3行でいうと
- 基本の操作は、Raycastを開く、文字を打つ、候補を選ぶ、
⌘K(WindowsはCtrl K)で操作の一覧を出す、の繰り返しです。 - Quick AIは、Root Searchに文字を打って
Tabで開きます。続きを話したくなったら⌘J(Ctrl J)でAI Chatに移ります。どちらもAIは有料の機能です。 - 選んだ文章を直す「AI Commands」は、「Create AI Command」で自分用を作れます。プロンプトに
{selection}と書くと、選んだ文章が入ります。 - Skillsは、
SKILL.mdというファイルを、公式が見に行くフォルダーに置くだけで読み込まれます。AI Commandsでは使えません。 - 最初の1時間の順番の案を、最後に「この記事の案」として載せています。公式の手順ではありません。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
先に結論
- まず「探す」と「
⌘K」。 公式のクイックスタートは、7つの順番を挙げています。探す、Action Panel、Quicklink、ホットキー、AIとの会話、拡張機能、基本の道具(クリップボード履歴、計算、絵文字、スニペット、ウィンドウ管理)です。この記事も、この並びを土台にしています。 - AIの返事の中身は、公式に書かれていない。 例の指示文を入れたときの返事の文章は、モデルや内容で変わります。この記事は、返事の中身を保証しません。書くのは、「どの画面が開くか」「どのキーで何が起きるか」までです。
- 画面の表記は変わる。 手元の画面と照らして読んでください。
- AIに渡す内容に注意。 選んだ文章、画面、ファイルは、AIの処理のために渡ります。渡る先はモデルの選び方で変わります(01と、07を参照)。
前提:用語をそろえる
- Root Search:Raycastを開いた最初の検索窓です。
- Action Panel:選んだ項目の操作の一覧。
⌘K/ Ctrl K。 - Quicklink:URL、ファイル、フォルダー、アプリのパスに名前をつけて、すぐ開けるようにしたものです。
- Snippet(スニペット):決まった文章に短い名前(keyword)をつけて、打つと展開されるようにしたものです。
- Quick AI:短い質問用のAIの窓です。
- AI Chat:長い会話用のAIの窓です。
- AI Command:決めた指示(プロンプト)を、選んだ文章などに当てて実行する、自作のコマンドです。
- Dynamic Placeholder:
{selection}のように、実行のときに中身が入る目印です。 - AI Extension:
@で呼ぶ、AIが使える道具です(@calendarなど)。 - Skill:AIが必要なときに読む、手順や知識のMarkdownのファイルです。
- Script Command:自分で書いたスクリプトを、Raycastのコマンドとして呼べるようにしたものです。
たとえ話:道具箱と取扱説明書
Raycastは、手元に置いた道具箱のようなものです。道具ごとに名前がついていて、名前を打てば取り出せます。AIの機能は、その道具箱に、頼めば文章を直してくれる助手が同居しているイメージです。Skillsは、助手に渡しておく取扱説明書、スクリプトは自分で作る新しい道具です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
場面1:アプリやファイルを探して開く
- ホットキーでRaycastを開きます(設定は05)。
- 探したいアプリ、ファイル、フォルダーの名前を打ちます。
- 候補が出たら、上下キーで選んで
↵を押します。
公式のクイックスタートは、「Search your system」の手順として、ホットキーを押して文字を打つと、ファイル、フォルダー、アプリが探せる、と書いています。ファイル検索の細かい設定は、公式の「File Search」のページにあります(今回は読んでいません)。「Settings → Launcher」の「Customize Search(Files、Contacts)」で、探す対象を選ぶ項目があります。
場面2:選んだものに「何ができるか」を見る(Action Panel)
- 場面1のように、アプリ、ファイル、コマンドなどを選びます。
⌘K(WindowsはCtrl K)を押します。- その項目でできる操作の一覧が出ます。
公式の「Extensions」のページによれば、Storeの拡張機能では、このAction Panelに、アンインストール、設定(configure)、ソースを見る、といった操作が出ます。コマンドを選んでAction Panelを開くと、「Configure Command」という項目からホットキーやエイリアスを決められます(場面4)。
場面3:Quicklinkで、よく開く場所に名前をつける
- Root Searchで「Create Quicklink」と打ち、開きます。
- URL、ファイル、フォルダー、アプリのパスのどれかを入れます。
- 名前をつけて保存します。
- 次からは、Root Searchで名前を打つか、「Search Quicklinks」のコマンドで探せます。
