3行でいうと
- Macは「macOS 14以降」。superwhisper.com からダウンロードして、Applicationsフォルダに入れて起動します。初回に「Microphone」「Accessibility」を許可し、会議用に「System audio」は任意です。
- 最初に作るモードは「Message」。声のモデルと整形のモデルを、クラウド(S1-Voice+S1-Language)にするか、ローカル(Cohere Transcribe+S1-mini)にするかを選びます。ローカルは初回にダウンロードがあり、Cohere Transcribeは1.3GBと公式にあります。
- Macの既定のショートカットは、押し続けて話す「Right ⌘」と、録音の開始と停止を切り替える「⌥ Space」。モードの切り替えは「⌥ ⇧ K」です。
- Windowsは、インストーラを実行するとシステムトレイにアイコンが出ます。既定のショートカットは、読んだ公式ページには書かれていませんでした。iPhoneはキーボードとして追加し、AndroidはAndroid用の浮かぶ「バブル」を有効にして使います。
- うまくいかないときの確認の順番は、公式の「困ったとき」のページに症状別に載っています。この記事の最後の表に、その要点を並べました。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・ボタン名・設定名は公式の表記を写しています。画面の表記は版によって変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。ここに並べる手順は、公式の手順を順に並べたものです。この記事で組んだ案は、そのつど「この記事の案」と分けて書きます。
先に結論
- 導入の流れは、4つの入口で共通している。 入れる → 許可(マイクなど)を出す → 最初のモードとモデルを決める → ショートカットで話して確かめる、の順です。
- 一番最初に決めるのは「声のモデル」と「整形のモデル」をクラウドにするかローカルにするか。 公式の「Choose a model」では、クラウドは設定が不要でどんなパソコンでも動く、ローカルは端末に音声が残り、初回のダウンロードがある、と対比されています。公式はクラウドの組み合わせに「start here」と添えています。
- Macで文字が入らないときの最初の疑い先は、Accessibilityの許可。 公式の「文字が貼り付けられない」ページの手順にも出てきます。
- WindowsとMacで、使える機能に違いがある。 会議(Meetings)、コーディングエージェント連携、CLI、Filesyncなどは、Windowsにはまだない、と公式にあります(06、07で扱います)。
- モードと語彙は、iPhoneとAndroidでは端末ごとの保存。 Macやパソコンのものは同期されません。公式は「クラウド同期は予定」と書いています。
前提:用語をそろえる
- ディクテーション:話した内容を文字にして、入力欄に入れること。
- 声のモデル(Voice Model):音声を文字にするモデル。クラウド型とローカル型があります。
- 言語モデル(Language Model):文字になった文章を整えるAI。整形をしないモードでは使いません。
- モード(Mode):声のモデルと、必要なら整形のAIを組み合わせた「使い方の型」。
- Accessibility(アクセシビリティ)の許可:Macで、アプリが他のアプリの入力欄に文字を入れるために必要な権限。公式は「insert your dictation into apps」のためと書いています。
- ローカルモデル/クラウドモデル:ローカルは端末の中で動く。クラウドはインターネット経由で動く。
- Pro:有料プラン。料金や無料の範囲は01を参照してください。
たとえ話:「机の上のマイク付き速記者」
Superwhisperを入れるのは、机に速記者を座らせるようなものです。最初に「あなたの声を聞いてよい」(マイクの許可)と「あなたの代わりに紙に書き込んでよい」(Accessibilityの許可)を伝え、次に「どの速記者に頼むか」(声のモデル)と「清書の担当を付けるか」(言語モデル)を決めます。手を挙げる合図(ショートカット)を決めたら、準備は完了です。
手順A:Macに入れて最初の設定をする
公式の「Quickstart」と関連ページを順に並べたものです。
A-1. 入手とインストール
- ブラウザで superwhisper.com を開き、Superwhisperをダウンロードします。必要環境は「macOS 14 or later」です。
- ダウンロードしたファイルを開きます。
- Superwhisperを「Applications」フォルダにドラッグします。
- アプリを起動します。
期待される結果:初回起動の許可の画面が出ます(次の A-2)。
A-2. 権限を出す
公式は、初回の起動時に次の許可が求められ、それぞれ「Allow」を押す、と書いています。
| 許可の名前 | 公式が書く目的 |
|---|---|
| Microphone | 声を録音する |
| Accessibility | ディクテーションをアプリに入れる |
| System audio(任意) | 会議(Meetings)で通話を録音する |
許可を飛ばした場合は、あとで「System Settings → Privacy & Security → Microphone / Accessibility / Screen & System Audio Recording」で出せる、と公式にあります。
A-3. サインインと最初の画面
- 会社がSuperwhisperを提供している場合は、先に勤務先のメールアドレスでEnterpriseライセンスを有効にします(公式の「Activate Your Enterprise License」のページに手順があります。この記事では扱いません)。
- オンボーディング(最初の案内)で、マイクの確認をします。公式は「test your microphone」と書いています。
