3行でいうと

  • 向きは3つあります。 (1)コードやAPIが、トークンでZapier MCPを呼ぶ。(2)ZapierのZapが、OpenAI、Anthropic、GeminiのAPIキーで、AIを呼ぶ。(3)外のシステムが、Webhookでテストやデータを渡す。
  • トークンは、mcp.zapier.com でサーバーを作ってから出します。「一度しか表示されない」「失ったら回し直す(古いものは即座に無効)」「パスワードと同じに扱う」と、公式の複数のページが書いています。
  • AIのAPIの料金は、Zapierのタスクとは別です。OpenAIは、ChatGPTの契約とは別に、API用の前払いの請求が要る、と公式のZapierのヘルプが書いています。
  • Webhookを受けるトリガー、送るアクションは、Professional以上です(06)。この記事の「組み合わせ」は、公式の部品を、この記事で並べた案で、動作は確かめていません。
  • 外し方は、トークンの回し直し、サーバーの削除、Zapier側の接続の削除は書かれています。プロバイダ側のAPIキーを無効にする手順は、読んだZapierのページには書かれていません。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」、コードや設定例は「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」と、そのつど区別しています。取得した資料は要約の形のため、コードの全文や最新のモデル名は、実行前に公式ページの原文で確かめてください。公式に書かれていない画面経路・ボタンの表記・初期値は書かず、「公式で確認できていない」としています。

先に結論

前提:用語をそろえる

全体像:データの流れ

向き 流れ 認証の持ち物
コード/APIからZapierのツールを使う 自分のコードや、AIのAPI → Zapier(mcp.zapier.com)→ つないだアプリ Zapierの接続トークン(+AIのAPIなら、そのAPIキー)
ZapierからAIを呼ぶ Zapのステップ → AIの会社のAPI 自分のAPIキー(ChatGPT、Anthropic、Gemini)。AI by Zapierで、Zapier提供のモデルなら、Zapierの委託先
外からWebhookで渡す 外のシステム → hooks.zapier.com のURL → Zap URLそのもの(秘密にする)

向き1:トークンでZapier MCPをつなぐ

共通:トークンの出し方と守り方(公式の「Other」「Python」「TypeScript」のページ)

サーバーを作る:

  1. mcp.zapier.com を開き、Add MCP server を押します。
  2. Choose your AI agent で、使う種類(Anthropic API、OpenAI API、Python、TypeScript、OpenAI Agent Builder、Gemini Enterprise、Otherなど)を選びます。

トークンを出す:

  1. 作ったサーバーの Settings タブの API token の欄で、Generate token を押します(Other、Python、TypeScript、Anthropic API、Agent Builderのページの書き方)。
  2. トークン、または Connection URL を、その場でコピーします。表示は一度きりです。
  3. 失ったら、Rotate token を押し、確認します。古いトークンは、即座に無効になり、それを使っていた全てのクライアントが、更新するまで動かなくなります。

注: 読んだ公式ページ(Other、Python、TypeScript、Anthropic API、OpenAI API、Agent Builder)は、どれも Settings タブの API token の欄と書いています(回し直しの Rotate token も同じ欄)。Gemini Enterpriseだけは、サーバーを作るときのダイアログの中でトークンを出します。画面の表記は手元で確かめてください。

トークンの渡し方(公式の「Other」のページ):

方法 書き方 公式の説明
ヘッダー クライアントの設定で、接続先を https://mcp.zapier.com/api/v1/connect にし、ヘッダーに Authorization: Bearer YOUR_CONNECTION_TOKEN を足す 公式は「recommended」と書く
URL https://mcp.zapier.com/api/v1/connect?token=YOUR_CONNECTION_TOKEN Connection URL の欄に、この完全なURLが出る。URLは、ログ、シェルの履歴、コミットした設定ファイルに漏れやすい、と書かれている

守り方(公式の複数のページに共通):

1-A.Anthropic APIから使う

公式の「Anthropic API」のページの順です。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server を押し、Choose your AI agent で Anthropic API を選びます。
  2. サーバーの Settings タブの API token の欄でトークンを出し、コピーします。
  3. AnthropicのAPIキーと、Zapierのトークンを、環境変数 ANTHROPIC_API_KEY と ZAPIER_MCP_TOKEN に入れます。
  4. リクエストに、mcp_servers の配列でZapierを足し、tools の中の mcp_toolset で、その名前を指します。

