3行でいうと

  • Claude Code、Codex、Cursor、OpenCode、Cherry Studio から Qwen を使う設定は、QwenCloud の公式ドキュメントに、ツールごとのページがあります。どれも、接続先のURL、キー、モデル名を差し替える形です。ツール自体は、それぞれ別の会社や開発者のものです。
  • QwenCloud のAPIから外部のMCPサーバーを呼ぶには、Responses API の tools に type: "mcp" を足します。SSEだけ、1回に最大10サーバーまでです。
  • 従量課金のキーと Token Plan のキーは別物で、URLも別です。取り違えると401になります。
  • コードや指示は QwenCloud に送られます。ツールの運営会社に何が送られるかは、QwenCloud の資料に書かれていません。
  • 外し方(接続の解除)は、ページに明記がないものがほとんどです。記載がないものは「記載が見つからない」と書きます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はQwenを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定例は、「公式の例の写し」か、「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」のどちらかを、そのつど書き分けています。公式の例は、取得が要約を通した形なので、記号や改行が崩れている可能性があります。システムへの登録や権限に関わる操作は、公式ページの原文を見て写してください。画面の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

見取り図:誰が誰を呼ぶか、何が渡るか

組み合わせ 呼ぶ側 → 呼ばれる側 渡るデータ(公式の記載の範囲) 公式のページ
Claude Code × Qwen Claude Code → QwenCloud 指示、コードが QwenCloud へ。Claude Code が Anthropic に送るものは、QwenCloud の資料に書かれていない QwenCloud の Claude Code のページ
Codex × Qwen Codex → QwenCloud 同上。Codex が OpenAI に送るものは書かれていない QwenCloud の Codex のページ
Cursor × Qwen Cursor → QwenCloud Cursor のサービスを経由するかは書かれていない QwenCloud の Cursor のページ
OpenCode × Qwen OpenCode → QwenCloud OpenCode の側の扱いは書かれていない QwenCloud の OpenCode のページ
Cherry Studio × Qwen Cherry Studio → QwenCloud 会話の内容が QwenCloud へ。Cherry Studio の側の保存は書かれていない QwenCloud の Cherry Studio のページ
QwenCloud のAPI × 外部のMCPサーバー QwenCloud → server_url リクエストの内容が、指定したサーバーへ。サーバーでの扱いは書かれていない QwenCloud の MCP のページ

キーとURLの組み合わせ(共通)

どのツールでも、まず次の表の組み合わせを間違えないことが前提です。QwenCloud の各ページが、これを書いています。

プラン キー OpenAI互換のURL Anthropic互換のURL
従量課金(シンガポール) 従量課金のキー https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1 https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/apps/anthropic
Token Plan(個人・チーム) Token Plan 専用のキー https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1 https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/apps/anthropic

1. Claude Code から Qwen を使う(Anthropic互換)

QwenCloud の「Claude Code」のページの手順です。Claude Code は Anthropic のツールで、このページはその設定を QwenCloud 側が書いたものです。

手順

  1. Node.js のバージョン 18.0 以上を用意します。Windows は、WSL か Git for Windows を入れ、WSL か Git Bash で実行します。
  2. Claude Code を入れます。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --version
  1. QwenCloud のページは、Anthropic のログインを省く(skip Anthropic login)ために、~/.claude.json(Windows は C:\Users\<username>\.claude.json)の hasCompletedOnboarding を true にする、と書いています。ファイルを作るか編集します。
{
  "hasCompletedOnboarding": true
}
  1. ~/.claude/settings.json(Windows は C:\Users\<username>\.claude\settings.json)に、プランに合うほうを書きます。従量課金(シンガポール)の例(公式の例の写し):
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "YOUR_API_KEY",
    "ANTHROPIC_BASE_URL": "https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/apps/anthropic",
    "ANTHROPIC_MODEL": "qwen3.7-max",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "qwen3.6-flash",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "qwen3.7-max",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "qwen3.7-max",
    "CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL": "qwen3.7-max"
  }
}
  1. Token Plan のときは、ANTHROPIC_BASE_URL を https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/apps/anthropic にし、Token Plan 専用のキーを入れ、モデルの割り当ても別の値になります(ANTHROPIC_MODEL は auto、など)。全文は公式ページの原文を見てください。
  2. すべてのターミナルを閉じ、新しく開いて claude を実行します。設定の変更は、起動中のセッションには反映されません。
  3. セッションの中で /status を実行し、ANTHROPIC_BASE_URL と ANTHROPIC_AUTH_TOKEN が QwenCloud を指していることを確かめます。短い質問を送ります。