- 次に、ショートカットを選びます。
- セットアップが終わると、最初のモードとして、クラウドのモデルを使う「Message」モードが作られます、と公式にあります。
期待される結果:セットアップの最後に「練習用のメッセージ」を話す画面があり、話した言葉がカーソルの位置に入ります、と公式にあります。
A-4. モデルを選んで、最初のモードを作る(または確かめる)
公式の「Choose a model and create your first mode」の手順です。
- Superwhisperの設定を開き、サイドバーの「Modes」をクリックします。
- 「Create mode」(右上のきらめきのボタン)をクリックします。「Preset」で「Message」を選びます。モードの名前をクリックすると、名前を変えられます。
- モデルを次のどちらかにします。
- クラウド(公式が「start here」と添える組み合わせ):「S1-Voice」(文字起こし)と「S1-Language」(整形)の既定のまま。ダウンロードは要りません。
- ローカル:「Voice Model」を「Cohere Transcribe」、「Language Model」を「S1-mini」にします。どちらも端末の中で動きます。初回の利用でダウンロードされ、Cohere Transcribeは1.3GBです。
- 入力欄をクリックして「⌥ Space」(Option+Space)を押し、話します。使われるのは、有効なモードです。モードの一覧では、有効なモードに緑の点が付きます。「⌥ ⇧ K」(Option+Shift+K)で、モードを切り替えられます。
モデルの閲覧、ダウンロード、削除は「Settings → Models library」で行う、と公式にあります。
日本語で使う場合の注意:S1-miniは英語のみで、MessageモードとMailモードだけで動く、と公式の言語モデルのページにあります。日本語の整形をローカルで行いたい場合の可否は、公式の資料では確認できていません(01を参照)。
A-5. ショートカットを決める
公式の「Quickstart」と「Essential settings」にある内容です。
| 名前(公式の表記) | 既定 | 動き |
|---|---|---|
| Right ⌘ | Right ⌘ | 押し続けて話し、離すと終わる(押している間だけ録音)。「Change shortcut」で変えられる |
| 「Toggle Recording」 | ⌥ Space | 録音の開始と停止を切り替える |
| 「Push to Talk」 | 読んだ範囲では既定が見つからなかった | 押している間だけ録音。素早く1回押すと切り替えとして働く |
| 「Cancel Recording」 | 読んだ範囲では既定が見つからなかった | 文字起こしせずに録音を捨てる。短い録音は即座に、長い録音は確認が出る |
| 「Change mode」 | ⌥ ⇧ K | 押し続けてモード切り替えを開き、キーを何度か押すか矢印で選ぶ。録音の前でも途中でもよい |
| 「Mouse shortcut」 | 読んだ範囲では既定が見つからなかった | 素早いクリックで切り替え、押し続けるとpush-to-talk。押し続けを検知できないマウスもある |
- ページ同士の違い:「Quickstart」はRight ⌘を既定に挙げ、「Essential settings」の一覧には載っていません。「Change shortcut」の出どころは未確認です。
- ショートカットの設定場所は「Settings → Configuration」です。
- グローバルのショートカットは、有効なモードで録音を始めます。モードごとにも「Keyboard shortcut」を設定できます。ショートカットで違うモードが動くときは、両方を確かめます、と公式にあります。
- 録音の終わり方:長押しで始めたときは離す、切り替えで始めたときは同じキーを押す。録音ウィンドウの「Stop」を押す方法もあります。やめたいときは「esc」か「Cancel」で、30秒未満の録音は確認なしで捨てられます(公式の録音ウィンドウのページ)。
A-6. 話して、動作を確かめる
- テキストの入力欄(メモ、メッセージの欄など)をクリックします。
- 録音を始めます(「Right ⌘」を押し続ける、または「⌥ Space」を押す)。
- 録音ウィンドウの波形が、声に合わせて動くことを確かめます(公式は、セットアップ中に「waveform moves when you speak」を確かめるよう書いています)。
- 話し終わって、離す(または同じキーを押す)。
- 文字がカーソルの位置に入ることを確かめます。
メニューバーのアイコンの点の色も、状態の手がかりです。黄は起動中かモデルの読み込み中、赤は録音中、青は処理中、緑は処理が終わった直後(数秒で通常に戻る)、と公式にあります。
入らないときは、この記事の最後の「つまずき表」を見てください。
A-7. 設定を開く方法と、最初に見ておく設定
設定を開く方法(公式の「Essential settings」):
- メニューバーのSuperwhisperのアイコンをクリックして「Settings」。
- 小さな録音ウィンドウを右クリックして「Open Settings」。
- アプリがアクティブなときに「⌘ ,」(ただし、詳細設定の「Show in Dock」が必要)。
- ディープリンク
superwhisper://settings。
主な設定(公式の表記):
| 場所 | 設定 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Settings → Sound | 「Sound effects」 | 録音の開始と停止の音。「Simple」「Classic」「Off」と、「Volume」 |
