3行でいうと

  • 無料の入口は、Dia、BraveのLeo、ChromeのGemini(日本が対象)にある。Cometは2025年10月の更新情報に「無料」とあるが、Cometのページ自体では確かめられていない。
  • Chromeの自動ブラウジングは、米国内の18歳以上で、Google AI ProかUltraの契約が条件。
  • ChatGPT Atlasの紹介ページには「非推奨(deprecated)になった」という注記があり、新しく使い始める前提では考えないほうがよい。
  • 金融取引の確定や利用規約への同意は、Chromeが利用者への引き継ぎを求める。

先に結論です。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。価格は2026年10月8日に確認し、10月22日に読み直しました(読み直しで読めなかった箇所は、その箇所に書いています)。この分野は入れ替わりが早く、変わることがあります。AIブラウザや「AIに任せる」道具の全体の地図は、別の記事(52番)にあります。

比べる軸

大きな表

ブラウザ(運営) できること(公式の言い換え) 料金・条件 日本で 安全面の公式の書き方 確認元
Chrome(Google)のGemini 開いているタブをふまえて質問できる「Gemini in Chrome」。ページや動画の要約。「自動ブラウジング」は、複数手順の作業を代わりに進める Gemini in Chromeは、日本語ヘルプに有料プランの条件の記載なし。自動ブラウジングは、Google AI ProまたはUltraの個人アカウントが条件。1日の上限はProが20件、Ultraが200件 Gemini in Chrome:日本は対象。日本語を含む。Chromebook Plus、Mac、Windowsが対象。年齢は日本では18歳以上の地域に分類。段階的な提供で、まだ使えない人もいる。自動ブラウジング:米国内の18歳以上、デバイスの言語は英語、パソコン版Chromeの「Gemini Spark」のみ(ヘルプは、Gemini LiveとiPhone版のGemini in Chromeでは使えないと書く) 自動ブラウジングは、タスクの開始、メッセージの送信、データの変更、フォームの送信、予定の追加、金融・健康などの機密性の高いサイトへの移動の前に、確認を求めることがある。金融取引の確定、利用規約への同意、アカウントの作成は、確認ではなく、利用者への引き継ぎを求める Chromeヘルプ(日本語)2ページ、GoogleのChrome AIのページ(各WebFetch1回)
Edge(Microsoft)のCopilot サイドパネルで、ページの要約、複数のタブをまたいだ質問、YouTube動画の要約、閲覧履歴からのページ探し。「Journeys」で閲覧をまとめる 無料のCopilotは「限られた版」で、容量と制限しだい。EdgeやWindowsアプリのCopilotは、無料の枠が大きいことがあると書かれている。より高い上限はMicrosoft 365の契約。Personal 9.99ドル、Premium 19.99ドル(月額)など 確認できていません 機能の使用は利用者が切り替えられる、と書かれている。ブラウザを自動で操作する「Browse with Copilot」は、今回読んだMicrosoftのページに記載がなく、条件を確認できていません MicrosoftのEdgeのCopilotのページ(ブラウザ取得)、個人向けCopilot料金ページ(WebFetch)。Browse with Copilotの条件は確認できていません
Comet(Perplexity) 調べもの、メールの下書き、買い物など、任せられる作業を、ブラウザのアシスタントが進める。複数の作業を同時に走らせる「バックグラウンド・アシスタント」は、2025年10月の更新情報ではMaxの契約者向け ブラウザは無料(2025年10月の更新情報による。Cometのページ自体では確かめられていない)。Maxは、Perplexity料金ページで年払い時の月あたり167ドルと表示(月払いの金額は読み取れず、確認できていません) 「世界中のすべての人が無料でダウンロードできる」と更新情報にある(記事の日付表示は2025年10月)。日本語対応は確認できていません。Mac、Windows、iOS、Androidで使える 設定で、アシスタントの閲覧履歴・操作の許可を切り替えられる。特定のサイトを使わせないよう指定できる。ほかのサービス(Gmailなど)の利用は、必ず承認を求める。「パスワードや支払い情報には触れない」 Cometのページ、Perplexityの更新情報(URLは「October 3rd」、ページの日付表示は10/02/25で、2025年の記事)、Cometのヘルプ(各WebFetch1回)。Maxの金額はPerplexity料金ページ(10月22日に再取得)
