3行でいうと

  • 設定の最後に、データの設定「Improve the model for everyone」か「Don't use my data for training」を選ぶ画面があります。公式は、FreeとProでは前者が初期でオン、と書いています。選ぶ前に04も読んでください。
  • デスクトップの初期のショートカットは、押している間だけ話す「Push to talk」です(Mac は fn、Windows は Ctrl+Win。Caps Lock から始まる設定もある)。
  • マイクは、Mac と Windows では Flow Bar の右クリックか Settings → General → Microphone で選びます。iPhone は Settings → Audio、Android は Flow の中に選ぶ画面がない、と公式は書いています。
  • 文字が入らないときの公式の直し方は、権限(Mac のアクセシビリティ、iPhone の Full Access、Android のアクセシビリティ)の確認から始まります。本文の表にまとめました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

手順は、公式の手順を順に並べたものです。画面の表記は、更新で変わることがあります。手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない箇所は「公式で確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

手順6:データの設定を選ぶ(初回)

公式の設定の記事の「Data preference」の内容です。

  1. 「You control your data」の画面で、「Improve the model for everyone」か「Don't use my data for training」を選びます。
  2. 公式は、Free と Pro ではオン、Enterprise ではオフが初期、と書いています。組織の方針や、署名済みの HIPAA の契約で、オフに固定されることがあります。
  3. 公式は、これをオフにしても、「Dictation Cloud Storage」は無効にならず、端末の履歴も消えない、と書いています。それぞれ別に確かめるように、とあります。

何が保存され、何が学習に使われうるかは、この記事の範囲を超えます。04で整理しています。

手順7:マイクを選ぶ

公式ヘルプ「Connect and choose a microphone for Flow」の内容です。

共通の準備: 有線・USBのマイクをつなぐか、Bluetooth を OS でペアリングします。ヘッドセットなどの物理のミュートスイッチを確認します。ほかのアプリ(Mac と iPhone は Voice Memos、Windows は Sound Recorder)で短く録り、無音なら、先にハードや OS の入力を直します。

端末 公式の手順
Mac Flow Bar を右クリックするか、Settings → General → Microphone → Change で選ぶ。選択肢は「Auto-detect」、「Built-in mic on Mac」、機器の名前、「Show other devices」。「Mic in use」で、いま使っている入力を確かめる。「Edit Ranking」で、物理マイクの優先順位をドラッグで決められる。蓋を閉じた MacBook は外付けマイクが要る
Windows 必要なら Settings → System → Sound → Input で確認してから、Flow Bar の右クリックか Settings → General → Microphone → Change で選ぶ
iPhone Flow の Settings → Audio を開く。「Use Built-In Mic」がオンなら iPhone のマイクで録り、Bluetooth のヘッドホンで聞ける。オフにすると Bluetooth のマイクを使う
Android アプリの中に選ぶ画面はない。有線ヘッドセットや Bluetooth を OS で整え、違う入力が使われたら、OS 側で切り替えるか、不要な機器を外す

Bluetooth について、公式は、AirPods などは起動に時間がかかり、最初の数語が欠けることがある、と書いています。

手順8:ショートカットを決める(Mac・Windows)

初期の割り当て

公式ヘルプ「Starting your first dictation」と「Customize keyboard and mouse shortcuts」の表です。

動作 Mac Windows
Push to talk(押している間だけ話す) fn(fn キーのない Mac は Ctrl+Opt) Ctrl+Win(新しい設定では Caps Lock のことがある)
Hands-free(押して話し、もう一度押して終える) fn+Space(Ctrl+Opt+Space) Ctrl+Win+Space
Command Mode fn+Ctrl(Cmd+Ctrl+Opt) Ctrl+Win+Alt
直前の文字を貼る(Paste last transcript) Cmd+Ctrl+V Shift+Alt+Z
直前の文字をコピー(Copy last transcript) Cmd+Ctrl+C Shift+Alt+X
取り消し(Cancel) Escape Escape

