3行でいうと
- 公式のヘルプでは、音楽を聴く・共有するのにアカウントは不要で、曲を作るにはアカウントが要ると書かれています。登録は Google、Discord、X、Apple、メールのどれかです。
- 無料アカウントには、1日10クレジットと、月100クレジットの枠があります。2分10秒の曲は1日3曲まで、と公式のヘルプ(原文は songs)にあります。1回の作成で出る曲数との対応は、公式で確認できていません。
- 公式のヘルプ(2026年2月17日付)は「音声・動画・ステム(パート別の音)のダウンロードは無効にされた」と書いています。作った曲を手元のファイルとして持ち出す前提では、使えない状態です。
- 公式の説明では、Universal Music Group(UMG)とWarner Music Group(WMG)との提携を受けて、サービスは移行期間にあります。新しいサービスの開始時期は、読んだ範囲では書かれていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず、「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。利用規約(Terms of Service)とプライバシーポリシーの本文は、取得できず読めていません(理由は記事末の「気をつけること」)。
先に結論
- まず公式が言っていること。 Udioは「文章から曲を作る」音楽生成サービスで、名前の変更や提供終了は、読んだ範囲では書かれていません。一方で、提携にともなう仕様変更は公式が明記しています(下の「いま起きていること」)。
- 無料で試せる範囲は小さめ。 1日10クレジット、月100クレジットまでです。まず「2分の曲を1本作って、仕組みを見る」くらいの入り口だと考えるとよさそうです(これは僕らの見立てです)。
- 最大の注意点はダウンロード。 公式のヘルプは、ダウンロードが無効だと書いています。作った曲は、Udioのサイトやアプリの中で聴き、udio.comのURLで共有する形が基本です。
- 決めておくこと。 使う場所(ウェブかiPhone)、ログイン方法、作る曲の使い道(ここは権利の条件に関わるので、04で詳しく書きます)です。
前提:用語をそろえる
- プロンプト(Prompt):曲の説明文です。公式の入門ヘルプは「スタイル、気分、テーマを書く」と案内しています。
- クレジット(credits):曲を作るたびに減る「使用量」です。公式のヘルプでは、「Create」「Extend」「Remix」「Inpaint」「Edit」の1回で、2曲が作られます。
- Extend(延長)/Remix(リミックス)/Inpaint(部分の作り直し):作った曲に続きを足す、似た別バージョンを作る、一部分だけ作り直す、という機能です(02で扱います)。
- Styles(スタイル)/Voices(ボイス):既存の曲や音声を「雰囲気の見本」にする機能と、曲の中の歌声を使い回す機能です(02で扱います)。
- ステム(stem):ボーカル、ドラムなど、パートごとに分けた音のファイルです。
- 移行期間(transition):公式のヘルプ(WMGの提携の記事)が使っている言葉で、新しいモデルとサービスが用意されるまでの間を指します。
たとえ話:「作曲家が常駐する、貸しスタジオ」
Udioを、貸しスタジオにたとえてみます。入口で「こんな曲を」と伝えると、AIの作曲家が2テイクを録ってくれます。録った曲は、スタジオの棚(ライブラリ)に並び、続きを足したり、一部を録り直したりできます。ただし、いまは「録音物の持ち帰り」の窓口が閉まっています。聴かせたい人にはスタジオの公開URLを渡す形です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どこで使えるか
| 入口 | 公式の資料に書かれていること | 確かさ |
|---|---|---|
| ウェブ(udio.com) | 曲づくりの手順の説明は、ウェブが前提です。Voices、Style Blending、Style Libraryなど、ウェブ(パソコン)だけの機能も多い | 書かれている |
| iPhoneアプリ | App Storeで公開。公式は「iPadには最適化も推奨もしていない」と説明。ウェブと同じログインで曲や購読が引き継がれる | 書かれている |
| Androidアプリ | 公式のヘルプは、Androidアプリはないと書き、Google Playにある「Udioを名乗るアプリ」は公式のものではなく、ライブラリや購読と同期しない、と案内している | 書かれている |