公式のページの内容に沿って、この記事で組んだ例(動作は確かめていません):

curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "X-API-Key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
  -H "anthropic-version: 2023-06-01" \
  -H "anthropic-beta: mcp-client-2025-11-20" \
  -d '{
    "model": "(公式ページの例のモデル名。最新は原文とAnthropicの資料で確認)",
    "max_tokens": 1000,
    "messages": [{"role": "user", "content": "What tools do you have available?"}],
    "mcp_servers": [{
      "type": "url",
      "url": "https://mcp.zapier.com/api/v1/connect",
      "name": "zapier",
      "authorization_token": "'"$ZAPIER_MCP_TOKEN"'"
    }],
    "tools": [{
      "type": "mcp_toolset",
      "mcp_server_name": "zapier"
    }]
  }'
キー 公式のページの説明
mcp_servers 各項目は type: "url"、URL、name(例では "zapier")、トークンを入れる authorization_token
tools mcp_toolset の項目。mcp_server_name が、サーバーの name と一致する
anthropic-beta ヘッダー 公式の例では mcp-client-2025-11-20。SDKでは client.beta.messages.create(...) を呼び、同じ値を betas に渡す

公式のページには、JavaScript(@anthropic-ai/sdk)とPython(anthropic)の同じ内容の版もある、と書かれています。公式は、この設定を、AnthropicのMessages APIを直接呼ぶ場合に使い、Claude、Claude Codeなどには、それぞれの設定のページがある、と書いています。AnthropicのMCPコネクタの追加のオプションは、Anthropic側の資料にあります。

1-B.OpenAI APIから使う

公式の「OpenAI API」のページの順です。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server、Choose your AI agent で OpenAI API。
  2. サーバーの Settings タブの API token の欄で Generate token を押し、コピーします(一度きり)。
  3. OPENAI_API_KEY と ZAPIER_MCP_TOKEN を環境変数に入れます。
  4. Responses APIのリクエストの tools に、Zapierを足します。
キー 公式のページの説明
tools[].type "mcp"
tools[].server_label サーバーの名前。例は "zapier"
tools[].server_url https://mcp.zapier.com/api/v1/connect
tools[].headers Authorization に Bearer とZapierのトークン
tools[].require_approval 例では "never"
input プロンプト(例:「List all of my available tools」)
tool_choice 例では "required"
model 例は gpt-4.1(公式の例の値。最新はOpenAIの資料で確認)

公式のページの内容に沿って、この記事で組んだ例(動作は確かめていません):

import os
from openai import OpenAI

client = OpenAI()  # OPENAI_API_KEY を環境変数から読む

response = client.responses.create(
    model="gpt-4.1",  # 公式ページの例の値
    tools=[{
        "type": "mcp",
        "server_label": "zapier",
        "server_url": "https://mcp.zapier.com/api/v1/connect",
        "require_approval": "never",
        "headers": {"Authorization": f"Bearer {os.environ['ZAPIER_MCP_TOKEN']}"},
    }],
    input="List all of my available tools",
    tool_choice="required",
)
print(response)

公式のページに書かれていないこと: 公式のページは、すべての例で require_approval を "never" にしています。ほかの値の意味や、この設定についての注意書きは、読んだ範囲では見つかりませんでした。意味と使い方は、OpenAIのResponses APIの資料で確かめてください。allowed_tools も、そのページには書かれていません。

1-C.Pythonから使う

公式の「Python」のページの順です。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server、Choose your AI agent で Python。
  2. Settings タブの API token で Generate token、コピー(一度きり)。
  3. 環境変数 ZAPIER_MCP_TOKEN に入れます。
export ZAPIER_MCP_TOKEN="YOUR_ZAPIER_MCP_TOKEN"
  1. FastMCPを入れます。Python 3.10以上が要ります。
pip install fastmcp

(uvなら uv pip install fastmcp。)

