、組織が固定できます。
- Filesync(Mac):公式の説明は2か所にあります。詳細設定のページでは、同じライセンスのすべてのインストールの間で、設定ファイルを同期する、とあります。セキュリティのページには、モード、語彙、設定は、Filesyncをオンにしない限り端末の中にとどまり、オンにすると設定が公式のサーバーを通って同期される、と書かれています。文字起こしと音声は端末の中にあり、公式のサーバーにはない、とも書かれています。Windowsには、まだありません。
- 公式のバックアップの手順(Backing up settings):フォルダ全体、または必要なフォルダだけをコピーします。履歴を残したくなければ
recordingsを省きます。別のパソコンへ移すには、コピーしたフォルダを新しい端末のSuperwhisperのフォルダに入れ、アプリを再起動します。このページはFilesyncに触れていませんでした。
データの流れと、残るもの
03までに書いた流れを、保存の観点でまとめます。
- ローカルの声のモデルとローカルの言語モデル:音声も文字も端末の外へ出ない、と公式にあります。
- クラウドのモデル:結果を返すために処理され、提供元は保持しない、学習にも使わない、と公式にあります。第三者のAIは、その提供元の契約の範囲です。
- Superwhisper自身のサーバーに残るもの(セキュリティのページ):アカウントのメールアドレス、請求の記録(税法のため、個人を特定しない形で保管)、Filesyncを使った場合の同期された設定。
- プライバシーポリシー(2026年10月8日更新と表示)が挙げる保持期間:
| 項目 | 公式のポリシーに書かれている期間 |
|---|---|
| 端末の中の録音と履歴 | 自分で消すか、自分で決めた期間で自動削除(標準は削除しない) |
| サーバーのログ | 30日 |
| クラッシュ・エラーの報告 | 最大90日(Macでは標準でオフ) |
| 使用状況のメタデータ | 最大3か月 |
| 問題の報告(自分で送った場合) | 90日 |
| 共有した会議の要約 | 30日 |
| ダウンロードのトークンとハッシュ化したIP | 最大30日 |
| 製品の分析(Cloudflare Analytics Engine) | 約90日(日ごとの集計の書き出しは、より長く残る) | | 不正利用の防止の記録 | 30日 | | アカウントと購入の記録 | アカウントが有効な間、その後は税務・会計・法律の必要に応じて |
- アプリ内の追跡:デスクトップとモバイルのアプリは、クッキーや広告のトラッカーを使わない、と書かれています。公式サイトは使う、とあります。
- 学習への利用:ポリシーは、データをAIの学習に使わない、この約束は事前の通知なしに変えない、という趣旨を書いています。
企業向けの管理(Enterprise)
- 管理者は、クラウドのAIモデルの許可(既定はオン)、システム音声の録音の許可、話者分離の許可、会議の共有(組織のサインイン必須、公開リンク可、共有なしの3つ)、録音の保持期間(1日〜1年、または制限なし)を、組織として決められます。変更は、メンバーが次にアプリを起動したときに反映されます。
- 利用統計は任意で、既定ではオフです。オンにすると、日ごとの回数、使ったモード、選んだモデル、録音の長さ、アプリのバージョンなどが、メールアドレスに紐づいて集まります。音声、文字、語彙、モードの内容、キー入力、画面は集めない、と書かれています。
- 公式は、SAML 2.0、SCIM、MDMでの一括導入、DPA、BAAを用意しています。どれも、このガイドの対象(個人の使い方)の外なので、詳細は公式のEnterpriseのページを見てください。
監査と準拠(公式の表記)
- Trust Center(trust.superwhisper.com)には、認証、方針、セキュリティの質問票、サブプロセッサーの一覧がある、と書かれています。SOC 2のレポートは、NDAのもとで、Trust Centerから請求できる、とあります。
- 医療情報(PHI)の扱いは、ローカルだけなら、Superwhisperとの契約は不要、Superwhisperのクラウドモデルなら、BAAが必要、自分のAPIキーなら、提供元とBAAを結ぶ、と書かれています。
- 公式サイトのトップの説明文には「SOC 2 Type II certified, HIPAA compliant」とあります。Complianceのページには、同じ書き方は読んだ範囲で見つかりませんでした。どう使えるかは、Trust Centerや契約書で確認してください。
- この内容は、法律の助言ではありません。公式のページ自体も、準拠は使い方や契約や組織の方針による、と書いています。
プランと価格(公式の料金の説明、確認日2026-10-23)
| プラン | 公式に書かれている金額(米ドル。公式サイトでの購入の表示) | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | ローカルのWhisperモデルは無制限。語彙と置き換え。AI処理なしのモードは2つまで |
| Pro 月払い | $8.49/月 | Freeの内容に加え、クラウドの声のモデル、追加のローカルモデル、ファイルの文字起こし、AI処理、文脈の取り込み、リアルタイム、システム音声の録音、話者分離、Meetings(macOS)、自分のAPIキー、優先サポート |
| Pro 年払い | $84.99/年(約17%お得と表示) | 同じ内容 |
| Pro 買い切り(Lifetime) | $249.99(1回) | 同じ内容 |
