3行でいうと
- 公式のダウンロードページは、基本の機能として、文章から動画(text-to-video)、画像から動画(image-to-video)、1〜3枚の写真で同じ人物を保つ「subject reference」、毎週更新される一発の「テンプレート」を挙げています。
- 公式のToolsの一覧には、自社のモデル(MiniMax H3、H3 Max、Hailuo 2.3)に加えて、MiniMaxのものとは書かれていないモデル名(Kling 4.0、Seedance 2.5、Nano Banana 2、Midjourney V8.2 など)も並んでいます。公式ブログは、Nano Banana 2 を Google DeepMind のモデルと書いています。
- 新しい動画モデル MiniMax H3(2026年7月31日の公式発表)は、2K、最長15秒、ステレオの音つきと説明されています。公式の発表は、Hailuo AIのサイトで試せる、と案内しています。
- 「Hailuo Video Agent」は、2025年6月20日にBetaとして発表され、2025年10月28日の公式発表でMedia Agentになったと書かれています。公式サイトの hailuoai.video/agent には、今回の取得では「Beta」の表示も「Media Agent」という名前も見つかりませんでした。
- 公式が紹介する場面は、広告や商品の動画、短い物語、キャラクターを保った連続した場面、写真を動かす遊び、画像の編集です。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。機能名やメニュー名は公式の英語表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「確認できていない」と書いています。生成にかかるクレジットや、プランごとの違いは、公式の料金ページを読めておらず、第4本の範囲でも、読めた分だけを書きます。
先に結論
- まず触るなら、「文章から動画」か「画像から動画」。 公式のダウンロードページが最初に挙げているのは、この2つです。
- 迷ったら、テンプレートから。 公式のダウンロードページは、テンプレートを「週ごとに更新される一発のもの」と書いています。自分でプロンプトを書かずに始められる入口です(これは僕らの見立てです)。
- 「Hailuo」は、サイトの名前であり、モデルの名前でもある。 サイトの中で選べるモデルは、MiniMax自前のものと、MiniMaxのものとは書かれていないものが混ざっています。どれが誰のモデルかは、Toolsの説明文で確かめます(会社名が書かれていないものもあります)。
- 公式の例は、広告、商品、短い物語、遊び。 どれも、公式が「できる」と書いているもので、この記事は、出来栄えを確かめたものではありません。
前提:用語をそろえる
- text-to-video(T2V)。 文章(プロンプト)だけで、動画を作ります。
- image-to-video(I2V)。 1枚の写真やスケッチを、動く動画にします。
- first/last-frame(最初と最後のコマ)。 動画の最初と最後の画像を決めて、その間を作らせる使い方です。公式のダウンロードページと、APIの文書に出てきます。
- subject reference。 1〜3枚の写真から、人物やキャラクターを保って、場面をまたいで作る機能です(公式のダウンロードページの説明)。APIの文書では、同じ考え方を「Reference Generation」と呼んでいます。
- テンプレート。 手順どおりに文章や画像を入れると、一発で動画ができる型です。
- Media Agent。 公式が「一発の動画づくり」と、段階を追う作り方の両方を持つ、と書く機能です(後で詳しく)。
- MiniMax H3。 MiniMaxの新しい動画のモデルです。公式の発表は「general-purpose multimodal generation model」(文章、画像、動画、音声をまとめて扱う汎用のモデル)と説明しています。
たとえ話:撮影スタジオと小ツールの棚
Hailuoは、小さな撮影スタジオのようなものです。
- 台本だけ渡す(T2V)。 「こんな場面を撮って」と口で頼むやり方です。
- 1枚の写真を渡す(I2V)。 「この写真が動き出す場面を」と頼みます。
- 最初と最後の絵を渡す。 「ここからここまで」と、始まりと終わりを決めておきます。
- 人物の写真を渡す(subject reference)。 「この人(キャラクター)で撮って」と、同じ俳優を呼びます。
- テンプレート。 小ツールの棚にある、すでに組み立てられたセットです。
これは、機能の違いを覚えるためのたとえです。実際の画面の並び方とは、関係ありません。
主な機能
