3行でいうと

  • 入口は6つ:Web、Windowsアプリ、Macアプリ、ブラウザ拡張(Chrome・Edge・Firefox)、Microsoft Wordのアドイン、スマートフォンのアプリ(iOS・Android)。公式の翻訳ページ(deepl.com/en/translator)に、それぞれの入手先のURLが並んでいます。
  • アプリのサインインは、Webとは別です。公式のヘルプは「Webサイトでログインしていても、アプリには自動ではログインされない」と書いています。
  • 公式のヘルプで、動作条件が数字で書かれているのは、Mac(macOS 14)、Windows(Windows 10 の64ビット)、iOS(OS 17以降)、Android(OS 8.0以降)、Word(2019以降など)です。
  • 公式の記事に書かれていない所(アンインストール、Wordのアドインの外し方、Windowsのショートカットの初期状態など)は、書かれていないと明記しています。
  • 実際の訳し方は06、AIアシスタントやAPIとのつなぎ方は07で扱います。料金と無料版の上限は01と04を参照してください。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らしてください。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式で確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:同じ辞書を、どこに置くか

DeepLを辞書にたとえます。Webは「図書館の机で引く」、アプリは「自分の机に置いておく」、ブラウザ拡張は「読んでいる本の余白に付箋が貼れる」、Wordのアドインは「原稿用紙の横に置く」、スマートフォンのアプリは「ポケットに入れて持ち歩く」です。辞書の中身は同じでも、どこに置くかで、引く手間が変わります(これは僕らのたとえで、公式の説明ではありません)。

段階0:どの入口から入れるか

公式の翻訳ページ(deepl.com/en/translator)に、次の入手先が載っています(2026年10月25日に確認)。

入口 公式の入手先(翻訳ページの表記) 公式が書く動作条件
Windowsアプリ https://www.deepl.com/en/windows-app Windows 10(64ビット)。ほかはこのあと
Macアプリ https://www.deepl.com/en/macos-app macOS 14
Androidアプリ https://www.deepl.com/en/android-app OS 8.0以降
iPhoneアプリ https://www.deepl.com/en/ios-app OS 17以降
Chrome拡張 https://www.deepl.com/en/chrome-extension ヘルプは Chrome、Edge、Firefox が対象と書く
Edge拡張 https://www.deepl.com/en/edge-extension 同上
Firefox拡張 https://www.deepl.com/en/firefox-extension 同上
Wordのアドイン https://www.deepl.com/en/word-addin Word 2019以降(Windows)など。あとで表にします
PowerPointのアドイン https://www.deepl.com/en/integrations/powerpoint-addin この記事では本文を読んでいません
Outlookのアドイン https://www.deepl.com/en/integrations/outlook-addin この記事では本文を読んでいません
Google Workspace https://www.deepl.com/en/google-workspace この記事では本文を読んでいません
Voice用のデスクトップアプリ https://www.deepl.com/en/voice-app この記事では本文を読んでいません
そのほかのアプリ https://marketplace.deepl-partners.com/ マーケットプレイス。中身は読んでいません

ヘルプの「Apps and integrations」カテゴリには、デスクトップアプリ、モバイルアプリ、ブラウザ拡張、Officeのアドイン、CATツール、AIコネクターの記事が並んでいます。この記事は、そのうち、デスクトップアプリ、モバイルアプリ、ブラウザ拡張、Wordの記事を読みました。OutlookとPowerPointのアドインは、記事の題名(「Get started: DeepL for Microsoft Outlook」「Get started: DeepL for Microsoft PowerPoint」)を確認しただけで、本文は読んでいません。

段階1:Webで始める(インストールなし)

手順

公式の翻訳ページに書かれている画面の構成を、上から順に並べます。

  1. ブラウザで https://www.deepl.com/en/translator を開きます(日本語のページがあるかどうかは、この記事では確認していません)。
  2. 「Translate text」の入力欄に、訳したい文章を入れます。欄には「Type or paste text to translate」と表示される、とページにあります。
  3. 元の言語の選択に「Detect language」があります。訳す先の言語は、初期状態では English (American) と書かれています。日本語に訳したいときは、訳す先の言語を選び直します。
  4. 文書ファイルを訳すときは、「Translate files」のモードに切り替えます(deepl.com/en/translator/files)。PDF、Word(.docx)、PowerPoint(.pptx)をドラッグ&ドロップできる、とページにあります。
  5. 話した言葉を訳す「Translate speech」のモードは、DeepL Voice のページにつながります。

