3行でいうと
- 公式の口は、MiniMax Open Platformの動画生成API(
POST /v2/video_generation)です。新しいモデル MiniMax-H3 と MiniMax-H3-Max は、従量課金(Pay-as-you-go)のAPIが必要と書かれています。 - 公式のMCPサーバー「MiniMax-MCP」は、動画生成(generate_video)などを、Claude Desktop、Cursorなどから呼べるようにします。ただし、READMEの最新のリリースの記載は2025年7月2日で、MiniMax-Hailuo-02の動画に対応、とあります。H3への対応は、読んだ範囲では確認できていません。
- 公式のCLI「mmx-cli」は、MiniMax-H3を指定した動画生成ができ、READMEは「MiniMax Token Planが必要」と書いています。
- H3は、重みが公開されています(MiniMax H3 Community License)。ただし、米国、EU、英国、韓国は「Excluded Territories」で、別の許諾が必要と書かれています。
- 第三者のもの(別会社のAPI経由のMCPなど)は、公式が運営するものではありません。入力はそれぞれの会社に渡ります。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。コマンドやパラメータの名前は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。API利用の契約(Paid Services Agreement)の本文は、取得できておらず、読めていません。
先に結論
- Hailuoのサイトと、APIは別の入口。 サイトはサブスクとクレジット、APIは従量課金(残高から引かれる)と、別の仕組みです。同じ登録で両方使えるかは、公式の資料で確認できていません。
- まず公式のAPIの文書を見る。 動画のAPIは、依頼を出すと
task_idが返り、あとで結果を取りに行く「非同期」の形です。 - MCPは、READMEの日付を見る。 公式のMCPサーバーは便利ですが、READMEの最新のリリース記載は2025年7月です。新しいモデルを呼べるかは、使う前に公式で確かめてください。
- 使うたびにお金がかかる。 MCPのREADMEは「利用で費用がかかることがある」と書いています。AIアプリに任せて何度も呼ばせると、残高が減ります(これは見立てです)。
- 第三者のものは、別のお店。 同じ「Hailuo」の名前でも、運営が別なら、入力の行き先と規約も別です。
前提:用語をそろえる
- API。 プログラムから、サービスの機能を呼ぶ口です。
- API key。 自分の利用を示す合言葉のような文字列です。人に見せたり、公開の場所に貼ったりしてはいけません。
- MCP(Model Context Protocol)。 AIアプリが、外のツールを呼ぶための共通の約束です。
- CLI。 ターミナル(黒い画面)で打つコマンドのツールです。
- 非同期(asynchronous)。 依頼を出して番号をもらい、できあがりを後で取りに行く形です。動画は時間がかかるため、この形です。
- オープンウェイト(open weights)。 モデルの中身(重み)が、ダウンロードできる形で公開されたものです。自分のコンピュータで動かせます。
- Pay-as-you-go(従量課金)。 使った分だけ、残高から引かれる支払い方です。
公式が運営するもの
| 口 | 何ができるか | 運営 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 動画生成API(platform.minimax.io) | 文章から動画、画像から動画、最初と最後のコマ、参照(Reference Generation) | MiniMax | 文書に書かれている |
| MiniMax-MCP(GitHub、MiniMax-AI) | 音声、画像、動画の生成をAIアプリから呼ぶ | MiniMax(公式と明記) | 文書に書かれている |
| mmx-cli(GitHub、MiniMax-AI/cli) | ターミナルから、文章、画像、動画、音声など | MiniMax(公式のコマンドラインのツールと明記) | 文書に書かれている |
| H3のオープンウェイト | 自分の機械で動かす | MiniMax(Hugging Face、ModelScope、GitHub) | 文書に書かれている |
| MiniMax Design(design.minimax.io) | H3をウェブで、設定なしで試す | MiniMax | 文書に書かれている(詳細は読めていない) |
動画生成API
- モデルと条件。 作成APIのmodelに指定できるのは
MiniMax-H3、MiniMax-H3-Highspeed、MiniMax-H3-Lite、MiniMax-H3-Maxの4つです。MiniMax-H3は 768P か 2K(2KはMiniMax-H3だけ)、4〜15秒(整数)。MiniMax-H3-Maxは 480P か 768P、5〜15秒。どちらも従量課金のAPIが必要、とされています。プロンプトは7,000文字まで。 - 流れ。 ①
