3行でいうと
- Recraftは、画像を作って編集するサービスです。公式は、拡大しても粗くならない「ベクター画像(SVG)」を作れることを前面に出しています。Studioでは動画も作れます(有料プランの条件つき)。選べる動画のモデルは、公式の一覧では他社のもの(Veo、Sora、Klingなど)です。
- 使える場所は、Web(Recraft Studio)、iPhoneとiPad、Android、API、MCP(AIエージェント接続)、Figmaなどの拡張機能です。
- 無料プランはあります。ただし公式は、無料で作った画像は公開のギャラリーに載り、権利はRecraft側にあり、商用利用はできない、と書いています。無料で付くクレジットの量は、読んだ範囲では数字が見つかりませんでした。
- 画面の言語は、公式の一覧に英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ウクライナ語、ロシア語の6つが書かれていて、日本語は入っていません。日本語で書いたプロンプトについて、公式FAQは、Unicodeの文字ならどれでも受け付ける、英語が最もよい、と書いたうえで、よく理解される言語に「East Asian languages: Chinese, Japanese, Korean」を挙げています。
- 年齢は、利用規約が「18歳以上」と書いています。App Storeの年齢区分も18+です。
この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。公式の料金ページ(recraft.ai/pricing)は、取得した範囲ではプラン名と金額の表が読めず、金額は公式ドキュメントの「Paid plans」ページから写しました(04で扱います)。
先に結論
- Recraftは「画像などを作るサービス」で、V4.1、V4、V3、V2はその中の自社モデルの名前です。 公式のドキュメントは、V4.1をAPIの標準のモデルとして示し、V4.1 Flashを「速くて安い」モデルとして紹介しています。ただし別のページ(モデルの選び方)は、V4を「ほとんどの用途の標準」と書いており、ページによって書き方が違います。どれが最新か、どれが一番よいかは、僕らは断定しません。
- 使い始めるだけなら、アカウントを作ってWebで試す形です。 公式のクイックスタートは、recraft.aiの「Start now free」から、メール、Google、Discord、Appleのどれかでサインインする手順を書いています。パスワードは要らず、メールの場合はワンタイムコードが届く、とあります。
- 無料の範囲は、数字が一部しか示されていません。 無料プランのページは、1日に画像3枚までのアップロード、1回のプロンプトで最大2枚の生成、追加購入(top-up)は不可、と書いています。クレジットの量は書かれていません。
- 無料の画像は公開で、権利はRecraft側、商用は不可です。 有料プランだと、公式は「自分が権利を持ち、商用利用できる」と書いています。詳しくは04で扱います。
- 日本語の画面は、公式の資料では見つかりませんでした。 日本からの利用可否も、公式の資料では確認できていません。
- 規約は使う前に自分で読んでください。 利用規約は2026年10月21日、プライバシーポリシーは2026年10月20日の日付が表示されていました。
前提:用語をそろえる
- Recraft(リクラフト):この記事で扱うサービスの名前です。公式サイトは recraft.ai です。
- Recraft Studio(スタジオ):公式が「作って編集するための場所」と説明するWebの作業画面です。キャンバス(作業台)の上に画像を並べて作業します。
- Recraft V4.1 / V4.1 Flash / V4 / V3 / V2:Recraftが作ったAIモデルの名前です。モデルは、文章などの指示から画像を作るAIの本体のことです。版(V2、V3、V4、V4.1)が違うと、できることや値段が違います(02で扱います)。
- ベクター画像(SVG):点と線と塗りで描かれた図形データです。拡大しても粗くならず、あとから形や色を直せます。写真のように細かい点(ピクセル)で出来た「ラスター画像」と対になる言葉です。
- プロンプト:作りたいものを説明する文章です。
- クレジット:生成や編集のたびに使う量の単位です。公式は、使う量はモデルや操作で変わると書いています(04で扱います)。
- API:ほかのプログラムからRecraftを呼び出すための窓口です(03で扱います)。
- MCP:AIエージェントを外部の道具につなぐ規格です(03で扱います)。
- 外部モデル(External models):公式がStudioの中で選べるとしている、他社が作ったモデルです(03で扱います)。
これは誰のサービスか(公式の書き方)
| どこに書かれているか | 書かれていること |
|---|---|
| 利用規約(recraft.ai/terms) | 運営するのは「Recraft Inc.」。所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。問い合わせ先は help@recraft.ai |
| プライバシーポリシー(recraft.ai/privacy) | データの管理者は「Recraft, Inc.」。英国の子会社「Recraft AI Limited」が、その代わりに処理する、と書かれている |
| iPhoneアプリのストア掲載 | 販売元は「Recraft, Inc.」。アプリ名は「Recraft: AI Images and Videos」 |