| 機能 | 公式の記載 | 公式のどこ | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 文章から動画 | 映画のような短い動画を、プロンプトから作る。1080p、60fps、10秒、最初と最後のコマの指定が書かれている | ダウンロードページ | 文書に書かれている |
| 画像から動画 | 写真やスケッチを動かす | ダウンロードページ | 文書に書かれている |
| subject reference | 1〜3枚の写真で、人物を場面をまたいで保つ | ダウンロードページ | 文書に書かれている |
| テンプレート | 毎週更新の、一発のテンプレート | ダウンロードページ | 文書に書かれている |
| AIツール | Outfit Swap、AI Edit、Film Now、Motion Control、Viral Ads、Tattoo Studio | ダウンロードページ | 文書に書かれている(中身の説明は読めていない) |
| 画像の編集 | AI Photo Editing、Background Remover、Object Remover、AI Image Colorizer、AI Image Extender、Image Upscaler など | Toolsの一覧 | 文書に書かれている |
| 画像の生成 | 画像のモデルが複数並ぶ | Toolsの一覧 | 文書に書かれている |
| Audio、Design | ナビゲーションにあり、Audioはminimax.io、Designはdesign.minimax.ioに移る | 公式サイト、Toolsの一覧 | 文書に書かれている(別のサービス) |
| Assets | 作ったものの保管の入口(Mine の下) | Toolsの一覧 | 文書に書かれている(詳しくは読めていない) |
- ダウンロードページは、1080p(映像の細かさの目安)、60fps(1秒あたり60コマ)、10秒を挙げています。いっぽう、Hailuo側の公式ブログ(Hailuo 2.3の紹介、2026年7月27日更新の表示)は、解像度は768pか1080p、長さは6秒か10秒と書いています。どちらもモデルや時期によって違うのかもしれませんが、公式の資料の中での関係は、確認できていません。なお、同じ記事は、Hailuo 2.3は文章からと画像からの動画、2.3-Fastは画像からの動画だけで、どちらも最初と最後のコマの指定には対応しない、と書いています。実際に選べる設定は、画面で確かめてください。
- 公式のダウンロードページは、アプリで作る、作り直す、公開するまで携帯の上でできると説明しています。
動画のモデル
公式のToolsの一覧(「Trending」の並び)に載っていた、動画のモデルです。説明は、公式の一覧の文を要約しています。
| 名前 | 公式の一覧の説明(要約) | 作った会社 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| MiniMax H3 | 文章、画像、動画、音声から、動画の生成と編集 | MiniMax | 文書に書かれている |
| MiniMax H3 Max | 768pの速い生成。音つき、人物を保つ | MiniMaxとfal.ai(APIの文書は、fal.aiがH3をもとにpost-trainして高速生成向けに最適化したものと書く) | 文書に書かれている |
| Hailuo 2.3 Model | 文章か画像から、自然な動きの動画 | MiniMax | 文書に書かれている |
| Kling 4.0 | 複数の参照、キーフレームの指定、音つきの動画の生成と編集 | 読んだ範囲では会社名が書かれていない | 文書に書かれている(作り手は読めていない) |
| Seedance 2.5、Seedance 2.0 | 30秒の動画、複数の参照、細かい編集 | 読んだ範囲では会社名が書かれていない | 文書に書かれている |
- MiniMax H3(公式発表、2026年7月31日)。 「native stereo sound, up to 15 seconds at 2K resolution」(ステレオの音つきで、最長15秒、2K)と書かれています。指示に従う力、文字やブランドの正確な描画、動画から動画への動きの移し替え(V2V motion transfer)が得意、とも書かれています(発表は「early testing found」という書き方で、断定ではありません)。発表は、H3がHailuo 02の構造から離れたと書き、Hailuo AIのサイトで試せると案内しています。
- Hailuo 2.3(公式発表、2025年10月28日)。 Hailuo 02より、体の動き、様式、顔の細かな表情が良くなった、と書かれています。物理や光と影、アニメ、イラスト、水墨画、ゲームのCGのような様式、物体の動きへの反応も改善した、とされています。速く、安いHailuo 2.3 Fastも同時に出た、と書かれています。
