3行でいうと
- Perplexityは、ウェブ、スマホアプリ(iOSとAndroid)、WindowsとMacのデスクトップアプリ、Cometというブラウザ、SlackやMicrosoft Teamsなどから使えると、公式の資料にあります。ただし、機能ごとに対応する場所は違います。
- 無料(Free)でも使えます。公式の比較表では、Pro Searchは1日3回、Research(調査レポート)は月1回までです。有料は、Pro、Max、Education Pro、Enterprise Pro、Enterprise Maxなどがあります。
- 最初に決めたいのは、①どのログイン方法で入るか、②「AI data retention」(入力内容をAIの学習に使うか)の設定、③メモリを使うか、④見られたくない質問にIncognito(シークレット)を使うか、の4つです。
- 会話(公式の言い方ではSessionまたはthread)やProjectは、既定では自分だけが見られる、と書かれています。アップロードしたファイルは、既定で30日で期限が切れる、とも書かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はPerplexityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名・メニュー名・金額は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。ページによって古さが違い、書き方が食い違う所もあるので、その点も書き分けました。
先に結論
- まずは無料で、出典つきの答えがどんなものかを見るのが入り口になる。 公式の入門ページは、答えの各部分に出典が付き、後から確かめられる、と説明しています。
- 「検索」と「Computer(仕事を任せるAI)」は別物と公式が書いている。 検索は質問に答える機能、Computerは作業を最後までやる機能です。後者は有料プランが必要で、クレジットという別の使用量の仕組みがあります(詳しくは02と04)。
- データの設定は、最初に1回見ておく価値がある。 無料・Pro・Maxでは、「AI data retention」が既定でオン(学習に使われうる状態)と書かれています。止める場所は公式のヘルプに案内があります。
- やめるときの手順(解約とアカウント削除)は別々。 アカウントを削除しても購読は止まらない、と公式のヘルプにあります。先に解約するよう案内されています(04で扱います)。
前提:用語をそろえる
- Search(検索)/Pro Search:公式の説明では、通常の検索は短い事実の確認向きで、Pro Searchは複雑な質問向きの、より深い検索です。
- Research(リサーチ):複数の手順で調べて、長い報告書(レポート)にまとめる機能です。公式の資料では、呼び名が混ざっています。ヘルプの記事の題名は「Research mode」ですが、2026年6月11日の公式ブログ「Deep Research, now in Computer」や料金ページは「Deep Research」と書いています。「Deep Research」を「Research」へ改名したと書いた公式ページは、今回は見つかりませんでした。
- Labs/Create files and apps:2025年5月29日の公式ブログで発表された、報告書、表計算、ダッシュボード、簡単なウェブアプリまで作る機能です。いまのヘルプには「Create files and apps」というモードの名前が出てきます。Labsという名前がそのまま続いているかは、読んだ範囲では確認できていません。
- Computer(コンピューター):公式のヘルプが「独立したデジタルの作業者」と説明する、仕事を最後までこなすAIです。
- Comet(コメット):Perplexityの機能を組み込んだブラウザです。公式のヘルプは「Chromiumベースのブラウザ」と説明しています。
- Project(プロジェクト):質問、ファイル、指示などを1つにまとめる作業場です。2026年7月30日の公式ブログによると、以前の「Spaces」が「Projects」になりました。
- Session/thread(セッション/スレッド):1つの質問から始まる会話のまとまりです。ヘルプの記事によって呼び方が混ざっています。この記事では「会話」と書きます。
- Incognito(シークレット):公式のヘルプによると、このモードの質問は保存されません。
たとえ話:ネット上の「司書つきの調べもの机」
Perplexityは、図書館の机に座ると、司書さんが本棚から資料を探してきて、「この段落はこの本の、この章から」と付箋を貼って渡してくれる、というイメージです。通常の検索は「ちょっと確認したいことを聞く」、Researchは「テーマを渡して、半日がかりで資料をそろえてもらう」、Computerは「資料づくりから、メールを送るところまで任せる」、と考えると分かりやすいです。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どこで使えるか
公式の資料に出てくる入口を、確認できた範囲で表にします(確認日10月23日)。
| 入口 | 公式の資料に書かれていること | 確かさ |
|---|---|---|
| ウェブ(perplexity.ai) | 質問、Projectの作成、設定の操作など、多くの説明はウェブが前提 | 書かれている |
| iOS、Android | 「Tips for Getting Better Answers」に、機能はウェブ、iOS、Androidで使える、と書かれている。Computerもウェブ(デスクトップ)、iOS、Androidで使える、とヘルプにある | 書かれている |
| デスクトップアプリ(WindowsとMac) | 「About the App」に、ローカルのファイルやフォルダを扱える、Remote Accessの親機になれる、とある。Macでは、Cometと対応するインストール済みのアプリも操作できるが、Windowsでは、インストール済みアプリの操作はまだ使えない、と書かれている。無料か有料かは、そのページには書かれていなかった | 書かれている(料金は確認できず) |
| Comet(ブラウザ) | Getting Started with Cometに、インストールの案内はWindowsとMac。Linuxは「既定のブラウザにする」案内だけ。公式のCometのページ(perplexity.ai/comet)には、「Available for Mac, Windows, iOS, and Android」とある。アカウントが要るか、無料か有料かは、そのページでは確認できなかった | 一部確認できず |
