3行でいうと

  • 公式の更新情報とヘルプに書かれていた連携は、iPhoneのiMessageキーボード、iOSのメモとボイスメモからの共有、CarPlayとAndroid Auto、AirPlay、Studioの書き出し(WAV、マルチトラック、MIDI)、MIDIのアップロード、API、Suno Credentials、Believe・TuneCoreとの提携です。
  • チャットAIとつなぐ公式のMCPやコネクタは、今回読んだ更新情報、公式サイトのトップ、ヘルプのMaking Music一覧には出てきませんでした。見つからなかっただけで、無いと言い切るものではありません。
  • 更新情報の連携の項目は、題名と数行の説明だけで、設定画面の細かい手順は書かれていません。この記事も、書かれていない所は「記載が見つからない」と書きます。
  • 制作ソフトへの持ち出しは、Studioの「Export」(Full Song、Selected Time Range、Multitrack)、クリップを右クリックしての「Download .WAV」、ステムからの「Get MIDI」(10クレジット)が公式に書かれています。制作ソフト側の取り込み手順は書かれていません。
  • Suno Credentialsは「曲を作るAPI」ではなく「Sunoで作った曲か調べるAPI」です。公式のページにエンドポイントが2つ書かれています。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はSunoを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、設定例は「公式の記載の写し」か「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」と、そのつど書き分けました。画面は変わるので、手元の画面と照らしてください。公式ページは要約の形で取得したため、書かれていない部分は「記載が見つからない」と書き、長い引用はしていません。

先に結論

前提:用語をそろえる

公式の連携の一覧

確認日 2026年10月25日。更新情報の項目は、題名と数行の説明だけを読みました。

つなぎ先 向き 公式の記載 設定の画面・手順の記載 外し方
iMessageキーボード iPhone → 相手 更新情報(2026-07-15) 項目に簡単な手順あり 記載が見つからない
iOSのメモ メモ → Suno 更新情報(2026-06-04) 項目に1行の説明のみ 記載が見つからない
iOSのボイスメモ ボイスメモ → Suno 同上 同上 記載が見つからない
CarPlay、Android Auto Suno → 車 更新情報(2026-05-13) 項目に説明のみ 記載が見つからない
AirPlay Suno → スピーカー、TV 更新情報(2026-10-23) 項目に説明あり 記載が見つからない
Studioの書き出し Suno → 手元、DAW ヘルプ「Exporting from Studio」ほか 書かれている 該当しない(ファイルの書き出し)
MIDIのアップロード 外 → Studio 更新情報(2026-09-17) 題名の説明のみ 記載が見つからない
Suno Platform(API) プログラム → Suno サインインのページ サインインのみ 記載が見つからない
Suno Credentials ファイル、URL → 判定 公式ページ 書かれている 該当しない
Believe、TuneCore Suno → 配信 公式ブログ(2026-09-08) 手順なし 記載が見つからない

連携1:iMessageキーボードで曲を作って送る(iPhone)

更新情報(2026年7月15日、「iMessage Keyboard Integration」、iOS、Create)の記載を順に並べたものです。

  1. 最新のSunoアプリに更新します(更新情報の最初の手順)。
  2. iPhoneのメッセージ(iMessage)で、「+」アイコンを押します。
  3. iMessageのアプリ拡張の一覧から「Suno」を選びます。
  4. 歌詞を録音するか、入力します。
  5. スタイルを選んで、曲を作ります。
  6. メッセージを送ります。

更新情報は、受け取った人は曲を聴いて、自分の曲で返信できる、と書いています。

連携2:iOSのメモとボイスメモから共有する

更新情報(2026年6月4日、「Share from iOS Notes and Voice Memos」、iOSのみ)の記載です。

共有のメニューのどこに「Suno」が出るか、Createのフォームのどの欄に入るかは、更新情報には書かれていません。公式の手順に沿って画面を探すことになります。ボイスメモの音声は、05・06のAudio Uploadと同じ扱いになるか、長さの上限や権利の扱いがどうなるかは、読んだ範囲では書かれていません。アップロードの長さの数字は、資料により違います(01)。

連携3:車、AirPlay、オフラインで聴く

聴く側の連携です。作る機能とは別です。

項目 更新情報の記載
Android Auto、CarPlay(2026-05-13) 車の標準の画面で、曲の再生、ライブラリの閲覧、再生の操作ができる。「morning drive」のプレイリストが入る
AirPlay(2026-10-23、iOS) プレイヤーの右上のアイコンから、AirPlay対応のスピーカー、TV、スマートホームの機器で、曲とプレイリストを再生できる。「version 1.93 and up」と書かれている(OSかアプリかは明記がない。アプリ側の番号と読める)
オフラインのプレイリスト(2026-08-20、iOS・Android) プレイリストを保存して、ネットがなくても聴ける