以上は公式のクイックスタートの記載です。保存のキー操作や、入力欄の名前は、読んだ範囲では書かれていませんでした。
この記事の例(入力): 名前を「週報」とし、リンク先に、自分が週報を書くページのURLを入れる。
場面4:ホットキーとエイリアスを決める
- Root Searchで、アプリまたは作ったQuicklinkを選びます。
⌘K(Ctrl K)でAction Panelを開きます。- 「Configure Command → Set Hotkey」を選びます。
- 使いたいキーの組み合わせを押します。短い待ち時間のあとに自動保存されます。
↵(Return)で、すぐ保存もできます。
エイリアスは、同じ「Configure Command」の「Set Alias」です。エイリアスは、小文字の英字、数字、空白だけです(公式の「Command Aliases & Hotkeys」)。公式のクイックスタートは、⌥(Alt)に頭文字を組み合わせる例を挙げています。消したいときは、「Delete Hotkey」「Delete Alias」です。
場面5:スニペット(決まった文章を短い名前で出す)
5-1:作る
- Root Searchで「Create Snippet」と打ちます。
- 「Snippet Text」(本文。公式は上限を65K文字と書く)、「Name」、「Keyword」(任意)、「Tags」(任意)を入れます。
- 保存します。
この記事の例(入力): Nameは「あいさつ(社外)」、Snippet Textは「お世話になっております。」、Keywordは ;;osewa。
公式は、Keywordにバッククォート、引用符、空白は使えない、と書いています。また、! や ;; のような接頭辞を「recommended」(公式の語)としています。
5-2:使う
- Keywordを打つ(自動展開)。 どのアプリでも、Keywordを打つとSnippet Textに置き換わります。「Settings → Snippets」の「Enable Snippet Expansion」で、展開のオン・オフを選べます。オフでも、検索して貼り付けることはできます。
- 探して貼る。 Root Searchで「Search Snippets」と打ちます。
展開のタイミングは、「Expansion Mode」で、Immediately、After Delimiter(keeping)、After Delimiter(discarding)から選びます。「Disabled Applications」には、1PasswordとKeychain Accessが標準で入っています(除外されるアプリです)。
5-3:差し込み(Dynamic Placeholder)
公式は、スニペットでは {date}、{cursor}、{clipboard}、{calculator} などが使えると書き、詳細は「Dynamic Placeholders」のページにあるとしています。そのページは今回は読んでいません。
5-4:取り込みと書き出し
「Import Snippets」は、name と text(必須)、keyword(任意)を持つJSONの配列を受け取ります。TextExpander、aText、Espanso、PhraseExpressの書き出しも受け取る、と書かれています。「Export Snippets」で書き出せます。
場面6:窓を整理する(ウィンドウ管理)
- 整えたい窓を前面にします。
- Raycastを開き、「Left Half」と打って
↵を押します。 - 窓が画面の左半分に寄ります(公式のコマンド名と説明から読み取れる結果です)。
初めて動かしたとき、Macでアクセシビリティの許可がなければ、Raycastが案内する、と公式にあります(05)。主なコマンドは、Left Half、Right Half、Maximize、Next Display(クイックスタートで例に挙がるもの)のほか、三分割、四分割、六分割、前後のディスプレイや「Space」への移動、デスクトップ番号への移動などがあります。
- ホットキー。 よく使うもの(たとえばLeft Half)にホットキーをつけられます(場面4と同じ手順)。
- 自分用のコマンド。 「Create Command」で、大きさ、位置、オフセット(pointsか割合)を決めます。
- 配置の保存。 「Create Layout」は、1つのディスプレイに最大8つの窓を、大きさと位置つきで置けます。窓ごとにQuicklink、ファイル、URL、コマンドの引数を開けます。「Save Current Layout」で、いまの窓の並びを下書きとして取り込めます。
- 外から呼ぶ。
raycast://customWindowManagementCommandで始まる深いリンク(deeplink)に対応します(07)。
場面7:クリップボード履歴、計算、絵文字
公式のクイックスタートに書かれた入口です。
- クリップボード履歴。 「Clipboard History」のコマンドで、前にコピーしたものを探して貼り直せます。残す期間は「Keep history for」で選びます(01)。
- 計算。 計算、単位の換算、日付、通貨の質問を、Root Searchに打ちます(公式の「Calculator」)。