| Settings → Sound | 「Sound while recording」 | 録音中の他の音の扱い。既定は「Pause」。ほかに「Keep Playing」「Mute」「Lower」「Muffle」。モードごとに上書きできる |
| Settings → Sound | 「Automatically increase microphone volume」 | 録音の開始時に、マイクの入力を最大にする。システムの既定のデバイスだけで働く |
| Settings → Configuration | 「Keep recordings for」 | 古い録音の自動削除。「Forever」(既定)、「1 day」、「1 week」、「2 weeks」、「1 month」、「6 months」、「1 year」 |
- 「Muffle」は、macOS 14.2以降と、システム音声の録音の許可が必要です。許可がないときは「Lower」に切り替わります、と公式にあります。
- マイクの選択は、Home、Configuration、Soundのページの右上のマイクのボタンから行います。既定は「Use system default」で、macOSの設定に従います。メニューバーのアイコンからも切り替えられます。
A-8. 詳細設定:文字を入れる方法など
「Settings → Configuration」の下の「Advanced settings」で開きます(公式の「Advanced settings」)。
| 区分 | 設定 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Application | 「Show in Dock」 | Dockに出すか |
| Application | 「Start Recording on Menubar Click」 | メニューバーのアイコンの左クリックで録音の開始と停止。右クリックで通常のメニュー |
| Application | 「Close after transcription」 | 既定はオン。オンだと、貼り付けを検知できなくても、毎回録音ウィンドウが閉じる |
| App Folder Location | 「Folder location」 | 既定は ~/superwhisper。履歴、自分のモード、語彙、置き換えが入る。「Change folder」で移せる |
| App Folder Location | 「Filesync」 | 同じライセンスのインストール間で設定ファイルを同期する |
| Text Input | 「Paste result text」 | 結果をカーソルに貼る。オフでも結果はクリップボードに入る |
| Text Input | 「Hold shift to auto-send after paste」 | 終わりにShiftを押していると、Returnを押したことにする。「Paste result text」がオンのときだけ出る |
| Text Input | 「Clipboard content」 | 「Keep what I have copied」(新規インストールの既定)か「Replace with dictation」 |
| Text Input | 「Simulate keypresses」 | 結果を1文字ずつのキー入力として入れる。貼り付けを拒むアプリ(パスワード欄など)向け |
| Agent Plugins | (Install) | 対応するエージェントが入っているときだけ表示。07で扱います |
- 「Simulate keypresses」について、公式の貼り付けのページは「experimental(実験的)で、標準のUS QWERTY配列だけに対応」と書いています。日本語キーボードの扱いは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
A-9. 有料ライセンスの有効化(持っている場合)
公式の「Activate Your License」のMacの手順です。
- Superwhisperの設定を開き、左下の「Superwhisper」ボタンをクリックします。
- ライセンスキーを、キーのボックスに入力または貼り付けます。大文字のまま入れます。
-
成功すると、メールアドレスと「PRO」のバッジが出ます。
-
キーは、superwhisper.com からメールで届きます。同じキーが、macOS、Windows、iOS、Androidで使えます。端末ごとに1回、入力します(「端末ごとに」は未確認)。
- キーをなくしたとき:購入した場所(superwhisper.com、App Store、Google Play)ごとに、復元の入口があります。公式の「Activate Your License」で確認してください。
- 無料のまま使う場合は、この手順は要りません。無料とProの範囲は01を参照してください。
A-10. 設定の控えと、別のMacへの引っ越し
公式の「Backing up settings」(Macのみ)の要点です。
- 設定のフォルダは、既定で
~/superwhisper。古いインストールでは~/Documents/superwhisperのことがあります。場所は「Settings → Configuration → Advanced settings → App folder location」で確かめます。 - 中身は
models、modes、settings(語彙と置き換え)、recordings(履歴。省いてよい)です。戻すときは、新しい端末の設定フォルダにコピーして、アプリを再起動します。版が違う場合に戻せるかは、公式に書かれていません。
手順B:Windowsに入れて最初の設定をする
公式の「Superwhisper on Windows」と「Quickstart」の手順です。
B-1. 必要環境の確認
- Windows 10または11。x64でもARM64でも動きます。GPUは必須ではありません。
