3行でいうと
- 公式の個人向け紹介ページが挙げる柱は、答えと調べもの(ウェブ検索と出典つき)、文章づくりと翻訳、アイデア出し、画像づくり(Copilot Imagine)、画面やカメラを見せる Vision、声の会話、グループでの会話、実験的な機能の Copilot Labs です。
- 2026年8月18日付の透明性ノートは、これに加えて、Copilot Shopping(買い物)、Copilot Learn(クイズや暗記カード)、Copilot Cowork(メールを書いて送る、予定を入れる、ファイルを整理するなどの複数手順の作業)、アプリとの接続、記憶(Memory)、コードを動かした計算とグラフ、を挙げています。
- 機能ごとに、必要なプランや、公式が付けている区別が違います。たとえば Copilot Health は「Preview」で、米国だけ、18歳以上。Copilot Vision は、Microsoft 365 の Personal、Family、Premium の契約が要る、と書かれています。
- 仕事用との違いは、公式の表で言えば「データの届く範囲」です。個人向けは、ウェブと自分が渡した内容が中心で、仕事用の上位版は、メール、会議、チャット、ファイルなど、仕事のデータの全体にもとづきます。
- モデルについて、公式の透明性ノートは「Microsoft、OpenAI、その他のモデル開発者のモデル」を使い、どれが答えるかはCopilotが決める、と書いています。特定のモデル名は挙げていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はMicrosoft Copilotを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や機能名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。使い方の場面は、公式が挙げた機能の説明から読み取れる範囲に絞り、「ここに書いてある」を添えました。
先に結論
- まずチャット、次に「見せる」「話す」。 公式の個人向けページは、チャットを中心に、画像づくり、Vision、声の会話を並べています。最初はテキストで調べものや文章づくりを試し、慣れたら画面を見せたり、声で話したりする、という順番が、公式の並べ方に沿っていると思います(これは僕らの見立てです)。
- 機能の名前は、ページによって揃っていない。 紹介ページ、ヘルプ、透明性ノートで、挙げられる機能の名前が少しずつ違います。たとえば、Groupsは紹介ページにあり、透明性ノートにはありません。Copilot Shopping、Copilot Learnは透明性ノートにあり、読んだ紹介ページにはありませんでした。
- ベータ・実験の区別。 Copilot Healthは「Preview」。Copilot Labsは「experimental」(実験的)。Microsoft Frontierは、公式のFrontierのページが「opt in to innovative and emerging AI features before general availability」(一般提供の前の新しいAI機能に、自分で参加して試せる)と説明する入り口です。
- 仕事用との境目。 個人のアカウントで入るか、仕事・学校のアカウントで入るかで、同じアプリでも、使える機能とデータの扱いが変わります(公式が「Work」か「Personal」の表示で区別)。
前提:用語をそろえる
- Copilot Imagine。 公式の紹介ページが、画像をつくる機能につけている名前です。
- Copilot Vision。 画面やカメラの映像を見せて、声で相談する機能です。公式は「あなたの代わりに操作するツールではない」と書いています。
- Copilot Voice。 声でリアルタイムに会話する機能です。
- Copilot Labs。 公式が「実験的な機能」の場所と説明するものです。
- Copilot Cowork。 複数の手順にまたがる作業を任せる機能です。公式の透明性ノートは、重要な操作の前には、ユーザーの承認が要る、と書いています。
- Memory(記憶)。 名前や興味など、覚えてほしいことを保存して、次の会話で使う機能です。
- グラウンディング。 AIの答えを、ウェブや自分のデータなどの「根拠」に結びつけること。公式は、仕事用のCopilot Chatを「ウェブにもとづく」、ライセンス版を「仕事の組織のデータとウェブにもとづく」と説明しています。
- エージェント。 決まった役割で、ツールを使って作業するAIです。個人向けでは Cowork、仕事用では Researcher、Analyst などが公式の例です。
公式が挙げる機能の一覧
| 機能 | 公式の説明(要約) | どこに書いてあるか | 条件、区別 |
|---|---|---|---|
| チャット | 質問への答え、会話、ウェブ検索と出典つきの調べもの。文章、文法、翻訳の助け、アイデア出し | 個人向けの紹介ページ(日付なし) | 無料の「基本の体験」。サインインで履歴、長い会話などが加わる |
| 画像づくり(Copilot Imagine) | 文章から画像をつくる。アップロードした画像を、指示で編集する | 紹介ページ。サポート「Using Image Generation in Microsoft Copilot」(2026-10-21更新) | 1日の上限や使用するモデルは、読んだページに書かれていなかった |