Dia(The Browser Company) 開いているタブやつないだ道具をまたいだ質問、朝のまとめ、資料の下書き。仕事の道具をつなぐ作りが中心 無料でダウンロード。個人向けの有料プランの記載なし。法人向け「Dia for Work」の金額は書かれていません macOSとWindows。日本での提供と日本語は、確認できていません 「プロンプトインジェクションは起こりうるものとして設計する」。チャットは最初は他のタブへのアクセスも書き込みもできない。第三者サイトへの送信は承認が必要。元に戻せない操作はしない。パスワード欄はAIに見せない。一方で「完全な防御はない」とも書いている Diaのトップページ、セキュリティのページ(各WebFetch1回)
Opera Neon(Opera) ページを読み、タブやメモをまたいで、比較や下書きなどの成果物を作る。計画用、ブラウジング用、調べもの・文書作成用の複数のエージェント。MCPなどで自分のエージェントもつなげる 月19.90ドルの契約が前提(「契約して、エージェント機能と上位のAIを有効にする」) 地域、対応するOSは、ページに書かれていません ログイン情報、パスワード、カード情報、Cookieなどの機微なデータは端末に残り、アカウントのデータ、チャット、閲覧履歴をモデルの学習・個人化・広告に使わない、とページにある。操作の代行のときの確認の場面などは、読んだページに見当たらず、確認できていません OperaのNeonのページ(WebFetchとブラウザ取得の2回で金額が一致)
Brave(Brave Software)のLeo ブラウザに入ったAIアシスタント。モデルはMixtral、AnthropicのClaude、MetaのLlamaなど。自分のモデルをつなぐこともできる 無料で使える。Premiumは「より多くのモデルと速い応答、高い使用量上限」。Premiumの金額は、読んだページに書かれていません パソコン(macOS、Windows、Linux)とモバイル(Android、iOS)。日本語は確認できていません 「会話を保存せず、共有せず、追加の学習にも使わない」。無料はアカウント不要。履歴は端末に保存。「幻覚(もっともらしい間違い)を出す」と明記 BraveのLeoのページ(WebFetch2回。Premiumの金額は両方で見つからず)
ChatGPT Atlas(OpenAI) AIが入ったブラウザで、エージェントモード(操作の代行)を備えていた 紹介ページ冒頭に「Atlas has since been deprecated」(その後、非推奨になった)と注記。公開時はMacのみで、無料、Go、Plus、Proの利用者向け 確認できていません 公式ヘルプは、ログインしない状態で動かすモード、金融などの機密サイトでの一時停止、パソコンのファイルに触れないこと、を説明。紹介ページの廃止の注記は、このヘルプのページには書かれていません OpenAIの紹介ページ、OpenAIヘルプ(各WebFetch1回)
日本円の目安(Google AIの契約)

Chromeの自動ブラウジングに必要なGoogle AIの契約は、Googleの日本版ページで、Proが月2,900円、Ultraが月14,500円から(上位は32,000円)、Plusが月725円と読めました(米国版のページでは、Proが19.99ドル、Plusが4.99ドル、Ultraが99.99ドルまたは199.99ドル)。ただし、日本でProに入っても、自動ブラウジングは米国内でのみ使える、とChromeのヘルプにあります。税の扱いは、日本版ページに書かれていません。

読み方・選び方

見立てです。AIブラウザは、「ブラウザにAIが付いたもの」と「ブラウザをAIが操作するもの」で、必要な権限が大きく違います。ページの要約や質問だけなら、書き込みの権限は要りません。クリックや入力の代行は、ログイン済みのサイトを触らせることになります。

どれが「いちばん安全」「いちばん賢い」かは、この表からは決められません。各社の安全の説明は自社の書き方で、同じ基準で比べた数字は読んでいません。

気をつけること

出典

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