3行でいうと

  • Windowsの入手先は、公式のWindows版ページに2つ書かれています。Microsoft Store(ray.so/download-windows)と、WinGetの winget install raycast です。Macは、公式の「Raycast 2.0」のページ(https://www.raycast.com/new)に「Download」のボタンがあり、ボタンの下に「macOS Tahoe and Apple Silicon required」と書かれています。ダウンロードしたあとの画面の手順は、公式で確認できていません。
  • 設定の窓は、Raycastを開いた状態で ⌘,(WindowsはCtrl,)で開けます。ホットキーは「Settings → General」の「Raycast Hotkey」で決めます。公式の既定は、Macが ⌥Space、新しいWindowsではWindowsキーです。
  • ウィンドウ管理など、一部の機能はMacの「アクセシビリティ」の許可が必要です。許可の画面の場所は、公式がMacの「System Settings → Privacy & Security → Accessibility」と書いています。
  • AI(Quick AI、AI Chatなど)は、公式のマニュアルで「Pro Exclusive」と表示される有料の機能です。料金は01を参照してください。
  • つまずいたときの入口として、公式には「Troubleshooting」のページがあります。ただし、そのページの各項目の中身(直し方)は、今回は読めませんでした。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:引っ越しの日の鍵と表札

新しい部屋に入る日の作業に似ています。まず部屋に入る(インストール)、次に表札を出す(サインイン)、鍵の合わせ方を決める(ホットキー)、管理人に「この作業は任せます」と書類を出す(権限)、最後に電気がつくか確かめる(動作確認)。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

手順0:入れる前に確かめること

  1. OSを確かめる。 公式のWindows版ページの見出しは「Windows 10+」、同ページのFAQは「Windows 10, 21H2+ and Windows 11」と書いています(確認日2026-10-25。2つの書き方が少し違うので、併記します)。Macは、公式の「Raycast 2.0」のページ(https://www.raycast.com/new)が、ボタンの下に「macOS Tahoe and Apple Silicon required」、FAQに「Raycast v2 is built for macOS Tahoe. If you are still on Sequoia or earlier, you need to upgrade macOS before installing v2.」と書いています。Intel搭載Macや、v1の対応OSについては、そのページに記載が見つかりませんでした。
  2. 料金の枠を確かめる。 Freeで始められます。AIとMCPなどは有料です。数字は01にあります(そこに書かれた金額は2026-10-23の確認です。今回は料金ページを読み直していません)。
  3. ネット接続を確かめる。 Windows版のページは、ほとんどの基本機能はオフラインで動き、Quick AIとAI Chatはインターネットが必要、と書いています。
  4. iPhone・iPadで使うかを決める。 iOSの入手と対応は01に書きました。今回、iOSのインストール手順は読んでいません。

手順1:Macに入れる

公式のマニュアルには、インストール専用のページが見つかりませんでした(マニュアルの目次を読んだ範囲。「Quickstart」が最初のページです)。公式のクイックスタートも、ダウンロード、必要なOS、サインインは扱っていない、と読めました。Macの入手の入口は、公式サイトの「Raycast 2.0」のページ(https://www.raycast.com/new、ページの題は「The next generation of Raycast is here」)に書かれています。

  1. 公式サイト(https://www.raycast.com/)を開きます。トップのヘッダーとフッターには、Pro、iOS、Windows、Raycast 2.0(https://www.raycast.com/new)、Manualへのリンクがあります。トップ自体には、「Download and use Raycast for free.」の見出しがありますが、ボタンやリンクの表記は読めませんでした。
  2. 「Raycast 2.0」のページ(https://www.raycast.com/new)を開きます。
  3. 「Download」のボタンを選びます。公式のページでは、macOS(arm64)向けのビルドで、表示のバージョンは2.9.0.0です。
  4. ボタンの下の「macOS Tahoe and Apple Silicon required」を確かめます。FAQの「What are the minimum requirements?」には、「Raycast v2 is built for macOS Tahoe. If you are still on Sequoia or earlier, you need to upgrade macOS before installing v2.」とあります。Intel搭載Macについては、そのページに記載が見つかりませんでした。
  5. ダウンロードしたものを開いて、Raycastを起動します。ダウンロード後の手順の詳細(アプリの置き場所など)は、公式で確認できていません。

