3行でいうと

  • Flowの公式ヘルプ(目次は15本)には、APIやMCP、他社アプリとのつなぎ込みの項目がありません。公式が手順を書いているのは、Agent、Tools、YouTubeへの公開、共有リンク、ダウンロード、Takeoutです。
  • 外へ出すときに、取り消しの手順が書かれているのは少数です。共有リンクとToolsは、共有をやめるには元の作品(Tool)を消す、と書かれています。YouTubeへの公開と、Takeoutの第三者への配信は、渡したあとの外し方が、読んだページには書かれていません。
  • Agentは、Googleの公式ブログが「Geminiのモデルで作った」と説明する、Flowの中のAIです。パソコンのウェブだけで使えます。
  • Takeoutは、Drive、Dropbox、OneDrive、Boxにも送れます。第三者に着いたあとはGoogleの責任の外、と書かれています。
  • Gemini(プロンプトの案づくり)、Flow Music、Gemini API(Veo、Gemini Omni Flash)は、08で扱います。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGoogle Flowを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。画面の表記は変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。公式の文章は要約の形で取得したため、長い引用はせず、言い換えています。

先に結論

前提:用語をそろえる

この記事が扱う「つながり」の一覧

つなぎ先 向き どこで 渡る先 公式に書かれた外し方
Agent Flowの中 プロンプトボックスの「Agent」 Googleのサービス(会話は「Sessions」に保存) セッションを削除(素材は残る)。Agentをオフ
Tools Flowの中 左の「Tools」 共有すると、リンクを知る人へ 共有をやめるにはToolを削除
Google AIの購読 Googleの購読とFlow Google One、Googleの購読ページ Googleアカウント 04を参照
YouTube Flow → YouTube 動画の「More」→「Publish to YouTube」 YouTubeの選んだチャンネル 読んだページには書かれていない
共有リンク Flow → リンクを知る人 素材の「More」→「Share」 リンクを知る人 元の作品を削除
ダウンロード Flow → 自分の機器 素材の「More」→「Download」 自分の機器 該当なし
Google Takeout Flow → Drive/Dropbox/OneDrive/Box/メール takeout.google.com 選んだ配信先 第三者に着いたあとはGoogleの責任の外
モバイルアプリ パソコンとスマホ Flowアプリ(Android) 同じアカウントのライブラリ アプリの削除の手順は読んでいない
Workspace 管理者 → Flow 管理者の設定 組織 管理者が入り切り

Gemini(gemini.google.com)、Flow Music、Gemini API、Gemini Enterprise Agent Platformは、08(その2)に書きました。

1. Flowの中:Agent(Geminiのモデルで作られた会話の機能)

公式の説明

設定する画面と手順(公式の手順を順に並べたもの)

  1. プロジェクトを開き、プロンプトボックスの「Agent」を押して、オンにする。
  2. 「Expand」で側面のパネルを開く。
  3. プロンプトボックスの下の「Settings」で、「Confirm before generating」を「Always」か「Never」にする。
  4. プロンプトボックスの下の「Agent Instructions」から「Add instruction」を押し、参考画像と指示を入れて、「Done」を押す。プロジェクト全体に効く。
  5. 頼む。例(この記事の例):Rename the selected images by subject and put them into a new collection(選んだ画像を被写体で名前を付け直し、新しいCollectionに入れて)。公式のヘルプが、名前の変更、Collectionへのまとめ、不要な素材の削除をAgentに頼める、と書いています。

渡るデータ・権限

項目 記載
渡るもの あなたの入力、ドラッグした素材。Googleのサービスで処理される。会話は「Sessions」としてプロジェクトごとに自動で保存される
保存の期間 プライバシー通知は、AgentとToolsのセッションは既定で18か月保存、と書く
権限 クレジットを使う動作の前に確認を取る(既定)。「Never」にすると、確認なしで生成し、クレジットを使う
費用 生成した素材はクレジットを使う。Agentへの質問は、いまのところクレジットを使わず、1日の質問数に上限がある

外し方

うまくいかないとき

2. Flowの中:Tools(共有すると外へ出る)

画面と手順(ヘルプ「Create & manage Tools in Google Flow」)

  1. プロジェクトを開き、左の「Tools」を押す。上の「My Tools」で、Toolを選ぶ。
  2. 作る:「Tools」、「Create Tool」。プロンプトボックスに説明を書き、「Generate」。画面を見て「Save」。
  3. 共有する:Toolを開き、「Share」、「Copy link」。
  4. 共有されたToolを開く:プロジェクトを選んだ状態で、共有のリンクを開く。そのプロジェクトでToolが開く。

渡るデータ・権限

外し方

うまくいかないとき

3. Google AIの購読とFlow

公式の記載

確認の画面

4. Flowから外へ:YouTubeへの公開

条件

手順

  1. Flowにログインし、プロジェクトで動画にカーソルを載せる。
  2. 「More」、「Publish to YouTube」を押す。
  3. 必要なら「Connect YouTube」を押す。
  4. チャンネルを選ぶ(または「Create a channel」)。
  5. タイトル、説明、公開範囲(「Public」「Unlisted」「Private」)、タグ、カテゴリを入れる。
  6. 「Upload to YouTube」を押す。YouTube側の処理に数分かかることがある。