iPhoneアプリには、ウェブにある機能の一部がまだありません。公式の説明では、曲の延長はできますが、音声のアップロード、リミックス、Inpaint、Stylesは使えません。曲名の検索もできず、ジャンルから探す形です。フォルダへの追加もできません(プレイリストには入れられます)。この記述は、公式の「iOS app」のヘルプ(2026年1月28日付)にあるもので、日付は新しめです。なお「Voices」のヘルプには、Voicesはウェブで使え、iOSアプリではまだ使えないと書かれています。
アカウントと、最初の一歩
公式の「Creating a Udio account」には、次のことが書かれています。
- 登録方法は、Google、Discord、X、Apple、メールです。サイトの左上の登録ボタンから進みます。
- 聴くこと、共有することにはアカウントは要りません。作るにはアカウントが要ります。
- 「中心となる曲づくりの体験は無料」とあります。
- 無料アカウントは、1人1つまでです。有料アカウントは複数持てる、とあります。
- 年齢の条件は、その記事には書かれていませんでした。利用規約も読めていないので、年齢の条件は確認できていません。
初めての曲づくりの手順は、公式の「Create Your First Song」に次のように書かれています。
- 「Home」ページを開きます。
- 入力欄に、曲の説明(Prompt)を書きます。公式の例は、ニューヨークを題材にしたジャズ、雨の日を題材にした80年代ポップです。思いつかないときは、サイコロのアイコンでランダムな案が出ます。
- 「Clip Length」で長さを選びます。標準は32秒で、手順では最初の曲に「2 minutes」を選ぶように書かれています。長さは2分10秒と32秒の2種類だと、同じ記事にあります。
- 「Create」を押します。1回のプロンプトで2曲ができ、プロンプトは入力欄に残るので、直してやり直せます。
無料でどこまでか
公式の「Credits and credit limits」(2025年10月29日更新)によると、次のとおりです。
| 項目 | 公式の説明 |
|---|---|
| 無料アカウントの毎日の枠 | 10クレジット |
| 無料アカウントの月の枠 | 毎日の枠を使い切ったあとに使える100クレジット |
| 2分10秒の曲 | 1日3曲まで(原文は songs)。クレジットが残っていても同じ、とある |
| 32秒の曲2本 | 合計2クレジット(1曲1クレジット) |
| 130秒の曲2本 | 合計4クレジット(1曲2クレジット) |
| ためておけるか | 「limits(上限)であって残高ではない」。毎月、枠が戻る |
無料の枠は繰り越せません。同じヘルプは、購読のトライアルには「無制限の u-130(約2分の曲)の作成」は含まれない、とも書いています。有料プランは月2,400クレジット(Standard)、月6,000クレジット(Pro)です。数字はヘルプの記事ごとに食い違いがあり、詳しくは04で書きます。
公式のヘルプでは、有料プランの最初の入り口として「Standardの7日間トライアル」があります。ただし、トライアル中の枠は無料と同じで、増えません(04で扱います)。
いま起きていること:提携と、ダウンロードの停止
この節は、公式のブログとヘルプに書かれたことだけを書きます。
- UMGとの提携(2025年10月29日)。 公式ブログ「A New Era of Music」は、UMGとの提携を発表しています。UMGのアーティスト、作詞作曲家、カタログをプラットフォームに迎え、アーティストが自分の音楽のAI利用のルールを決められるようにする、という説明です。アーティストの声やスタイルで作る、曲を別のジャンルに作り直す、カバーやマッシュアップなどが、予定の機能として挙げられています。公式は、移行は「今後数か月」かかると書き、具体的な開始日は書いていません。
- ダウンロードの停止。 同じブログは、提携の発表の時点でサイトからの曲のダウンロードが止まったと書いています。公式のヘルプ「Changes associated with the Universal Music Group partnership」(2026年2月17日付)は、「音声、動画、ステムのダウンロードは無効にされた」と書いています。一時的か恒久的か、どのプランに当てはまるかは、その記事には書かれていません。
