3行でいうと
- Midjourneyは「短く、描写を具体的に、細かい調整は末尾のパラメータで」、Fireflyは「主題・描写・キーワードを書き、スタイルや参照は画面の設定で」、ChatGPTは「会話で、変えるところだけ指定しながら直す」が、公式の基本の型です。
- 「入れたくないもの」の頼み方は、道具で逆になります。Midjourneyは文の中の否定を勧めず、専用の
--noを使うよう書き、OpenAIの文書は、不要な文字やロゴなどを、はっきり書くよう書いています。 - 選ぶ基準は、「言葉で細かく指定するか、設定で調整するか」「あとで直すやり方」「画像の中の文字が要るか」の3つだと僕らは考えます。見立てです。
この記事は、3つのサービスで画像を作って確かめた記録ではありません。この記事は、各社の公式ガイドを2026年10月16日に読んでまとめたものです。バージョンや機能名は変わりやすいので、読めた範囲だけを書きました。
先に結論
- 型が違う。 3社の文書は、どれも「具体的に書く」ことを勧めますが、その中身が違います。Midjourneyは短さ、OpenAIは構造と制約の明示、Fireflyは3つの部品と設定画面です。
- 数字の読み方。 この記事に出る数字(参照画像4枚まで、スタイルの強さ0〜1000など)は、読んだ時点のバージョンの話です。Midjourneyはバージョンごとに使える機能が変わります。
- 確かめられていないこと。 日本語で頼んだときの精度、料金、商用利用の条件は、この記事では扱っていません。料金や使える量は、別の記事で扱っています。
3つの「頼み方の型」
| 観点 | Midjourney | Adobe Firefly | ChatGPT(GPT Image) |
|---|---|---|---|
| 基本の書き方 | 短くて具体的な1文。細かく書くほど制御は増えるが、変化は減る | 主題+描写語+キーワード(スタイルなど)。3語以上 | 結果、用途、構図、制約を先に。複雑なら見出しで分ける |
| 否定の扱い | 文中の「〜なし」は逆効果になりうる。--no を使う |
読んだページには否定の書き方の説明なし | 不要な文字、ロゴ、透かしを、はっきり書く |
| 調整の場所 | 文の末尾のパラメータ(--ar など) |
画面の設定(スタイル、参照、強さのスライダーなど) | 文の中(品質、サイズはAPIの設定) |
| 参考画像 | Image Prompt、Style Reference、Edit Model | 「Styles」の参照画像と強さのスライダー | 画像ごとに番号と役割を書く |
| 直し方 | Edit Model(文章で指示、参照は4枚まで) | 読んだページには直し方の説明なし | 「Xだけ変える」と、守るものを書く |
Midjourney:短く、具体的に、細かい調整は末尾に
公式の「Prompt Basics」には、次のことが書かれています。
- 短くて簡単なプロンプトが、たいてい良い画像になる。長い指示の列は混乱のもとになる。短く書くと、Midjourneyの標準のスタイルが空白を埋め、詳しく書くと制御は増えるが、バリエーションは減る。
- 言葉は具体的に選ぶ。「猫たち」のような複数形は曖昧なので、「猫3匹」のように数を入れるか、「鳥の群れ」のような集合名詞を使う。入れたい点は、主題、表現の形式(写真、絵など)、環境、光、色、雰囲気、構図。
- 描きたいものを書く。パーティーの絵で「ケーキなし」と書くと、ケーキが出ることがある。外したいものは、パラメータ
--noを使う。 - パラメータは、プロンプトの末尾に置く。
参考画像は、3つの方法が案内されています。
- Style Reference(
--sref)。 画像のスタイルを参考にします。強さは--swで0〜1000、初期値は100です。文章のプロンプトも一緒に必要です。V6以降で使えますが、V6とV7で仕組みが変わったため、古い設定の結果とは見た目が違うことがある、とあります。 - Edit Model。 文章で指示して画像を変える、または参照画像(4枚まで)から新しい画像を作ります。バージョン8.1と8.2に対応し、「Omni Reference」と「Character Reference」に代わるものと説明されています。指示は、説明文の形でも、直接の指示の形でもよい、とあります。出力の縦横比の決まり方は、読んだページには書かれていませんでした。