| Enterprise | 料金は載っていない(公式のEnterpriseのページを参照) | 席数での契約、SAML、SCIM、MDM、組織の管理 |
- 「すべてのプランで機能は同じで、請求の形だけが違う」と、料金の説明にあります。
- 新規ユーザーには、すべてのPro機能(Meetingsを含む)を「3000語」まで試せる体験があります。使い切ると、データは消えずにFreeに戻ります。
- 学生、教員、非営利団体は、定価の40%引きです。メールで、所属のアドレスから、証明を添えて、購入前に依頼します。公式サイトでの購入にだけ有効で、App Storeには使えません。
- 1つのProライセンスで、MacとWindowsは台数の制限なし、iPhoneとAndroidでも使えます。ライセンスキーは購入後にメールで届き、端末ごとに1回入力します。
- 公式サイトのトップに、単位のない「Pro $849」と出る件は、01に書いたとおり確かめきれていません。月払い$8.49、年払い$84.99、買い切り$249.99は、料金の説明のページの表示です。
- 日本円の表示は、読んだ範囲では見つかりませんでした。App Storeの購入は、料金の説明に「Higher price due to Apple's fees(Appleの手数料のため高め)」とあり、上の金額とは違います。App StoreとGoogle Playの具体的な金額は、読んだ範囲では確認できていません。Setapp経由の購入も、プライバシーポリシーに名前だけ出てきますが、内容は読めていません。
やめるとき
1. 課金を止める(解約) - 公式サイトでの購入:superwhisper.com/billing にサインインし「Cancel subscription」を選びます。Proは、いまの請求期間の終わりまで続き、そのあとFreeになります。カスタムモード、語彙、履歴は端末に残り、再び購読すると戻る、と書かれています。 - App Storeでの購入:Appleの側で解約します(iPhoneのApp Store、プロフィール、Subscriptions、Superwhisper)。公式の請求の画面では変えられません。 - Google Playでの購入:Googleの側で解約します(Play Store、プロフィール、Payments & subscriptions、Subscriptions、Superwhisper)。 - 買い切り(Lifetime)については、公式の「Manage Your Subscription」が、解約の別の手順は書かれておらず、初回購入から30日の返金が文書化された道筋だ、と読める書き方をしています。30日を過ぎたあとの扱いは、返金方針に「返金されない」とあります。
2. 返金 - 初回の購入から30日以内(月払い、年払い、買い切りとも)。公式サイトでの購入は、返金申請のフォームに購入のメールアドレスを入れ、届いたメールのリンクで確認すると、条件を満たせば自動で返金されます。反映までの日数は、返金方針のページでは「支払い方法の提供元によって異なる」と書かれています。「Manage Your Subscription」には、返金の金額は5〜10日以内に明細に出る、とあります。 - 更新の請求は、単独では返金されません。更新を望まないなら、更新の前に解約する、と書かれています。 - App StoreとGoogle Playの購入は、AppleやGoogleに依頼します。 - 利用規約の違反でライセンスが止められた場合は、払った料金は返金されない、とあります。ただし、現地の法律が返金を求める場合は例外、と書かれています。例として、バックエンドのサービスの自動・一括の利用が挙がっています。 - 返金の方針は、いつでも変更でき、掲載された時点で有効になる、と書かれています。
3. プランの切り替え - 月払いと年払いは、請求の画面でいつでも切り替えられます。 - 買い切りへの切り替えは、買い切りの購入のあとに、同じアドレスからサポートにメールすると、既存の購読の未使用分が返金されます。
4. アカウントを削除する - 登録のアドレスから support@superwhisper.com に、件名「Delete my account」でメールします。受け取りの確認があり、30日以内に完了して、返信が来る、と書かれています。 - 消えるもの:メールアドレス(個人を特定できないよう変換)、Filesyncの設定(依頼に書くこと)。残るもの:請求の記録(税法のため、個人を特定しない形)。 - 端末の中のデータ(文字起こし、録音、モード、語彙、設定)は、アカウント削除では消えません。 - 購読中にアカウントを削除するとどうなるかは、公式のページには書かれていませんでした。先にサポートに確認するよう、公式が案内しています。 - 個人情報の開示や訂正などの依頼は、privacy@superwhisper.com です。
5. 端末のデータとアプリを消す
- 履歴は、Historyで右クリックして「Delete」、複数なら Shift で選んで「Delete」、またはFinderで直接消せます。
- Macの完全な削除:メニューバーのアイコンから終了し、Applicationsのアプリを削除し、必要なら ~/superwhisper(または自分で変えた場所)を削除します。Windowsは、Settings → Apps でアンインストールし、必要なら %LOCALAPPDATA%\com.superwhisper.app を削除します。
- アプリだけを削除しても、データのフォルダは残ります(再インストールで戻せる)。フォルダの削除は元に戻せません。
6. 自分のデータを持ち出す
- バックアップ:フォルダのコピー(上に書いた手順)。
