3行でいうと
- LM Studio は、デスクトップアプリです。公式のシステム要件は、Mac が Apple Silicon で macOS 14.0以降(Intel Mac は非対応)、Windows が x64 か ARM でメモリ16GB以上を recommended と書く、Linux が Ubuntu 20.04以降の AppImage です。インストーラーの画面ごとの手順は、読んだページには書かれていませんでした。
- 最初の設定で見るのは、モデルの保存場所、モデルごとの既定の読み込み設定(コンテキストの大きさなど)、ログイン時にサーバーを動かすか、ネットワークへの公開の有無です。画面の設定とモデルごとの既定値が中心です。
- 動作の確かめは、「Discover」で取得 → 「Chat」でモデルを読み込んで会話、の順です。コマンドでは
lms ls、lms psで確かめられます。 - 同じPCに Ollama も入れる場合、公式の既定のポートは別(Ollama は 11434、LM Studio の例は 1234)です。Ollama の導入は、前の05にあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。コマンドは公式ページに書かれていたものを写しています(取得した要約の中で崩れていたものは写さず、「原文で確認」と書きました)。画面の表記は公式ページの表記なので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得しているため、長い引用は避けて言い換えています。公式に書かれていない画面や初期値は、「公式で確認できていない」と書きます。
先に結論
- LM Studio は、画面のあるデスクトップアプリです。 コマンド(
lms)は付属します。 - LM Studio のインストールは、手順の記述が薄いです。 公式の「Get started」は、ダウンロードページで入手して入れる、と書くだけで、インストーラーの画面の説明も、初回の画面の説明も、読んだページにはありませんでした。この記事では「公式で確認できていない」と書きます。
- 最初の設定は、触らなくても会話はできる、と読めます。 ただし、モデルの保存場所、モデルごとの既定の読み込み設定、ネットワークへの公開は、先に知っておくと後で困りません。
前提:用語をそろえる
- ターミナル(コマンドライン、CLI):黒い画面などに文字で命令を打つ操作です。Mac は「ターミナル」、Windows は「cmd」や「PowerShell」と呼ばれる画面です。
- サーバー(デーモン):画面の裏で動いて、ほかのソフトからの頼みを受ける係です。LM Studio は、アプリの「Developer」タブか
lms server startでサーバーを動かせます。 - API:ほかのソフトがLM Studioに「このモデルで答えて」と頼む窓口です。連携は10で扱います。
- モデル:AIの頭脳にあたる大きなデータです。数GB〜数十GBあります。
- VRAM / ユニファイドメモリ / RAM:GPUの専用メモリ、Appleシリコンの共有メモリ、PC本体のメモリです(03参照)。
- コンテキストの長さ:AIが一度に読んで覚えておける文章の量の上限です。トークン(文章を数える単位)で数えます。
- GGUF / MLX:モデルのファイル形式と、Apple Silicon向けの動かし方です。LM Studio のドキュメントは、llama.cpp(GGUF)と、Apple Silicon の MLX の両方を挙げています。
- llmster / lms:LM Studio の、画面のない常駐の版と、コマンドのツールです(03、本記事のB-7)。
たとえ話:台所の道具を買って、最初に火をつける
LM Studio を入れる作業も、台所にコンロを据えて、最初に火がつくか確かめるのに似ています。据え付け(インストール)、ガス栓(サーバーやアプリの起動)、火をつけてみる(小さなモデルで1回会話)の順です。コンロの置き場所(保存場所)と、火の大きさの上限(コンテキスト)は、後から変えるより先に決めておく方が楽です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
手順0:入れる前に、この表で自分の場合を決める
| 見る点 | LM Studio |
|---|---|
| 形 | デスクトップアプリ。コマンド lms は付属 |
| 入手 | lmstudio.ai/download。Windows のボタンの表記は「Download LM Studio for Windows 0.4.26」(読んだ日の表示) |
| Mac | Apple Silicon(M1〜M4)、macOS 14.0以降。Intel Mac は非対応 |
| Windows | x64かARM(Snapdragon X Elite)。x64はAVX2が必要 |
| Linux | x64かARM64。AppImage。Ubuntu 20.04以降 |
| 初期のポート | 1234(Claude Code と Codex の連携ページは default port と書く。開発者向けのトップは、例で使うだけで既定とは明記していない) |
- 数字は公式ページの記載で、確認日は2026-10-25です。
