3行でいうと

  • パソコンでは、ブラウザーでRecraft Studioを開きます。公式のクイックスタートは、recraft.aiの「Start now free」から、メール・Google・Discord・Appleのどれかでサインインする手順を書いています。パスワードは要らず、メールの場合はワンタイムコードが届きます。
  • スマホは、App Store(iOS・iPadOS 17.6以降)かGoogle Play(Android 8.0以降)から入れます。アカウント、プロジェクト、スタイル、クレジットはWebと同期する、と公式が書いています。
  • APIを使うときは、Webで「API units」の残高を買ってから、プロフィールのAPIページでトークンを作ります。Webの購読のクレジットとは別の残高です。
  • 動作の確かめは、最初の画像を1枚作って、キャンバスに出ることを見るのがいちばん手前です。API側は、公式が書く「GET /v1/users/me」で残りのAPI unitsが返ります。
  • 公式の資料で確認できていないこと(デスクトップ用のアプリの有無、対応ブラウザーの一覧、日本からの利用可否など)は、そのつど「記載が見つからない」と書きます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

先に結論

前提:用語をそろえる

どれを入れるか:入口の一覧

入口 入手先 要るもの 公式に書かれている条件
Web(Recraft Studio) ブラウザーで recraft.ai を開く Recraftのアカウント 対応ブラウザーの一覧は、読んだ範囲に記載が見つからない
iPhone・iPad App Store(公式ドキュメントにリンクあり) Recraftのアカウント iOS・iPadOS 17.6以降
Android Google Play(同上) Recraftのアカウント Android 8.0以降
Chrome拡張機能 Chromeウェブストア Recraftのアカウント Google Chromeか、Chromiumベースのブラウザー。FirefoxとSafariは未対応と書かれている
Figma/Framer/Google Docs/Google Slides 各サービスの中から(08で手順) Recraftのアカウント 08を参照
API WebのプロフィールにあるAPIページでトークンを作る API unitsの残高がプラス 手元のパソコンには、HTTPで呼べる道具が要る(curlなど)
MCP クライアント側に設定を足す Recraftのアカウント 07を参照

パソコン用のデスクトップアプリ(インストーラー)は、読んだ公式の資料に記載が見つかりませんでした。「ない」と断定はしません。

手順1:Webでアカウントを作ってサインインする

公式のクイックスタートの手順を、順に並べます。

1-1 アカウントを作る

  1. ブラウザーで recraft.ai を開きます。
  2. 「Start now free」を押します。
  3. サインインの方法を選びます。公式が書くのは、メール、Google、Discord、Appleの4つです。
  4. メールを選んだ場合は、ワンタイムコードが届きます。公式は「パスワードは要らない」と書いています。コードを入力して、サインインを終えます。
  5. 新しいアカウントには、無料のクレジットが付く、と公式が書いています。量は、クイックスタートには書かれていません(無料プランの数字は01と04)。すでにアカウントがある人は、この手順を飛ばせる、とも書かれています。

期待される結果:サインインの後、Recraft Studioの画面に進みます。

1-2 プロジェクトを作る

  1. Recraft Studioをブラウザーで開き、求められたらサインインします。
  2. 「Projects」の画面が出ます。ここに作品がまとまります。
  3. 「Create new project」を押します。
  4. 空のキャンバスが開きます。

別の入口として、公式の「How to generate an image」は、「recraft.new」から新しいプロジェクトを始められる、と書いています。

期待される結果:左側にパネルがあり、新しいプロジェクトは左パネルの「Chat」タブで開きます。

1-3 画面の見取り図

公式のインターフェースの案内が書く範囲です。

場所 公式の書き方
左パネル 画像を生成する場所。「Create」と「Chat」
右パネル すでにある画像を変える場所
プロンプトパネル プロンプト、モデル、スタイル、生成の設定を入れる場所
コンテキストパネル 選んだ画像を扱う場所。その画像を作ったときのプロンプトや設定を呼び戻せる
上部のナビゲーション 「History」がある。Recraftのホームメニューからも「History」に入れる

公式は、具体的なメニューの名前や、画面上の正確な位置までは書いていない、とこの案内ページ自身にあります。手元の画面と照らして読んでください。

1-4 プロジェクトの名前を付ける(任意)

公式の「Projects」のページから読める手順です。

  1. 開いているプロジェクトの上部の中央にある、プルダウンを開きます。初期の名前は「Untitled」です。
  2. 「Rename」を選びます。
  3. 名前を入れて「Save」を押します。

一覧の画面でも、プロジェクトにマウスを乗せて三点のボタンを押し、「Rename」を選んでも同じことができる、と書かれています。削除は同じ場所の「Delete」です。公式は、削除したプロジェクトは元に戻せないが、画像は「History」に残る、と書いています。