公式で確認できていないこと

段階2:Windowsのアプリを入れる

手順(公式のヘルプ「Get started with DeepL desktop apps」の順)

  1. パソコンが条件を満たすか確かめます。ヘルプが書く条件は次のとおりです。
  2. Windows 10(64ビット)。すべてのエディション
  3. 2.0 GHz のプロセッサ(シングルコア)
  4. 1 GiB のメモリ
  5. 500 MiB のディスクの空き
  6. 1280 × 720 ピクセルの画面
  7. https://www.deepl.com/windows-app を開きます。
  8. 「Download it - it's free」を押します。Microsoft Storeから入れるときは「Get it from Microsoft」を押す、とヘルプにあります。
  9. 入れたアプリを開きます。インストーラーの画面の細かい流れは、ヘルプには書かれていません(画面の案内に従ってください)。
  10. 続けて使うなら、アプリで「Login」を押し、DeepLのアカウントでサインインします(ヘルプは、ここを「任意」と書いています)。Windowsの手順にはメールアドレスとパスワードだけが書かれています。SSOが使えるかどうかは、Windowsの記事には書かれていません。

期待される結果

会社のパソコン全体に入れる(Windows、IT担当者向け)

ヘルプ「Install the DeepL app for Windows machine-wide」の内容です。

  1. インストーラー DeepLSetup.exe を、記事のリンクから入手します。
  2. インストーラーを、--machine という引数つきで実行すると、machine-wide(マシン全体)のインストールになります。
  3. 画面を出さずに入れたいときは、--silent を足します。

公式の記事は、この方式で入る部品として、更新の確認と取得をする2つのスケジュールされたタスク(「Zero Install」のサブフォルダ)と、更新を検証して入れる Windows サービス「Zero Install Store Service」を挙げています。コマンドライン全体の書き方、管理者権限が要るか、アンインストールの方法、確認の方法は、記事に書かれていません。実際のコマンドは、公式の記事で確認してください。会社のパソコンの設定(Intune)には、別の記事「Configure the DeepL for Windows app via Intune」があります(本文は読んでいません)。

段階3:Macのアプリを入れる

手順(公式のヘルプの順)

  1. macOS 14 であることを確かめます。ヘルプが書く条件は macOS 14 です。IntelかApple siliconかの区別は、記事に書かれていません。
  2. https://www.deepl.com/macos-app を開きます。
  3. 「Download it - it's free」を押します。
  4. アプリを開き、続けて使うなら「Login」を押して、DeepLのアカウントでサインインします(任意)。メールアドレスとパスワードのほか、SSOでもサインインできる、とヘルプにあります。

注意

段階4:アプリの最初の設定(ショートカット、除外アプリ、プロキシ)

設定画面の開き方

ヘルプ「Block DeepL shortcuts for chosen apps」は、画面左のメニュー(横線3本のアイコン)から「Settings」を開くと書いています。WindowsとMacでタブの名前が違います(次の表)。

設定したいこと Mac(ヘルプの表記) Windows(ヘルプの表記)
ショートカットの変更 Settings > Keyboard shortcut Settings > Keyboard shortcuts、「Choose your shortcuts」
小窓か、アプリを開くかの選択 Settings > General の「Quick access options」 設定で、小窓かアプリかを選ぶ、とある(画面名は書かれていない)
ショートカットを使わないアプリの指定 「Excluded apps」タブで+ボタン、アプリを選ぶ 「Advanced」タブ(横のスライダーのアイコン)で「Select apps」、アプリを選ぶ
終了時の挙動 「When closing DeepL」で、完全に終了するか、バックグラウンドで動かすかを選ぶ(この表記が載っている記事は、検査では確認できていません。公式で確認できていない) 記載は読んだ範囲では見つからない

ショートカット(ヘルプ「Use DeepL shortcuts for desktop apps」)

動作 Windows Mac
選んだ文章を訳す Ctrl+C+C(Ctrlを押したまま、Cを2回) ⌘+C+C(⌘を押したまま、Cを2回)
選んだ文章を改善する Ctrl+Windowsキー+C Ctrl+⌘+C

プロキシ

ヘルプ「Get started with DeepL desktop apps」は(「About DeepL desktop apps」には、プロキシの記載は見つかりませんでした)、会社などでプロキシサーバーを使う場合、アプリの設定でプロキシを設定する必要があるかもしれない、アプリがシステムのプロキシ設定を自動で見つけるかどうかによる、と書いています。設定の手順は書かれていません。