Raycast v1からの入れ替え(公式の記載)

この手順は、公式に書かれた範囲を超えて足していません。公式の https://www.raycast.com/download は、今回の取得では読み込めませんでした(取得できなかった、という意味で、このURLが正しい入口かどうかも確認できていません)。ダウンロードのあとの画面は、手元の画面と公式のページを照らして進めてください。

手順2:Windowsに入れる

公式のWindows版ページ(https://www.raycast.com/windows)に、入手方法が書かれています(確認日2026-10-25、表示のバージョンはv2.9.0.0)。

2-A:Microsoft Storeから

  1. ブラウザーで、公式ページの「Download on Microsoft Store」のバッジを選びます。リンク先は https://ray.so/download-windows です。
  2. Microsoft Storeの画面が開いたら、入手の操作を行います(Storeの画面の表記は、公式ページに書かれていません)。
  3. 入ったら、Raycastを起動します。

2-B:WinGetから

  1. コマンドを打てる画面(ターミナルなど)を開きます。
  2. 次のコマンドを打ちます。これは公式のWindows版ページに書かれたコマンドです。
winget install raycast
  1. 終わったら、Raycastを起動します。コマンドの出力の見え方は、公式に書かれていません。

会社のパソコンでStoreが使えないとき

公式のFAQは、会社がMicrosoft Storeを止めている場合でも、WinGetで入れられると書いています。また、Raycastのダウンロードにも更新にも、Storeへのアクセスは要らない、とあります。Windows版ページに、Storeを通さない別のインストーラーのリンクは見つかりませんでした。

Windowsの注意(公式の記載)

手順3:iPhone・iPadに入れる

この記事では扱いません。01の表に、公式のiOS版ページに書かれたiOSのバージョン条件を書きました。iOS向けの連携(Apple Shortcutsなど)は、06と07で一部だけ触れます。

手順4:サインインとアカウント

読めた公式の資料から、確かなことだけを並べます。

項目 公式の資料に書かれていること
サインインの窓口(Web) 公式のトップとWindows版ページに「Log in」のリンクがあり、https://www.raycast.com/users/sign_in を指す(今回の再確認では、このリンクを確認できていません)
サインインの方法 マニュアルの「Account Management」は、「Auth Providers」に追加したGoogle、GitHub、Appleのアカウントでサインインできる、と書く。1つの提供元に複数のアカウントをつなげ、外すときは横の「Remove」を使う
アプリでのサインイン・サインアウト マニュアルの「Settings」は、「Account」タブで、プロフィールとプラン(Free、Pro、Teams)を見られ、サインインとサインアウトができ、組織を切り替えられる、と書く
サインインが要る機能 開発者向け資料は、Store、Create Extension、Import Extension、Manage Extensionsの使用にはサインインが必要、と書く
サインインなしで使えるか 読んだ範囲では、アカウントが必須かどうかの記載が見つからなかった
初回の起動画面(オンボーディング) 画面の順や表記は、読んだ範囲では確認できていない

メールアドレスの変更(Webのアカウント設定の「Account Details」から)、2要素認証(「Two-Factor Authentication」)、パスワードの変更(「Change Password」)、アカウントの削除(「Delete Account」)は、Webのアカウント設定にあります。マニュアルは、メールアドレスは公開されないと書き、プロフィールを隠す「Make Profile Private」も挙げています。アカウント作成やサインインの手順そのもの、サインアウトの方法、端末の管理は、そのページに書かれていません。

手順5:最初の設定

5-1:設定を開く

  1. Raycastの窓を開いた状態で ⌘,(WindowsはCtrl,)を押します。
  2. または、Root Searchで「Settings」と打ちます。
  3. または、コマンドを選んでAction Panel(⌘K / Ctrl K)を開き、「Configure Command」または「Configure Extension」を選びます。
  4. または、Root Searchで項目を選んで ⇧⌘,(Ctrl Shift ,)を押すと、選んだ項目の設定が開きます。

以上は、公式のマニュアルの「Settings」にある4つの開き方です。

5-2:設定のタブ(公式の表記)