- 書き出し:CLIの export(Mac、jsonlまたはmarkdown)。アプリの画面には、書き出しの機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
安全に使うための手順(見立て)
ここからは僕らの見立てで、公式の推奨ではありません。
- 使い始める前に、モードのモデル(声と整形)が、ローカルかクラウドかを確かめる。
- 機微な内容は、整形なしのVoice to Textか、ローカルの組み合わせにする。 公式の「Sensitive Data Best Practices」にも、用途別の組み合わせの表があります。
- 保存期間を決める。 標準は「Forever」です。「Keep recordings for」を短くするのも手です。
- バックアップは、履歴を含めるか含めないかを決めてから。 履歴には音声が入っています。
- やめるときは、解約、アカウント削除、端末のデータ削除の順に、それぞれ別の手続きとして確かめる。
- 会議を録音するときは、参加者や組織の決まりを先に確かめる。 公式の資料には、同意についての記述が読んだ範囲では見つかっていません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のページを要約の形で読んだ範囲です。
- 公式の資料同士で、書き方が食い違う所があります。たとえば、セキュリティのページの「文字起こしも音声も保存しない」と、ポリシーの「問題の報告」「使用状況のメタデータ」。また、会議(Meetings)がFreeに含まれるかどうか(会議の紹介ページと料金の説明で書き方が違う)。
- 買い切りの解約、App StoreとGoogle Playの価格、Trust Centerの中身、処理される国は、読んだ範囲では確認できていません。
- 返金・解約・アカウント削除の扱いは、変わることがあります。手続きの前に、公式のページとサポートで確かめてください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Plans & Pricing(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Manage Your Subscription(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Activate Your License(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Refund Policy(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Account & Data Deletion(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Security(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Sensitive Data Best Practices(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Compliance & Trust(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- History(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Backing up settings(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Advanced settings(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Essential settings(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Superwhisper on Windows(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Superwhisper on iOS(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Superwhisper on Android(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Logs, clean uninstall, and reporting bugs(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- CLI and MCP server(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Enterprise Configuration & Models(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Usage Analytics(Superwhisper、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Superwhisper、2026年10月8日更新と表示、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service(Superwhisper、2026年6月更新と表示、確認日 2026-10-23)
- Superwhisper トップページ(Superwhisper、確認日 2026-10-23)