  1. 公式のスクリプトの要点は次のとおりです。全文は、公式のページで確かめてください。
  2. ライブラリは fastmcp(Client と StreamableHttpTransport)。Streamable HTTPに対応する別のMCP SDKでも動く、と書かれています。
  3. 接続先は https://mcp.zapier.com/api/v1/connect。
  4. ヘッダーは Authorization: Bearer <token>。トークンは os.environ["ZAPIER_MCP_TOKEN"] から読む。
  5. 接続したら、client.list_tools() でツールの一覧を出す。

1-D.TypeScriptから使う

公式の「TypeScript」のページの順です。Node.js 18以上が要ります。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server、TypeScript を選びます。
  2. Settings タブの API token でトークンを出し、コピーします。
  3. export ZAPIER_MCP_TOKEN="YOUR_ZAPIER_MCP_TOKEN" で、環境変数に入れます。
  4. MCP SDKを入れます。
npm install @modelcontextprotocol/sdk

(pnpmなら pnpm add @modelcontextprotocol/sdk。)

  1. 公式のスクリプトの要点:Client(@modelcontextprotocol/sdk/client/index.js)と StreamableHTTPClientTransport(.../client/streamableHttp.js)を使い、new URL("https://mcp.zapier.com/api/v1/connect") に、requestInit.headers で Authorization: Bearer ${process.env.ZAPIER_MCP_TOKEN} を付けて、client.connect(transport)、client.listTools() でツールの一覧を出す。全文は公式のページで確かめてください。

1-E.OpenAI Agent Builderから使う

公式の「OpenAI Agent Builder」のページの順です。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server、OpenAI Agent Builder を選びます。
  2. Settings タブの API token の欄で Generate token、コピーします。Agent Builderは、これを「Zapier API key」と呼びます。
  3. Agent Builderのノードで Tools + を押し、Zapier を選びます。
  4. Enter your Zapier API key の欄にトークンを貼り、Connect を押します。

この接続は、OAuthではなくトークンです。

1-F.Gemini Enterpriseから使う

公式の「Gemini Enterprise」のページの順です。条件は、Zapierのアカウント、Gemini EnterpriseがあるGoogle Cloudのプロジェクト、そのプロジェクトで、データストアを作るために必要な roles/discoveryengine.editor(Discovery Engine Editor)の役割です。

  1. mcp.zapier.com で Add MCP server、Gemini Enterprise を選びます。
  2. Connect to Gemini Enterprise のダイアログで、手順1の Generate token を押します。手順2の説明の下のコピーのアイコンで、トークンをコピーします(一度きり。失ったら Regenerate token。古いものは即座に無効)。
  3. Googleの案内に従って、Google CloudにZapierのデータストアを作ります。「Zapier MCP Token」を求められたら、トークンを貼ります。Data Stores のページで、状態が Creating から Active に変われば、準備ができています。
  4. Googleの案内に従って、アプリをそのデータストアにつなぎ、Gemini Enterpriseを認可します。

1-G.公式のGitHubのプラグインと、Gemini CLI

07の「I」で書いたとおりです。公式のGitHub(zapier/zapier-mcp)は、導入の手順やプラグインを公開しています。外部のコードを入れる操作なので、実行の前に、リポジトリの原文を読んでください。

向き2:ZapierのZapから、AIのアプリを呼ぶ

ZapierのZapの中で、OpenAI、Anthropic、Geminiを呼ぶ方法は2つあります。AIアプリごとのアプリ連携(ChatGPT (OpenAI)、Anthropic (Claude)、Google AI Studio (Gemini))と、AI by Zapierのステップの Bring Your Own Key(06)です。

2-A.APIキーを手に入れて、Zapierに接続する(共通の流れ)

3社の公式のヘルプは、同じ流れです。接続は、Apps(App Connections)のページから行います(zapier.com/app/assets/connections/apps)。

