3行でいうと

  • つなぎ方の土台は「ローカルサーバー」です。「Developer」タブの「Start server」のスイッチか、lms server start で起動します。公式の連携ページは、ポート 1234(default port)を使います。
  • 初期状態では、サーバーはAPIのリクエストに認証を求めません。「Developers Page > Server Settings」で認証をオンにし、「Manage Tokens」でトークンを作ります(LM Studio 0.4.0以降)。ネットワークに公開する「Serve on Local Network」には、公式が認証を勧める趣旨の記述があります。
  • Claude Code は、環境変数 ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:1234 などで、Codex は codex --oss で、LM Studio のサーバーを向けます。公式は、約25kより長いコンテキストを使うよう書いています。
  • MCP は、右サイドバーの「Program」タブから mcp.json を開いて書きます。公式は「信頼できない出どころのMCPを入れない」と警告しています。APIからMCPを使う設定は、認証がオンであることが前提です。
  • LM Link は、自分の機器の間でモデルを使う仕組みで、Tailscale による端末間の暗号化が書かれています。Claude Code や Codex で、別の機器のモデルを使う手順が公式にあります。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。設定例は、「公式の例の写し」か「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」と、そのつど区別して書きます。公式ページは要約の形で取得しているため、読み切れていない所は「公式で確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。画面の表記は公式ページの表記なので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携の地図(LM StudioのIntegrationsのページ、確認日2026-10-25)

名前 一覧のページの記述 この記事での扱い
Claude Code 一覧には名前と個別ページへのリンクだけ(説明の文はない) 手順B(個別ページの内容)
Codex 同上 手順C(個別ページの内容)
Hermes Agent 同上 個別ページは読んでいない(手順H)
OpenClaw 同上 個別ページは読んでいない(手順H)
Using LM Link with Integrations 「遠くの機器のモデルを、Claude Code や Codex などのコーディングツールで、LM Link を通して使う」という趣旨の説明がある 手順E
MCP Integrations / Popular MCP Integrations サイドバーに名前が出る(説明の文は一覧にはない) 一覧は読んでいない。手順Fは、「Use MCP Servers」のページ

手順A:ローカルサーバーを起動する

A-1:起動する

  1. 画面の場合:「Developer」タブを開き、「Start server」のスイッチを入れます。
  2. コマンドの場合:
lms server start --port 1234
  1. 止めるのは lms server stop です(CLIのページ)。状態は lms server status がCLIのページに載りますが、説明は書かれていません。
  2. サーバーの状態は、デスクトップのアプリの場合、最後の状態が、アプリやサービスの起動時に復元される、とヘッドレスのページは書いています。
  3. ログイン時に自動で動かす設定は、06のB-5です。

  4. 起動したあとは、http://localhost:1234 で待ち受け、OpenAI形式かAnthropic形式のリクエストを受けられる、と書かれています。

  5. ポート番号の既定値は、サーバーのページと設定のページには書かれていません。Claude Code と Codex の連携ページが「default port 1234」と書き、「LM Studio, llmster, and lms」のページは、lms server start が http://localhost:1234 で待ち受ける、と書いています。連携の一覧のページは、1234を既定とは明記していません。

A-2:サーバーの設定(「Server Settings」の項目)

公式の設定のページに載る項目です。既定値は、ページには書かれていません(要約の末尾が途中で切れていました)。

項目(画面の表記) 意味(公式のページ)
Server Port サーバーが待ち受けるポート番号
Require Authentication 有効なAPIトークンを Authorization のヘッダーで送らないと受け付けない
Serve on Local Network 同じローカルネットワークの別の機器から、サーバーに届くようにする
Allow per-request MCPs mcp.json にないMCPサーバーを、APIのリクエストの間だけ使えるようにする。対応は、リモートのMCPだけ
Allow calling servers from mcp.json mcp.json にあるMCPサーバーを、APIクライアントが使えるようにする。セキュリティ上の危険がある、と警告され、「Require Authentication」がオンであることが前提
Enable CORS 別のオリジンのアプリが、APIを呼べるようにする
Just in Time Model Loading リクエストに応じて、モデルを読み込む(メモリの節約)
Auto Unload Unused JIT Models 使われなくなったJIT読み込みのモデルを、メモリから外す
Only Keep Last JIT Loaded Model 最後に使ったJIT読み込みのモデルだけを、メモリに残す

