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RecraftをAPI・MCP・拡張機能・他社モデルとつなぐ:公式が用意しているもの、Studioで選べる他社のモデル、データの流れを、公式の資料で確かめる
Recraftを、自分のプログラムやAIエージェント、デザインの道具とどうつなぐのか。公式ドキュメントの「Recraft API」「MCP」「Use with AI tools」「Recraft Plugins」「External Models」のページを読んで、公式が用意しているものを整理しました。あわせて、Recraft Studioの中で選べる他社(OpenAI、Google、Black Forest Labsなど)のモデルを、公式の表示のまま書きます。ここで大事なのは「Recraftが作ったモデル」と「他社が作ったモデルをStudioの中で選べる」を分けることです。他社のモデルは、提供元の会社が違います。また、公式が用意している連携と、コミュニティ製・第三者製のものも分けて書きます。
2026.10.24 約23分 Recraft 画像生成AI API MCP 拡張機能 Figma 外部モデル Claude Code Middle-level 公式資料を確認した日 2026.10.24
3行でいうと
公式が用意しているのは、REST形式のAPI、MCPサーバー(https://mcp.recraft.ai/mcp)、Claude Code向けのスキル、AIに渡すための文書(agents.md、llms.txt)、そして公式ドキュメントが載せている5つの拡張機能(Figma、Framer、Chrome、Google Docs、Google Slides)です。
APIとMCPでは、請求の仕組みが別です。APIは「API units」の前払い、MCPはStudioと同じ「購読のクレジット」から引かれる、と公式が書いています。
Studioの中では、OpenAI、Google、Black Forest Labs、Alibaba、ByteDanceなどの他社の画像モデルと、OpenAI、Google、Kling、Seedanceなどの動画モデルが選べる、と公式が書いています。この外部モデルは「Studioだけで、APIでは使えない」と公式が書いています。
公式のドキュメントのうち、Studioの外部モデルのページと動画のページは、モデルの一覧が食い違っています。「モデルの一覧は変わることがある」と公式も書いています。
データの流れは、公式のプライバシーポリシーと関連会社(subprocessors)の一覧に書かれています。公式の関連会社の一覧は、「External Model Providers」の欄に、Anthropic、Black Forest Labs、Google、OpenAI、OpenRouter、Ideogram AI、Fal、Runwareを挙げています(画像生成、音声入力、エージェント機能のため、と書かれています)。Studioで選べる他社モデルの作り手の一覧とは一致しません。
この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。
先に結論
公式が運営するもの(拡張機能を除く): API、MCPサーバー、Claude Code向けのスキル、AI向けの文書、モバイルアプリです。5つの拡張機能も公式ドキュメントが載せていますが、Recraft自身が運営するものか、作り手が誰かは、そのページに明記が読めませんでした。
Studioの中で他社のモデルが選べます。 ただし提供元はそれぞれ別の会社で、Recraftが作ったモデルではありません。公式は、APIには外部モデルは含まれない、と書いています。
APIの入力と出力は学習に使わない、と公式が書いています。 一方、Studioで作ったもの、MCPで送った内容は、Recraftのモデルの学習に使われることがある、とプライバシーポリシーが書いています(オプトアウトの扱いは04で扱います)。
MCPのクライアント(Claude、Cursor、VS Codeなど)は、Recraftが作ったものではありません。 公式はそれぞれの設定の書き方を載せていますが、クライアント側のデータの扱いは、各社の規約です。
コミュニティ製・第三者製の連携は、公式の資料の範囲では見つけていません。 使うなら、その作者の規約とデータの扱いを別に確かめてください。
前提:用語をそろえる
API(エーピーアイ) :ほかのプログラムから機能を呼び出す窓口です。Recraftでは、HTTPで画像の生成や編集を呼び出せます。
APIトークン :APIを使うときの合い言葉のようなものです。公式は、プロフィールの「API」ページで「Generate」を押して作る、と書いています。
API units :APIの利用に使う、前払いの残高の単位です。公式は「$1 = 1,000 API units」と書いています。
MCP(Model Context Protocol) :AIエージェントを外部の道具につなぐ規格です。MCPサーバーは、その道具側の窓口です。
OAuth :パスワードを渡さずに、「このアプリにアカウントの利用を許す」と承認する仕組みです。
スキル(Claude Code) :Claude Codeに手順書を覚えさせる仕組みです。
外部モデル(External models) :公式が、Studioの中で選べるとしている、他社が作ったモデルです。
サブプロセッサー(subprocessor) :サービスの運営のために、データの処理を任せている外部の会社のことです。
公式が用意しているもの
連携
何ができるか(公式の書き方)
区分