割り当ての意味(公式)

渡るデータ

外し方

うまくいかないとき

症状 公式の記載
401 invalid_api_key キーの種類とURLの食い違い。従量課金は sk- のキーと ap-southeast-1 のURL、Token Plan は Token Plan のキーと token-plan のURL
「Unable to connect to Anthropic services」 設定が反映されていない、または hasCompletedOnboarding がない。/status を確認、新しいターミナルを開く、npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest
403 AccessDenied 非推奨になる予定のモデル。現行のモデルに変える

2. Codex から Qwen を使う(OpenAI互換)

QwenCloud の「Codex」のページの手順です。Codex は OpenAI のツールです。

手順

  1. Node.js 18.0 以上を用意し、Codex を入れます。
npm install -g @openai/codex
codex --version
  1. 環境変数 OPENAI_API_KEY に、プラン別のキーを入れます。macOS(zsh)は次の形です。
echo 'export OPENAI_API_KEY="YOUR_API_KEY"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

bash は ~/.bash_profile、Windows の CMD は setx OPENAI_API_KEY "YOUR_API_KEY"、PowerShell は [Environment]::SetEnvironmentVariable(...)(05と同じ形)です。

  1. ~/.codex/config.toml に書きます。従量課金(シンガポール)、Responses API の例(公式の例の写し):
model_provider = "Model_Studio"
model = "qwen3.7-max"
[model_providers.Model_Studio]
name = "Model_Studio"
base_url = "https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1"
env_key = "OPENAI_API_KEY"
wire_api = "responses"
  1. Token Plan のときは、base_url が https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1、model = "auto" で、個人は Model_Studio_Token_Plan_Personal、チームは Model_Studio_Token_Plan の名前を使います。
  2. モデルを切り替えるには、~/.codex/model-catalog.local.json を作り、model_catalog_json = "~/.codex/model-catalog.local.json" を config.toml に足します。カタログの中身は長いため、公式は、原文からコピーするように書いています。この記事には写しません。
  3. 新しいターミナルで codex を実行します。チャットの画面が始まれば、設定は効いている、とあります。モデルは codex -m <model> か、画面の中の /model で切り替えます。

  4. 古い Chat/Completions 形式(wire_api = "chat")は、新しい Codex では使えず、Codex 0.80.0 を入れる必要がある、と書かれています。

渡るデータ、外し方

うまくいかないとき(公式の記載)

症状 確認すること
wire_api = "chat" is no longer supported wire_api を "responses" にし、base_url を確かめる
unknown configuration field wire_api 提供元の節の wire_api の行を消す
401 別のプランのキー、期限切れ、コピーの誤りを疑う。キーを再取得か、管理画面でリセット
404 base_url か wire_api が、プランの設定と合っていない
stream disconnected before completion 会話が長い、通信が不安定、サーバーの混雑が原因として挙がる。新しいスレッドで再試行

3. Cursor から Qwen を使う

QwenCloud の「Cursor」のページの手順です。Cursor は第三者のエディタです。

手順

  1. Cursor の有料プラン(Pro 以上)が要ります。無料プランは Auto モードだけで、独自のモデルは使えない、とあります。
  2. Cursor の設定のアイコンから、Cursor Settings の Models を開きます。
  3. OpenAI API Key と Override OpenAI Base URL をオンにします。
  4. キーとベースURLを入れます。従量課金(シンガポール)は、https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1、Token Plan は https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1 です。
  5. モデルを足します。名前のドットは、ハイフンに直す、と書かれています(例:kimi-k2.6 は kimi-k2-6、glm-5.3 は glm-5-3)。glm-5.1 は glm-5-1、glm-5 は glm-5-0 とし、この2つはチーム版と従量課金の場合、と書かれています。
  6. チャットのパネルで Auto をオフにし、モデルのドロップダウンから選びます。

