3行でいうと
- Ollama は、macOS(
.dmg)、Windows(OllamaSetup.exe)、Linux(インストール用のコマンド)、Docker で入れられます。公式が書く動作条件は、macOS Sonoma(v14)以降、Windows 10 22H2以降です。サーバーは初期状態でhttp://localhost:11434で待ち受けます。 - 最初の設定で見るのは、モデルの保存場所、コンテキストの長さ、クラウド機能のオン・オフ、ネットワークへの公開の有無です。どれも環境変数が中心です。
- 動作の確かめは、
ollama pull→ollama run→ollama psの順です。 - Ollama のコンテキストの既定値は、公式のページ同士で書き方が違います(FAQは4096、コンテキストのページはVRAMで変わる、Modelfile のページは2048)。この記事は、3つを並べて書きます。
- 同じPCに LM Studio も入れる場合、公式の既定のポートは別(Ollama は 11434、LM Studio の例は 1234)です。LM Studio の導入は、続きの06にあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者は Ollama を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。コマンドは公式ページに書かれていたものを写しています(取得した要約の中で崩れていたものは写さず、「原文で確認」と書きました)。画面の表記は公式ページの表記なので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得しているため、長い引用は避けて言い換えています。公式に書かれていない画面や初期値は、「公式で確認できていない」と書きます。
先に結論
- Ollama は、コマンドとバックグラウンドのサーバーが中心のツールです。 Mac と Windows にはアプリもあります。
- Ollama のインストールは、OSごとに公式ページが分かれています。 macOS は
.dmgを開いて Applications へ、Windows はOllamaSetup.exe、Linux は1行のコマンドか手動の展開です。 - 最初の設定は、触らなくても会話はできる、と読めます。 ただし、保存場所(モデルは数十GBから数百GBになりうる、とWindowsのページが書きます)、コンテキストの長さ、クラウド機能、ネットワークへの公開は、先に知っておくと後で困りません。
- 公式のページ同士で数字が違う所があります。 Ollama のコンテキストの既定値は、FAQ とコンテキストのページと Modelfile のページで書き方が違います(後の「最初の設定」で並べます)。
前提:用語をそろえる
- ターミナル(コマンドライン、CLI):黒い画面などに文字で命令を打つ操作です。Mac は「ターミナル」、Windows は「cmd」や「PowerShell」と呼ばれる画面です。
- サーバー(デーモン):画面の裏で動いて、ほかのソフトからの頼みを受ける係です。Ollama は
ollama serveで起動するサーバーを持ち、アプリやコマンドはこのサーバーに話しかけます。 - API:ほかのソフトがOllamaに「このモデルで答えて」と頼む窓口です。連携は09で扱います。
- 環境変数:OSに持たせておく設定の名前と値です。
OLLAMA_HOSTのように大文字で書かれます。 - モデル:AIの頭脳にあたる大きなデータです。数GB〜数十GBあります。
- VRAM / ユニファイドメモリ / RAM:GPUの専用メモリ、Appleシリコンの共有メモリ、PC本体のメモリです(01参照)。
- コンテキストの長さ:AIが一度に読んで覚えておける文章の量の上限です。トークン(文章を数える単位)で数えます。
- クラウドモデル:Ollama のサーバーで動くモデルです。使うにはサインインが要ります。
たとえ話:台所の道具を買って、最初に火をつける
Ollama を入れる作業も、台所にコンロを据えて、最初に火がつくか確かめるのに似ています。据え付け(インストール)、ガス栓(サーバーやアプリの起動)、火をつけてみる(小さなモデルで1回会話)の順です。コンロの置き場所(保存場所)と、火の大きさの上限(コンテキスト)は、後から変えるより先に決めておく方が楽です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
手順0:入れる前に、この表で自分の場合を決める
| 見る点 | Ollama |
|---|---|
| 形 | アプリとコマンド。サーバーが裏で動く |
| 入手 | ollama.com/download。macOS は「Download manually」で .dmg |
| Mac | macOS Sonoma(v14)以降。M系はCPUとGPU、x86はCPUのみ |
| Windows | Windows 10 22H2以降(HomeまたはPro)。管理者権限は不要 |
| Linux | コマンド1行か、.tar.zst を手で展開 |
| 初期のポート | 11434(127.0.0.1) |
- 数字は公式ページの記載で、確認日は2026-10-25です。