どこに書かれているか
API
画像の生成と編集(image to image、Inpainting、Outpainting、背景の置換・生成・除去、Vectorize、Upscale、Erase region、Remix、Enhance prompt)、スタイルの作成、利用者情報の取得。ベースURLは「https://external.api.recraft.ai/v1」。Bearerトークンで認証。OpenAIのPython SDKも、ベースURLを変えれば画像生成に使える、と書かれている
公式
API docsのクイックスタート、Clients and SDKs
MCPサーバー
AIエージェントが、画像とベクターの生成・変換、スタイルの作成、ベクター化、背景の除去と置換、拡大などを呼び出せる。ツールは9つ(generate_image、create_style、vectorize_image、image_to_image、remove_background、replace_background、crisp_upscale、creative_upscale、get_user)
公式
MCPの各ページ
Claude Code向けのスキル「recraft-api」
公式がスキルの文面を公開している。入れると、Claude Codeが画像を作る前にagents.mdを読み、Recraft APIを使うコードを書く。標準のモデルは「recraftv4_1」、SVGは「recraftv4_1_vector」、速い下書きは「recraftv4_1_flash」
公式
Use with AI tools
AI向けの文書
「agents.md」は、APIの全体を1ページにまとめた文書で、AIに渡す。「llms.txt」「llms-full.txt」「openapi.json」も公開されている
公式
Use with AI tools
拡張機能(5つ)
Recraft for Figma、Recraft for Framer、Recraft Chrome Extension、Recraft for Google Docs、Recraft for Google Slides。すべてRecraftのアカウントのクレジットとプランを使う
公式のドキュメントが載せている(作り手は、そのページには明記が読めなかった)
Recraft Plugins
モバイルアプリ
iOS、iPadOS、Android。アカウント、プロジェクト、スタイル、クレジットがWebと同期する
公式
Mobile Apps
Webの書き出し
ラスター:PNG、JPG、TIFFなど。ベクター:SVG、PDF。そのほかLottie
公式
How to export an image
APIの基本(公式の文書から読めたこと)
トークンの作り方。 Recraftにログインし、プロフィールのAPIページ(app.recraft.ai/profile/api)で「Generate」を押します。先に、API unitsの残高がプラスである必要があります。トークンは複数作れ、残高は共有です。
支払い。 前払いで、リクエストごとに残高が減ります。「Purchased units don't expire」、つまり買った分は期限切れにならず、パッケージは「non-cancellable and non-refundable」と書かれています。価格の表は04で扱います。
使えるモデル。 V4.1 Flash、V4.1(標準)、V4 Styles、V4、V3、V2。名前が「_vector」で終わるものはSVGで出ます。
上限。 1人あたり1分に画像100枚、1秒にリクエスト5件。すべてのトークンを合わせた数で、変わることがある、と書かれています。
結果の保存。 生成された画像のURLは、約24時間で消えます。URLは認証なしで見られる公開のURLで、失くすと取り戻せない、と書かれています。
入力の上限。 画像はPNG、JPG、WEBP、20MB未満、長辺4096ピクセルまで。スタイルの参考画像は1〜10枚、合計64MBまで。
OpenAI SDKとの互換。 Recraft独自の項目(style_idなど)は「extra_body」で渡す、と書かれています。公式のSDKがあるかは、Clients and SDKsのページには書かれていませんでした。
別の規約。 利用規約(第7.3条)は、APIとMCPは別の「Developer Terms」が定める、と書いています。僕らはこの規約の本文を読めていません。
MCPの基本(公式のMCPのページから読めたこと)
サーバーのURLは「https://mcp.recraft.ai/mcp」です。Streamable HTTPという方式で、手元への導入は要りません。
認証はOAuth 2.0です。最初の接続のときにRecraftの画面に移り、承認します。
設定の書き方として、公式は次を載せています。Claudeアプリ:設定の「Connectors」でカスタムコネクタを追加(名前「Recraft」とURL)。Claude Code:「claude mcp add --transport http recraft https://mcp.recraft.ai/mcp」のあと「/mcp」で認証。Claude Desktop:「npx -y mcp-remote」を使う設定。Cursor。Visual Studio Code。標準入出力だけのクライアントには、mcp-remoteを案内しています。ChatGPTは、そのページには載っていませんでした。
料金は、Studioと同じ購読のクレジットから引かれ、API unitsは使いません。無料ユーザーは限られた量のクレジット、有料プランは月ごとの量と追加購入、と書かれています。有料プランが必須かは、公式のページに明記が読めませんでした。