手順2:スマホのアプリを入れる

公式の「Mobile Apps」のページの内容です。

2-1 入れる

  1. iPhoneかiPadは App Store、Androidは Google Play で、Recraftのアプリを探します。公式のページにリンクがあります。
  2. OSのバージョンを確かめます。iOS・iPadOSは17.6以降、Androidは8.0以降が条件です。
  3. インストールします。

2-2 サインインする

  1. アプリを開きます。
  2. Webと同じ方法でサインインします。モバイルのページが挙げるのは、メール、Google、Appleです。パスワードは要りません。
  3. メールの場合は、ワンタイムコードを入力します。

期待される結果:サインインしてすぐに、クレジットとプロジェクトが使える、と公式が書いています。

2-3 スマホで読み取れる初期設定

アプリ内で有料プランの購入やクレジットの追加購入ができるか、公式のページは「できる」と書いています。追加購入のクレジットは期限切れにならない、とも書かれています。条件の詳細は04を参照してください。

手順3:Chrome拡張機能を入れる

公式の「Recraft Plugins」のページの内容です。拡張機能の機能の説明と、ほかのサービス用のプラグインの入れ方は、08にまとめます。

  1. Google Chromeか、Chromiumベースのブラウザーを使います(FirefoxとSafariは未対応、と書かれています)。
  2. Chromeウェブストアから、Recraftの拡張機能を追加します。
  3. ツールバーのアイコンを固定(ピン留め)します。
  4. 任意のページでアイコンを押すと、サイドパネルが開きます。
  5. サインインします。

読んだ範囲では、拡張機能の画面で表示される言語や、ウェブストアのページの内容は、確認できていません。

手順4:APIを使うためのトークンを作る

APIを使わない人は、この節は読み飛ばせます。公式の「Quickstart」と「Recraft API for AI agents」の内容です。

4-1 API unitsを用意する

  1. Recraftにログインします。
  2. API unitsの残高をプラスにします。公式は、残高が無いと「Generate」が使えず、先に購入が要る、と書いています。
  3. 価格と、買ったunitsの扱い(期限、返金)は、04と公式の「API Pricing」のページで確かめてください。この記事では数字を扱いません。

4-2 トークンを作る

  1. ブラウザーで app.recraft.ai/profile/api を開きます(プロフィールのAPIページ)。
  2. 「Generate」を押します。
  3. 表示されたトークンを控えます。複数作れて、すべて1つの残高を共有する、と公式が書いています。

トークンを作り直したり、無効にしたりする手順は、読んだページに記載が見つかりませんでした。

4-3 トークンを環境変数に入れる(この記事の例)

公式の例は、トークンを RECRAFT_API_TOKEN という環境変数から読みます。環境変数への入れ方そのものは、Recraftの資料にはありません。以下は、一般的な書き方でこの記事が組んだ例で、動作は確かめていません。

macOSやLinuxのターミナル(現在のウィンドウだけで有効):

export RECRAFT_API_TOKEN="ここにトークン"

WindowsのPowerShell(現在のウィンドウだけで有効):

$env:RECRAFT_API_TOKEN = "ここにトークン"

トークンの文字列を、ファイルや画面共有に出さないように気をつけてください。公式のAIエージェント向けの規則も、「トークンを書き込まない(Never hard-code it)」と書いています。

4-4 動くことを確かめる

公式のエンドポイント一覧には、「GET /v1/users/me」で残りのAPI unitsが返る、とあります。以下はそれを使った、この記事の例です。

curl https://external.api.recraft.ai/v1/users/me \
  -H "Authorization: Bearer $RECRAFT_API_TOKEN"

期待される結果:残高の情報が返ります(返り値の細かい書式は、読んだページには書かれていません)。

画像を1枚作る確かめは、公式のagents.mdが載せる最小の例の写しです。QuickstartのAPIページのcurlの例は、model を入れない形です。2つの公式ページで例が違うため、併記します。

curl https://external.api.recraft.ai/v1/images/generations \
  -H "Authorization: Bearer $RECRAFT_API_TOKEN" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"prompt": "two race cars on a track", "model": "recraftv4_1"}'

期待される結果:created(Unix時刻)、credits(そのリクエストで引かれたAPI units)、data(image_idとurlを持つ配列)を持つJSONが返ります。data[0].url から画像をダウンロードします。URLは約24時間で消える、と公式が書いています。モデルを指定しないと、V4.1が使われると「Quickstart」にあります。公式の別のページ(AIエージェント向けの規則)は「Always pass model explicitly」と書いています(08で扱います)。

手順5:最初の画像で、動作を確かめる

Webでも、スマホでも、最初の確かめは同じです。公式のクイックスタートの順です。

  1. プロジェクトを開きます(手順1-2)。
  2. 左パネルの「Chat」タブで、作りたいものを話しかけます。自分でモデルやスタイルを選びたいときは「Create」タブに切り替えて、プロンプトを書き、設定します。
  3. Createタブでは、「Generate」を押します。数秒後に、画像がキャンバスの枠の中に出ます。
  4. 画像をクリックして選ぶと、編集の選択肢が出ます。