- Image Prompt。 画像を、プロンプトに足します。詳しくは、別のページに案内されています。
Adobe Firefly:3つの部品と、画面の設定
Fireflyのヘルプは、プロンプトを、主題、描写、キーワードで組み立てるとしています。
- 4つの原則。 具体的に(「生成して」「作って」という言葉は使わない)、描写を足す、独自性を足す、読み手の感情に合わせた言葉を選ぶ。
- 長さ。 上限の記載はなく、最低3語、詳しいほうが意図に近づく、とあります。
- プロンプトの自動補強(Prompt enhancement)。 オンにすると、詳しい文に直してから生成します。対象は、Firefly Image 4とImage 4 Ultraだけで、英語のプロンプトだけです。初期設定でオンと読めますが(ページの書き方は曖昧です)、生成後に「補強された文」と元の文を見比べ、補強された文を直して再生成できます。
- 設定で調整する部分。 「Styles」で、参照画像をアップロードするか、用意された画像から選べます。強さのスライダーで、どれだけ参照に寄せるかを変えます。効果、色調、光、カメラの角度も、設定から選びます。
プロンプトで使える言語は、読んだページには書かれていませんでした。
ChatGPT:構造で書き、会話で直す
OpenAIは、2026年9月8日の発表で、新しい画像モデル「ChatGPT Images 2.5」を出しています。ChatGPTのすべての階層で、順次提供とあります。直し方の機能として、「@Sketch」で描いた下絵を渡す、「Poster」「Merch」などの型から始める、画像にコメントを付けて部分を直す、が挙がっています。言われた所だけを変え、残りは保つ、とも書かれています。
API向けの「GPT Image prompting guide」には、具体的な書き方があります。
- 構造。 結果(主題、用途、構図、縦横比)を先に書く。複雑なら、場面、主題、細部、制約に分ける。写真風にしたいときは「photorealistic」と書く。カメラの用語は、見た目の手がかりで、物理的な再現の保証ではない。
- 画像の中の文字。 入れたい文字を引用符で囲み、位置と書体を書く。余計な文字は入れないよう頼み、綴りと読みやすさを確かめる。
- 編集。 「Xだけ変える」と書き、守るもの(人物、形、レイアウト、光、ラベル)を並べる。不要な文字、ロゴ、透かしも、はっきり書く。複数の画像には、番号と役割(主題、スタイル、服、背景)を付ける。
- 繰り返し直すとずれる。 大事な条件は、毎回書き直し、結果を見て確かめる。ある部分を、まったく同じに保ちたいなら、直した部分を元の画像に合成するほうがよい、とあります。
GPT Imageのモデルと、品質・サイズの数字
ChatGPT Images 2.5の発表によると、API向けのモデルは2つです。GPT-Image-2.5 Flare はたいていの用途の初期の選択で、GPT-Image-2.5 Sunburst は、精密さが上がるかわりに、生成に時間がかかります。
プロンプトのガイドによると、品質は auto(初期値)、low、medium、high、xhigh、max です。自由なサイズは「幅x高さ」で指定し、各辺は最大3,840ピクセル、両辺は16の倍数、長辺と短辺の比は3:1まで、合計のピクセル数は655,360〜8,294,400の範囲、と書かれています。合計のピクセル数が3,686,400を超える出力は、実験的な扱いです。透明な背景は、PNGかWebPで指定します。これらはAPIの話で、ChatGPTのアプリの画面に同じ設定があるかは、確認していません。
選び方と頼み方の判断基準(見立てです)
ここからは、公式の説明を並べたうえでの、僕らの見立てです。各社の推奨ではありません。
- 「言葉の細かさ」か「設定の細かさ」かで選ぶ。 文章で細部まで詰めたいなら、ChatGPTの型が合います。短い言葉で雰囲気を出し、足りない部分を末尾のパラメータで調整するなら、Midjourneyの型です。画面のスライダーや選択で寄せていくなら、Fireflyの型です。
- 「入れたくないもの」は、道具ごとに書き方を変える。 Midjourneyは文中で否定せず
