3行でいうと

  • プライバシーポリシーによると、無料版(Translator と Write)の内容は、ニューラルネットワークとアルゴリズムの学習と改善のために、一定期間使われます。有料版(Translator Pro、API Pro、Write Pro)の文章は、永続的には保存されず、サービスの提供後に削除され、品質の改善には使われません。
  • 保存される場所は、ものによって違います。訳文の保存、用語集、スタイルルールは、DeepLのアカウントに保存されます。翻訳履歴は、アプリを使う端末の中だけです。
  • 料金ページ(2026年10月23日の表示)は、Individual が年払いの月額換算で €7.49、Team が1人あたり €24.99、Business が €49.99、Write Pro のアドオンが €6.99 です。表示はユーロ(取得時の国の選択はドイツ)で、税込でした。
  • 解約しても請求期間の終わりまでは使えます。購読が無効になると、用語集、保存した訳文、スタイルルールは使えなくなり、無効になってから90日後に削除されます。残したいものは、期間中に書き出す必要があります。用語集はCSVで書き出せます。
  • アカウントの削除は、有効な購読があるとできません。先に解約します。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書き、引用は短くとどめています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:コピー機と、書類棚と、メモ帳

DeepLにテキストを入れる動作を、事務所のコピー機にたとえます。有料版は「コピーを取ったら原本もコピーも処分する」使い方、無料版は「機械を良くするために、しばらく控えを取っておくことがある」使い方、と公式のポリシーは区別しています。アカウントに保存した訳文や用語集は「事務所の書類棚」で、自分で捨てるか、契約が切れて90日たつまで残ります。翻訳履歴は「自分の机の上のメモ帳」で、事務所(DeepL)は見えません(これは僕らのたとえで、公式の説明ではありません)。

データの扱い:無料版と有料版

公式のプライバシーポリシー(deepl.com/en/privacy)の記載です。ポリシーの更新日は、取得した本文では確認できていません。

項目 無料版(Translator、Write) 有料版(Translator Pro、API Pro、Write Pro)
入れた内容の扱い 限られた期間、ニューラルネットワークとアルゴリズムの学習と改善のために使う 永続的には保存されず、一時的にのみ保持される。サービスの提供後に、文章と出力は削除される
学習への利用 学習と改善に使う。提案への修正も同様に使われる 品質の改善には使われない
個人情報を含む文章 利用規約で、機密情報や個人情報を含む文章の翻訳と改善はできない この表の範囲では、制限の記載は見つからなかった
用語集(ログイン時) ログインしていると、DeepLに送られることがある。ログインなしなら端末内だけ この表の範囲では、記載を読んでいない

どこで処理されるか

保存と同期:データの置き場所と期間

もの 置き場所 期間・削除(公式の記載)
入力した文章(有料版) DeepLのサーバーに一時的に 処理後に削除(プライバシーポリシー、ヘルプ)
訳文の保存 DeepLのアカウント 件数はプランで違う。購読が無効になってから90日後に削除。復元できない
用語集、スタイルルール DeepLのアカウント 自分で削除するまで。購読が無効になってから90日後に削除
翻訳履歴 端末の中(デスクトップとモバイルのアプリ。ウェブ版にはない) アカウントなしは7日、アカウントのみ(有効な購読なし)は30日、Proは365日。DeepLは見られない
Voice(会議) 公式サイト:メモリ内で一時的に処理。保存される文字起こしは、各利用者のブラウザの中(ヘルプ) Voiceのページは、通話の終了とともに削除し、学習には使わない、と書く。ヘルプの「Transcript and translation storage」は、管理者が「30日(既定)」「15分」「保存せず直近の5文・20秒だけ表示」から選ぶと書く。より厳しい設定に変えると既存の文字起こしは完全に削除される
Voice(対面) 端末の中 Voiceのページは、端末上で処理し、画面に表示されなくなったら削除、学習には使わない、と書く。ヘルプの「About DeepL Voice for Conversations」は、翻訳データは端末内に保存され、アプリまたはウェブのセッションを閉じると削除される、と書く(処理そのものが端末上かは、ヘルプでは明記されていない)
アカウントと請求の情報 DeepLが一元的に保存 契約の間、法律上の保存期間まで

プランと価格の表示

翻訳(Translator)