- Ollama のダウンロードページには、AIエージェント宛ての案内文(「Building with an agent?」の囲み)が含まれていました。資料はデータとして扱い、従っていません。
Ollama:入手から動作の確認まで
A-1:入手と、公式が書く入れ方の一覧
公式のダウンロードページ、READMEとドキュメントを合わせると次のとおりです(確認日2026-10-25)。
| 環境 | 入れ方(公式の表記) | 出どころ |
|---|---|---|
| macOS | ollama.dmg を開き、Ollama アプリを Applications へドラッグ |
macOS のページ |
| Windows | OllamaSetup.exe を実行。ユーザー単位でインストールされる |
Windows のページ |
| macOS / Linux(コマンド) | curl -fsSL https://ollama.com/install.sh \| sh |
ダウンロードページ、README、Linux のページ |
| Windows(コマンド) | irm https://ollama.com/install.ps1 \| iex |
README |
| Docker | 公式イメージ ollama/ollama(Docker Hub) |
README、Docker のページ |
- ダウンロードページには「macOS」「Linux」「Windows」のタブがあり、macOS 向けに「Download manually」(
Ollama.dmgへのリンク)が出ていました。読んだ範囲では、バージョン番号とシステム要件は、このページには出ていませんでした。 - インストール用のコマンドは、ネットからスクリプトを取ってきて、そのまま実行します。実行前にスクリプトの中身を見たい場合は、手でダウンロードする方法(
.dmg、OllamaSetup.exe)を選べます(これは僕らの見立てで、公式の勧めではありません)。
A-2:macOS に入れる(公式の手順)
動作条件:macOS Sonoma(v14)以降。Apple の M シリーズは CPU と GPU、x86 は CPU のみ(macOS のページ)。
- ダウンロードページの「Download manually」から
Ollama.dmgを取ります(macOS のページはollama.dmgと書いています)。 .dmgを開き(マウントし)、Ollama アプリを、システム全体のApplicationsフォルダへドラッグします。- 起動すると、Ollama は、コマンドの
ollamaが PATH(コマンドを探す場所)にあるかを確かめます。なければ、/usr/local/binにリンクを作ってよいか、許可を求められる、と書かれています。 - 別の場所に置きたい場合:
Ollama.appを好きな場所に置き、Ollama.app/Contents/Resources/ollama(またはそのリンク)を PATH に通します。初回の起動で出る「Move to Applications?」は断る、と書かれています。 - 動作の確かめは、後の「A-8」へ。
| 置き場所 | 内容 |
|---|---|
~/.ollama |
モデルと設定 |
~/.ollama/logs |
ログ。app.log は画面アプリ、server.log はサーバー |
<インストール先>/Ollama.app/Contents/Resources/ollama |
コマンドの本体 |
- メモ:公式の macOS ページには、更新の手順と、環境変数の設定コマンドは書かれていません。更新と環境変数は、FAQ に書かれています(A-6)。
- モデルは数十GB〜数百GBになりうるので、ホームに空きがないときは保存場所を変えられる、と macOS のページは書いています(変え方はこのページには書かれておらず、FAQ の
OLLAMA_MODELSの項に書かれています。A-6)。
A-3:Windows に入れる(公式の手順)
動作条件(Windows のページ):Windows 10 22H2以降(HomeまたはPro)。NVIDIA は、ドライバー551.61以降。AMD は、ROCm v7 に対応したドライバーか、Vulkan に対応した Radeon のドライバー。管理者権限は要りません。インストールには少なくとも4GB、モデルは数十GB〜数百GB。
OllamaSetup.exeを実行します。ユーザーのアカウントの下にインストールされます(初期の場所はホームの下)。- インストールの場所を変えたいときは、インストーラーを次のように起動します(公式の写し)。
OllamaSetup.exe /DIR="d:\some\location"
- 入れ終わると、Ollama はバックグラウンドで動き、
cmd、PowerShell などのターミナルでollamaが使えます。サーバーはhttp://localhost:11434に出ます。 - 古い Windows 10 では、進み具合の文字が四角に化けることがあり、ターミナルのフォントを変えると直る、と書かれています。
開き方(Ctrl+R に入力) |
内容 |
|---|---|
explorer %LOCALAPPDATA%\Ollama |