| SlackとMicrosoft Teams | 2026年7月30日のブログと入門ページに、Slackでは@Computer、Teamsでは@Perplexity Computerと呼び出す、とある | 書かれている |
- 対応する機能は入口ごとに違います。たとえば、ローカルのMCP(自分のパソコン上のツールをつなぐ仕組み)はMacアプリだけ、と公式のMCPの記事にあります(03で扱います)。
- Windowsの動作条件やMacのバージョンの条件は、「About the App」には一般的な動作条件が書かれていませんでした。別に「System requirements」の記事がありますが、そちらは企業向けプランの説明が中心に見え、個人向けのアプリの条件は読み切れていません。使う前に公式のダウンロードページで確かめてください。
アカウントとログイン
公式のヘルプ(I am having issues signing in)に書かれていたのは、次のことです。
- GmailまたはAppleのアカウントでのログインを、公式は勧めています。
- メールに届く「ログインリンク」での入り方もあります。リンクは最新のものを使い、同じ端末で開くよう案内されています。
- ログインできないときは、迷惑メールのフォルダの確認、メールの安全対策ソフトを止める、VPNを切る、などが挙げられています。
- 会社の「SSO」(1回のログインで、会社の複数のサービスに入れる仕組み)については、そのページでは説明が見つかりませんでした。別の記事(Troubleshooting Common Enterprise Issues)への案内があるだけです。
「Account & Settings」の記事には、次のこともありました。
- アカウントのメールアドレスは変えられない、と書かれています。ログイン方法の変更については、そのページでは直接は触れられていません。アカウントを変えたいときは、別のアカウントを作る案内があります。
- Proの購読を別のアカウントに移したいときは、公式の窓口(pro@perplexity.ai)へ連絡する、と書かれています。
- アカウント間でデータを移すことはできない、と書かれています。会話を残したい場合は、Projectに入れて、新しいアカウントを共同作業者として招待する方法が案内されています。
見立て(僕らの考えで、公式の推奨ではありません):メールアドレスは後から変えられないので、最初に使うメールアドレスは、長く使うものを選ぶのが安全です。
無料と有料:何が違うか
公式の「Which Perplexity Subscription Plan is right for you?」と、料金のページ(perplexity.ai/hub/pricing)を読んだ範囲では、次のとおりです(確認日10月23日。金額と回数は変わることがあります)。
| プラン | 公式のページに書かれている金額 | 主な違い(公式の比較表より) |
|---|---|---|
| Free(Standard) | 料金ページに「$0/month」 | Pro Searchは3回/日、Researchは1回/月。ブラウザのエージェント(Cometのアシスタント)とファイル・アプリ作成は「No」。上位のAIモデルや画像生成も「No」 |
| Pro | 料金ページに「$17/month」と「when billed annually」の注記。月払いの金額は、読んだ範囲では見つからなかった | 週ごと・月ごとの上限(「average use」と表記)。上位のAIモデル、画像生成あり。学習のオプトアウトあり |
| Max | 料金ページに「$167/month」と「when billed annually」の注記。別の記事(Perplexity Max)には月払い$200/month、年払い$2,000/year、年払いはウェブのみ、とある | 上限がさらに高い(「advanced use」)。Brain(記憶の仕組み)などの早期提供 |
| Education Pro | 「$10/mo with verification from SheerID」 | Proの内容に加え、Learn Mode(学習モード) |
| Enterprise Pro | 「starts at $40/month or $400/year/seat」 | 組織向け。座席の管理。入力内容は学習に使われない、とある |
| Enterprise Max | 金額の記載は読んだ範囲では見つからなかった | 上限がさらに高い。組織向け |
| API Platform | 従量課金(クレジット)。金額は料金ページに別にある | ウェブ・アプリのPro機能は付かない、と書かれている |
- 料金ページは日付が書かれていません(ページ下に「©2026」とだけあります)。金額は、読んだ時点の表示です。日本円での表示は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 回数の上限は、公式の比較表では、Proは「週ごと(平均的な使い方向け)」のように、具体的な数字ではなく言葉で書かれています。具体的な数字が出ているのは、Free、Enterprise Pro、Enterprise Maxです。
- 「Computer」は、MaxにあるクレジットとProの週ごとの含まれる使用量で動きます。詳しくは02と04に書きました。
データはどこに保存され、何が学習に使われうるか
公式の「Data Collection at Perplexity」の記事から、使い始めの時点で知っておきたい点を書きます。
- 集められる情報として、アカウント情報、メールアドレス、検索の質問や使い方のデータなどが挙げられています。全部の一覧は、そのページではなくプライバシーポリシーを見るよう案内されています。
- Perplexityは、データを売らない、と書いています。
- 無料、Pro、Maxでは「AI data retention」が既定でオンで、学習に使われうる、と書かれています。企業向け(Enterprise)では、学習に使われない、とあります。
- 止める場所は、記事によると、アカウント設定の「Preferences」の中の「AI data retention」のスイッチです。別のメモリの記事では、「Settings → Preferences → Artificial Intelligence」と書かれています。画面の名前は、手元で確かめてください。
- オフにしても、それ以降に集まるデータにだけ効きます。すでに学習に使われたデータは、消せない、とあります。
- 会話とProjectは、既定では非公開です。共有するときは「Share」を選びます(入門ページ)。
- アップロードしたファイルは、既定で30日で期限が切れる、と「Account Deletion」の記事に書かれています。ファイルだけを消す方法は、会話ごと消すことだけが案内されています。
- 人間が使う画面のIncognitoは、保存されません。記憶(メモリ)と検索履歴も常にオフになる、と書かれています。