- 絵文字と記号。 「Search Emoji & Symbols」で探して貼ります。
場面8:Storeで拡張機能を入れる
- Root Searchで「Store」と打ち、開きます(サインインが必要。05)。
- 名前、コマンド、キーワード、カテゴリーで探します。お使いのOSに合うものだけが出る、と公式は書いています。
- 項目を開いて、説明、コマンド、スクリーンショット、作者の情報を読みます。
⏎を押して入れます。すぐに使えるようになります。
入れた拡張機能は、Storeの「Categories」から「Installed」で絞り込めます。アンインストールなどはAction Panelからです。更新は自動です。手動なら「Check for Extension Updates」です。公式のクイックスタートは、お試しの例として「GIPHY」を挙げています。
AIに使わせる拡張機能(AI Extension)だけを探すには、Storeで ⌘P(CtrlP)を押して、AI Extensionsのカテゴリーで絞ります。
場面9:Quick AIで短く聞く(有料プラン)
- Root Searchに、質問を打ちます。
Tabを押します。Raycastが、その文字をQuick AIに送って、すぐ送信します。- 答えが出ます。
文字を打たずに Tab を押しても、Quick AIが開きます。または、Root Searchで「Quick AI」を実行して空のプロンプトを開きます。
この記事の例(質問): 「会議の議題を3つに絞るときの考え方を、短く教えてください。」
使えるキー(公式のQuick AIのページ)
| 操作 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| 同じモデルでやり直す | ⌘R |
Ctrl R |
| 別のモデルでやり直す | ⇧⌘R |
Ctrl Shift R |
| 新しい会話 | ⌘N |
Ctrl N |
| 前後のチャット | ⌘[ / ⌘] |
Ctrl [ / Ctrl ] |
| 音声で入力(Dictation) | ⌃M |
Ctrl M |
| AI Chatで続ける | ⌘J |
Ctrl J |
| Action Panel | ⌘K |
Ctrl K |
- 答えに対して
↵を押すと、既定では貼り付けです。コピーに変えるには、「Settings → AI → Commands → Quick AI → Primary Action」です。 - 「Add Context」のメニュー(コンポーザーの左)か
@で、「Focused Window」(アプリの内容、選択、スクリーンショット)、「Selected Text」、「Selected Area」または「Entire Screen」(スクリーンショット)を足せます。渡した内容は、そのメッセージと、AI Chatに移したあとも引き継がれる、と本記事の元の取得では読めましたが、今回の再確認では確認できていません。 - 「Settings → Launcher → Fallback Commands」にQuick AIを入れると、どのコマンドにも一致しない文字を、
↵でQuick AIに送れます。 - モデルの既定は、「Settings → AI → Models & Providers → Default Models」か「Manage Models」で選びます。「Auto」にすると、Lightweight、Balanced、Flagshipから傾向を選びます。
場面10:AI Chatで長く話す(有料プラン)
- Quick AIで
⌘J(Ctrl J)を押します。会話が、履歴ごとAI Chatに移ります(公式のQuick AIのページの書き方は「Continue in AI Chat」、AI Chatのページは「full history」)。モデルや添付が移るかは、今回の再確認では確認できていません。または、Root Searchで「AI Chat」を実行します。 - 質問を打って
↵で送ります。改行は⇧↵です。 - 続きを打ちます。やり直しは
⌘R、新しいチャットは⌘Nです。
公式のAI Chatのページには、次の操作もあります。
- 添付。 コンポーザーの添付ボタンか
@。ファイル、ノート、クリップボード履歴、ブラウザーのタブ、Web検索の結果、Focused Window、Selected Text、スクリーンショット、カレンダーの予定。 - モデルの切り替え。 タイトルバーのモデル選択、またはコンポーザーで
/。 - チャットごとの設定(サイドバー)。 Creativity(NoneからMaximum)、Reasoning Effort、Web Search、Model Preference(Lightweight、Balanced、Flagship)、Toolsの中のPermissions。
- 履歴。 履歴のサイドバーで、タイトルと本文を検索できます。Pin、Archive、Delete、Rename、Copy Chat、Branch Chatが選べます。削除したチャットは「Recently Deleted」に入り、60日で完全に消える、と書かれています。