タブ 主な内容(公式の書き方)
Account プロフィールとプラン。サインイン、サインアウト、組織の切り替え
General Open at Login、Show in Menu Bar、Raycast Hotkey、Appearance(Follow System Appearance、Interface Size、Window Mode)
Launcher 開く画面、Root Searchへ戻るまでの待ち時間、検索の感度、検索履歴、Customize Search(Files、Contacts)、Fallback Commands
Shortcuts すべてのホットキーとエイリアスの一覧
Keyboard Hyper Key、Escapeキーの動き、Auto-switch Input Source、Navigation Bindings(EmacsかVim)、Page Navigation Keys
Advanced Window Activation Behavior、Favicon Provider、Export & Import Settings、Connection(プロキシと認証局)。公式はほかに、フォルダーのタブ(folder tabs)とelevated helperも挙げる
Organizations チームの所属と管理者が決めた規則(Teamsプランのみ)
About バージョン、変更履歴へのリンク、フィードバック、更新の確認
AI AI全体のオン・オフと、Models & Providers、Agents、AI Commands、AI Extensions、Projects、Personalization、Chat、Warnings、Tools、Commandsなどの小さな画面
Applications Auto Quit、Hotkey Action、Search Scopes、アプリごとのエイリアスとホットキー
Extensions 入れた拡張機能ごとの設定(設定値、認証、コマンドのショートカット)

5-3:Raycastを開くホットキーを決める

  1. 「Settings → General」を開きます。
  2. 「Raycast Hotkey」の欄を選びます。
  3. 新しく使いたいキーの組み合わせを押します。

公式の既定は、Macが ⌥Space です。新しいWindowsでは、既定がWindowsキーで、スタートメニューの代わりになる、と書かれています。Windowsで元に戻す(スタートメニューを置き換えない)操作は、公式のページに書かれていません。Windowsでは、Raycast Hotkeyの横の「Replace Start Menu」というリンクで、Windowsキーに切り替える、とあります。

5-4:Macで、Spotlightの代わりに ⌘Space を使う(公式の手順)

  1. 「Settings → General」の「Raycast Hotkey」に ⌘Space を設定します。
  2. 登録されないときは、「System Settings → Keyboard → Keyboard Shortcuts → Spotlight」で、「Show Spotlight search」を無効にします。
  3. 「Input Sources」や「Apple Intelligence & Siri」のショートカットとぶつかるときは、そちらを変える必要があるかもしれない、と公式は書いています。

これはMacだけの話です。公式の書き方は「replace Spotlight」で、Spotlightを消す手順ではなく、キーの割り当てを入れ替える手順です。

5-5:ログイン時の起動とメニューバー

5-6:ほかのホットキーとエイリアス

  1. Root Searchで、アプリやQuicklinkを選びます。
  2. ⌘K(Ctrl K)でAction Panelを開き、「Configure Command → Set Hotkey」を選びます。
  3. 使いたいキーの組み合わせを押します。数秒で自動保存され、Returnで今すぐ保存もできます。

「Settings → Shortcuts」でも設定できます。コマンドを探して「Record Hotkey」を押します。エイリアスは、「Set Alias」か、同じ画面の「Add Alias」の欄で決めます。エイリアスは、小文字の英字、数字、空白だけで、保存すると小文字になります。Raycast本体のホットキーと同じ組み合わせにすると「Already used by Raycast」と出て、上書きできません。

公式のクイックスタートは、⌥(WindowsはAlt)に、項目の頭文字を組み合わせる例を挙げています。

5-7:Hyper KeyやKeyboardタブ

「Settings → Keyboard」にHyper Keyの設定があります。詳細は公式の「Hyper Key」のページにあり、今回は読んでいません。

5-8:AIの入口

「Settings → AI」に、AI全体のオン・オフがあります。AIを使わない場合の扱いは、01に書いたとおり、公式の料金ページが、設定でオフにできると書いています。AIをどこへつなぐかは、07で扱います。

手順6:権限(許可)を確かめる

公式の資料から、権限に触れている所を並べます。

機能 公式の資料に書かれていること
ウィンドウ管理 Macの「System Settings → Privacy & Security → Accessibility」で許可が必要。macOS 27では「Device Control and Data Access」という名前になる。許可がなければ、初めてコマンドを動かしたときにRaycastが案内する
Quick Fix(AI Commandsの1つ) 同じ許可が必要。標準では、右のShiftキーの2回押しに割り当てられている
スクリプト 権限の確認(Accessibility、Automation、Full Disk Access)は、ターミナルではなくRaycastのアプリに出る。確認は「System Settings → Privacy & Security」
Snippets 許可の記載は、読んだ範囲では見つからなかった
メニューバー(macOS 26) 「System Settings → Menu Bar」でRaycastを許可
Windowsのウィンドウ管理 許可の画面の記載は、読んだ範囲では見つからなかった