最初に決めること:4つ
- どのログイン方法か。 上の通りです。
- 「AI data retention」をどうするか。 仕事や個人情報にかかわる質問をする前に、設定を見てください。
- メモリを使うか。 公式の「Memory」の記事では、「Settings → Memory」から、検索履歴の参照(Use search history)、メモの保存(Notes)、記憶の管理(Manage memories)を別々に切り替えられる、と書かれています。メモリをオフにしても、すでにある記憶は消えません。消すには「Manage memories」を使う、とあります。
- 見られたくない質問は、Incognitoで。 プロフィールのアイコンから選ぶ、と書かれています。
誤解されやすい点と、今日からできること
誤解されやすい点
- 「出典がついているから、中身が正しい」とは限らない。 公式の「Understanding source labels」は、Government、Academic、Trustedのラベルは、サイトの種類を示すもので、記事の正しさを保証しない、と書いています。ラベルが無いサイトが低品質というわけでもない、とあります。確かめる最後の手段は、元の出典を読むこと、と書かれています。
- 「Pro」にしても、何でも無制限ではない。 比較表にあるとおり、回数には週ごとや月ごとの上限があります。
- 「APIは、Proに含まれる」とは書かれていない。 Maxの記事に、APIは別の請求、とあります。
今日からできること
- 無料のアカウントで、1つ質問をして、答えの各部分の出典(番号)を開いてみる。
- 設定で「AI data retention」の状態を見る。
- 「Memory」の設定を見て、使うかを決める。
- 機微な内容を扱うときは、Incognitoを使う。
- 試すだけなら、無料のまま使い、足りない機能が出てから有料を考える(見立てです)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はPerplexityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のヘルプ、ブログ、料金のページを読んだ範囲です。
- 公式の資料同士で、書き方が食い違う所があります。例:Proに含まれるAIモデルの名前は、Proの説明の記事(GPT-5.2など)と、2026年10月17日時点の一覧の記事(別のモデル名)で違いました。モデル名は、アカウントのモデル選択画面が最終的な基準、と公式の記事に書かれています。
- Proの月払いの金額、日本円での価格、Cometの料金、デスクトップアプリの料金は、読んだ範囲では確認できていません。
- 規約や個人情報の扱いの解釈は、公式のプライバシーポリシーや、専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Getting started with Perplexity(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- What is Perplexity?(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Getting started with Perplexity: Research, browse, and build(Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Tips for Getting Better Answers from Perplexity(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Which Perplexity Subscription Plan is right for you?(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Perplexity Pricing: Plans for Individuals and Enterprise(Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Perplexity Max(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- I am having issues signing in(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Account & Settings(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- About the App(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Getting Started with Comet(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Introducing Perplexity Labs(Perplexity、2025年5月29日、確認日 2026-10-23)
- Spaces are now Projects(Perplexity、2026年7月30日、確認日 2026-10-23)
- What is Computer?(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Data Collection at Perplexity(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Memory(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Account Deletion(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Understanding source labels(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- What advanced AI models are included in my subscription?(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
- What is Perplexity Pro?(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)
-
Local and Remote MCPs for Perplexity(Perplexity Help Center、Perplexity、確認日 2026-10-23)