- 書き出し。 専用の書き出し機能の記載はなく、「Copy Chat」で会話全体をテキストとしてコピーできる、とあります。
- ほかのアプリから送る。 「Send Focused Window」「Send Selected Text」「Send Screen Area」「Send Screen」の「Send to AI」コマンドで、内容を進行中のチャットに送ります。
場面11:AI Commandsで、選んだ文章を直す(有料プラン)
11-1:自分用のコマンドを作る
- Root Searchで「Create AI Command」と打ちます。
- 「Prompt」(唯一の必須項目)に指示を書きます。
@でAI Extensionを、{でDynamic Placeholderを差し込めます。 - 必要なら、「Name & Icon」「Model」「Creativity」「Reasoning Effort」「Output Behavior」などを決めます。
- 「Output Behavior」では、「Open in Raycast」(窓に表示)か、「Replace Selection」(選んだ文章を置き換え)を選びます。
⌘↵(Ctrl↵)で保存します。Root Searchにすぐ出ます。
公式の例は、Translate {selection} to Swedish です。値を聞きたいときは {argument name="Language"} のように書きます。
この記事の例(Prompt):
次の文章を、誤字や言い回しだけ直してください。意味は変えないでください。
{selection}
11-2:使う
- 直したい文章を、どのアプリでもよいので選びます。
- Raycastを開いて、作ったコマンドの名前を打ちます。
↵を押します。
「Open in Raycast」の場合は、応答の窓が開き、コピー、貼り付け、またはRaycast AIとの会話の続きができます。
11-3:組み込みのコマンドと Quick Fix
公式が挙げる組み込みは、Improve Writing、Fix Spelling and Grammar、Explain This in Simple Terms、Change Tone to Professional、Change Tone to Friendly、Find Bugs in Code、Summarize Webpage、Ask About Webpageです。組み込みは、編集と複製はできて、削除はできません。
Quick Fixは、どのアプリでも「Fix Spelling and Grammar」を動かす機能です。「Settings → AI → Quick Fix」で設定し、標準では右の Shift キーの2回押しです。Macではアクセシビリティの許可が要ります。公式は、Quick Fixは、AI Commandsに自分の契約やキー、ローカルモデルを使っていても、必ずRaycast AIを使い、AIクレジットを使う、と書いています。
11-4:モデルと共有
コマンドごとに「Model」を決められます。既定は、「Settings → AI → Models & Providers」の「Custom AI Commands」です。「Share AI Command」で、チームの人が1クリックで入れられるリンクができます。「Import AI Commands」は、JSONのファイルから取り込みます。
場面12:AI Extensionsで、ほかの道具を呼ぶ(有料プラン)
- Quick AI、AI Chat、またはRoot Searchで
@を打ちます。 - 入れてあるAI Extensionが出ます。使いたいものを選びます。
- 自然な文章で頼みます。
公式のページに載った例は、@linear(スプリントの担当)、@calendar(集中時間の確保)、@github(レビュー待ちのプルリクエスト)です。複数を1つの指示で並べることもできます。
この記事の例(指示): 「@calendar 明日の午後の予定を教えてください。」
組み込みのAI Extensionの一覧は、03にあります。承認の画面(「Allow」「Always allow」「Deny」)と、Settings → AI → Toolsの「Permissions」(Ask、Auto、Always Allow)の説明は、07でもう一度扱います。公式は、Autoでも、認証情報(.env や秘密鍵)を読むとき、取り消せない操作をするときは必ず確認する、と書いています。
場面13:Skillsを置いて、AIに読ませる(有料プラン)
13-1:ファイルを作る(公式の約束ごと)
- 次のどれかのフォルダーの下に、サブフォルダーを作ります。サブフォルダーの名前は、Skillの
nameと同じにします。 ~/.claude/skills~/.config/agents/skills~/.config/raycast/skills~/.agents/skills- その中に、
SKILL.mdというファイルを作ります(大文字小文字は区別されます)。 - 先頭に、YAMLで
nameとdescriptionを書き、そのあとにMarkdownで本文を書きます。