許可を出す前に。 アクセシビリティの許可は、アプリに画面操作を任せる設定です。公式はその設定画面の場所だけを書いています。許可を出すかどうかは、自分で決めてください。

手順7:動作を確かめる(チェックリスト)

公式のクイックスタートの順に沿って、短く確かめます。表の「期待される結果」は、公式の記載から読み取れる範囲です。

番号 やること 期待される結果(公式の記載)
1 決めたホットキーを押す Raycastの窓が開く
2 アプリ名(例:Safari、Chromeなど、入っているアプリ)を打つ 探したアプリが候補に出る。公式は「find files, folders, and apps」と書く
3 候補を選んで ⌘K(Ctrl K)を押す その項目でできる操作の一覧(Action Panel)が出る
4 「Create Quicklink」と打つ 作成の画面が開く。URL、ファイル、フォルダー、アプリのパスと名前を入れて保存できる
5 窓を左半分に寄せる「Left Half」と打つ(Window Management) 前面の窓が動く。許可がなければ案内が出る
6 「Store」と打つ 拡張機能を探すStoreが開く。サインインが要る、と公式は書く
7 有料プランで、文字を打って Tab を押す Quick AIに文字が送られる(公式のQuick AIのページ)

7はFreeではできません。AIの入口は、Settings → AIのスイッチと、プランの両方に左右されます。

手順8:設定を書き出す(Export Settings & Data)

公式のマニュアルの「Import & Export」の手順です(MacとWindows)。

  1. Raycastで「Export Settings & Data」を実行します。
  2. passphraseが未設定なら、作るよう求められます。「Settings → Advanced → Export」でも設定できます。
  3. 1つの .rayconfig ファイルができます。

含まれるもの(公式の書き方で11種類):AI Chats、Commands & Agents/Clipboard History/Quicklinks/Snippets/Notes/Emoji & Symbol History/MCP Servers/Storeから入れた拡張機能/Settings、Aliases & Hotkeys/Raycast Wrapped/Window Management Layouts。

つまずいたときの表

公式のTroubleshootingのページは、項目の名前だけが読めて、直し方の本文は読めませんでした。そこで、次の表は、ほかの公式ページに書かれた直し方を、症状に合わせて並べたものです。症状に合わせた並べ方は、この記事の整理です。

症状 見る場所(公式の記載)
ホットキーを押しても開かない 同じ組み合わせがほかで使われていないか。Raycast内の重複は「Already used by Raycast」と出る。Macで ⌘Space が登録されないときは、Spotlightの「Show Spotlight search」を無効にする(手順5-4)
メニューバーにアイコンが出ない(macOS 26) 「System Settings → Menu Bar」で許可する(手順5-5)
窓の移動ができない(Mac) 「Accessibility」(macOS 27は「Device Control and Data Access」)の許可(手順6)
Snippetsが展開されない 公式のTroubleshootingに同名の項目があるが本文は未取得。Snippetsの設定では、「Enable Snippet Expansion」、「Disabled Applications」(1Passwordなどが標準で入る)を確かめる項目がある
Windowsでスクリプト(.ps1)が動かない 公式は、Get-ExecutionPolicy を確かめるよう書いている
拡張機能が動かない Storeの「Check for Extension Updates」で更新を確かめる。そのほかの直し方は未取得
会社のパソコンでStoreが使えない(Windows) WinGetで入れる(手順2-B)
更新したい 「Settings → About」に更新の確認がある。Windowsは、StoreなしでもWinGetなどで更新できる、と書かれている
開かない、固まる、起動時に開かない、メモリが多い、ファイル検索が遅い、ウイルス対策に隔離された Troubleshootingの項目名だけ確認。本文は読めていない。公式のページで確かめてください
報告したい 「Send Feedback」コマンド(MacとWindows)。報告前に、バージョン、OSのバージョン、再現の手順、ログ、画面録画、クラッシュレポートをそろえるよう、同ページは項目に挙げている

更新と外し方

僕らの見立て(事実とは別)

気をつけること

出典