POST /v2/video_generationで依頼を出し、task_idをもらう。②GET /v2/query/video_generation/{task_id}で状態を見る(文書は10秒間隔を勧める)。成功するとcontent.urlに動画の場所が入る。失敗はfailedとcancelled。③その場所からダウンロードする。 - 認証。
Authorizationヘッダに Bearer トークン(APIキー)を入れます。基本のURLはhttps://api.minimax.ioです。 - 入力のやり方。
contentにtext、image_url、video_url、audio_urlの項目を入れます。画像から動画は、first_frameとlast_frameの役割。参照はreference_image、reference_video、reference_audioの役割です。画像から動画と、参照からの動画は、1つの依頼で混ぜられません。 - 入力の上限(文書の表記)。 依頼の本体は64MB以下。大きなファイルはBase64ではなく、公開のURLか
mm_file://{file_id}を使う。画像は30MB以下、参照の画像は9枚まで。参照の動画は50MB以下で3本まで、参照の音声は15MB以下で3本まで。 - ほかの口。 文書には、強化した指示文を作る Context-IR、768Pの動画から2Kを作る再生成(Regeneration)、過去7日の課題の一覧、取り消しや削除の口も挙がっています。
- 通知。
callback_urlを指定すると、状態(queued、running、succeeded、failed、cancelled)が届きます。最初に確認の依頼が来て、challengeの値を3秒以内にそのまま返す必要がある、と書かれています。 - エラー。 402は残高不足、422は入力に敏感な内容がある、429は混雑、と書かれています。
- 古いモデル。 料金ページは、MiniMax-Hailuo-2.3、MiniMax-Hailuo-2.3-Fast、MiniMax-Hailuo-02を「Legacy Models」として載せています。このガイドで読んだ動画APIの文書は、H3系のものでした。古いモデルを呼ぶ指定の仕方は、読めていません。
- 文章のAPIとは別。 クイックスタートには、AnthropicのSDKやOpenAIのSDKとの互換の基本のURLが書かれていますが、これは文章生成の項目として書かれています。動画のAPIが同じ互換を持つかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。
公式のMCP(MiniMax-MCP)
- ツール(tool)。
text_to_audio、list_voices、voice_clone、voice_design、text_to_image、generate_video、query_video_generationが挙がっています。 - 入れ方。 APIキーを取り、
uvを入れ、使うAIアプリの設定ファイル(Claude Desktopならclaude_desktop_config.json)に、uvxでminimax-mcpを動かす設定を書きます。Windowsでは、Claude DesktopのDeveloper Modeを有効にする、とされています。 - 環境変数。
MINIMAX_API_KEY、MINIMAX_API_HOST、MINIMAX_MCP_BASE_PATH(出力を置くフォルダ)、MINIMAX_API_RESOURCE_MODE(urlが初期値、localならダウンロード)。 - 地域。 APIキーとホストは、同じ地域のものでなければなりません。海外(Global)のホストは
https://api.minimax.io、中国本土のホストはhttps://api.minimaxi.comです。合わないと「invalid API key」になる、と書かれています。 - ライセンスと日付。 MITライセンス。最新のリリース記載は2025年7月2日(voice_designの追加と、MiniMax-Hailuo-02の動画への対応)です。
- 注意書き。 使うと費用がかかることがある、と書かれています。さらに、新しいモデルや追加の機能を持つ公式のコマンドラインのツールとして、mmx-cli を勧める、とも書かれています(廃止の通知ではなく、推薦です)。
- JavaScript版。 READMEは、JavaScriptの実装(MiniMax-MCP-JS)を「Official JavaScript implementation」(公式のJavaScript実装)と書いています。中身は読めていません。
公式のCLI(mmx-cli)
- 入れ方。 AIエージェントには
npx skills add MiniMax-AI/cli -y -g、ターミナルにはnpm install -g mmx-cli(Node.js 18以上)。 - 認証。