括弧の中は、fn キーが見つからなかった Mac の場合です。別の公式記事では、貼り付けのショートカットを「Ctrl+Cmd+V」「Alt+Shift+Z」と書いています。同じ組み合わせの順番違いの表記です。

変える手順

  1. メニューバー(Mac)かシステムトレイ(Windows)の Wispr Flow アイコンを開き、Settings → General → Shortcuts へ進みます。メニューの「Shortcuts」か、Hub の左下の Help メニューからも開けます。
  2. Shortcuts の行の「Change」を押します。
  3. 既存の割り当てを押すと置き換え、「+」で追加、空の欄でも追加できます。
  4. 新しい組み合わせを押します。キーボードは離したときに、マウスのボタンは押したときに保存されます。
  5. 「Shortcut saved」と出てから「Done」を押します。

決まり(公式の記載から)

押し方の基本(公式)

手順9:動作を確かめる

Mac と Windows

  1. メモやメールなど、普通の入力欄をクリックして、カーソルを出します。
  2. Push to talk のキーを押し続けて、短い一文を話します。
  3. キーを離します。整えた文字が、その時点で入力欄に入ります。
  4. 入った文字を読んでから送ります(公式の「Checking the Result」)。

公式は、デスクトップでは入力の際にクリップボードを短い間使い、あとで元の内容に戻す、と書いています。目安は、多くのアプリで約0.5秒、Windows の Outlook、Word、WhatsApp で約3秒です。この間に Ctrl+V を押すと、直前の音声入力がもう一度貼られます。

iPhone と Android

回数と時間の上限(公式の記載)

つまずき表

症状 公式が書く確認点
Mac で文字が入らない System Settings → Privacy & Security → Accessibility で Wispr Flow をオン(すでにオンなら、オフにして戻す)。Flow を完全に終了して起動し直す
Windows で「Update admin settings to paste!」 管理者として動かしているアプリへ貼るには、Flow も管理者として動かす。ただし、貼れているのにこの表示が出ることもあるので、文字が入ったかを先に見る
貼れない端末で直前の文字を取り戻す Mac は Ctrl+Cmd+V(貼る)か Ctrl+Cmd+C(コピー)、Windows は Alt+Shift+Z か Alt+Shift+X。iPhone は History の成功した行を押してコピー。Android は「Paste」を押す
Flow Bar が出ない(Mac・Windows) Hub の Settings → System → App settings で「Show Flow Bar at all times」をオン(1時間のスヌーズも解く)。Mac は Accessibility と Microphone を確認。Windows は他社のウィンドウ管理や保安のソフトが重ねた表示を止めていることがある
マイクのエラー 「No microphone detected」は接続するか「Open Sound Settings」。「Selected microphone is unavailable」は「Choose Microphone」。「Microphone unavailable」はほかのアプリを閉じる。「Unable to access mic」は「Restart App」
iPhone で「To use Flow → allow Full Access…」 Flow を開き「Finish setup」→「Next」→「Go to settings」で Full Access をオン
iPhone でマイクの許可がない 「Go to Settings」で Settings → Privacy & Security → Microphone の Wispr Flow をオン。一覧にないときは、Flow アプリを開いてマイクを1回押す
Android でバブルが出ない 文字入力欄を押してキーボードを出す。Flow の Home のカード(「Enable Flow bubble on screen」「Flow can't insert text」「Flow isn't responding」「We can't hear you」「Keep Wispr Flow running」「Flow Bubble Disabled」「Bubble is snoozed」)のボタンで直す
Android で文字が入らない アクセシビリティがオンか確かめる。既存の下書きの途中には入れず、末尾にカーソルを置く。失敗すると文字はクリップボードに残り、「Paste」か手貼りで入れる
どうしても進まない Flow を更新し、プラットフォーム、端末名、止まった手順か権限を添えて公式のサポートに連絡する

つまずき表のうち、マイクのエラーの4つの表示の文言(「No microphone detected」など)、iPhone の「Finish setup」のあとの「Next」「Go to settings」の順、iPhone でマイクの許可が一覧に無いときの操作は、この記事の再確認では確かめられず、公式で確認できていません。手元の画面の表示に従ってください。

気をつけること

出典