外し方

アプリのアンインストールの手順は、読んだ記事(About DeepL desktop apps、Get started with DeepL desktop apps、machine-wide、ショートカット)には書かれていません。

段階5:ブラウザ拡張を入れる(Chrome、Edge、Firefox)

手順(ヘルプ「Get started: DeepL browser extensions」の順)

拡張の導入は無料です。

  1. Chromeの場合:Chrome ウェブストアの DeepL のページを開き、「Add to Chrome」、続けて「Add extension」を押します。
  2. Edgeの場合:Microsoft Edge アドオンの DeepL のページを開き、「Get」、続けて「Add extension」を押します。
  3. Firefoxの場合:Firefox Browser Add-ons の DeepL のページを開き、「Add to Firefox」を押し、表示される権限の一覧を見て「Add」を押します。
  4. ツールバーに出したいときは、各ブラウザの拡張機能のメニュー(パズルのピースのアイコン)から、DeepLをピン留めします。Edgeでは目のアイコンで表示・非表示を切り替え、Firefoxでは歯車のアイコンでピン留めする、とヘルプにあります。Firefoxでピン留めを外すときは、DeepLのアイコンを右クリックして「Pin to toolbar」のチェックを外す、とあります。
  5. ログインします。
  6. ツールバーの DeepL アイコンを押します(ピン留めしていなければ、拡張機能のメニューから DeepL を選びます)。
  7. 「Log in」を押し、メールアドレスとパスワードを入れて、もう一度「Log in」を押します。
  8. SSOが有効なチームでは、代わりに「Continue with SSO」を使います。
  9. ログインすると、サイドバーにアカウントのアイコンが出ます。

最初の設定(ヘルプ「Change browser extension settings」)

  1. ツールバーのDeepLアイコンを押し、出てきたサイドバーの歯車のアイコンを押すと、設定のページが開きます。
  2. 設定は、タブごとに分かれています(ヘルプの説明を要約)。
タブ 設定できること(ヘルプの説明。ほとんどはヘルプが正確な表示名を書いていません)
Translator 訳す先の言語、書いた文章を訳す先の言語、DeepLの窓の位置、ショートカット、浮かぶアイコンの停止、「advanced mode」の窓の停止
Write 改善したい文章の言語、浮かぶアイコンの停止、advanced mode の窓の停止
Full-page translation 訳す先の言語、ページ全体の翻訳のポップアップの停止、特定のページで機能を止める
  1. 用語集は、設定の左側から有効にして選びます(ヘルプの記述。有料の機能)。
  2. 浮かぶアイコンを止めるには、アイコンにカーソルを重ねて「Turn off」を押し、いま見ているサイトだけか、すべてのサイトかを選んで「OK」を押します。戻すときは、設定の Translator か Write のタブで「Show the DeepL floating icon」を、ページ全体の翻訳は「Show full-page translation pop-up」をオンにします。サイトごとの除外は、「Never show…」の項目の横の×で外せます。

プランと盾のマーク

ヘルプによると、拡張の設定画面では、あなたのプランに含まれる機能に盾のアイコンが付き、フルの機能と、より強いデータの保護が使えます。盾のない機能は、プランに含まれていません。一部の機能(ページ全体の翻訳など)が使えず、文字数に上限が付くことがあります。チームの管理者が、無料版の Write を制限していることもある、と書かれています。

外し方

拡張の削除(アンインストール)の手順は、読んだ記事には書かれていません(ピン留めを外す手順だけが書かれています)。使い方は06で扱います。

段階6:Microsoft Wordのアドインを入れる

動作条件(ヘルプ「Get started: DeepL for Microsoft Word」)

手順A:Homeタブから入れる(Web版、Windows、Mac)

  1. 文書を開き、「Home」タブの「Add-ins」を押します。見当たらないときは「More options」(点のアイコン)から探します。
  2. 「More Add-ins」を選び、「DeepL」で検索して「DeepL for Word」を選び、「Add」を押します。
  3. 別の入り口として、AppSource のリンク(https://appsource.microsoft.com/product/office/WA200005826)も書かれています。

手順B:AppSourceから入れる

最初のサインイン

  1. ツールバーの「more options」のメニューにある「Open DeepL」を押します。右側にペインが開きます。
  2. 「Get started」を押します。
  3. 「Login」を押し、DeepLが新しい窓を開くのを許可して、認証情報を入れます(ここでアカウントを作ることもできます)。
  4. 会社でSSOを使っているときは、「Continue with SSO」を押します。

1日あたりの文字数の上限(ヘルプの表の写し。確認日 2026-10-25)

