3行でいうと
- 基本は、文章で曲の説明(Prompt)を書くと、1回で2曲ができる流れです。歌詞は、AIに任せることも、自分で書くことも、歌なし(Instrumental)にすることもできます。
- 作った曲は、Extend(続きを足す)、Remix(似た別バージョン)、Trim(切り出し)、Edit(一部の作り直し・歌詞の差し替え)、Sessions(波形の編集画面)で、育てていけます。
- StylesとVoicesは、既存の曲を「見本」にする機能です。公式の説明では、Voicesの声の出どころは、Voicesライブラリか、Udioで作った曲に限られ、自分の声のアップロードはできません。
- 機能によって、無料でも使えるもの、有料プラン限定のもの、ウェブだけのものが分かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、曲を作って確かめたものではありません。画面名・ボタン名は公式の英語表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。ヘルプの記事には日付が古いものが多く、現在の画面と違う可能性があります。
先に結論
- 入り口は「説明文を書いて、Createを押す」。 公式の入門ヘルプの流れです。たくさんの設定は後から足せます。
- 「育てる」機能が厚い。 延長、リミックス、切り出し、部分の作り直し、歌詞の差し替えと、1曲を何度も手直しする前提の作りです。
- 見本から作る機能(Styles、Voices)は、条件が細かい。 プラン、使える曲、使えるデバイスに条件があります。
- 見立て(事実ではありません): まず32秒の短い曲で言葉の効き方を見て、気に入ったら長さを伸ばす、という使い方がクレジットの面でも無駄が少なそうです。公式のヘルプで、32秒の2曲は2クレジット、130秒の2曲は4クレジットと書かれていることからの、僕らの見立てです。
前提:用語をそろえる
- Home/Create/Library:公式の「Explore the Udio Interface」によると、Homeは出発点(入力欄、検索、他の人の曲)、Createは細かく調整して曲を作る画面、Libraryは自分の曲の置き場(検索、お気に入り、プレイリスト、ゴミ箱)です。
- Manual Mode(手動モード):自動の味付けを省いて、入力したタグだけを使う設定です。
- Style Strength(スタイルの強さ):見本の曲にどれだけ寄せるかの値で、公式では1曲の見本のときの標準が80%と書かれています。
- Variance(ばらつき):Remixで、元の曲からどれだけ変えるかの値です。
たとえ話:「口で伝える鼻歌」から「完成品にする」まで
最初のプロンプトは、作曲家に口頭で依頼するようなものです。Extendは、曲の前後に章を足すこと。Remixは、同じ曲をアレンジし直してもらうこと。Trimはテープの切り出し、Edit/Sessionsは、録音済みの一部だけをやり直しにして録り直してもらう作業です。StylesとVoicesは、「この曲みたいな感じで」「この歌い手の声で」と見本を渡すことにあたります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
場面ごとに:できることと、公式のどこに書かれているか
| 場面 | 公式が説明していること | 公式の記載場所 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| はじめて1曲 | Homeの入力欄に説明を書き、長さを選び、Createを押す。1回で2曲ができる | Help Center「Create Your First Song」 | 書かれている |
| 自分の歌詞で作る | Createで「Write Your Lyrics」→「Custom」に歌詞を貼る。説明から歌詞を書かせる「Write for me」、書き直しの「Regenerate Lyrics」もある | Help Center「Create a Song with Your Own Lyrics」 | 書かれている |
| 歌なしにする | 「Write Your Lyrics」で「Instrumental」を選ぶ。楽器のタグも使える | Help Center「Prompt Like a Master」 | 書かれている |
| 曲の構成を指定 | 歌詞欄に / と打つとタグのメニューが開く。[Verse]、[Chorus]、[Bridge]、[Intro]、[Outro]、[Instrumental Break]などが載っている。リストがすべてではなく、AIが最終的に判断する、と書かれている |
Help Center「Level up your creations with 'guidance tags'」 | 書かれている |
| 曲を長くする | Createの曲の横の「Extend」で、前か後ろ、イントロ、アウトロ、「Crop & Extend」を選ぶ。追加は合計10区間まで。歌詞は区間ごとに分けられる | Help Center「Extend Your Song」 | 書かれている |
| 似た別バージョン | Libraryで曲を選び「Remix」。Varianceが低いと小さな手直し、高いと大きな変化。同じ設定でも毎回違う結果になる | Help Center「Remixing Your Music」 | 書かれている |