渡るデータ、外し方、うまくいかないとき

4. OpenCode から Qwen を使う

QwenCloud の「OpenCode」のページの手順です。

手順

  1. Node.js 18.0 以上を用意し、入れます。
npm install -g opencode-ai
opencode -v
  1. 設定ファイル opencode.json を、macOS/Linux なら ~/.config/opencode/opencode.json、Windows なら C:\Users\<Your-Username>\.config\opencode\opencode.json に作ります。キーは、ページの例では、ファイルの apiKey に直接書く形です。
  2. 従量課金(シンガポール)の例(公式の例を、モデルを1つに減らして写したもの。ほかのモデルの項目は原文を見てください):
{
  "$schema": "https://opencode.ai/config.json",
  "provider": {
    "qwencloud": {
      "npm": "@ai-sdk/openai-compatible",
      "name": "QwenCloud",
      "options": {
        "baseURL": "https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1",
        "apiKey": "YOUR_API_KEY"
      },
      "models": {
        "qwen3.7-max": {
          "name": "Qwen3.7 Max"
        }
      }
    }
  }
}
  1. Token Plan は、@ai-sdk/anthropic を使い、baseURL は https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/apps/anthropic/v1 です。末尾に /v1 が付く点が、Claude Code の設定(/apps/anthropic)と違います。Claude Code のページの CC Switch の節は、URL が /apps/anthropic で終わり、余分な /v1 を付けないことを確かめる、と書いています。どちらも公式の記載で、この違いの説明は、読んだページにありませんでした。
  2. OpenCode を再起動し、/models を入力して、QwenCloud で検索して選びます。

渡るデータ、外し方

5. Cherry Studio から Qwen を使う(画面で設定するアプリ)

QwenCloud の「Cherry Studio」のページの手順です。コマンドを使わず、画面で設定するアプリです。

手順

  1. Cherry Studio のダウンロードのページ(cherry-ai.com/download)から、自分のOS向けを入れます。
  2. アプリの右上の設定ボタンを押し、Model Service の Add を押します。名前を付け、提供元の種類を OpenAI にします。
  3. 「API key」にキー、「API address」に、従量課金(シンガポール)なら https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1、Token Plan なら https://token-plan.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1 を入れます。
  4. Model ID にモデル名(例:qwen3.7-max)を入れ、Add を押します。
  5. チャットに戻り、質問を送って、返事が来るかを見ます。

うまくいかないとき(公式の記載)

渡るデータ、外し方

6. QwenCloud の API から外部のMCPサーバーを呼ぶ

QwenCloud の「Connect to MCP servers」のページの手順です。コマンドや画面ではなく、APIのリクエストに書く連携です。

設定する場所と書く内容

Responses API のリクエストの tools に、次の項目を足します。

項目 必須 内容
type 必須 "mcp"
server_protocol 必須 いまは "sse" だけ
server_label 必須 サーバーを区別する名前
server_description 任意 サーバーの説明。公式は、呼び出しの精度を上げるために書くよう案内している
server_url 必須 MCPサーバーのエンドポイント
headers 任意 サーバーに送るヘッダー(Authorization など)

公式の例の写し(curl、シンガポール):

curl -X POST https://ap-southeast-1.maas.qwencloudapi.com/compatible-mode/v1/responses \
-H "Authorization: Bearer $DASHSCOPE_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
  "model": "qwen3.8-max",
  "input": "https://news.aibase.com/news, what is the AI news today?",
  "tools": [
    {
      "type": "mcp",
      "server_protocol": "sse",
      "server_label": "fetch",
      "server_description": "Fetch MCP Server that provides web scraping capabilities. It can scrape the content of a specified URL and return it as text.",
      "server_url": "https://mcp.api-inference.modelscope.net/xxx/sse"
    }
  ]
}'

制限、費用、データ

外し方

7. このほか、公式が接続ページを持つもの(読んでいないもの)

QwenCloud のドキュメントの索引には、次のページがあります。この記事では、中身を読んでいないため、手順を書きません。

外し方のまとめ

連携 公式に明記がある外し方 記載が見つからないもの
Qwen Code の接続先 /auth で接続先を選び直す(認証のページの記載) /auth で入れたキーの保存先とログアウトの操作
Qwen Code の MCP qwen mcp remove <name> OAuth のトークンのファイルの削除、サーバー側の取り消し
Claude Code、Codex、Cursor、OpenCode、Cherry Studio なし(接続の手順だけ) すべて
QwenCloud のキー API Keys のページで、無効化(戻せる)か削除(戻せない)。Token Plan はリセット 各ツールからの削除操作
API の MCP なし 「外す」の説明

気をつけること

出典