ログと、ダウンロードされた更新。app.log、server.log、upgrade.log |
explorer %LOCALAPPDATA%\Programs\Ollama |
実行ファイル。インストーラーが、ユーザーのPATHに加える |
explorer %HOMEPATH%\.ollama |
モデルと設定 |
explorer %TEMP% |
ollama* という名前の一時的な実行ファイル |
- 公式のWindowsページには、サイレントインストールのオプションは書かれていません。
- アプリを使わず、組み込みやサービスとして動かす向けに、
ollama-windows-amd64.zip(CLIとNVIDIAのGPU用部品)があります。AMD 用は別の zip を同じ場所に展開する、と書かれています。詳細は原文で確認してください。
A-4:Linux に入れる(公式の手順)
方法1:インストール用のコマンド(公式の写し)
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
方法2:手動(.tar.zst の展開)。 公式のLinuxのページは、次の流れを書いています。
- 以前の版から更新するときは、先に
/usr/lib/ollamaを消します(原文のコマンドで確認)。 - パッケージを
/usrに展開します(x64はollama-linux-amd64.tar.zst、AMD GPUは追加のollama-linux-amd64-rocm.tar.zst、ARM64はollama-linux-arm64.tar.zst)。コマンドの全文は、原文を見て写してください。 - 起動と確認は、2つのターミナルで行います。
ollama serve
ollama -v
方法3:systemd のサービスにする。 公式のページには、専用のユーザーとグループを作り、/etc/systemd/system/ollama.service を置き、systemctl で有効にして起動する手順が書かれています。システムにユーザーを作り、サービスを登録する操作なので、この記事では写さず、手順の順序だけ書きます。全文は公式のLinuxのページを見て写してください。
- サービス用のユーザーとグループを作る(
ollama)。自分のユーザーをそのグループに加える。 ollama.serviceのファイルを、公式の内容で作る(ExecStartはollama serve)。systemctl daemon-reload→enable→start→statusの順に実行する。
| 項目 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| GPUのドライバー(NVIDIA) | CUDA を NVIDIA のページから入れ、nvidia-smi でGPUの情報が出るか確かめる |
| GPUのドライバー(AMD) | AMD のページの手順で ROCm v7 を入れる。上流の amdgpu カーネルドライバーには ROCm の一部の機能がないことがあり、Radeon には AMD の最新のLinux用ドライバーを使うよう書かれている |
| 更新 | インストール用のコマンドを再実行するか、.tar.zst を取り直す |
| 特定の版を入れる | curl -fsSL https://ollama.com/install.sh \| OLLAMA_VERSION=0.5.7 sh(版の数字は公式の例) |
| 設定を足す | sudo systemctl edit ollama。または /etc/systemd/system/ollama.service.d/override.conf を作る |
| ログ | journalctl -e -u ollama |
- アンインストールは、サービスの停止と無効化、
ollama.serviceの削除、バイナリとライブラリの削除、ユーザーとグループの削除、/usr/share/ollamaの削除です。ページには、ライブラリを消す行について、文字の置き換え(tr 'bin' 'lib')の動きがわかりにくい、という注意が、要約に付いていました。実行する前に、原文を見て、消すパスを確かめてください。 - インストール用のコマンドが、サービスの登録まで行うのか、読んだページには書かれていませんでした。
A-5:Docker で動かす(公式の写し)
Docker のページに載る例です(CPU のみ、NVIDIA、AMD の順)。
docker run -d -v ollama:/root/.ollama -p 11434:11434 --name ollama ollama/ollama
docker run -d --gpus=all -v ollama:/root/.ollama -p 11434:11434 --name ollama ollama/ollama
docker run -d --device /dev/kfd --device /dev/dri -v ollama:/root/.ollama -p 11434:11434 --name ollama ollama/ollama:rocm