| Copilot Vision | 画面やカメラを見せて、声で相談する。操作は代行しない | サポート「Get started with vision capabilities in Microsoft Copilot」(ページのメタデータ上の日付 2026-06-28、更新 2026-10-06) | Microsoft 365 の Personal、Family、Premium が要る、と書かれている。モバイルは順次提供 |
| 声の会話(Copilot Voice) | 声でのやりとり。Windowsでは「Hey Copilot」で呼べる | 紹介ページ。サポート「Get started with voice features in Microsoft Copilot」(2026-10-06更新) | 「Hey Copilot」は任意で、英語のみ、と紹介ページに書かれている。声の機能はサブスクリプションと地域による |
| グループでの会話 | 複数人で会話する | 紹介ページ | 詳しい条件は読めていない |
| Copilot Labs | 実験的な機能 | 紹介ページ | 実験的と明記 |
| Copilot Shopping | 商品を探し、比べ、買う助け | 透明性ノート(2026-08-18) | 購入は第三者の販売者が行い、Microsoftは決済を処理しない、と利用規約が書いている |
| Copilot Learn | クイズ、練習テスト、暗記カード | 透明性ノート | 詳しいヘルプのページは読めていない |
| Copilot Cowork | メールの作成と送信、会議の予定づくり、ファイルの管理など、複数手順の作業 | 透明性ノート。機能ページ(en-ca) | 機能ページでは Premium と Pro の見出しの節に載る(プラン名は明記されていない)。重要な操作は承認が要る |
| ファイルのアップロードと分析 | OneDriveとGoogle Driveのファイルを、許可のうえで参照できる | 透明性ノート | 詳細は第3本 |
| 記憶(Memory) | 覚えてと頼んだことを保存し、忘れてと頼むと消す | 透明性ノート。プライバシー設定のページ | 設定の場所は第4本 |
| コードの実行 | 計算やグラフのためにコードを動かす | 透明性ノート | 詳しい説明は読めていない |
| コンテンツ認証情報(C2PA) | 生成した画像に付く、AIが作ったことを示す情報 | 透明性ノート | 禁止の規定が利用規約にあるかは、公式の資料では確認できていない |
| Copilot Health | 症状、検査結果、どんな医療を受けるかなど、健康の質問のための専用の場所 | サポート「About Copilot Health」(公開 2026-06-05、更新 2026-08-26) | Preview。米国のみ、18歳以上。Personal、Family、Premium。使える入口はウェブ、Windowsのアプリ、Edge。iOSは「まもなく」、Androidはまだ。新しいCopilotへの移行中は一時的に使えないことがあり、戻った後もウェアラブルや医療記録の接続は遅れることがある、と書かれている |
場面ごとの使い方
公式が挙げる機能から、「どんな場面で使えそうか」を、書かれている根拠つきで整理します。公式が「この場面で使え」と書いているもの、機能の説明から僕らが読み取ったものを、分けています。
1. 調べものをする(公式が書いている)
- たとえ話。 図書館の司書に「この件の資料を探して、要点をまとめて」と頼むような使い方です。
- 公式のどこに。 個人向けの紹介ページは、「ウェブ検索と出典つきの調べものと会話」を挙げています。サポートの「Privacy FAQ」は、Copilotはウェブを検索し、結果を要約して出典を示すが、答えがまちがうこともあるので、出典と事実を確かめてから動くように書いています。
- ひとこと。 出典を開いて、自分の目で確かめるところまでが、使い方に含まれていると読みました。
2. 文章を書く、直す、訳す(公式が書いている)
- 場面。 メールの下書き、言い回しのチェック、翻訳。
- 公式のどこに。 個人向けの紹介ページが「Writing, grammar, and translation help」(文章、文法、翻訳の助け)を挙げています。
- 仕事用との違い。 Word、Excel、PowerPointなどのアプリの中でのCopilotは、紹介ページでは別の項目(Copilot in Word など)として説明されています。Wordの項目は、プロンプトとメモから最初の版をつくり、チャットで直す、と書かれています。機能ページは、使えるプランとして Personal、Family、Premium、Pro の4つを挙げています(Family のCopilotは契約者のみ)。一方、料金ページは、Personal だけ「desktop apps」と書き、Family、Premium、Pro は「Word (web and mobile only)」と書いていて(Familyの年払いの表示だけは「Word」とだけあり、注記がありません)、ページの間で書き方が揺れています。
3. 画面を見せて、声で教えてもらう(公式が書いている)
- たとえ話。 隣の席の人に画面を見せて、「ここ、どうすればいい?」と聞くような使い方です。
- 公式のどこに。 サポートのVisionのページは、WindowsでVoiceの通話を始めて「Share screen」を選び、最大2つのアプリを選ぶ、と書いています。Edgeでは、ウェブページ、動画、PDFを見ながら使えます(Edgeのヘルプは、Microsoft 365の契約者は「Waves」ボタンで声のセッションを始められ、ページの内容について話すために画面を共有することも選べる、と書いています)。モバイルでは、Visionは声の会話の中でだけ使え、カメラのアイコンを選んでカメラを共有する、とVisionのページが書いています。「ハイライトはするが、クリック、入力、スクロールは代行しない」とも書かれています。