mmx auth loginで、MiniMaxのOAuthかAPIキーを選びます。OAuthの方法は、Device Authorization Grant(RFC 8628)にPKCEを併用、とされています(OAuthは、パスワードそのものを渡さずにログインを許可する仕組みで、後ろの2つはその標準的な手順の名前です)。トークンは~/.mmx/config.jsonに保存され、自動で更新されます。 - 動画。
mmx video generate --prompt "..."で作り、--downloadで保存、--asyncで背景実行。--model MiniMax-H3でH3を選べ、開始の画像、参照の画像や動画を渡せます。H3では、画像30MB、参照の動画50MB、参照の音声15MB、リクエスト全体64MBの上限が、アップロード前に確認されます。H3の初期値は、2K、5秒、16:9(文章から動画)です。 - 費用。 価格は書かれていません。「MiniMax Token Planが必要」とあり、使用量は
mmx quotaで見られます。なお、APIのクイックスタートは「M Plan」という名前を使い、課金ページのURLには token-plan という文字が出ます。同じものかどうかは、公式には書かれていません。 - ライセンス。 MIT。
H3のオープンウェイト
- 公開先。 Hugging Face(
MiniMaxAI/MiniMax-H3)、ModelScope(中国本土のミラー)、GitHubです。ComfyUIで使う変換版は、別の公開先(Comfy-Org)にあり、公式の元の重みとは別のもの、と書かれています。 - ライセンス。 「MiniMax H3 Community License Agreement」。研究にも商用にも無償ですが、年間の売上が2,000万米ドルを超える会社は、別に書面の許可が必要、商用の製品はUIに「MiniMax H3」と目立つ形で表示する、生成物や重みを、ほかのAIの学習や改善に使ってはいけない、利用は Acceptable Use Policy に従う、と書かれています。
- 提供しない地域。 米国、EU、英国、韓国は「Excluded Territories」で、別のライセンスが必要です。公式は、生成動画の規制が定まるまでの扱いで、「まだ」であって「永遠に」ではない、と説明しています。APIは世界中で使える、とされています(文書が確認した日は2026年8月26日)。
- 必要な機材。 参照の構成は、NVIDIA B200を8枚積んだ1台です(最低条件ではない、と書かれています)。公式のdeployページは、上流の記載として約108GBと書いていますが、同じ公式の別の記載には約135 GiB(分割あたり)や約42GB(軽量化したint8)もあり、数字がそろっていません。個人向けのGPUでの動かし方は、上流の記載で、MiniMax自身は確かめていない、とされています。公式のdeployページ(2026年8月26日に確認と表示)には、参考値として、RTX 5090を2枚(1枚あたりのピーク約26.3GiB、5秒の動画で約9分)、RTX 4090を1枚(オフロードとINT8で、GPUのピーク約18GB)という記載があります。
- 配信用のツール。 ComfyUI(0.30.0以降)、SGLang(プレビュー)、vLLM-Omni(実験的、コミュニティが保守するレシピ。なお design.minimax.io/h3 は、公式のレシピがある選択肢と書いていて、2つの公式ページで書き方が違います)。公開の重みには、Context-IRと2Kの再生成は含まれず、2KはAPIの機能、と書かれています。
第三者・コミュニティのもの
次のものは、MiniMaxの公式が運営するものではありません。
| 名前 | 何か | 読んだ範囲 |
|---|---|---|
| AceDataCloud/HailuoMCP(GitHub) | Hailuo(MiniMax)の動画生成を、AceDataCloudのAPI経由で呼ぶMCPサーバー、と検索結果の説明にある | 検索結果の題名と説明だけ。中身は読んでいない |
| kevinten-ai/mcp-video-gen(GitHub) | 複数の動画サービス(MiniMax Hailuoを含む)を呼ぶMCPサーバー、と検索結果の説明にある | 検索結果の題名と説明だけ。中身は読んでいない |
| ComfyUI、Diffusers、DiffSynth-Studio、WanGP、vLLM-Omni、SGLang | 公式の「H3 Open」のページが、公開の重みを動かすツールとして挙げているもの | 公式のページの記載。各ツールの運営はMiniMaxではない(deployページは、vLLM-Omniのレシピをコミュニティ保守と書くが、design.minimax.io/h3 は公式のレシピがある選択肢と書く) |
| fal.ai | 公式のAPI文書が、MiniMax-H3-Maxを、MiniMaxとfal.aiの共同公開で、fal.aiがH3をもとにpost-train(追加の学習)して高速生成向けに最適化したもの、と書く | 公式のAPI文書の記載。提供の仕方やデータの扱いは読めていない |
- 第三者のMCPは、入力(文章、画像)が、その第三者のサービスと、さらにそこから先へ渡ります。何が保存され、何に使われるかは、その第三者の規約と運用で決まります。