- 他社のモデルの扱い。 Toolsの一覧には、Kling 4.0やSeedance 2.5のような、MiniMaxのものとは書かれていないモデル名が載っています。公式のブログ(Nano Banana 2の記事)は、Hailuoは「自社のモデルに並べて」Nano Banana 2を使えるようにしている、と書いています。これらを使ったとき、入力が誰に渡るかは、読んだ範囲では書かれていません(第3本・第4本)。
画像のモデルと編集
- 公式のToolsの一覧の画像のモデルは、Nano Banana 2、Seedream 5.0、Midjourney V8.2、Flux 2 Pro、GPT Image 2.5、Grok Imagine Image 2.0 などが並んでいます。いずれも、一覧の説明文は一行です。
- 編集のツールは、AI Photo Editing(修整)、AI Background Generator(背景の生成)、Background Remover(背景の削除)、Object Remover(不要な物の削除)、AI Image Colorizer(白黒に色をつける)、AI Image Extender(外側を広げる)、Image Upscaler(高解像度化)が挙がっています。
Media Agent(旧Hailuo Video Agent)
- 2025年6月20日の公式発表。 「Hailuo Video Agent」はBetaとして出て、3段階の計画のうち、第1段階だけが公開されていました。第1段階は、用意されたテンプレートに沿って、文章や画像を入れ、一発で動画を作るものです。第2段階は、台本、映像、ナレーションを半分自由に編集する(その夏に展開予定)、第3段階は、ほぼ自動の一連の作業(計画中)、と書かれています。
- 2025年10月28日の公式発表。 Hailuo Video Agent が Media Agent に「officially evolves(正式に進化する)」と書かれ、世界で同時に始まりました。一発の動画づくりと、画像、動画、音声をアップロードして段階を追うモードがある、と説明されています。
- 今の状態。 公式サイトの hailuoai.video/agent は、ページの説明で、チャットで話しかけながら、動画・画像・音楽を無限のキャンバス(infinite canvas)の上でつくる「AI video agent」と説明しています。画面には「Model」の表示と「Automatic Ratio」の表示があり、ツールのメニューには Batch Image Creation、Auto Cut Video、All-in-One Creative が並んでいました(今回の取得では、Beta表示と「Media Agent」という名前は見つかりませんでした)。公式サイトの現在のToolsの一覧には、「agent」という項目は見つかりませんでしたが、トップページの操作ボタンには「Hailuo Agent」という名前がありました(中身は読めていません)。また、公式サイトのドメインの下に agent/chat という形のページがあることは、検索結果の表示で確認しています(中身は読めていません)。
場面から選ぶ:公式が紹介する使い方
「公式のどこに書かれているか」を添えます。すべて、公式の説明であり、この記事は、出来栄えを確かめたものではありません。
| 場面 | 公式の紹介 | 公式のどこ |
|---|---|---|
| 写真を動かして遊ぶ | カップルの写真からピクセルアートの恋愛の動画、ペットの宅配、レトロな証明写真など、8つの「創作の種」が例に挙がる | Video Agent発表(2025年6月20日) |
| 商品の広告 | AI Ad Generator(商品写真から動画広告)、AI Product Video Maker、AI Product Photography | Toolsの一覧(Marketing) |
| 電子商取引の広告 | 物体の動きへの反応が良くなり、ベータの試験で電子商取引の広告に使われた、と書かれている | Hailuo 2.3発表(2025年10月28日) |
| アニメやイラスト風の動画 | アニメ、イラスト、水墨画、ゲームのCGなどの様式に対応を広げた、と書かれている | Hailuo 2.3発表 |
| 短い物語 | AI Short Drama Generator、AI Shorts Generator、AI Music Video Generator | Toolsの一覧(Movie & Animation) |
| キャラクターをそろえて作る | subject referenceで、1〜3枚の写真から、人物を場面をまたいで保つ | ダウンロードページ |
| 動きを真似させる | H3の「V2V motion transfer」。Motion Controlのツールもある | H3の発表、ダウンロードページ(詳しい手順は読めていない) |