- 注意。 Windowsでは、有害なコンテンツやDRM(コピー防止)つきのコンテンツは分析できない、と書かれています。
4. パソコンの中のファイルを探す(公式が書いている)
- 場面。 「あの資料どこだっけ」と聞く。
- 公式のどこに。 サポート「Access Microsoft Copilot on Windows」(2026-10-16)は、ファイル検索(File search)で、パソコンの中のファイル(同期したOneDriveも含む)を探して、開いて、中身について答えられる、と書いています。読めるのは .docx、.xlsx、.pptx、.txt、.pdf、.json です。設定は「Account > Settings > File Search」と「File Read」。サポートのプライバシーFAQは、Copilotはパソコンを丸ごとスキャンしたり、ファイルを自動でアップロードしたりしない、と書いています。
5. ウェブページを要約する(公式が書いている)
- 場面。 長い記事、動画、PDFのあらすじをつかむ。
- 公式のどこに。 サポート「Getting started with Copilot in Microsoft Edge」は、ページを開いてCopilotのアイコンを選び、「Create a Summary」か「Expand on this topic」を使う、と書いています。Copilotは、ページのタイトル、開いているタブ、閲覧履歴などを文脈に使うことがあり、止めるには「Allow Copilot to read context clues on the web」をオフにする、と書かれています。
6. メールや予定、ファイルを探す(公式の機能から読み取った)
- 公式のどこに。 サポート「Connect Microsoft Copilot to other services with connectors」(2026-10-06)は、OneDrive、Outlook.com(メール、予定、連絡先)、Google Drive、Gmail、Googleカレンダー、連絡先に、Copilotをつなげる、と書いています。詳しくは第3本です。
- ひとこと。 つないだサービスの中身が、会話に入ります。つなぐ前に、何を見せてよいか決めてください。
7. 買い物、勉強(公式が機能名を挙げている)
- 公式のどこに。 透明性ノートが、Copilot Shopping(商品を探す、比べる、買う)と、Copilot Learn(クイズ、練習テスト、暗記カード)を挙げています。それぞれの詳しい使い方は、読んだページの範囲では見つかりませんでした。
8. 複数の手順の作業を任せる(公式が書いている。ただし区別あり)
- 公式のどこに。 透明性ノートは、Copilot Coworkが、メールを書いて送る、会議を入れる、ファイルを管理するなどの作業を行い、重要な操作はユーザーの承認が要る、と書いています。「エージェントはまちがえたり、操られたりすることがあるので、とくに取り消せない操作や重要な操作は、結果をよく見るように」とも書かれています。
- 区別。 Coworkの紹介ページ(microsoft.com/copilot/features/cowork、日付なし)は、使った分だけの課金(usage-based billing)で、Microsoft Copilotの顧客向け、管理者が有効にする、と書いています。個人向けのページとは読み方が違うため、個人のアカウントでいつ、どの条件で使えるのかは、公式の資料では読み切れていません。
9. 健康の質問(公式が書いている。ただしPreview、米国のみ)
- 公式のどこに。 「About Copilot Health」は、症状や検査結果、どんな医療を受けるかなど、健康の質問のための専用の場所と説明しています。診断や治療を目的にしたものではなく、専門家の助言の代わりにはならない、と明記されています。ここは、僕らは助言をしません。公式の説明を読むところまでです。
仕事用との違い(公式の書き方のまま)
| 観点 | 個人向け Microsoft Copilot | Copilot Chat(仕事・学校、ライセンスなし) | Microsoft Copilot(ライセンス版) |
|---|---|---|---|
| アカウント | Microsoftアカウント | Microsoft Entra(仕事・学校) | Microsoft Entra(仕事・学校) |
| 根拠にするもの | ウェブと、自分が渡した内容。接続したサービス | 「AI chat grounded in the web」(ウェブにもとづく)。仕事のデータは、貼る、アップロードする、で入れる | 「AI chat grounded in organizational data and the web」(組織のデータとウェブ) |
| 優先アクセス | 無料は混み具合と上限による | 標準アクセス。混むと制限されることがある | 優先アクセス |
| エージェント | Cowork(個人向けの紹介ページ) | 限られる。上級のエージェントは含まれない | Researcher、Analyst、独自のエージェントなど |
| データの保護 | 個人向けの規約とプライバシーのページ | エンタープライズデータ保護 | エンタープライズデータ保護 |