| 短く切り出す | 曲の詳細ページの「Trim」で、残す範囲を選ぶ。元の曲はそのまま残り、切り出し版はハサミのマーク付きでLibraryに入る | Help Center「Trimming Your Song」 | 書かれている |
| 部分の作り直し、歌詞の差し替え | Libraryで曲を選び「Edit」。「Replace Section」と「Edit Lyrics」の2つの方式。有料購読者と購読トライアルの人が対象と書かれている | Help Center「Edit Your Song Music and Lyrics」 | 書かれている(どの有料段階かは書かれていない) |
| 波形を見ながら編集 | 「Sessions」はタイムライン編集の画面。ExtendとReplaceができ、取り消しやテイクの比較もできる。有料購読者向け。編集できるのは自分で作った曲だけ | Help Center「Sessions: Udio's timeline editing view」 | 書かれている |
| 自分の音から始める | 音声をアップロードして、Extend、Inpaint、Session、Remix、Styleの5つから選ぶ。有料購読者向け(トライアル中の扱いは03・04を参照) | Help Center「Create Music with Your Own Audio」 | 書かれている |
| 「この雰囲気で」と見本から作る | Stylesは、1〜2個の音声クリップ、またはUdioの曲を見本にして新しい曲を作る機能 | Help Center「Styles」 | 書かれている |
| 歌声を使い回す | Voicesは、Voicesライブラリや、自分が以前作った曲の声を使って新曲を作る機能 | Help Center「Voices」 | 書かれている |
プロンプトの書き方(公式のヒント)
公式の「Prompt Like a Master」は、次のように案内しています。
- 気分、ジャンル、テンポ、楽器、テーマを具体的に書く。重要な言葉は繰り返すと強調される。
- 時代を指定する(例として、1970年代のディスコ調)。場面を描写するのも有効。
- Createの画面では、入力欄の下に出るタグの候補をクリックして足せる。ジャンルを混ぜるのもよい。
- 「Style Reduction」は、出力で抑えたいスタイルを書く欄。「Manual Mode」は、正確なタグだけを受け付け、自動の味付けを省く。カスタム歌詞に向く一方、歌詞が一般的になりやすい、とある。
- 同じプロンプトと設定、同じシード(乱数の種にあたる値。Advanced Settingsにある)なら、出力は近くなるはず、と「Model updates」のヘルプにある。ただし公式は、いつもそうなると保証できないと書いている。
-
アーティスト名を書くと、似た音楽の雰囲気を取れるが、そのアーティストの声は真似ない、と公式は案内している(この点は04でもう一度扱います)。
-
言語:「Prompt Like a Master」(2025年3月7日付)は、英語だけが選択肢ではないので別の言語も試すように、という趣旨で案内しています。日本語に対応すると明記しているかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
StylesとVoices:条件が細かい機能
公式のヘルプ「Styles」「Style Library」「Voices」から。
- Styles(見本から作る)
- 見本にできるのは、自分のUdioの曲、他の人のUdioの曲(Proの購読者は許可を調整できる、とある)、アップロードした音声、Style Libraryです。
- 見本が1つのときは、Style Strengthの標準が80%です。見本を2つ混ぜる「Style Blending」では、2曲の影響のバランス(標準は50対50)を動かします。
- 「Style Blending」と「Style Library」は、デスクトップ(パソコン)だけで使える、と書かれています。Stylesの基本の体験は全員が使え、Style Blendingは購読者向けです。ただし「Styles」のヘルプ(2025年10月30日付)には「7月24日までは全員が使える」という文が年の記載なしで残っており、いまの状態は確認できていません。
- 音声のアップロードから作った曲、またはそれを見本にして作った曲は、Udio.comで公開できません。
- Style Libraryの「Artists」には、プロの音楽家が作ったStyleが入っています。購読者向けで、1回あたりのクレジットは2倍と、2025年7月17日付の記事に書かれています。
- Voices(歌声を使い回す)
- 声の出どころは、Voicesライブラリか、Udioの「ネイティブ」な曲だけです。自分の声をアップロードして見本にすることは、できません。
- 使えない曲:2024年6月以前に作った曲、他の人が作った曲、アップロード音声に関連する曲(リミックスや延長を含む)。
- 「Playground」では、全員が声とスタイルの組み合わせを作れます。Create画面での細かい調整(「Voice Control」の強さなど)は購読者向けです。
- ウェブ(スマホのウェブを含む)で使えます。iOSアプリではまだ使えない、と書かれています。
- 公式のChangelogでは、2025年9月11日に、購読者向けの早期アクセスとして始まった、とあります。