プラン(ヘルプの表記) Translator Write
DeepL account(無料のアカウント) 3,000 2,000
Pro Starter / Individual 3,000 2,000
Pro Advanced / Team 上限なし 2,000
Pro Ultimate 上限なし 2,000
Pro Business 上限なし 上限なし
Write Pro 3,000 上限なし

表には旧プラン名が混ざっています。現在のプラン名との対応は、料金ページ(01)で確かめてください。文書の大きさの上限は、プランで違う、と書かれています(06の「ファイル形式と上限」)。

外し方

アドインの削除の手順は、この記事には書かれていません。

段階7:スマートフォンのアプリを入れる

動作条件(ヘルプ「DeepL mobile apps」)

OS 条件 「最良の結果のために」ヘルプが挙げるアプリのバージョン
iOS iPhoneとiPad、OS 17以降 24.11以降
Android スマートフォンとタブレット、OS 8.0以降 24.13.1以降

手順

  1. iOSは Apple の App Store、Androidは Google Play ストアで、DeepLのアプリを入れます(ヘルプに、それぞれのリンクがある、とあります)。
  2. アプリを開きます。
  3. ログインするときは、アカウントのアイコンを押し、「Account」の下の「Log in」を押して、認証情報を入れるか、「Continue with SSO」を選びます(ヘルプ「Log in to your account in the mobile apps」。iOSとAndroidで手順は同じ、とあります)。
  4. DeepL Pro でログインすると、アプリの設定の「Account」にメールアドレスが出ます。
  5. ログアウトは、「Account」の下の「Log out」です。

ヘルプが挙げるモバイルの機能

テキストの翻訳、文章の改善(Write)、外出先での「DeepL for Conversations」、画像の文字の翻訳、音声入力(dictation)、ほかのアプリからの文章の翻訳、ファイルの翻訳、読み上げの速さの変更、ラテン文字以外の読み方の表示、DeepLを標準の翻訳アプリに指定すること、IT管理者向けのMDMでの配布、です。それぞれに個別の記事があります(本文は、この記事ではほとんど読んでいません)。

動作の確かめ方

これは公式の手順ではなく、この記事で組んだ案です(動作は確かめていません)。

入口 確かめ方の案 期待される状態
Web 短い文を入れて、訳す先を日本語にする 右側に訳が出る
アプリ 設定でショートカットを有効にし、どこかのアプリの文章を選んでCtrl+C+C(Macは⌘+C+C) 小窓に訳が出る(公式の説明)
ブラウザ拡張 ページの文章を選んで、浮かぶアイコンを押す 「advanced mode」の窓に訳が出る(公式の説明)
Wordのアドイン 「Open DeepL」でペインを開き、「Translator」で文を選ぶ ペインに訳が出る(公式の説明)
モバイル アプリを開いて、短い文を入れる 訳が出る

つまずきと直し方

つまずき 公式の記載に沿った確認点
アプリを開いたのに、Webで契約した機能が出ない Webでのログインは、アプリには引き継がれません。アプリで「Login」を押してサインインします(ヘルプ)
Windowsにインストールできない 動作条件(Windows 10の64ビット、メモリ、ディスクの空き、画面)を確かめます。エラーの意味は、公式の記事に書かれていません
ショートカットが動かない 設定でショートカットが有効かを確かめます(ヘルプは「有効にする必要がある」と書く)。特定のアプリだけ動かないときは、除外アプリに入っていないか見ます
会社のネットワークで、アプリが通信できない プロキシの設定が要る場合がある、とヘルプにあります。手順は書かれていません。ネットワークの管理者に相談します
ブラウザ拡張で、ページ全体の翻訳が出ない ページ全体の翻訳は、DeepL Pro(ログイン)の機能とヘルプに書かれています。設定の「Show full-page translation pop-up」がオフでないかも見ます
浮かぶアイコンが急に出なくなった 「Turn off」で、そのサイトか全サイトで止めた可能性があります。設定で戻す手順は上に書きました
Wordの「Add-ins」が見つからない 「More options」(点のアイコン)から探す、とヘルプにあります
Wordのアドインで、文書全体を訳せない 文書全体の翻訳は、DeepL Translator Pro が必要、とヘルプにあります
古いOS・旧版のOfficeで入らない WindowsのWordは 2019以降(Office 2019 の Volume/Professional Plus は除く)、MacのWordは 2016以降、とヘルプにあります
モバイルのアプリが入れられない iOSは17以降、Androidは8.0以降が条件です

気をつけること

出典