公式の料金ページ(deepl.com/en/pro)の表示を、2026年10月23日に確認したまま写します。年払いの月額換算、税込です。日本語のページ(deepl.com/ja/pro)も、取得時の国の選択は「ドイツ (EUR €)」で、ユーロの表示でした。日本からの表示は確認できていません。

プラン 料金ページの表示 上限と機能(表示のまま、要約)
無料版 価格の表示なし 月50,000文字、ファイル翻訳1件(最大5MB)、用語集1個(言語ペアごとに5語)、訳文の保存1件
Individual €7.49 / 月 月300,000文字、ファイル翻訳 月3件(各30MBまで)、用語集1個(5語)、訳文の保存1件
Team €24.99 / ユーザー・月 1人あたり月1,000,000文字、ファイル翻訳 月20件、一括のファイル翻訳、用語集5個(1,000語)、訳文の保存10件、共有スタイルルール5、チーム管理(2人以上)、SSO(50人以上)
Business €49.99 / ユーザー・月 文字数無制限(フェアユース)、ファイル翻訳 月100件(各100MBまで)、用語集と訳文の保存は無制限(フェアユース)、共有スタイルルール20、翻訳メモリ、SCIM、ドメインキャプチャ、稼働率99.0%
Enterprise 個別の料金 上限をカスタム、BYOK、稼働率99.9%、専任チーム、プレミアムサポート
Write Pro(アドオン) €6.99 / ユーザー・月(年払い) 文章の改善の有料版

API

ヘルプの「DeepL API plans」は、次のように書いています(価格の記載はなく、料金ページを見るように、とあります)。

プラン ヘルプの記載
Developer API 無料のお試し。合計100万文字までで、リセットされない。超えるにはGrowthへ。音声のテキスト化は含まない
API Free 販売終了。月50万文字まで無料。DeepL Writeと音声のテキスト化は含まない
Growth API 固定の月額または年額に、一定の文字数と音声のテキスト化の時間が含まれる。超えた分は従量課金。月の利用上限は5,000万文字と300時間
API Pro 販売終了。固定の月額に、文字ごとの従量課金。月の文字数の上限なし
Enterprise API 大規模向け。営業に問い合わせ

解約、返金、アカウントの削除

解約

ヘルプの「Cancel subscription」(DeepLで直接購入した場合)の手順です。

  1. app.deepl.com/your-account/plan でログインします。
  2. 「Subscription」の下で、解約したい購読を選びます。
  3. 「Cancel subscription」をクリックします。

  4. アプリの削除やサインアウトは、解約になりません。次の支払いを避けるには、次の支払い予定日の少なくとも1日前までに解約します。

  5. 解約しても、現在の請求期間(月払いでも年払いでも)の終わりまで使えます。途中で解約しても、日割りのクレジットはありません。トライアル中に解約すれば、トライアルの終わりまで使え、課金はありません。
  6. アドオンは別に解約します。基本の購読を解約すると、アドオンも解約されます。
  7. App Storeやパートナー経由で買った場合は、別の手順です。解約のボタンが見えないときは、サポートに連絡します。
  8. 解約前なら、黄色いバナーの「Reactivate subscription」から「Confirm reactivation」で取り消せます。停止のあとは、「Compare plans」などから申し込み直します。
  9. 無料のアカウントが、解約のあとも続くかどうかは、その記事には書かれていませんでした。

解約後のデータ

返金

アカウントの削除

やめるときに、書き出せるもの

今日からできること

僕らの見立てで、並べます。これは公式の手順ではありません。

  1. 入れる文章を選ぶ。 機密や個人情報を含む文章は、無料版には入れず、有料版の扱い(ポリシーの有料版の節)を読んだうえで使うかどうか決める。
  2. 自分のプランの名前を確かめる。 古い名前のヘルプ記事と、現在の料金ページの対応を見る。
  3. 残したいものを書き出す。 用語集はCSVで書き出し、請求書を保存する。
  4. 解約するなら、支払い日の1日以上前に。 90日の削除の期限も、カレンダーに入れる。
  5. APIを使うなら、キーの権限を設定する。 公式は、キーに権限の範囲(スコープ)を付けられると書いています(Developer、Growth、Enterprise なども対象)。費用の上限は API Pro の機能と書かれていて、API Pro は販売終了なので、自分のプランで使えるかを先に確かめます(03)。

気をつけること

出典