ベータなどの表示は、MCPのページには見つかりませんでした。
Claude Codeのウェブ版では、画像のダウンロードが失敗することがあり、「img.recraft.ai」を許可するドメインに加える、と書かれています。
細かい上限(画像の大きさ、枚数)は、ページに数字がありませんでした。
Recraft Studioの中で選べる他社のモデル
公式ドキュメントの「External Models in Recraft」は、他社の画像・動画モデルを「Recraft Studioだけで、Recraft APIでは使えない」ものと書いています。生成のたびにクレジットを使い、量はモデルと品質の設定で変わります。「リストは変わることがある」とも書かれています。以下は、公式ページの表示のままです(2026年10月24日に読んだもの)。
画像のモデル
提供元(公式の表記)
モデル(公式の表記)
クレジット
参考画像
OpenAI
GPT Image 1.5 Low・Medium・High、GPT Image 2 Low・Medium・High
2〜24
最大10枚
Google
Nano Banana、Nano Banana 2、Nano Banana Pro、Nano Banana 2 4K、Nano Banana Pro 4K、Nano Banana 2 Lite
5〜40
Nano Bananaは最大10枚
Black Forest Labs
Flux 1 Schnell、Flux 1 Kontext Pro、Flux 1 Kontext Max、Flux 2 Dev、Flux 2 Pro、Flux 2 Max、Flux 2 Flex
1〜18
1〜8枚(モデルで違う)
Alibaba
Qwen-Image 2、Qwen-Image 2 Pro、Qwen Image 3、Qwen Image 3 2K、Z-Image Turbo
1〜14
3〜10枚(モデルで違う)
ByteDance
Seedream V4、Seedream V4.5、Seedream 5.0 Lite、Seedream 5.0 Pro
7〜22
最大10枚
Ideogram
Ideogram V4 Turbo、Balanced、Quality
4〜17
モデルで違う(記載を読めた範囲では数字なし)
ImagineArt
ImagineArt 2.0
8
読んだ範囲では記載なし
Grok Imagine
Grok Imagine Image、Grok Imagine Image 2
4〜13
最大3枚
NVIDIA
Cosmos 3 Super
7
読んだ範囲では記載なし
Krea
Krea 2 Large、Medium、Turbo
2〜8
読んだ範囲では記載なし
Reve
Reve 2.1
33
1枚
動画のモデル
提供元(公式の表記)
モデル(公式の表記)
1秒あたりのクレジット
OpenAI
Sora 2、Sora 2 Pro
17〜83
Google
Gemini Omni Flash、Veo 3.1 Lite、Veo 3.1 Fast、Veo 3.1
13〜142
Kling
Kling 2.1 Master、2.5 Turbo、2.6 Pro、3 Turbo、3 Omni Standard・Pro、3 Standard・Pro
12〜56
Pixverse
Pixverse V6、V5.5、V5.6
7〜80
Seedance
Seedance 1.5 Pro、Seedance 2.0 Fast、Seedance 2.0、「Seadance 2.5」(公式ページの表記のまま)
9〜53
Alibaba
Wan 2.2 A14B、Wan 2.5 Preview、Wan 2.6、Wan 2.7、Happy Horse 1.0・1.1
7〜35
MiniMax
MiniMax H3、Hailuo-02 Standard・Pro、Hailuo-2.3 Standard・Pro
9〜22
Ray
Ray 2 Flash、Ray 2
15〜36
Grok Imagine
Grok Imagine Video、Grok Imagine Video 1.5
10〜28
Flux
Flux 3 Video
35〜42
動画は1秒ごとの料金で、長いほどクレジットを使う、と書かれています。「Seadance 2.5」はSeedanceの綴り違いに見えますが、公式ページの表示のまま書いています。
画面で選ぶと各モデルの正確なクレジットが表示される、と書かれています。
ページ同士の食い違い。 Studioの「External models」のページは、別の一覧(Ideogram V3、Imagen 4、HiDream I1 Dev、Flux 1.1 Pro、GPT Image 1など)と、各モデルの創り手とクレジットの表を載せています。動画の手引きのページも、別の一覧(Veo 2、Veo 3、Luma Ray 2、Wan 2.6まで、PixVerse 5.5、Seedance 1.5までなど)を載せています。どれが現在の画面の表示かは、公式の資料では確認できていません。
自然言語での編集に使うモデルとして、編集のページは、Google、OpenAI、ByteDance、Black Forest Labs、Alibaba、Ideogram、Krea、ImagineArt、NVIDIA、xAIの名前を挙げています。モデルは提供元ごとに並び、「Auto mode」を選ぶとRecraftが選ぶ、と書かれています。
外部モデルの利用規約や、データの処理について、外部モデルのページには書かれていませんでした。次の節で、プライバシーポリシーなどを見ます。
Recraft自社のモデルとの違い