曲の公開と、他の人の使い方を決める
公式の「Adjust what others can do with songs you create」によると、自分の曲に対して他の人ができる「Remix」「Extend」「Style」は、初期設定ですべて許可されています。曲の「Edit permissions」から、曲ごとに外せて、「Save」で保存します。複数の曲に一度に設定することはできません。Extendのヘルプには、他のユーザーの曲を延長して、その人の作品を土台に作ることもできる、とあります。
公式が述べている「この機能を使う意味」
- 着想から完成品までを1か所で。 公式の「Explore the Udio Interface」は、Homeで他の人の曲(Spotlight、Staff Picks、Trending Songs)を聴いてから作れる、と紹介しています。
- 少ない手戻りで育てる。 Sessionsについて公式は、「やり取りを減らして曲を磨ける」という趣旨で説明しています。
- 読めていない記事。 ヘルプの「Get personalized song crafting help!」と、コミュニティ向けの「The Brick Method」などは、題名しか確認できず、中身は読めていません。
気をつけること
- プランとデバイスで使える機能が違う。 無料でも使えるもの、購読者限定のもの、ウェブ限定のものが混在します。使う前に、自分のプランと端末で使えるかを確かめてください。
- 日付が古いヘルプが多い。 例えば、Style Blendingの無料開放が「7月24日まで」という文は、2025年10月30日付のヘルプにも年なしで残っています。
- 曲をアップロードして使う機能は、権利が必要。 公式は、アップロードする音声には自分が権利を持っていることを求めています(04で詳しく扱います)。
- 公式が「ベータ」「実験的」と呼ぶ区別。 Changelogでは、Sessions、Voices、Stylesを「early access(早期アクセス)」としています。Sessionsの記事(2025年6月30日付)では、Sessions内のStylesを「実験的な早期アクセスで、Proのみ」と書いています。一方、Stylesのヘルプ(2025年10月30日付)は、基本のStylesは全員が使えると書いています(一部の機能は購読者向け)。記事によって書き方が違うので、使う前に画面で確かめてください。
出典
- Explore the Udio Interface(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Create Your First Song(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Create a Song with Your Own Lyrics(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Prompt Like a Master(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Level up your creations with 'guidance tags'(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Extend Your Song(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Remixing Your Music(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Trimming Your Song(Udio Help Center、2025-03-14、確認日 2026-10-23)
- Edit Your Song Music and Lyrics(Udio Help Center、2026-01-06、確認日 2026-10-23)
- Sessions: Udio's timeline editing view(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Create Music with Your Own Audio(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Styles(Udio Help Center、2025-10-30、確認日 2026-10-23)
- Style Library(Udio Help Center、2025-07-17、確認日 2026-10-23)
- Voices(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Adjust what others can do with songs you create(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Model updates(Udio Help Center、2025-06-16、確認日 2026-10-23)
- Changelog: What's new with Udio(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)