A-3:認証をオンにして、トークンを作る(LM Studio 0.4.0以降)

  1. 「Developers Page > Server Settings」で、認証のスイッチ(「Require Authentication」)をオンにします。以後、REST API、Python SDK、TypeScript SDK からのリクエストは、有効なAPIトークンが要ります。
  2. 「Server Settings」の「Manage Tokens」をクリックします。「API Tokens」のウィンドウが開き、トークンを作成、表示、削除できます。
  3. 「Create Token」をクリックし、トークンの名前を入れ、権限を選びます。
  4. 作ったトークンは、その場で写します。公式は、二度と表示されない、と書いています。
  5. 権限や名前を変えるには、ウィンドウの「Edit」を押します。

  6. 個別の権限の選択肢は、読んだページには書かれていませんでした。

  7. トークンの渡し方(REST):Authorization: Bearer <トークン> のヘッダーです。公式の例は、環境変数 LM_API_TOKEN を使いますが、その設定のしかたは書かれていません。
  8. Anthropic 形式のエンドポイントは、x-api-key か Authorization: Bearer <トークン> のどちらでも受け付ける、と書かれています(認証がオフなら x-api-key は省略できる)。
  9. 認証がオンのとき、トークンなしのリクエストは受け付けられません。返ってくるエラーの形は、ページには書かれていません。
  10. 外し方(認証を止める):同じスイッチをオフにします(ページに明記された手順ではなく、スイッチの対の操作という、僕らの読み方です)。トークンの削除は、「API Tokens」のウィンドウでできる、と書かれています。

A-4:ネットワークに公開する(条件は公式のとおりに)

lms server start --bind 0.0.0.0

手順B:Claude Code につなぐ

LM Studio の公式ページ(Integrations / Claude Code)の内容です。

前提: LM Studio のサーバーが動いていること。claude のコマンドが使えること(その入れ方は、このページには書かれていません。Ollama の公式ページが載せるコマンドは09)。

  1. サーバーを起動します(手順A-1)。
  2. 環境変数を設定します(公式の写し)。
export ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:1234
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=lmstudio
export CLAUDE_CODE_ATTRIBUTION_HEADER=0
  1. ローカルのモデルを指定して動かします。
claude --model openai/gpt-oss-20b

認証をオンにしている場合: LM Studio でAPIトークンを作り、次のように設定します。

export LM_API_TOKEN=<LMSTUDIO_TOKEN>
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=$LM_API_TOKEN
項目 公式に書かれていること
コンテキスト Claude Code は多くのコンテキストを使う。約25kより長い、モデルとサーバー・モデルの設定を使う
CLAUDE_CODE_ATTRIBUTION_HEADER=0 何のための設定かは、ページには書かれていない
渡るデータ 接続先は自分のPCのサーバー。Claude Code が別に外へ通信するかは、そのツールの話で、このページには書かれていない
外し方 記載が見つからない(環境変数を消す、と読めます。これは僕らの読み方です)
うまくいかないとき このページにトラブルシューティングはなく、LM Studio の Discord を案内している

手順C:Codex につなぐ

LM Studio の公式ページ(Integrations / Codex)の内容です。

前提: Codex が入っていること(ページは「普段どおりCodexを実行する」と書き、入れ方は書いていません。Ollama の公式ページが載せる入れ方は09)。

  1. LM Studio のサーバーを起動します(手順A-1)。
lms server start --port 1234
  1. Codex を、--oss のフラグで LM Studio に向けて実行します。
codex --oss

既定で、openai/gpt-oss-20b をダウンロードして使う、と書かれています。

  1. 別のモデルを使うなら、LM Studio にあるモデルを -m で指定します(公式の例)。
codex --oss -m ibm/granite-4-micro
項目 公式に書かれていること
通信の形 Codex は、LM Studio の OpenAI互換の POST /v1/responses を使う
設定ファイル、環境変数、認証トークン このページには書かれていない
コンテキスト 約25kより長いものを使う。Codex のようなツールは、多くのコンテキストを使う
渡るデータ 接続先は自分のPCのサーバー。Codex 自身の通信は書かれていない
外し方 記載が見つからない(--oss を付けずに実行する、と読めます。これは僕らの読み方です)