- Cohere TranscribeとWhisper Large v3 TurboはVulkan対応のGPUがあれば使い、なければCPUに切り替わって「much slower」と公式にあります。Parakeet Multilanguageは、Vulkanなしで動きます。Windows ARMでは、前の2つはまだ使えず、Parakeet Multilanguageかクラウドのモデルを使います。
- クラウドのモデルは、古い内蔵GPUの機械や仮想マシンでも動く、と公式にあります。
B-2. インストール
- superwhisper.com/windows からインストーラをダウンロードします。
- インストーラを実行し、案内に従います。
- Superwhisperが、システムトレイにアイコンを追加します。クリックすると設定が開きます。
- Windowsにマイクへのアクセスを聞かれたら、許可します。
-
セットアップのウィザードに従い、最初のディクテーションを試します。
-
ウィザードの各ステップの細かい内容は、公式のWindowsのページには書かれていません。「Quickstart」は、ウィザードが言語・モデル・マイクを扱う、と書きます。
- Macのキーを買ってしまった場合や、端末を替える場合は、Windows版のインストーラをダウンロードして、同じキーを入れます。購入は両方に使えます、と公式にあります。
B-3. 最初のモードと動作の確認
- 公式は、インストールのあとにMessageモードを作り、お使いのハードウェアで動くモデルを選ぶ、と書いています。モードの作り方は、A-4と同じ考え方です(Macの画面の記述なので、手元の画面と照らしてください)。
- 既定のショートカットと録音の始め方は、公式のWindowsのページには書かれていませんでした。「Quickstart」のショートカットの記述は、Mac向け(Right ⌘、⌥ Space)です。Windowsは、キー名を書かず「セットアップ中に表示される録音のショートカット」と書きます。既定のキーは確認できていません。
- ライセンスは、トレイのアイコンで設定を開き、「Superwhisper」のライセンスのパネルでキーを入れます。
B-4. Macとの違い
公式がWindowsで「まだ使えない」と書くもの:Filesync(開発中)、アプリのフォルダの場所の変更、「Hold Shift to Auto-Send」、「Simulate Keypresses」、コーディングエージェント連携とCLI、Meetings(代わりにMeetingモードとシステム音声の録音を使う)。それ以外のモード、語彙と置き換え、ローカルとクラウドのモデル、ファイルの文字起こし、リアルタイム文字起こし、システム音声の録音、Identify Speakersは、macOSと同じように使える、と書かれています。
アプリのデータの場所(変更不可):%LOCALAPPDATA%\com.superwhisper.app。録音は、その下の recordings フォルダにあります。
B-5. 起動できないとき
公式が書く順番です。対象は、アプリが起動しない、または vkGetPhysicalDeviceFeatures2 could not be located やDLLがないというエラーが出る場合です。
- Intel、NVIDIA、AMDのグラフィックスドライバを更新する。
- 再起動して、Superwhisperをもう一度起動する。
- ローカルのモデルがとても遅い、または失敗するなら、GPUがVulkanに対応していない可能性がある。Parakeet Multilanguageかクラウドのモデルを使う。
- それでも直らなければ、support@superwhisper.com に、WindowsのバージョンとGPUの型番を添えて連絡する。
手順C:iPhoneに入れて最初の設定をする
公式の「Superwhisper on iOS」の手順です。
- App Storeから、Superwhisperを入れます。
- アプリを一度開きます。
- iPhoneの「設定」で、「General → Keyboard → Keyboards → Add New Keyboard…」を開き、「Superwhisper」を選びます(公式の英語の画面名の写し。日本語の画面では名前が違うことがあります)。
- 同じ一覧で「Superwhisper」をタップし、「Allow Full Access」をオンにします。公式は、音声の文字起こしとテキストの挿入にこれが必要、と書いています。
- どのアプリでも、地球儀のキーを長押しして「Superwhisper」を選びます。
-
録音ボタンをタップして話し、止めます。文字がカーソルの位置に入ります。
-
アプリを開いて歯車のアイコンをタップすると、モード、モデル、語彙、統計があります。マイクを既定以外に変える、統計をリセットする、もここです。
- 過去の録音は、Spotlightの検索やSiriへの依頼でも探せる、と公式にあります。
- 制限:iPadは非対応です。iOS 26.4以降では、Superwhisperのボタンがメインのアプリを開く場合に、元のアプリに自動では戻りません。スワイプで戻ります(サードパーティ製のキーボードすべてに当てはまる、と公式にあります)。モードと語彙は端末ごとの保存で、MacやPCからは同期されません。
- 最低のiOSのバージョンは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
手順D:Androidに入れて最初の設定をする
公式の「Superwhisper on Android」の手順です。
- Google Playから、Superwhisperを入れて開きます。
- 「Settings → Permissions」で、権限を確かめます(権限をタップすると、対応するAndroidの設定が開きます)。
- 「Floating bubble」:必須
- 「Text insertion」:必須
- 「Microphone」:必須
- 「Notifications」:任意