| 画像の修整 | 背景の削除、不要な物の削除、高解像度化など | Toolsの一覧(Image Editing) |
| 写真で遊ぶツール | AI Dance Generator、AI Hug Generator、AI ASMR Generator、AI Meme Generator など | Toolsの一覧(Entertainment) |
はじめの使い方(見立て)
ここは僕らの見立てです。公式の手順ではありません。
- まず、テンプレートか、画像から動画で、短いものを1本作ってみる。
- 気に入った見た目ができたら、同じ写真と同じ指示文で、モデルだけ変えて比べる。
- 人物をそろえたいときだけ、subject referenceを試す。
- 作る前に、使うモデルやツールのクレジットの消費が画面に出るか、確かめる(第4本)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。機能の名前は、公式の説明を写しただけで、出来栄えや使いやすさは確かめていません。
- 公式のToolsの一覧は要約で取得したため、各項目の説明の全文、制限(長さ、枚数)、クレジットの消費は読めていません。
- 他社のモデルの名前が一覧にありますが、それらの条件は、その会社の規約に従うことがあります。Hailuoの規約に、他社のモデルの扱いが書かれているかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 人物の写真や、他人の顔を使う場面では、Hailuoの利用規約が、なりすましや、本人が認めていない推薦をにおわせる内容を禁じています。AIが作ったことの表示を求める条文もあります(第1本、第4本)。
- 一部のツール(AI Hug Generator、AI Kiss Generator、AI Headshot Generatorなど)は、人の写真を使うと説明されています。本人の許可を取ってから使ってください。権利や契約の解釈は、専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
公式の資料では確認できていない点
- 各ツール(Outfit Swap、AI Edit、Film Now、Motion Control、Viral Ads、Tattoo Studio)の詳しい説明と制限。
- agentの第2段階、第3段階が出たかどうか(hailuoai.video/agent では、Beta表示と Media Agent の名前は見つからなかった)。
- 各モデルの長さ、解像度、クレジットの消費(Hailuo 2.3の発売時の消費だけは第4本)。
- 他社のモデルを使ったときの、データの流れ先と、追加の規約。
- Assetsの中身(保管期間、フォルダ、削除)。
- 利用者向けの公式のヘルプセンターがあるかどうか。読んだ範囲では、見つかりませんでした。
出典
- Hailuo AI Tools(Hailuo AI公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Hailuo AI App Download(Hailuo AI公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Hailuo AI(Hailuo AI公式サイト、確認日 2026-10-23)
- MiniMax H3 の発表(MiniMax、2026年7月31日、確認日 2026-10-23)
- MiniMax Hailuo 2.3(MiniMax、2025年10月28日、確認日 2026-10-23)
- Introducing Hailuo Video Agent in Beta(MiniMax、2025年6月20日、確認日 2026-10-23)
- Hailuo 2.3 Model(Hailuo AI公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Hailuo 2.3 & 2.3-Fast の紹介記事(Hailuo AI公式ブログ、2026年7月27日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Nano Banana 2 Guide(Hailuo AI公式ブログ、2026年7月27日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Video Generation(MiniMax API Docs、確認日 2026-10-23)
- Hailuo AI Terms of Service for Video and Image Tools(Hailuo AI、Last Modified 2026年8月19日表示、確認日 2026-10-23)