ChatGPT (OpenAI) Anthropic (Claude) Google AI Studio (Gemini)
キーの取り方 platform.openai.com にログインし、アカウント設定の View API keys → + Create new secret key → コピー。複数の組織に入っているなら、Organization settings で組織IDも確認 Anthropic Consoleの API keys で Create Key → コピー。有料のAnthropicアカウントで、API利用が有効である必要がある aistudio.google.com/app/apikey で、Googleアカウントでログインし、Create API key → 既存のGoogle Cloudプロジェクトを選ぶか作る → コピー
Zapierでの接続 + Add connection → ChatGPT (OpenAI) を検索して選ぶ → Add connection → Connect an Account ページで API Key(と任意で Organization ID)→ Yes, Continue to ChatGPT (OpenAI) + Add connection → Anthropic (Claude) → Add connection → API Key → Yes, Continue to Anthropic (Claude) + Add connection → Google AI Studio (Gemini) → Add connection → Connect an Account ページでAPIキーを貼り、確定する(確定のボタンの名前は、Geminiのヘルプには書かれていない。公式で確認できていない)
トリガー なし なし なし
主なアクション(ヘルプに書かれたもの) Conversation、Analyze Images、Analyze Text、Extract Structured Data(以上はResponses API)、Send Prompt、Generate An Image、Create Transcription、Create Embedding、Check Moderations、API Request (Beta) ほか。旧Chat Completions APIの「(Legacy)」もあり Send Message、Upload File、Download File、Delete File。検索:Get File Metadata、List Files Send Prompt、Create Conversation、Understand Document、Understand Audio、Generate Image、Generate Audio、Generate Video、API Request (Beta)
注意(ヘルプ) ChatGPTの契約とは別に、前払いの請求のあるOpenAIアカウントが要る。GPT-4系などは、$5以上の支払いの実績が要る。一部のモデルは組織の確認が要る。Assistants APIを使うアクションは、2026年8月26日に停止と書かれている 入力の項目(モデル、プロンプト、最大トークンなど)は、ヘルプには書かれていない。Zapierの Send Message のステップで確かめる。Anthropic側のレート制限がある Create Conversation で履歴を保存する場合、25KBを超えると、古いメッセージから切り捨てられる。静的IPでの接続はProfessional以上

表の読み方:

2-B.AI by ZapierのBring Your Own Key(06の手順の続き)

06で書いたとおり、AI by Zapierのステップの Provider で、OpenAI、Anthropic、Google、Azure OpenAI、Amazon Bedrock を選び、Account で接続し、Model を選び、Connect を押します。タスクの倍率は1xで、ツール呼び出しも含めて、自分のプロバイダを使います。Content moderationは、自分のキーなら切れます。

2-C.Enterpriseの「Bring Your Own AI」

公式のヘルプ「Use your own AI accounts in Zapier」の内容です。

向き3:Webhookを間に入れて、AIとアプリを組み合わせる

ここから先は、公式の部品を、この記事で並べた案です。動作は確かめていません。公式の手順は、06(Webhooks、AI by Zapier、AI Guardrails)と、2-A(AIのアプリ連携)に書かれています。

案1:外のシステムから、Webhookで受けて、AIで分類し、Webhookで返す

目的: 自分のシステムや、公式のアプリ連携がないサービスから、問い合わせの文章を受け取り、AIに分類させて、結果を元のシステムへ返す。

順 ステップ 設定(公式の画面の名前) 参照
1 トリガー:Webhooks by Zapier Event で Catch Hook → Test のタブで Copy した、Webhookの URL を、外のシステムに登録 06 場面5
2 アクション:ChatGPT (OpenAI) の Analyze Text、または Anthropic (Claude) の Send Message、または AI by Zapier Promptや入力の欄で / を入れて、Webhookで届いたデータの項目を差し込む。AI by Zapierなら Output Fields で返す項目を決める 06 場面3、2-A
3 (任意)アクション:AI Guardrails by Zapier の Check for PII など AIの出力を、入力の項目に割り当てる 06 場面4
4 アクション:Webhooks by Zapier の POST か Custom Request URL に、結果を受ける先を入れ、Payload Type を相手の形に合わせ、Data にAIの出力の項目を割り当てる 06 場面5

この記事の例(動作は確かめていません): Webhookの本文は、JSONで subject と body の2つを送る案です。外のシステムから、curl で試しに送る形は、公式のヘルプが、curl(Content-Type: application/json)を、デバッグの道具として挙げています。

curl -X POST "(ZapierのCatch Hookに表示されたURL)" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"subject": "請求書について", "body": "先月分の請求書を再送してください。"}'