この記事の例(プロンプト):

A simple flat illustration of a coffee cup on a wooden table, soft morning light

公式は、英語のプロンプトが最もよいと書いています(01)。日本語の指示も受け付ける、とFAQにあります。

期待される結果:キャンバスに画像が出ます。出なければ、次の「つまずき」の表を見てください。

確かめの観点:

確かめたいこと 見る場所 公式の根拠
生成できた キャンバスに画像が出る クイックスタート
履歴に残る 上部ナビゲーションの「History」 Historyのページ(生成した画像は、削除したプロジェクトの分も出る)
書き出せる 画像を選んで右上の「Export」、または右クリックの「Export as...」 書き出しのページ(形式はPNG、JPG、TIFF、PDF、SVG、Lottie。ベクターはSVGかPDF)
残高 クレジットの表示 画面上の場所は、読んだページには記載が見つからない

手順6:最初の設定の候補

公式の資料から、設定として読めたものを挙げます。どれも必須ではありません。

設定 場所 公式の書き方 状態
生成の方式 左パネルのChat/Create ChatはLLMが文脈を保つ会話型。Createは1回ごとに独立した依頼(前の履歴は引き継がない) 好みで選ぶ
旧インターフェース 切り替えのトグル(場所は記載が見つからない) トグルをオンにすると、AI Chat(Agentic)は使えない。オンにすると新しいインターフェースは無効になる 公式は、AI Chatは新しいインターフェースで使える、と書く
画面の言語 プロフィールの「Language」(01で扱った内容) 6言語。日本語は一覧に無い 01を参照
縦横比 プロンプトパネル プリセットのみ。自由な寸法はできない(この記述は、公式で確認できていません。How to generate のページには、正方形・横長・縦長の例があるだけです) 用途で決める
設定の持ち越し プロンプトパネル 生成の種類(画像・ベクター・動画)をまたぐと、設定は引き継がれない(この記述は、公式で確認できていません。Generation modes のページには、Createは生成ごとに独立、とだけあります) 種類ごとに設定する
プロジェクトの表紙 画像を右クリック「Set as project cover image」 初期は、キャンバスのサムネイル 任意
書き出し形式 Exportのパネル 寸法、形式、解像度を指定 その都度

つまずきと直し方

公式が書いている範囲の表です。公式に原因の記載がないものは「記載が見つからない」と書きます。

症状 公式に書かれている内容 直し方(公式の記載)
サインインでパスワードを聞かれると思った パスワードは要らない。メールは、ワンタイムコード 届いたコードを入力する。コードが届かない場合の手順は、読んだページに記載が見つからない
Studioが日本語で出ない 画面言語の一覧に日本語は無い(01) 一覧の6言語から選ぶ
AI Chat(Chat)が見つからない 旧インターフェースのトグルがオンだと、AI Chatは使えない トグルをオフに戻す(オンにすると新しい画面が無効になり、Agenticモードも無くなる、と書かれている)
モバイルで動画が作れない 動画は有料の購読者のみ 有料プランが条件(04)
モバイルでフレームやモックアップが使えない それらはデスクトップで使う、と書かれている Webで開いて続ける。History経由で、同じ画像を出せる
ChromeでなくFirefoxやSafariで拡張機能が入らない FirefoxとSafariは未対応 ChromeかChromiumベースのブラウザーを使う
Google DocsやSlidesのアドオンでベクターが作れない ベクターの生成はこの2つに無い recraft.ai を使う
APIの「Generate」が押せない API unitsの残高がプラスである必要がある 先に購入する
API呼び出しで401 Authorization ヘッダーが無いか、トークンが違う。本文は「request unauthorized」 ヘッダーと環境変数を確かめる
API呼び出しで404 パスが無い(エンドポイントのつづり違いなど)。本文は「404 page not found」 URLのつづりを確かめる
5xxやタイムアウト たいてい一時的。1秒、2秒、4秒と間隔を倍にして再試行する、と例にある 間隔を空けて再試行
頻度の上限 1人あたり1分に画像100枚、1秒にリクエスト5件 間隔を空ける。ほかの4xxは、同じリクエストを繰り返しても結果は同じ、と書かれている
画像のURLが開けなくなった URLは約24時間で消える 必要な画像は、すぐダウンロードする
Remove backgroundの質が落ちる 短い辺が1024ピクセル以上の画像で使える、と書かれている。大きすぎる画像は自動で縮小され、画質が落ちることがある 画像の大きさを見直す
透明な画像を拡大したら背景が白くなった Upscaleは透明な画像に未対応。白い背景で戻る 公式は、この制限を書いている

たとえ話

Webの部分は、「道具を買いに行かず、作業場の入口でサインインして入る」ような形です。入れる物があるのは、持ち歩き用の道具(スマホのアプリ)と、他の作業場に置く道具(拡張機能)、窓口を通して頼むための鍵(APIトークン)です。鍵の扱いは、財布のカードと同じように、人に見せません。

気をつけること

出典