(Learnの「Overview of Microsoft Copilot Chat」と、サポートの「How Copilot Chat works with and without a Microsoft Copilot license」の表から、僕らが読み取って並べ替えた表です。)
どのモデルで動くのか
- 個人向けの透明性ノートは、言語モデル、小型のモデル、マルチモーダルのモデルを、Microsoft、OpenAI、その他の開発者から使い、どのモデルが答えるかはCopilotが決める、と書いています。名前は挙げていません。
- 公式のダウンロードページは、「OpenAIとAnthropicのモデルを切り替えられる」と書いています。ただしこのページは、仕事向けのアプリの紹介の文脈で、個人向けの無料版でも同じかどうかは書かれていません。
- 仕事用のCopilot Chatは、画面の右上のセレクタで「Auto」(既定)、「Quick response」、「Think deeper」から選べる、と公式のLearnが書いています。個人向けで同じ選択ができるかは、読んだ範囲では確認できていません。
気をつけること
- 公式が機能の名前をそろえていない。 紹介ページ、ヘルプ、透明性ノートで、機能の一覧が少しずつ違います。この記事の表は、ページごとの記載を並べたもので、現在のアプリにすべてがあるとは限りません。
- プランによる条件。 Vision、Cowork、Healthなど、機能ごとに必要なプランが違い、ページの間でも書き方が揺れています。使う前に、アプリの画面で確かめてください。
- まちがいや偏りが出ることがある。 公式の透明性ノートは、不正確、でっち上げ、古い情報、偏り、不適切な内容が出ることがあると書き、英語の性能がいちばん高い、とも書いています。
- 専門家の代わりではない。 透明性ノートは、メンタルヘルスの相談を含め、専門家の助けの代わりにはならない、と書いています。
- 僕らの見立て(事実ではありません)。 「調べもの+出典の確認」「文章の下書き」から始め、画面共有やファイルの参照は、見せる範囲を決めてから使う、という順番が、無理がないと思います。
出典
- Microsoft Copilot for individuals(microsoft.com、日付なし、確認日 2026-10-23)
- Copilot features(microsoft.com、en-ca、日付なし、確認日 2026-10-23)
- Transparency Note for Microsoft Copilot (for individuals)(Microsoft Support、2026-08-18、確認日 2026-10-23)
- Get Started with Frontier(microsoft.com、日付なし、確認日 2026-10-23)
- Get started with vision capabilities in Microsoft Copilot(Microsoft Support、ページのメタデータ上の日付 2026-06-28、更新 2026-10-06、確認日 2026-10-23)
- Get started with voice features in Microsoft Copilot(Microsoft Support、更新 2026-10-06、確認日 2026-10-23)
- Using Image Generation in Microsoft Copilot(Microsoft Support、更新 2026-10-21、確認日 2026-10-23)
- Access Microsoft Copilot on Windows(Microsoft Support、2026-10-16、確認日 2026-10-23)
- Getting started with Copilot in Microsoft Edge(Microsoft Support、更新 2026-10-19、確認日 2026-10-23)
- About Copilot Health(Microsoft Support、更新 2026-08-26、確認日 2026-10-23)
- Connect Microsoft Copilot to other services with connectors(Microsoft Support、2026-10-06、確認日 2026-10-23)
- Copilot Cowork(microsoft.com、日付なし、確認日 2026-10-23)
- Overview of Microsoft Copilot Chat(Microsoft Learn、2026-09-09、確認日 2026-10-23)
- How Copilot Chat works with and without a Microsoft Copilot license(Microsoft Support、更新 2026-10-13、確認日 2026-10-23)
- Privacy FAQ for Microsoft Copilot(Microsoft Support、更新 2026-08-31、確認日 2026-10-23)
- Download Microsoft Copilot App on Windows, Mac, Android & iOS(microsoft.com、日付なし、確認日 2026-10-23)
- Copilot の利用規約(microsoft.com、ページ表示 Effective: August 18, 2026、確認日 2026-10-23)