法人の名前は、規約、プライバシーポリシー、ストア掲載で一致していました。適用される法律や紛争の解決方法(規約には、ニューヨーク州法と、仲裁という手続きの定めがあると読めました)は、規約の原文で確かめてください。
どこで使えるか
| 場所 | 公式に書かれていること | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| Web | Recraft Studioをブラウザーで開く。「recraft.new」から新しいプロジェクトに入れる、とも書かれている | クイックスタート、「How to generate an image」 |
| iPhone・iPad | 「iOS and iPadOS 17.6 or later」。App Storeの掲載は「無料、アプリ内課金あり」「年齢区分18+」 | モバイルアプリのページ、App Store掲載 |
| Android | 「Android 8.0 or later」。Google Playへのリンクがある | モバイルアプリのページ |
| API | 「https://external.api.recraft.ai/v1」。Bearerトークンで認証する | APIのクイックスタート(03で扱います) |
| MCP | 「https://mcp.recraft.ai/mcp」。OAuthでRecraftのアカウントにサインインする | MCPのページ(03で扱います) |
| 拡張機能 | Figma、Framer、Chrome拡張、Google Docs、Google Slides用の5つが載っている | 「Recraft Plugins」のページ(03で扱います) |
モバイルアプリについて、公式のページは、スマホで作った画像はデスクトップで開くと、キャンバスのエディタ、フレーム、モックアップ、高度な編集ツールを含む「full toolkit」が使える、と書いています。これらがスマホのアプリで使えるかは明記されていません(スマホだけでは足りない機能がある、というのは僕らの読み取りです)。
日本から使えるか、日本語の画面か
公式に書かれている範囲だけを書きます。
| 知りたいこと | 公式に書かれていること | 判断 |
|---|---|---|
| Webの画面が日本語か | 「Interface language」のページが、対応する画面の言語として「English」「Deutsch」「Español」「Français」「Українська」「Русский」の6つを挙げている。変え方はプロフィールの「Language」のメニュー | 日本語は一覧に無い(読んだ範囲) |
| iPhoneアプリの画面が日本語か | App Storeの掲載の「言語」は「English」と表示されていた | 英語と表示されている |
| 日本語で書いたプロンプトが使えるか | FAQは「any Unicode text input」を受け付けると書き、英語が最もよいが、東アジアの言語として「Chinese, Japanese, Korean」もよく理解される、と日本語を名指しで挙げる。あまり使われない言語は精度が下がることがある、とも書く | 日本語は名指しされている(精度は、公式は英語が最もよいと書く) |
| 日本からの利用可否 | 国や地域の一覧は、読んだ範囲では見つからなかった | 公式の資料では確認できていない |
| 日本円の表示 | 料金は「$」で書かれている。円の記載は、読んだ範囲では見つからなかった | 公式の資料では確認できていない |
無料でどこまでか
- 公式のドキュメント「Free plan」のページは、無料プランを「核になる機能を、お金を払わずに試せるもの」と説明し、画像とベクターの生成と基本の編集が使える、と書いています。
- 同じページには、アップロードは1日3枚まで、1回のプロンプトで最大2枚まで、追加購入は不可、とあります。クレジットの量は「限られている」とだけで、数字は書かれていません。
- 「Credits」のページは、無料ユーザーのクレジットは毎日リセットされる、と書いています。有料プランは請求期間の始まりにリセットされ、持ち越しはありません。
- クイックスタートは、新しいアカウントには無料のクレジットが付くと書いていますが、量は書かれていません。
- 無料プランで作った画像は、公開され、コミュニティのギャラリーに載ることがあります。権利と商用利用は、04で扱います。
- 動画の生成は、「How To Generate A Video」のページによると、Basicと無料のプランでは使えず、新しいProプラン、旧Pro 4K・8Kプラン、Teamsプランが条件です。
- 無料でも、ベクター画像の生成とベクターエディタは使える、と「Credits」のページは書いています。
- 1人が持てる無料アカウントは1つ、と利用規約(第6条)が書いています。
- 公式サイトの上部には「Try it free」のボタンがあります。有料プランの無料お試し期間については、読んだ範囲では記載が見つかりませんでした。
年齢
- 利用規約の導入部は、利用者が「少なくとも18歳」であることを述べるよう求めています。年齢などの情報から、サービスを断ったり機能を制限したりすることがある、とも書かれています。
- プライバシーポリシーも「18歳未満の個人情報は欲しくない」という趣旨を書き、年齢の確認は「合格か不合格か」の記録だけを残し、生年月日は保存しない、と説明しています。
- iPhoneアプリのストア掲載の年齢区分は「18+」で、「with content restrictions」(内容に制限あり)と書かれています。