渡るデータ・権限

項目 記載
渡るもの 選んだ動画。そのモデルで生成された最高の解像度で上がる。4秒、6秒、8秒、10秒(Gemini Omni Flash)のクリップが対象
入力するもの タイトル、説明、公開範囲、タグ、カテゴリ
透かし 目に見えないSynthIDが入る。取り除いたり、変えたりしないよう書かれている
Scenebuilderのシーン 直接は上げられない。1本のファイルとしてダウンロードし、YouTube Studioから上げる
「Connect YouTube」で何の権限を渡すか 読んだページには書かれていない

外し方

うまくいかないとき

5. Flowから外へ:共有リンク

手順(公式の手順を順に並べたもの)

  1. プロジェクトで、画像か動画にカーソルを載せ、「More」、「Share」を押す。
  2. 作るのに使った素材(ingredients)も一緒に共有するなら、「Include inputs」をオンにする(任意)。
  3. 「Copy link」を押す。

渡るデータ・外し方

うまくいかないとき

6. Flowから外へ:ダウンロードして、ほかのソフトで使う

  1. プロジェクトを開き、素材にカーソルを載せ、「More」、「Download」。
  2. ファイルの種類を選ぶ。GIFと動画が挙がっている。
  3. GIFは「270p」。
  4. プロジェクトまるごと:右上の「More」、「Download project」。Collectionは、カーソルを載せてダウンロードのアイコン。

  5. 他社の編集ソフトや、他のAIと直接つなぐ機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。ダウンロードしたファイルを、自分でほかのソフトに入れる形です。

  6. SynthIDは、YouTubeへの公開の項で、取り除いたり変えたりしないよう書かれています。ダウンロードした動画について同じ記載があるかは、公式で確認できていません。

7. Flowから外へ:Google Takeout(Drive、Dropbox、OneDrive、Box)

ヘルプ「Download your Google Flow data」の手順です。ダウンロードしても、Googleのサーバーからデータは消えません。消すには、プロジェクトの削除の手順が別にあります。

手順

  1. takeout.google.com を開き、Flowで使っているGoogleアカウントでサインインする。
  2. 「Select data to include」の下で、「Deselect all」を押す。
  3. 「Create a new export」の下の一覧で、Flowのチェックを入れる。
  4. 「Next step」を押す。
  5. 配信先を選ぶ。「Send download link via email」(リンクは7日で失効)、「Add to Drive」(Driveの容量を使う)、「Add to Dropbox」「Add to OneDrive」「Add to Box」(アカウントの連携が必要。保存先を知らせるメールが届く)。
  6. 頻度:「Export once」か「Recurring」(あらかじめ決めた間隔)。Advanced Protection Programに入っていると、「Recurring」は選べない。
  7. ファイルの種類と大きさ:「.zip」か「.tgz」(Windowsでは、7-Zipなど別のソフトが要ることがある)。上限を超えると、複数のアーカイブになる。
  8. 「Create export」(第三者の保存先では「Link accounts」)を押す。
  9. 数分から数時間かかる。完了のメールの「Download archive」、またはTakeoutの「Manage exports」から取り出す。

中身

項目 記載
含まれるもの 生成とアップロードした画像、動画、音声、プロンプトと生成の設定、プロジェクト、Collection、お気に入りの印、Characters、シーン、編集の履歴
主な構成 本体のフォルダに projects.json、collections.json、characters.json、scenes.json、edit_stacks.json。「media/」に .jpg、.mp4、.wav と、同じIDの _metadata.json
名前 ファイルは、プロジェクト名ではなく、固有のIDの名前。どのプロジェクトのものかは、_metadata.json で調べる

渡るデータ・外し方

うまくいかないとき(公式の案内)

8. パソコンとスマホのアプリ

9. 組織向け:Workspaceの管理者

データの流れ:まとめ

操作 渡る先 公式の注意
Flowで生成 Googleのサービス 人が確認した分は、アカウントと切り離して最長18か月(プライバシー通知)。「Help improve Google Flow」をオフにしても消えない、と通知にある。機密情報は入れない
Agent Googleのサービス セッションは既定で18か月保存(プライバシー通知)。削除でチャットは消え、素材は残る
Tools共有 リンクを知る人 コード、名前、サムネイルが見える。共有をやめるには削除
共有リンク リンクを知る人 元の作品を削除しないと、共有はやめられない
YouTube YouTube 公開範囲を選ぶ。SynthIDを外さない
Takeoutで第三者へ Dropbox、OneDrive、Box 着いたあとはGoogleの責任の外

Geminiに貼る画像や動画、Gemini APIに送るプロンプトの扱いは、08に書きました。

外し方のまとめ(読んだページに書かれているものだけ)

対象 外し方 記載
Agentの会話 「Menu」から、セッションを削除 あり(素材は残る)
Toolsの共有 Toolを削除 あり(元に戻せない)
共有リンク 元の作品を削除 あり
学習への利用 「More」の「Help improve Google Flow」をオフ あり(人が確認した分は消えない、と通知にある)
アバター プロフィール画像から「Manage avatar」、「Delete avatar」 あり
Flowの全データ 「More」の「Delete all projects」 あり
YouTubeの接続・動画 - 記載が見つからない
Takeoutで送ったアーカイブ - 記載が見つからない(第三者の規約による)

気をつけること

出典