手順D:OpenAI形式・Anthropic形式のほかのアプリから呼ぶ

公式のOpenAI互換のページとAnthropic互換のページの内容です。

D-1:OpenAI形式

パス メソッド
/v1/models GET
/v1/chat/completions POST
/v1/completions POST
/v1/embeddings POST
/v1/responses POST
/v1/decisions POST

D-2:Anthropic形式

client = Anthropic(
    base_url="http://localhost:1234",
    api_key="lmstudio",
)

D-3:LM Studio独自のREST API

手順E:LM Link で、別の機器のモデルを使う

LM Link のページと、Integrations の「Using LM Link with Integrations」の内容です。

LM Link とは(公式のページ): 機器をまたいで、ローカルのモデルを使えるようにする、LM Studio の新しい機能と書かれています(ベータとは書かれていません)。Tailscale との提携で実現している、と書かれています。強いデスクトップのモデルを、ノートPCやiPhoneから使う、といった使い方が例に挙がります。

項目 公式に書かれていること
暗号化 機器の間の通信とデータの転送は、Tailscale により、常にエンドツーエンドで暗号化される
管理 コマンドは lms link。REST API からも、遠くのモデルを使える
スマホ iPhone / iPad 向けのアプリ「Locally」が、LM Studio にリンクして、モデルを使える
画面の手順 「Setup a link」「Add a Device」「Set a preferred device」、FAQ のページがあるが、このページには手順がない(この記事は、そのページを読んでいない)
アカウント、Tailscale の別のインストール、上限、リンクの解除 このページには書かれていない。公式で確認できていない

Claude Code と Codex で、別の機器のモデルを使う(Integrationsのページの手順):

  1. 手元のPCで、サーバーを起動します。手元が localhost:1234 で、API を提供し、モデルは、遠くの機器で動きます。
lms server start --port 1234
  1. Claude Code:環境変数を設定し、モデルを指定して起動します(公式の写し。qwen3-8b は例)。
export ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:1234
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=lmstudio
claude --model qwen3-8b
  1. Codex:
codex --oss -m qwen3-8b
  1. モデルの読み込みは、そのモデルがある機器に向かいます。「優先する機器(preferred device)」を設定していれば、そちらに向かう、と書かれています。優先する機器の設定は、別のページです。

  2. 渡るデータ:機器の間の通信は暗号化される、とだけ書かれています。LM Studio の運営するサーバーを通るかどうかは、読んだページには書かれていません。

  3. 外し方:リンクの解除の手順は、読んだページには書かれていません。

手順F:MCP を使う

F-1:LM Studio に MCP サーバーを入れる(LM Studio がホストになる)

公式の「Use MCP Servers」のページの内容です。

  1. 右サイドバーの「Program」タブへ移ります。
  2. 「Install」→「Edit mcp.json」をクリックします。アプリの中のエディターで、mcp.json が開きます。
  3. MCPサーバーの項目を足します。LM Studio は、Cursor の mcp.json の書き方に従う、と書かれています。
  4. 保存と有効化の手順は、ページには書かれていません。
  5. 「Add to LM Studio」のボタン(ディープリンク)があるサーバーでは、ファイルを手で書かずに入れられる、と書かれています(そのページは読んでいません)。

公式の例(Hugging Face のMCPサーバー): ページは、崩れていないと確認できた形です。<YOUR_HF_TOKEN> を自分のトークンに直します。

{
  "mcpServers": {
    "hf-mcp-server": {
      "url": "https://huggingface.co/mcp",
      "headers": {
        "Authorization": "Bearer <YOUR_HF_TOKEN>"
      }
    }
  }
}
項目 公式に書かれていること
対応 ローカルとリモートのMCPサーバーの両方に、0.3.17(b10)から対応。MCPのホストになるのは0.3.17から
例の種類 上の例はリモート(url と headers)。ローカルのサーバーの書き方は、このページには書かれていない
手で足すとき ページは、"mcpServers": { の後ろ、閉じの } の前の内容だけを写す、と書いている
渡るデータ 例では、Authorization の headers に自分のトークンを書く。MCPサーバーの運営者に、ツールの呼び出しの内容が渡る(公式の文ではなく、MCPの仕組みからの僕らの読み方)。サーバーごとに、公式のページは範囲を書いていない
警告(公式の趣旨) 信頼できない出どころのMCPを入れない。MCPサーバーの中には、任意のコードを動かし、手元のファイルにアクセスし、ネットワークを使えるものがある。Claude、ChatGPT、Gemini 向けのものは、トークンを使いすぎて、手元のモデルが遅くなったり、コンテキストがあふれたりすることがある
実行前の確認 ツールを呼ぶときの許可の確認があるかは、このページには書かれていない
mcp.json の場所 このページには書かれていない
外し方 記載が見つからない(mcp.json から項目を消す、と読めます。これは僕らの読み方です)