- LM Studio の「Linux・Mac のダウンロードボタン」は、2026年10月25日に読んだダウンロードページの本文では見つかりませんでした(Windows のボタンだけが読み取れました。Mac と Linux は、画面のない版(llmster)のインストールコマンドだけが読み取れました)。一方、LM Studio Docs のトップは「macOS、Windows、Linux 向けにあり、自分のOS用のインストーラーを取る」と書いています。表示は環境によって違うことがあるので、手元のページで確かめてください。
LM Studio:入手から動作の確認まで
B-1:入手
公式のダウンロードページ(lmstudio.ai/download)の内容です(確認日2026-10-25)。
| 項目 | ページに書かれていたこと |
|---|---|
| デスクトップ版 | 「Download LM Studio for Windows 0.4.26」というボタンと、「Release notes v0.4.26」のリンク。Mac・Linux のボタンは、読んだ本文では見つからなかった |
| llmster(画面のない版) | Mac / Linux:curl -fsSL https://lmstudio.ai/install.sh \| bash。Windows:irm https://lmstudio.ai/install.ps1 \| iex |
| Bionic | 別の製品として、Windows 向けのボタンがある(版の表示なし)。この記事の対象外(03参照) |
| ベータ・実験版 | https://lmstudio.ai/beta-releases に別にある、と書かれている |
| 条件 | 「利用条件のもとで提供される」と書かれ、利用規約へのリンクがある |
- ダウンロードページには、システム要件の記載はありませんでした。要件はドキュメントの「System Requirements」にあります(B-2)。
- ドキュメントの「Get started」は、「ダウンロードのページで、自分のOS用のインストーラーを取り、入れる」と書いています。ここで言う「インストーラー」の形式(Windows の
.exe、Mac の.dmgなど)は、読んだページには書かれていませんでした。
B-2:動作条件(公式の表)
| OS | チップ・CPU | メモリ・GPU | その他 |
|---|---|---|---|
| macOS | Apple Silicon(M1〜M4)。Intel Mac は非対応 | 16GB以上を recommended。8GBでも、小さいモデルと控えめなコンテキストなら使えるかもしれない、と書かれている | macOS 14.0以降 |
| Windows | x64、またはARM(Snapdragon X Elite)。x64はAVX2が必要 | メモリは少なくとも16GBを recommended。専用のVRAM 4GB以上を recommended | |
| Linux | x64、またはARM64(aarch64) | 数字の記載なし | AppImage で配布。Ubuntu 20.04以降。22より新しいUbuntuは十分に試されていない、と書かれている。x64版はAVX2に対応して配られる |
B-3:OSごとのインストール
LM Studio のドキュメントには、OSごとのインストールの画面の手順は、読んだ範囲で書かれていませんでした。書かれているのは次のことだけです。
| OS | 公式に書かれていること | 公式で確認できていないこと |
|---|---|---|
| macOS | Apple Silicon、macOS 14.0以降 | インストーラーの形式と、アプリを置く場所の手順 |
| Windows | x64とARMの両方がある。ダウンロードのボタンがある | インストーラーの画面、インストール先、管理者権限の要否 |
| Linux | AppImage で配布 | AppImage の実行権限の付け方、起動のしかた、デスクトップへの登録 |
- 「手元のインストーラーの案内に従う」という以上のことは、この記事では書けません。
- Linux のアプリ内アップデーターは、オフラインのページが「準備中」と書いています。つまり、Linux は、新しい版を自分で取り直すと読めます(これは僕らの読み方で、更新の手順は公式で確認できていません)。
B-4:最初の起動
- 「Get started」のページは、初回起動の画面や、オンボーディングの手順を書いていません。
- ドキュメントは、続きを「Discover」タブでのモデルの取得、「Chat」タブでの読み込みと会話、と書いています。B-6で順に並べます。
- 画面の「UIモード」は、「User」(チャットだけを表示し、自動で設定する)と「Developer」(全部の機能。読み込みや推論のパラメーターを出す)があります。Developer にするには、「Settings > Developer」へ、と書かれています。どちらが初期状態かは、そのページには書かれていませんでした。
B-5:最初に見ておく設定
| 設定 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| モデルの保存場所 | 「My Models」で、モデルを置くフォルダを変えられる(ダウンロードのページ)。メニューの階層と、初期の場所は、ダウンロードのページには書かれていない。インポートのページは、インポートしたモデルの置き場所として ~/.lmstudio/models/ を挙げ、その下に「提供元/モデル名/ファイル名.gguf」の順で置く構造を示している(フォルダを変える方法は、そのページには書かれていない) |