渡るデータ: 外のシステム → Zapier(ペイロード)→ AIの会社(Promptに差し込んだ項目)→ Zapier → 返し先。Zapier経由のOpenAIのデータは、オプトインしない限り学習に使われない、と書かれています(2-A)。

気をつけること:

案2:公式のアプリ連携のあるサービスで、AIを間に挟む(Webhookなし)

目的: 新しいメールが来たら、AIで要点を取り出し、チャットに通知する。

  1. トリガー:メールのアプリの「新しいメール」。
  2. アクション:AI by Zapier(06 場面3のように、Prompt と Output Fields を決める)。
  3. アクション:チャットのアプリの「メッセージを送る」。AIの出力の項目を割り当てる。

06の「この記事の例」と同じ流れです。AIのアプリ連携(2-A)を使うなら、2のステップを、ChatGPT (OpenAI) の Analyze Text などに替えます。

案3:コードやAIのAPIから、Zapier MCPで、書き込みの範囲を固定して使う

目的: 自作のスクリプトから、決まったアクションだけを呼ぶ。

公式の説明で見つかる部品を並べます。

  1. 管理型のサーバーを使います(09 のモードの表)。公式は、OpenAI APIやVapiのようなプログラムのクライアントは、管理型のサーバーから始まる、と書いています。
  2. 使うアクションだけを、mcp.zapier.com の Apps タブに足します。
  3. Configure で、項目を Set a specific value for this field(固定値)にして、AIが決める範囲を減らします(09)。
  4. トークンは、環境変数に置き、Authorization: Bearer のヘッダーで渡します(向き1)。
  5. 使ったタスクは、サイドバーの MCP Tasks で見ます。1回の成功した呼び出しは2タスクです(09、07)。

これは公式の手順そのものではなく、公式の部品を並べた案です。 エージェント型と管理型の切り替えは、Ownerか、サーバーのEditorの権限が要ります。

案4:AIクライアントに、Zapを作らせて、公開させる(Next Gen Zaps)

公式の「Create your first Next Gen Zap with your MCP client」と「Get started with Next Gen Zaps」の順に並べます。

前提: Professional、Team、Enterpriseのプラン(Freeでは使えない)。Next Gen Zapsのアーリーアクセスが有効であること(zapier.com/workflow/early-access から申請。Teamは、オーナーか管理者が申請、Enterpriseはサポートに連絡)。ZapierのMCPをクライアントにつないであること(07)。

  1. (新しいユーザー)MCPのクイックスタートで、サーバーを作ってクライアントにつなぎます。クライアントに、zapier:build-workflows のスキルを使うよう伝えます。必要なツールが入り、アーリーアクセスが確認されます。ツールの一覧を更新します。Claudeは自動の更新に3〜12時間かかることがあり、Claude Desktopは再起動で、すぐに更新されます。
  2. つくりたいワークフローを、文章で伝えます。 アプリ、トリガー(スケジュール、アプリのイベント、手動だけ)、各ステップですることを書きます。公式の例は、「新しい連絡先がCRMに追加されたら、会社のデータで補強して、営業のSlackチャンネルに知らせる」という趣旨です(公式ページの「自分の言葉の例」と書かれたもの)。
  3. エージェントが zapier:build-workflows のスキルを読み、アプリ、接続、トリガー、手順の計画を返します。確認してから進めます。
  4. 承認すると、エージェントがTypeScriptのコードを書き、下書きとして保存し、サンプルの入力で run_workflow_draft を使って試します。下書きのテストは、本番や公開済みのものに影響しません。エディターへのリンクを頼めば、公開の前に、Workflow Manager(zapier.com/workflow)で、下書きを確かめられます。
  5. テストが通ったら、publish_workflow_draft で公開し、状態を確かめます。トリガーのあるものは、トリガーが有効になります。手動のものは、有効になるだけです。
  6. 公開後は、Workflow Managerで、フロー図、コード、実行の履歴を見たり、オンとオフを切り替えたりできます。クライアントに、実行、履歴の確認、オンとオフ、変更を頼むこともできます。

課金(アーリーアクセス中、公式の記述): ビルド、テスト、実行はタスクを使いません。ただし、作る途中に、クライアントが実行するアプリのアクション(サンプルデータの取得など)は、成功1回につき2タスクです。AIツール側のトークンの料金は、別にかかるかもしれません。課金が始まるときは、メールと製品内で知らせる、と書かれています。