- ホーム画面で「Enable floating bubble」をタップします。バブルが、他のアプリの上に出続けるようになります。
- 任意のアプリで文字入力欄をタップし、Superwhisperのバブルをタップして話します。もう一度バブルをタップすると止まり、文字がカーソルの位置に入ります。
-
アプリ内の録音ボタン(ホーム画面)からも録音できます。
-
履歴:ホーム画面を上にスワイプします。録音を開くと、文字起こしを読む、音声を再生する、文字を共有する、録音を削除する、ができます。
- 歯車のアイコンの「Settings」には、プランと残りの体験語数が出ます。「Configuration」には、アプリの言語、外観、ハプティクス、効果音、録音中のメディアの扱い、録音の保存期間があります。
- ライセンスは、歯車→画面上部のプラン→「Already have a license?」で、「Scan QR Code」(Macのライセンスのパネルに出るコード)か「Enter License Key」を選びます。
- 制限:携帯電話のみ、タブレットは非対応。モードと語彙は端末ごとで、同期されません。
モデルの選び方(声のモデル)
公式の「Voice models」のページから、導入時に関わるところを抜き出します(速さと精度の数値は載せません)。
| 名前 | 場所 | 大きさ | プラン | 公式の補足 |
|---|---|---|---|---|
| S1-Voice | クラウド | ダウンロードなし | Pro | 100以上の言語。翻訳は不可 |
| Cohere Transcribe | ローカル | 1.3GB | Pro | 14言語(日本語を含む、01を参照)。macOSではMLX、WindowsではVulkan。リアルタイムは不可。Windows ARMは不可 |
| Parakeet | ローカル | 476MB | Pro | 英語。macOSはWhisperKit、WindowsはONNX |
| Parakeet Multilanguage | ローカル | 494MB | Pro | 24言語。Windows ARMで使えるローカルの唯一の選択肢 |
| Whisper Large v3 Turbo | ローカル | 1.6GB | 無料 | 全言語 |
- 公式の「Choose a model」には、「our first pick for on-device(端末内の最初の選択)」としてCohere Transcribeが挙がっています。公式がこの言葉を使うことを、そのまま引いています。
- クラウドとローカルの対比(公式の表):クラウドは、設定なしですぐ使え、音声はゼロデータ保持の取り決めのもとでクラウドで処理され、インターネットが要る。ローカルは、1回のダウンロード(75MBから3GB)が要り、音声は端末にとどまり、オフラインで使える。
- 整形のモデル(言語モデル)と、自分のAPIキーの使い方は、07で扱います。
つまずきと直し方
公式の「困ったとき」の各ページから、導入直後に起こりやすい症状を並べます。順番は、公式が書く順番です。
| 症状 | 公式が書く確認の順番 |
|---|---|
| 文字が貼り付けられない(Mac) | ①メモ帳のようなアプリで試す。②ディクテーションが終わるまで入力欄をアクティブにしておく。③「Home」の「Recent recordings」に録音が届いているか見る。④「Check for Updates...」で更新する。⑤「System Settings → Privacy & Security → Accessibility」でSuperwhisperをオンにする(すでにオンなら、一度オフにして戻す)。⑥「Advanced settings」の「Text input」で、「Paste result text」がオンか、「Clipboard content」を切り替えてみる。⑦「Simulate keypresses」を試す。⑧モードの「Advanced settings」の自動貼り付けが「Off」でないか。⑨サポートに連絡 |
| 古いクリップボードの内容が貼られる | 「Clipboard content」を「Replace with dictation」にする(前にコピーしたものは失われる) |
| 同じ文が2回貼られる | 「Simulate keypresses」がオンで、そのアプリが普通の貼り付けも受け付けているなら、オフにする。処理中にショートカットを2回押した場合も2回貼られる。「History」で確かめる |
| 勝手にReturnが押される | 「Hold shift to auto-send after paste」をオフにする(Windowsにはない) |
| 「No voice found」と出る | ①右上のマイクのボタンで、使っているマイクを確かめる(「Use system default」にもできる)。②マイクの許可(macOSは「System Settings → Privacy & Security → Microphone」、Windowsは「Settings → Privacy & security → Microphone」)。③話しているときに波形が動くか見る。動かなければ内蔵マイクで試す(Bluetoothの不具合を除くため)。④「History」で録音を再生する。「Settings → Sound」の「Automatically increase microphone volume」をオンにする手もある |
| 「処理中」から進まない | ①接続を確かめる(クラウドのモデルは、インターネットが要る。ローカルのモデルで切り分ける)。②ローカルのモデルのダウンロードが終わっているか、「Settings → Models library」で見る。③Superwhisperを再起動し、「History」から録音をやり直す(音声は保存されている)。④「Error logging」をオンにして一度再現し、「History」から報告する |