--no、OpenAIの文書は、除くものを書く、という説明です。同じ言い回しを、全部の道具で使い回さないほうがよいと思います。 - 画像の中に文字が要るなら、文字の頼み方が書かれた道具から。 読んだ3つの中で、文字の入れ方を具体的に書いていたのは、OpenAIのガイドだけです。ほかの2つは、読んだページに説明が見当たりませんでした。
- 直す前提なら、直し方の型を見る。 「1回で決める」より「少しずつ直す」ほうが、品質が安定するかは、この記事では確かめていません。ただ、OpenAIは「Xだけ変える」と書いて守るものを並べることを勧め、Midjourneyは文章での編集(Edit Model)を用意しています。
- 参考画像には、役割を決める。 どの道具でも、「何を真似させたいか(色、スタイル、構図、人物)」を決めて渡すほうが、意図が通りやすいと思います。OpenAIの文書は、役割を書くことを勧めています。
- 人物の写真や他人の作品を参考画像に使うときは、先に権利を確かめる。 この記事は、権利と商用利用の条件を読んでいません。助言ではありません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。2026年10月16日に、公式ヘルプ、ドキュメント、発表を読んだ内容です。WebFetchは要約を返すため、文書の言い回しは僕らの言葉に直しています。
- Midjourneyは、バージョンで使える機能が変わります。Edit Modelのページが対応として挙げているのは、8.1と8.2でした。Omni ReferenceとCharacter Referenceは、Edit Modelに代わるものと説明されています。
- ChatGPT Images 2.5の発表は、プランごとの違いや回数の上限を、読んだ範囲では書いていませんでした。ChatGPTのアプリ側のヘルプは、取得できず、読んでいません。
- OpenAIのプロンプトのガイドは、読んだ範囲に末尾の一部(最後の数百〜数千字)が含まれません。
- Fireflyのスタイル参照のページには、対応モデルや、権利の扱いは書かれていませんでした。Fireflyで、GPT ImageやFLUXなど外部のモデルを使う場合の頼み方は、読んでいません。
- 2026年10月22日に、スタイル参照のページ(取得できませんでした)以外の出典を読み直し、本文と食い違う点は見つかりませんでした。
- 料金、使える枚数、商用利用、学習データの扱いは、この記事の範囲外です。
- 「うまく頼めるかどうか」の実際の差は、画像を作って比べないと分かりません。この記事は、公式が書く「型」の整理にとどまります。
出典
- Prompt Basics(Midjourney Docs、10月22日確認)
- Style References(Midjourney Docs、10月16日確認)
- Edit Model References(Midjourney Docs、10月22日確認)
- Writing effective text prompts(Adobe Firefly ヘルプ、10月22日確認)
- Enhance prompts to generate images(Adobe Firefly ヘルプ、10月22日確認)
- Set styles for image generation(Adobe Firefly ヘルプ、10月22日確認)
- GPT Image prompting guide(OpenAI Developers、10月22日確認)
- Introducing ChatGPT Images 2.5(OpenAI、2026年9月8日、10月22日確認)
更新履歴
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2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
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2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:Edit Modelの縦横比は最初の画像に合い、変えるには--arを使う → いま:縦横比の決まり方は、読んだページに書かれていませんでした
- 前:OpenAIのガイドは末尾の約700字が読めていない → いま:末尾の一部(最後の数百から数千字)が読めていません
一部の出典は読めなかったため、その部分は前のままです。