name は1〜64文字、小文字の英字、数字、ハイフン。先頭、末尾、連続したハイフンは不可で、フォルダーの名前と一致させます。description は1〜1024文字で、公式は、AIがそのSkillを読むか決める唯一の手がかりなので、「いつ使うか」から書くよう説明しています。
この記事の例(~/.config/raycast/skills/meeting-minutes/SKILL.md)。公式の記載に合わせてこの記事で組んだ例で、動作は確かめていません。
---
name: meeting-minutes
description: 会議のメモから議事録を作るときに使う。決定事項、宿題、期限の順に並べたいとき。
---
# 議事録の作り方
1. 決定事項を先に書く。
2. 宿題は「誰が、何を、いつまでに」の形にする。
3. 分からない項目は、推測せずに「未確認」と書く。
13-2:読み込まれるのを確かめる
「Settings → AI → Skills」に、Skillと説明が並びます。反映には、約1分かかることがあります。フォルダーを足すには、同じ画面の「Skill Folders」です。
13-3:使う
- 自動。 AI Chatでは「Chat Settings → Skills → Discover Skills Automatically」(チャットごと)。Quick AIでは、すべてのチャットで自動の発見がオンです。
- 手動。 コンポーザーで
@を打ち、Skillの名前、id、説明を打って選びます。自動の発見がオフでも、@で指定すればAIが考慮します。
この記事の例(指示): 「@meeting-minutes 次のメモから議事録を作ってください。」のあとに、メモを貼る。
13-4:できないこと(公式の記載)
AI Commandsでは使えません。ツールに対応していないモデルでも動きません。Raycastは各フォルダーの最上段だけを調べ、SKILL.md 以外のMarkdownは無視します。同じ name が複数あると、最初に見つかったものだけが使われます。読み込めないSkillは、黙って飛ばされます。1つずつ無効にする操作は、書かれていません。外すには、ファイルかフォルダーを消します。
場面14:Script Commandsで、自分用のコマンドを足す
14-1:作る
- Root Searchで「Create Script Command」を実行します。
- 言語のテンプレートを選びます。Raycastが先頭の情報(メタデータ)を入れてくれます。
- 「Script Directory」に追加したフォルダーの中に、保存します。
すでにあるスクリプトを使うなら、「Settings → Script Commands → Add Script Directory」でフォルダーを選びます。
14-2:書き方(公式の例の一部)
先頭に、次のようなメタデータを書きます。公式のページの例の冒頭から取ったもので、全文は公式で確認してください。
#!/bin/bash
# Required parameters:
# @raycast.schemaVersion 1
# @raycast.title Build XCODE
# @raycast.mode compact
# Optional parameters:
# @raycast.icon 🤖
この記事の例(シェルスクリプト)。公式の記載に合わせて組んだ例で、動作は確かめていません。
#!/bin/bash
# Required parameters:
# @raycast.schemaVersion 1
# @raycast.title Say Hello
# @raycast.mode compact
echo "Hello from Raycast"
出力のモードは、公式のページの例に compact と silent が出ます。全部の一覧は、公式のScript Commandsのリポジトリ(github.com/raycast/script-commands)にある、と書かれています(そのリポジトリは今回は読んでいません)。
14-3:言語と権限
macOSは、AppleScript、シェル、Python、Node.js、Ruby、PHP、Swiftなどです。Windowsは、PowerShell(.ps1)、C#、Python、Node.js、Bash(WSLまたはGit Bash経由)です。Macでは、アクセシビリティなどの許可の確認は、ターミナルではなくRaycastに出ます。WindowsでPowerShellのスクリプトが動かないときは、Get-ExecutionPolicy を確かめます(公式の記載)。
場面15:自分で拡張機能を作ってみる(開発者向け)
公式の開発者向け資料の「Create Your First Extension」の順です。
前提(公式): Raycast 1.26.0以上、Node.js 22.14以上、npm 7以上。ReactとTypeScriptに慣れていること。サインインが必要です。
- Raycastで「Create Extension」を実行します。
- 名前を「Hello World」にして、「Detail」テンプレートを選びます。
- 「Location」で、置くフォルダーを選びます。
⌘↵で進み、画面の指示に従います。- ターミナルで、できたフォルダーに移って、次を実行します(公式のコマンド)。