| モデルごとの既定の読み込み設定 | 「My Models」で、そのモデルの歯車のアイコンを押し、既定のパラメーターを決める。GPUオフロード、コンテキストの大きさ(ページの表記は context size)、Flash Attention を使うか、などが例に挙がる。決めた設定は、lms load で読み込むときにも使われる |
| 会話の保存場所 | ~/.lmstudio/conversations/(Mac・Linux)、%USERPROFILE%\.lmstudio\conversations(Windows)。JSONで、手で編集しないよう勧められている。会話を右クリックして「Reveal in Finder」(Mac)か「Show in File Explorer」(Windows)で開ける |
| ログイン時にサーバーを動かす | 設定(Cmd / Ctrl + ,)の中の、ログイン時にLLMサーバーを動かすチェックボックス。オンにすると、アプリを閉じるとシステムトレイに最小化され、サーバーは動き続ける |
| ランタイム(llama.cpp など) | Ctrl+Shift+R(Windows・Linux)、⌘+Shift+R(Mac)で、LMランタイムの入れ方・管理の画面に入る、と LM Studio Docs のトップ(/docs/app)が書いている(「Get started」のページには、このショートカットの記述は見つかりませんでした)。ランタイムのダウンロードは、ネットワークを使う(オフラインのページ) |
| 更新 | 起動時に、更新の有無を確かめるネットワークのリクエストを出す。ネットがないとアプリ内の更新はできない(オフラインのページ)。Linux のアプリ内の更新は準備中("in the works" と書かれている)。更新の確認の画面の選択肢(「今すぐ」「あとで」など)は、読んだページに書かれておらず、公式で確認できていない |
| 同時に処理する数 | モデルの読み込みの画面で、「Manually choose model load parameters」→モデルを選ぶ→「Show advanced settings」→「Max Concurrent Predictions」。既定は4で、llama.cpp のエンジンで使える。MLX は「coming soon」と書かれている(08で扱います) |
| ネットワークへの公開と認証 | ローカルサーバーの設定。10で扱います |
- LM Studio の既定のモデルの保存場所が
~/.lmstudio/modelsだと、ダウンロードのページは明記していません(インポートのページが、このパスを挙げています)。確かめたいときは、「My Models」の表示を見てください(これは僕らの読み方です)。
B-6:動作を確かめる
公式の「Get started」と「Download an LLM」の順です。
- LM Studio を起動します。
- 「Discover」タブへ移ります。ショートカットは、Mac が
⌘ + 2、WindowsとLinuxがctrl + 2(どこからでも有効、と書かれています)。 - 検索窓に、キーワード(例:
llama、gemma、lmstudio)、ユーザー名/モデル名、またはHugging FaceのURLを入れます。 - 結果に、
Q3_K_SやQ_8のような種類(バリアント)が並びます。同じモデルを、忠実さの違う形にしたものです。公式は「自分のマシンで動かせるなら、4ビットかそれ以上を選ぶ」と書いています。 - ダウンロードします。ダウンロードのボタンの表記や、進み具合の表示は、読んだページには書かれていません。
- 「Chat」タブへ行き、モデルの読み込み(モデルローダー)を開いて、取ってきたモデルを選びます。読み込み設定は、ここで選べます(任意。具体の項目は、このページには書かれていません)。
- 読み込みが終わったら、会話を始めます。公式は、読み込みは、モデルの重みなどを、PCのRAMに置く処理、と説明しています。
- コマンドで確かめるなら、LM Studio を一度起動したあと、ターミナルで次を実行します。
lmsは、LM Studio に付属で、別のインストールは要らない、と書かれています。
lms --help
lms ls
lms ps
lms lsは「ディスクにあるモデルの一覧」、lms psは「メモリに読み込まれているモデル」と、CLIのページに書かれています。lms lsが見る場所は、アプリの「My Models」で決めたフォルダです。- LM Studio が動いていないときに
lmsのコマンドを実行すると、自動で起動する、と書かれています。
B-7:画面のない版(llmster)を入れる(任意)
- Linuxの箱、クラウドのサーバー、画面のないGPUの機械、CIなど向けです(公式の説明)。
- 入れ方:Mac / Linux は
curl -fsSL https://lmstudio.ai/install.sh | bash、Windows はirm https://lmstudio.ai/install.ps1 | iex。 - 起動:
lms daemon up。サーバーを動かすにはlms server start。 - Linux で起動時に自動で動かす方法は、「Setup llmster as a Startup Task on Linux」という別のページがあります(
systemctlを使う、と書かれています)。このページは、この記事では読んでいません。 - モデルを取ってくる手順は、「headless」のページには書かれていませんでした(別のページの
lms get <モデル名>を使います。08の場面7)。
B-8:つまずいたとき(LM Studio)