F-2:APIからMCPを使う(サーバーの設定が要る)

認証のページの例と、サーバーの設定のページの内容です。

  1. 「Server Settings」で、「Require Authentication」をオンにします(手順A-3)。
  2. mcp.json にあるMCPサーバーをAPIから使うなら、「Allow calling servers from mcp.json」をオンにします。公式は、これをセキュリティ上の危険があるスイッチとして警告しています。
  3. リクエストに、使う連携と、許可するツールを書きます。公式の例の形(mcp.json に Playwright の MCP を設定してある前提):
curl -X POST \
  http://localhost:1234/api/v1/chat \
  -H "Authorization: Bearer $LM_API_TOKEN" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "ibm/granite-4-micro",
    "input": "Open lmstudio.ai",
    "integrations": [
      {
        "type": "plugin",
        "id": "mcp/playwright",
        "allowed_tools": ["browser_navigate"]
      }
    ],
    "context_length": 8000
  }'
  1. mcp.json にないリモートのMCPを、リクエストの間だけ使うには、「Allow per-request MCPs」です(リモートだけ対応)。
  2. allowed_tools で、使えるツールを絞っています。これが、APIからMCPを使うときの、権限を限る書き方の例です。

  3. 「Using MCP via API」という別のページがあり、この記事は読んでいません。

手順G:画面のない版(llmster)を、常駐させて使う

手順H:Hermes Agent、OpenClaw、そのほか

OllamaとLM Studioを、同じツールで切り替える(この記事の案)

公式の手順ではなく、公式の記載に合わせて、この記事で並べた表です(動作は確かめていません)。Ollama の値は09、LM Studio の値は手順B・Cで読んだものです。

項目 Ollama LM Studio
窓口の起動 アプリ、ollama serve など 「Start server」、lms server start
ローカルのポート 11434 1234(連携のページの default port)
Claude Code の接続先 ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:11434 ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:1234
Claude Code の認証の値 ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=ollama(ANTHROPIC_API_KEY="") ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=lmstudio。認証をオンにしたらトークン
Claude Code の追加の変数 ページに記載なし CLAUDE_CODE_ATTRIBUTION_HEADER=0
Claude Code のモデルの指定 claude --model qwen3.5 claude --model openai/gpt-oss-20b
一括起動 ollama launch claude 公式のページには書かれていない
Codex ollama launch codex、または codex --oss codex --oss、モデルは -m
公式が書くコンテキストの目安 64k以上 約25kより長いもの
認証 ローカルはなし(認証を付ける方法は書かれていない) 初期はなし。設定でオンにできる

渡るデータ・外し方の一覧

連携 手元の外へ出るもの(公式の記載の範囲) 外し方(公式の記載の範囲)
ローカルサーバー 初期は localhost のみ。「Serve on Local Network」で、ネットワークの他の機器から届く スイッチを戻す。lms server stop
認証 (トークンの管理の話) 「API Tokens」のウィンドウでトークンを削除
Claude Code ツール自身の通信は書かれていない 記載なし
Codex 同上 記載なし
OpenAI・Anthropic互換のアプリ 接続先がローカルなら手元 アプリ側の接続先を戻す
LM Link 機器の間は、Tailscale による暗号化。LM Studio のサーバーを通るかは書かれていない 記載なし
MCP(LM Studio がホスト) MCPサーバーの運営者に、ツールの呼び出しに必要な内容。例では、自分のトークンも 記載なし
APIからのMCP 上に同じ。「Allow calling servers from mcp.json」と認証が前提 スイッチを戻す

気をつけること

出典