| ショートカットが動かない | 同じキーが、グローバルとモードごとの両方に割り当てられていないか。ほかのアプリが同じキーを使っていないか。録音ウィンドウの設定が「None」だと、録音しても画面には何も出ない(「History」で確かめる)。「Settings → Configuration」でショートカットを消して録り直し、再起動する |
| 日本語を話したのに英語になる | 01の「日本語は使えるのか」を参照(モードの「Language」を固定する、またはVocabularyにその言語の語句を入れる、と公式にあります) |
| iPhoneのキーボードが消えた | iOSの更新のあとに消えることがある。上の手順Cで追加し直す。「Allow Full Access」がオンかも確かめる |
| iPhoneで録音が失敗する、消える | 接続を確かめる。メインのアプリで再試行する。録音は「History」に出る |
| Androidでバブルが出ない | 「Settings → Permissions」で「Floating bubble」を許可して、ホーム画面でもう一度バブルを有効にする |
| Androidで文字が入らない | 「Text insertion」を許可する。録音は「History」に残る |
| Windowsで起動しない | 手順B-5を参照 |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のドキュメントを要約の形で読んだ範囲です。画面の表記は、手元の版と照らしてください。
- Windowsの既定のショートカット、Windowsのセットアップのウィザードの細かい内容、iPhoneとAndroidの最低のOSのバージョン、Intel Macで動くか、は、読んだ範囲では確認できていません。
- 公式のページ同士で、書き方が少し違う所があります。たとえば、Parakeet Multilanguageの大きさは、「Choose a model」では494MB、「Voice models」のParakeet(英語)は476MBです。別のモデルの数字なので、食い違いとは断定できません。
- 「Simulate keypresses」は、公式の貼り付けのページが「experimental」と書く機能です。パスワード欄などに話す場合は、公式の「Sensitive Data Best Practices」(01で扱いました)と、各アプリの規則を先に確かめてください。
- クラウドのモデルを使うと、音声が端末の外で処理されます。どこまでが外へ出るかは、01の「データの扱い」を読んでください。
- 公式のドキュメントには、AIが読むための索引ページ(llms.txt)もあり、この記事の調べ物の入口に使いました。取得したページの中に、読み手のAIへ何かを指示するような文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 料金、無料の範囲、体験の語数は、この記事では書いていません。01と04を参照してください。
出典
- Quickstart(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Choose a model and create your first mode(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Essential settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Advanced settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Superwhisper on Windows(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Superwhisper on iOS(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Superwhisper on Android(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Voice models(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Language models(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Activate Your License(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Backing up settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Menu bar icon(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Recording window(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- History(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Text not pasting, pasting twice, or pasting old text(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- "No voice found" or stuck processing(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Shortcuts not working or misfiring(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Documentation index(llms.txt)(Superwhisper、確認日 2026-10-25)