- 第三者のものが公式の機能を正しく使えているか、料金が公式と同じかは、この記事では確かめていません。
データはどこへ流れるか
| つなぎ方 | 入力の行き先 | 公式の記載 |
|---|---|---|
| Hailuoのサイト・アプリ | Hailuo AIの運営者(利用規約はNanonoble Pte. Ltd.) | 利用規約、プライバシーポリシー(第1本) |
| 公式のAPI | api.minimax.io(Global)、または api.minimaxi.com(中国本土) |
MCPのREADME、APIの文書 |
| 公式のMCP、CLI | 上のAPIのホスト。出力は、URLで返るか、手元に保存される | README |
| オープンウェイトを自分の機械で | 自分の機械の中。MiniMaxには送られない(動かし方による) | 公式のページ(外へ送るかどうかの明記は、読んだ範囲では見つからなかった) |
| MiniMax Design | MiniMaxのサービス | 公式のページ(規約は読めていない) |
| 第三者のMCPやAPI | その第三者 | 読んでいない |
- API利用の契約(Paid Services Agreement)、APIでの入力や出力の学習への利用、保存期間は、読んだ範囲では確認できていません。
- MiniMaxの総合の規約(2026年4月15日更新表示)は、サービス別の規約が優先すると書き、Hailuo Video、Open Platformなどの規約へ案内します。この総合の規約自体には、出力の所有、学習への利用、年齢、運営者名の記載は、読んだ範囲ではありませんでした。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。名前や手順は公式の記載を写しただけです。
- APIキーは、設定ファイルや環境変数に入れ、人に見せないでください。公開のリポジトリに貼らないことが大切です。
- MCPのリリース記載が2025年7月で止まっています。新しいモデル(H3)を呼べるか、最新のツールで確かめてください。
- AIアプリに動画を作らせる場合、1回の依頼で何度も生成が走ると、残高が減ります。上限額や、残高の通知があるかは、公式の資料で確認できていません。
- 公開の重みの利用条件(売上の上限、表示の義務、地域の除外)は、事業で使う前に、ライセンスの原文を専門家と確かめてください。この記事は法律の助言ではありません。
- 公式の「Hailuo」の名前が付くモデル(Hailuo 02、2.3)と、H3は、APIの文書の中で扱いが違います。H3の文書には、Hailuoの名は出てきません。
公式の資料では確認できていない点
- HailuoのサイトとAPIの登録(アカウント)が共通かどうか。
- API利用の契約(Paid Services Agreement)の本文、APIの入出力の学習への利用、保存期間。
- 古いモデル(Hailuo 02、2.3)をAPIで呼ぶ指定の仕方と、上限。
- MiniMax-MCP-JSの中身、MCPがH3に対応しているか。
- mmx-cliの Token Plan と、APIの M Plan が同じものか。
- 他社のモデル(Kling、Seedanceなど)を、Hailuoの中で使うときの、データの流れ先。
- 第三者のMCPの中身と運用。
出典
- Video Generation(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- Create Video Generation Task(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- Quick Start(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- Pricing Overview:Video(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- Run and self-host MiniMax H3(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- MiniMax-MCP README(MiniMax-AI、GitHub、確認日 2026-10-23)
- MiniMax CLI(MiniMax-AI、GitHub、確認日 2026-10-23)
- MiniMax H3 Open(MiniMax Design、確認日 2026-10-23)
- MiniMax H3 の発表(MiniMax、2026年7月31日、確認日 2026-10-23)
- MiniMax Terms of Service(MiniMax、2026年4月15日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Hailuo AI Privacy Policy for Video and Image Tools(Hailuo AI、2025年12月9日更新表示、確認日 2026-10-23)