連携4:Studioから制作ソフト(DAW)へ持ち出す

ヘルプ「Introduction to Studio」と「Exporting from Studio」の記載です。Studioは Premier のみです(05)。

4-1 Exportボタン

  1. Studioで、画面の右上、タイムラインの上にある「Export」ボタンを押します。
  2. 次の3つから選びます。
  3. 「Full Song」:プロジェクト全体のミックスを書き出す。Introductionでは、SunoのLibraryに保存される、と書かれています。
  4. 「Selected Time Range」:選んだ時間の範囲だけ。同じくLibraryに保存される、とあります。
  5. 「Multitrack」:すべてのトラックを、DAWでミックスするためのステムとして書き出す。Introductionでは、トラックやステムを端末にダウンロードする、とあります。

「Exporting from Studio」は、音声の書き出しはすべてWAVで、高い品質、と書いています。保存先、ファイルの構成、サンプルレートなどの仕様は書かれていません。

4-2 クリップ単位のWAV

  1. タイムラインの音声クリップを右クリックします。
  2. メニューから「Download .WAV」を選びます。

4-3 ステムからMIDI

  1. Stemsパネルで、クリップのステムを取り出します(ステムの分け方とクレジットは05)。
  2. 取り出したステムを1つ選びます。
  3. 「Get MIDI」を選びます。10クレジットかかる、と書かれています。
  4. DAWに取り込めるMIDIファイルができる、とあります。MIDIファイルの形式の名前は書かれていません。

4-4 制作ソフト側の手順

制作ソフト(DAW)に取り込む手順は、公式のヘルプには書かれていません(「DAW-specific import steps」は書かれていない)。取り込み先のソフトの説明書を見てください。

4-5 ライブラリからのダウンロード

Studioを使わない場合は、06の場面11のダウンロードです。形式は、MP3(全プラン)、WAV(ProとPremier、ウェブのみ)、動画、ステム(ある曲のみ)、MIDI(Premier、Studioで作った曲のみ)です(ヘルプ「What types of files can I download?」)。月ごとのダウンロード回数の上限は、Studioのワークフローには適用されない、と、ヘルプ「How do downloads work?」にあります(Premierについての記載。Proは書かれていない)。

連携5:外から取り込む(DAW・MIDI・音声)

公式に書かれた、取り込みの向きの連携です。

  1. 音声。 Studioでは、Context Barの「Upload Audio」、またはTransportの「Upload」で、端末から音声を足せる、と書かれています(「Introduction to Studio」)。Createの画面にも「Audio Upload」ボタンがあります(06)。
  2. MIDI。 更新情報(2026年9月17日、「Suno Studio: Improved MIDI and more」)は、Sunoの外で作ったMIDIファイルをアップロードして、Studioで発展させられる、と書いています。アップロードの画面や形式は、更新情報には書かれていません。
  3. DAWからの流れ(この記事の案、公式の手順ではありません)。 制作ソフトで作ったデモを音声ファイルに書き出し、SunoのAudio Uploadに入れて、ExtendやCoverの出発点にする、という往復が考えられます。ヘルプ「How to Use: Audio Uploads」が、アップロードした音声をExtendやCoverの出発点にできる、と書いていることから組んだ案です。動作は確かめていません。

  4. 渡るデータ。 アップロードした音声、MIDIがSunoのサーバーに渡ります。権利のある音声だけを使う、という規約の決まりは04にあります。

  5. 外し方。 アップロードした音声の削除は、ヘルプ「How do I delete a song?」の一覧に曲の削除の説明があります(04)。アップロード音声だけの扱いは、読んだ範囲では見つかりませんでした。

連携6:Suno Credentials(Sunoで作った曲かを調べる)

公式ページ(suno.com/suno-credentials)の記載です。「曲を作るAPI」ではありません。

画面から調べる。

  1. 公式ページを開きます。
  2. 音声ファイルをページに落とすか、クリックして選びます。ページは「up to 100 MB」と書いています。
  3. または、「From URL」を選び、メディアファイルを直接指す公開のリンクを入れます。

結果の表示は、ページに説明がありません。APIの結果は verdict に、verified_suno、no_suno_provenance、inconclusive のいずれかが入ります。来歴の情報があれば添えられる、とあります。