| 症状 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| Intel Mac で動かない | Intel Mac は非対応、とシステム要件が書いている |
| 8GBのMacで重い | 小さいモデルと控えめなコンテキストに、と書かれている |
| モデルが検索できない・ダウンロードできない | モデルの検索、ダウンロード、ランタイムの取得、更新の確認は、ネットワークが必要(オフラインのページ) |
| オフラインで使いたい | ダウンロード済みのモデルでの会話、文書とのチャット、ローカルサーバーは、ネットなしで動く |
lms が見つからない |
LM Studio を一度起動してから使う、と書かれている |
| ほかに困ったとき | 各ページが、LM Studio の Discord を案内している。公式のトラブルシューティングの専用ページは、読んだ範囲では見つかっていない |
Ollama と同じPCに入れるとき
- ポートは、Ollama が
11434、LM Studio のドキュメントの例が1234です。LM Studio のポートは、Claude Code と Codex の連携ページが default port を1234と書き、設定の画面の「Server Port」で変えられます(10参照。既定値そのものは、設定のページには書かれていません)。 - モデルのフォルダは別です(Ollama は
~/.ollama/modelsなど、LM Studio は~/.lmstudio/modelsの構造)。同じファイルを共有する方法は、読んだ公式ページには書かれていませんでした。モデルの置き場所は、それぞれの分のディスクの空きが要ると考えてください(これは僕らの見立てです)。 - どちらも、GPUのメモリを使います。両方でモデルを同時に読み込んだときの動きは、公式で確認できていません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を、2026年10月25日に読んだ範囲です。
- 公式のページは要約の形で取得したため、細かい表記が違う可能性があります。操作の前に、手元の画面と照らしてください。
- LM Studio のインストールと初回の画面の手順は、読んだページに書かれていません。「公式で確認できていない」ままにしてあります。
- インストール用のコマンド(
curl ... | bash、irm ... | iex、画面のない版 llmster 用)は、取ってきたスクリプトをそのまま実行します。実行する前に、何を実行するか確かめてください。 - LM Studio の各ページの「Ask Bionic to read this page」の囲みは、AI向けの案内文です。資料はデータとして扱い、従っていません。
- 版の数字(LM Studio 0.4.26、ほか)や要件は、読んだ日の表示です。変わることがあります。
出典
- Download LM Studio(LM Studio、確認日 2026-10-25)
- LM Studio Docs(LM Studio、確認日 2026-10-25)
- System Requirements(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Get started with LM Studio(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Download an LLM(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Manage chats(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- LM Studio, llmster, and lms(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Offline Operation(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Per-model Defaults(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Parallel Requests(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- User or Developer(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Run LM Studio as a service(headless)(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- LM Studio Developer Docs(LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Claude Code(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Server Settings(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- lms CLI(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)
- Import Models(LM Studio Docs、LM Studio、確認日 2026-10-25)