- WMGとの提携(2025年11月19日)。 公式のヘルプとブログは、WMGと新しいライセンスの取り決めを結び、次世代のAI音楽サービスを一緒に作ると説明しています。ブログとヘルプは、この取り決めが両社の著作権をめぐる争いの解決も含むと書いています(公式の説明のみ、ここでは経緯には触れません)。レーベルがUdioを所有しているわけではなく、UdioはWarnerとUniversalとの間に、新しいモデルをレーベルのデータで学習することと、アーティストと協力することを許すライセンス契約がある、という説明です。
- いまの使い方への影響。 WMGの記事は、この発表で今日の使い方は変わらず、当面は「移行用の利用規約(transition Terms of Service)」に従うと書いています。モデルはv1、v1.5、v1.5 Allegroが使え、extend、remix、Stylesなどの中心機能も使える、とあります。共有は、udio.comのURLで、Udioを使っていない人にも見てもらえる、と書かれています。
- 移行用の規約の日付が一致しません。 WMGのヘルプは「10月29日に導入」、WMGのブログは「11月12日に発効」と書いています。どちらが正しいかは、読んだ範囲では確かめられていません。
最初に決めておくこと
- 作る曲の使い道。 公式のヘルプで確認できたのは、アップロードした音声には権利が必要であること、アップロード音声から作った曲はUdio.comで公開できないこと、などです。生成した曲の権利・商用利用の条件は、規約が読めず、確認できていません(04)。
- 曲を手元に置く必要があるか。 ダウンロードが無効なので、制作物をファイルで受け取りたい場合は、いまの公式の仕様では難しい、と読めます。
- 共有の範囲。 公式のヘルプでは、他の人が自分の曲を「リミックス・延長・スタイル参照」することは、初期設定で許可されています。曲ごとに外せます(02で扱います)。
気をつけること
- 規約が読めていない。 利用規約(Terms of Service)のページは、取得時にロボット取得を禁止する設定で拒否されました。プライバシーポリシーのページも本文が取れませんでした。生成物の権利、商用利用、学習への使われ方、他人の声を真似る機能への制限は、規約本文を自分で確かめてください。
- ヘルプの記事ごとに日付と数字がずれている。 例えば、クレジットの上限は記事によって違います。日付の古い記事は、いまと違う可能性があります。
- 「できる」と書かれた機能も、ダウンロードや提携で変わりうる。 公式は、新しいモデルと体験を準備中だと書いています。使う直前に、ヘルプの「Changelog」とブログを見てください。ただし、Changelogの最新の記載は2025年9月で、提携後の変更は載っていないように見えました。
- 契約や権利の判断は、専門家にご相談ください。この記事は助言ではありません。
出典
- Udio(公式サイト)のトップ(Udio、確認日 2026-10-23)
- Udio Help Center(Udio、確認日 2026-10-23)
- Create Your First Song(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Creating a Udio account(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)
- Credits and credit limits(Udio Help Center、2025-10-29更新、確認日 2026-10-23)
- iOS app(Udio Help Center、2026-01-28、確認日 2026-10-23)
- Changes associated with the Universal Music Group ("UMG") partnership(Udio Help Center、2026-02-17、確認日 2026-10-23)
- Udio - Warner Music Group (WMG) partnership(Udio Help Center、2025-11-19、確認日 2026-10-23)
- A New Era of Music - Udio with Universal Music Group(Udio Blog、2025-10-29、確認日 2026-10-23)
- Udio with Warner Music Group(Udio Blog、2025-11-19、確認日 2026-10-23)
- Changelog: What's new with Udio(Udio Help Center、確認日 2026-10-23)