制限(公式): TypeScriptのコードは20万文字まで。1回の実行は、停止中を含めて最長1年。外部の呼び戻し待ちは、既定で30日で時間切れ。サブZapは未対応。編集できるのは、ワークフローのオーナー、スーパー管理者、アカウントのオーナーだけ。インポートできるのは自分のZapだけで、インポートはコピーを作り、元とコピーの両方がオンだと二重に動く。

Agentic Management(既定でオン): 実行が失敗したとき、エージェントが原因を調べ、直す案を用意します。何を承認なしで変えてよいかは、自分で設定できます。直したものは、新しい版として公開され、版の履歴で確認できます。

公式が書く注意: まずはテスト用か、影響の小さいアカウントで試します。法務、財務、会社の私的なファイルのような機微なデータは避けます。最も機微な処理は、アーリーアクセスの間は通さないようにします。より厳密に分けたいときは、別のZapierアカウント、機微の少ない接続、専用のテスト用ワークスペースを使います。

外し方・取り消し:向きごとの一覧

対象 公式に書かれていること 書かれていないこと
接続トークン Rotate token で、古いものは即座に無効になる。サーバーのトークンは、そのサーバーに1つ 「トークンだけを削除する」ボタンの名前
トークンを使っていたクライアント 回し直すか、取り消すと、全クライアントが切れる。新しいトークンに更新するまで動かない
サーバー Settings → Delete → Delete → サーバー名を入力。元に戻せない。ログも消えるが、使ったタスクは請求期間に数えられる
ZapierのAIアプリの接続(OpenAI、Anthropic、Gemini) App Connectionsのページで、Delete(05)。その接続を使うZapは、新しい接続に変えるまで動かない
プロバイダ側のAPIキー 読んだZapierのページには、書かれていない OpenAI、Anthropic、Googleの画面でキーを無効にする手順(各社の資料で確認)
Webhook(Catch Hook)のURL Zapをオフにするか消すと、URLは、最大数時間のあと、404を返す。オンに戻すと200を返す。Zapを別のユーザーに移すと、URLが変わるので、送る側のアプリのURLを更新する必要がある(Triggerのヘルプの記載。別のヘルプ「How to get started with Webhooks」は、URLはZapに結びついていて変わらない、と書いている) URLだけを作り直す手順
AI by ZapierのBring Your Own Key ステップの設定で、プロバイダやアカウントを替えられる(06)。接続の削除はApp Connections
Next Gen Zap オーナーに頼んで、オフにしてもらう(ほかの人のワークフロー)。複製して、自分の接続でオンにする方法がある 自分のワークフローを、画面でオフにする手順(そのページには書かれていない。Workflow Managerで、オンとオフを切り替えられる、とは別のページに書かれている)
Enterpriseのアカウント全体のMCP Zapierに依頼して、無効にしてもらう(09)

うまくいかないときの確認点

症状 公式に書かれていること
トークンで接続できない ヘッダーが Authorization: Bearer <token> か、URLの ?token= が正しいか。Streamable HTTPか。古いトークンを使っていないか(回し直したら無効)
共有されたサーバーで、トークンが出せない 「Connection settings are owner-only」と出る。持ち主だけが出せるので、自分のサーバーを作る
Webhookのトリガーが動かない 送る側のアプリのWebhook設定。もう一度、新しい項目を作り、Test trigger。何も届かなければ、公式の「Zap isn't receiving webhooks」を見る
WebhookのPOSTが相手に届かない RequestBinで、Zapierが送るものを確かめる。入れ子のデータはCustom Requestに替える。OAuthなど、Basic Auth以外の認証が要るなら、開発者向けのプラットフォームで連携を作る(公式のヘルプ)
AIのステップが失敗する OpenAIは前払いの請求とモデルの権限、Anthropicは有料アカウントでAPI利用が有効か、各社のレート制限(2-A)。AI by Zapierで、ポリシーに反する内容は、失敗することがある(06)
Next Gen Zapのツールが、クライアントに出ない zapier:build-workflows のスキルを、名前で読ませる。それでも出なければ、クライアントを接続し直して、ツールの一覧を更新する

気をつけること

出典