お子さんが使う場合は、公式の利用規約を直接読んで確かめてください。この記事は法律の助言ではありません。
最初の一歩
公式のクイックスタートから読み取れる手順です。
- アカウントを作る。 recraft.aiの「Start now free」を押し、メール、Google、Discord、Appleのいずれかでサインインします。
- プロジェクトを作る。 Recraft Studioをブラウザーで開くと「Projects」の画面になります。「Create new project」を押すと、空のキャンバスが開きます。
- 最初の画像を作る。 プロジェクトは左パネルの「Chat」タブで開きます。やりたいことを話しかけると、エージェントが進めます。自分でモデルや様式を選びたいときは「Create」タブでプロンプトと設定を入れます。数秒で、キャンバスに画像が出ます。
- 最初の編集をする。 画像を選ぶと、自然言語での編集、背景の除去、選んだ範囲の消去などが出ます。編集のたびに新しい版ができ、元の画像は残る、と書かれています。
- 書き出す。 画像を選んで右上の「Export」を押すか、右クリックの「Export as...」を使います。ラスターはPNG、JPG、PDF、TIFF、ベクターはSVG、PDF、Lottieと書かれています。
僕らの見立て(公式の手順ではありません)として、始める前に決めておくとよいことを挙げます。
- まず無料の範囲で試し、公開されても困らない内容だけにする。 公式は無料の画像を公開ギャラリーに載せることがあると書いています。仕事の画像や、顔・個人情報の入った画像は、有料プランの「非公開」の説明を確かめてからにしたほうが安全だと考えます。
- 作った画像を仕事で使うなら、最初から有料プランにするかを決める。 無料のあいだに作った画像は、あとで有料にしても公開のまま、Recraftのものとして残る、と公式の「Ownership」ページが書いています。
- 規約とデータの扱いを読む。 学習への利用のオプトアウトは、プランによって扱いが違う、と公式が書いています(04で扱います)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- 公式の料金ページ(recraft.ai/pricing)は、取得した範囲ではFAQの文章だけで、プランの金額の表は読めませんでした。「書かれていない」のではなく「僕らが読めていない」です。
- 公式のドキュメントは、ページによって書き方が食い違う所があります(標準のモデル、動画のモデルの一覧、プランの変更が効く時期など)。この連載では、食い違いはそのまま書きます。
- 公式ドキュメントのうち、「Billing and invoices」「Importing」の一部のページは、取得できませんでした。読めていません。
- モデルの名前と版は変わります。この記事の名前は、2026年10月24日に公式ページで読んだ表示のままで、「どれが最新か」は断定しません。
- 規約は変わります。プライバシーポリシーは、既存のアカウントには2026年11月3日から効く、と書かれています。使う前に、公式で最新を読んでください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Recraft(トップページ、Recraft、確認日 2026-10-24)
- Pricing(Recraft、確認日 2026-10-24)
- Terms of Service(Recraft、2026-10-21、確認日 2026-10-24)
- Privacy Policy(Recraft、2026-10-20、確認日 2026-10-24)
- Quick start(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Overview(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Interface language(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Free plan(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Credits(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Ownership(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Mobile Apps(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Recraft: AI Images and Videos(App Store掲載、Recraft、確認日 2026-10-24)
- How to generate a video(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- FAQ(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Choosing a model(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- All models(Recraft API Docs、確認日 2026-10-24)
- Recraft Plugins(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)
- Documentation index(Recraft Docs、確認日 2026-10-24)