Recraftが作ったのは、V4.1、V4.1 Flash、V4、V3、V2などです(02で扱います)。
上の表のモデルは、提供元が書かれている他社のモデルです。公式のクレジット表は「外部APIの料金を反映している」と書いています。
自社モデルはAPIでも使え、外部モデルはStudioだけです。MCPのツールの「model」項目が受け付けるのは、V2、V3、V4、V4.1の世代です。
第三者・コミュニティ製
MCPのクライアント。 Claude、Claude Code、Claude Desktop、Cursor、Visual Studio Codeは、それぞれ別の会社のものです。公式は設定例を載せていますが、クライアント側で画像やプロンプトがどう扱われるかは、各社の規約です。
OpenAIのPython SDK。 公式は「APIはOpenAI SDKで使える」と書きますが、これはOpenAIが作ったライブラリで、Recraftの公式SDKとして紹介されているわけではありません。
「Open in」の機能。 公式ドキュメントのページには、Claude、ChatGPT、Perplexityで、そのページを添えて新しい会話を開く機能があります。運営はそれぞれの会社です。
コミュニティ製の連携。 DiscordやX、LinkedInなどのコミュニティはありますが、コミュニティ製のプラグインや連携を公式が案内している箇所は、読んだ範囲では見つかりませんでした。僕らは公式の資料の範囲で読んでいません。使う場合は、その作者の規約とデータの扱いを、別に確かめてください。
データはどこへ流れるか
使い方
送られるもの
送り先
公式の説明
Web・モバイル
プロンプト、アップロードした画像、Chatの会話
Recraft。外部のAIモデルの提供元などにも共有される、とプライバシーポリシーが書く
プライバシーポリシーは、外部のAIモデルの提供元、Chatやエージェントの機能のLLMの提供元、音声入力の文字起こしの提供元に共有する、と書く
API
プロンプト、画像
Recraft(external.api.recraft.ai)
「API inputs and outputs are never used for model training」。生成された画像のファイルは約24時間保たれる、と書かれている
MCP
プロンプトと画像(エージェント経由)
Recraft(mcp.recraft.ai)と、使っているクライアントの提供元
MCPで送った内容も、Recraftの学習に使われることがある、とプライバシーポリシーが書く。オプトアウトはプロフィールの設定
拡張機能
拡張機能から送る内容
Recraft
プライバシーポリシーは「プラグインとMCPのデータ」に、開いているページとその画像が含まれることがある、と書く
外部モデル
プロンプトと参照画像
関連会社の一覧の「External Model Providers」の欄に、Anthropic、Black Forest Labs、Google、OpenAI、OpenRouter、Ideogram AI、Fal、Runwareが挙がっている(Studioの外部モデル表の作り手とは一致しない)
プライバシーポリシーは、外部のAI提供元は、利用者が明確に許可しない限り、入力と出力で学習してはならず、画像・動画・チャット・音声の提供元は「zero data retention」かそれと同等の条件で動く、と書く
関連会社の一覧(recraft.ai/subprocessors、最終更新2026年10月5日と表示)の「External Model Providers」の欄は、Runwareについて「利用者が選んだモデルは、イスラエルや中国で動くことがある」と書いています。
一覧には、ほかに、クラウド(Amazon Web Services、Microsoft、Nebiusなど)、決済(Stripe、Paddle、Adapty)、分析、メール、顧客対応(Forethoughtなど)の会社が並んでいます。Anthropic、OpenAIは「AIの推論とデータ分析」「自動化」などの目的で、通常の関連会社の欄にも載っています。
Chatやデザインエージェントの機能が、どの会社のどのLLMを使うかは、公式のページには書かれていませんでした。
処理される国として、プライバシーポリシーは、米国、英国、「その他、提供元が運営する国」を挙げています。国の一覧はありません。
気をつけること
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
5つの拡張機能は、公式のドキュメントが載せていますが、そのページには、作り手が誰かの明記が読めませんでした。送ったデータの扱いも、そのページには書かれていませんでした。
Studioの外部モデルのページと、動画のページの一覧が食い違います。公式も「変わることがある」と書いています。使う前に、画面のモデル選択で確かめてください。
外部モデルの提供元の利用規約は、僕らは読んでいません。他社のモデルを通したときの権利や制限が、Recraft自社のモデルと同じかは、公式の資料では確認できていません。
「Developer Terms」と「Developer API」の規約の本文は、読めていません。商用でAPIを使う前に、必ず原文を読んでください。
公式ドキュメントの「Billing and invoices」「Importing」のページは取得できませんでした。
モデルの名前と版は変わります。この記事の名前は、2026年10月24日に公式ページで読んだ表示のままで、「どれが最新か」は断定しません。規約は変わります。使う前に、公式で最新を読んでください。この記事は法律の助言ではありません。
出典