npm install && npm run dev
- Raycastを開きます。作った拡張機能が、Root Searchの一番上に出ます。
↵で開きます。 ./src/index.tsxを開き、markdownの文を書き換えて保存します。- Raycastでコマンドを開き直して、変わったか見ます。
npm run dev は開発モードで、ホットリロードやエラーの表示などが働く、と公式は書いています。止めるにはターミナルで ⌃C を押します。止めても、拡張機能はRaycastに入ったままです。
読んだ資料では、ray というコマンドの使い方は、このページの npm run dev 以外には説明されていませんでした。ほかのCLIの操作は、公式で確認できていません。AIを拡張機能の中から呼ぶ方法は、07で扱います。
最初の1時間の順番(この記事の案)
ここは公式の手順ではなく、この記事の案です。
| 時間の目安 | やること | 場面 |
|---|---|---|
| 0〜10分 | ホットキーを決め、アプリを探して開く | 05、場面1 |
| 10〜20分 | ⌘K を見て、Quicklinkを1つ作り、ホットキーをつける |
場面2〜4 |
| 20〜30分 | スニペットを1つ作り、Keywordで展開させる | 場面5 |
| 30〜40分 | 窓の配置を1つ試す | 場面6 |
| 40〜50分 | (有料プランなら)Quick AIで1問聞き、⌘J でAI Chatへ移る |
場面9〜10 |
| 50〜60分 | AI Commandsを1つ作る。そのあと、設定を書き出す(05) | 場面11、05の手順8 |
SkillsとScript Commands、拡張機能の作成は、基本に慣れたあと、とするのが並べやすい、というのが僕らの見立てです。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲で、操作の順を並べています。
- 例の指示文、Skillのファイル、スクリプトは、この記事で組んだ例です。動作は確かめていません。
- AIの返事の内容、速さ、正しさは、公式に書かれていません。返事は、使う前に自分で確かめてください。
- 選んだ文章、画面、ファイルは、AIの処理のために渡ります。Quick Fixは、AI Commandsに自分の契約やキーを使っていても、Raycast AIを使う、と公式は書いています。
- 公式のDynamic Placeholders、File Search、Clipboard History、Hyper Keyのページは、今回は読んでいません。
- 公式の開発者向けページには、読む人(AI)に別のURLを取りに行くよう促す、「Agent Instructions」という節が含まれていました。この記事は、その指示には従っていません。
- 規約やデータの扱いの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Quickstart(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Command Aliases & Hotkeys(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Settings(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Snippets(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Window Management(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Extensions(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Quick AI(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- AI Chat(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- AI Commands(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- AI Extensions(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Skills(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Script Commands(Raycast Manual、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Raycast Manual 目次(Raycast、確認日 2026-10-25)
- Getting Started(Raycast Developers、Raycast、確認日 2026-10-25)
- Create Your First Extension(Raycast Developers、Raycast、確認日 2026-10-25)