無料の開発者向けAPI。 ページは、プログラムから呼び出せる無料のAPI、と書いています。エンドポイントは次の2つです(公式ページの記載)。

POST https://studio-api.prod.suno.com/api/c2pa/detect        (ファイルのアップロード。multipart形式。フォームの項目名は、この記事では読み取れていない)
POST https://studio-api.prod.suno.com/api/c2pa/detect/url    (JSONの本文に url)

アクセスの申し込みが要るか、キーが要るかは、ページに書かれていません。回数制限があると書かれていますが、数字はなく、「控えめに使うように」という趣旨です。この記事は、リクエストの書き方の例(フォームの項目名を含む)を公式のものとして写せません。必要なら、公式ページで原文を見て、書き方を確認してください。

ページが書いている限界。

連携7:Suno Platform(API)

platform.suno.com の記載です。読めたのはサインインのページだけです。

  1. ブラウザで platform.suno.com を開きます。
  2. 「Sign in to manage your API account」の下に、2つの入口があります。
  3. 「Sign in with Google」:Sunoのアカウントと結びついたGoogleアカウントで入る。
  4. 「Email address」の欄にメールアドレスを入れ、「Email me a sign-in code」を押して、届いたコードで入る。
  5. ページの説明は、「Generate original songs, covers, and mashups from a single prompt」「Suno's music generation engine behind a simple REST API」です。
  6. このサインインの画面は、suno.com本体のサインイン(05)とは別のページです。05で読んだヘルプの記述(メールとパスワードは使わず、シングルサインオンまたは電話番号)とは入り方が違い、こちらは「メールで届くコード」の入口があります。どちらが誰向けかは、公式ページに説明がありません。

文書へのリンク、料金、ベータかどうか、APIキーの作り方、利用の条件、データの扱いは、このページには書かれていません(読んだ範囲では見つかりませんでした)。公式サイトのトップのナビ(Product、Resources)にも、APIの文書は見つかりませんでした。

連携8:配信会社(Believe、TuneCore)

公式ブログ(2026年9月8日)の記載です。

どの曲が対象か、どの画面から進むかは、確認できていません。

チャットAIとの組み合わせ(この記事の案)

ここは公式の連携ではありません。公式の資料に、Sunoをチャットのクライアントにつなぐ仕組みの記載が見つからなかったため、記事側で、手でつなぐ組み合わせを書きます。

案1:チャットAIで歌詞やスタイルの文案を作り、Sunoに貼る。

  1. チャットAI側で、歌詞の案やスタイルの説明案を書いてもらう(チャットAIの使い方は、そのAIの説明書による)。
  2. Sunoのsuno.com/createで「Custom」を選ぶ(06の場面2)。
  3. 歌詞を「Lyrics」の欄に、スタイルを「Style of Music」の欄に貼る。
  4. 作る。

  5. 渡るデータ。 あなたが貼った文字だけが、Sunoに渡ります。チャットAI側の会話は、そのAIの規約に従います。両者の間に自動の受け渡しはありません。

  6. 注意。 Sunoのヘルプは、あなたが入力したオリジナルの歌詞の権利は自分に残る、と書いています。チャットAIが書いた歌詞の権利の扱いは、そのAIの規約と、04を見てください。他人の歌詞を貼る場合の扱いは、ヘルプに書かれていません。
  7. 外し方。 自動の連携ではないので、解除はありません。

案2:第三者製のツールを使う。 検索で見つかるSuno向けのMCPやAPIは、Sunoの運営ではありません。たとえばAceDataCloudのSunoMCPは、AceDataCloudのAPIを経由して動く、とそのREADMEが書いている、と03にまとめました。今回は、これらのページを新しく読んでいません。Sunoの規約の、承認されていない方法で出力を取得することの扱いは、04と03にあります。使う前に、渡る認証情報とデータの流れを、そのツールの説明で確認する必要があります。

つまずきと確認点

症状 公式に書かれていること 確認点
iMessageの「+」にSunoが出ない 記載が見つからない アプリとiOSのバージョン、メッセージの設定
メモの共有でSunoが出ない 記載が見つからない iOSのみの機能。アプリのバージョン
Studioの書き出しが見つからない 右上の「Export」ボタン。Premierのみ プランとStudioの画面
WAVがダウンロードできない ProとPremier、suno.comのみ プラン、ウェブ版かどうか
MIDIがダウンロードできない Premierで、Studioで作った曲のみ 曲がStudioで作られたものか
Get MIDIでクレジットが減る 10クレジットかかる 残りのクレジット(ウェブで確認できる場所の説明あり)
Credentialsの結果が inconclusive 値の意味の定義は公式ページにない 以前ダウンロードした曲は対象外
APIのサインインで入れない Googleのアカウントか、メールで届くコード Sunoと結びついたGoogleアカウントか

気をつけること

出典