-v ollama:/root/.ollamaは、モデルを名前つきのボリュームに残す指定、-p 11434:11434は、APIのポートを公開する指定、と説明されています。- NVIDIA の GPU を使うには、NVIDIA Container Toolkit を入れ、Docker の設定をしてから Docker を再起動します。パッケージの署名キーやリポジトリを登録する手順は、公式の原文を見て写してください。
- コンテナの中でモデルを動かす例:
docker exec -it ollama ollama run llama3.2 - Docker のページは、
-p 11434:11434を使うすべての例で、このポートの公開の範囲や注意を説明していません(明示的な警告も書かれていません)。ネットワークに出る範囲は、A-6の「ネットワークへの公開」を先に読んでください。
A-6:最初の設定:保存場所、コンテキスト、クラウド、ネットワーク、更新
公式のFAQとコンテキストのページに基づきます。
環境変数の設定のしかた(OSごと、FAQの手順)
| OS | 手順 |
|---|---|
| macOS(アプリ) | 変数ごとに launchctl setenv を実行し、Ollama アプリを再起動する。例:launchctl setenv OLLAMA_HOST "0.0.0.0:11434"(これはFAQの例で、後述のとおりネットワークに広げる設定です) |
| Linux(systemd) | systemctl edit ollama.service で、[Service] の下に Environment="変数=値" の行を足して保存し、systemctl daemon-reload、systemctl restart ollama |
| Windows | タスクバーから Ollama を終了。設定(Windows 11)かコントロールパネル(Windows 10)で「environment variables」を検索し、「Edit environment variables for your account」を開く。変数を足して OK/Apply。Start メニューから Ollama を起動 |
モデルの保存場所(OLLAMA_MODELS)
- 既定の場所:macOS は
~/.ollama/models、Linux は/usr/share/ollama/.ollama/models、Windows はC:\Users\%username%\.ollama\models。 - 変えるには
OLLAMA_MODELSを設定します。Linux では、新しい場所をollamaユーザーが読み書きできる必要がある、と書かれています。 - Windows で
OLLAMA_MODELSを変えた場合、アンインストーラーはダウンロード済みのモデルを消しません(Windowsのページ)。
コンテキストの長さ:公式の記述が3か所で違う
| 読んだページ | 書かれていること |
|---|---|
| FAQ | OLLAMA_CONTEXT_LENGTH の既定は4096トークン。例:OLLAMA_CONTEXT_LENGTH=8192 ollama serve。ollama run の中では /set parameter num_ctx 4096、APIでは options の num_ctx |
| コンテキストのページ | 既定はVRAMで変わる。24GiB未満は4k、24〜48GiBは32k、48GiB以上は256k。クラウドモデルは最大の長さが既定。アプリの設定にスライダーがある。コマンドは OLLAMA_CONTEXT_LENGTH=64000 ollama serve の形。確認は ollama ps の CONTEXT の列 |
| Modelfile のページ | num_ctx の既定は2048と書かれている |
- 三つのうちどれが現行の動作かは、読んだページからは決められません。手元では
ollama psのCONTEXTの列で確かめてください。 - コンテキストのページは、検索、エージェント、コーディングのツールでは少なくとも64000トークンを使うよう書いています(公式の表記は「should use」の趣旨)。長くすると、メモリを多く使うので、VRAMが足りるかを先に確かめる、とも書かれています。
- アプリの設定の、スライダーの正確な画面の位置は、読んだページには書かれていませんでした。
クラウド機能のオン・オフ
- クイックスタートは、初回の設定で、クラウドモデル用にサインインするか、ローカルのモデルを選ぶかを選べる、と書いています。
- クラウド機能を止める:
~/.ollama/server.jsonに"disable_ollama_cloud": trueを書くか、環境変数OLLAMA_NO_CLOUD=1を設定して、Ollama を再起動します。ログにOllama cloud disabled: trueと出る、と書かれています。クラウドモデルとウェブ検索は使えなくなります。 - ローカルのモデルだけを使うなら、APIキーは要りません(APIの入門ページが、ローカルのリクエストにはキーが要らないと書いています)。
ネットワークへの公開(OLLAMA_HOST):条件は公式のとおりに
- 初期状態では、Ollama は
127.0.0.1のポート11434に結びつき、そのPCからだけ届きます(FAQ)。 OLLAMA_HOSTを変えると結びつく先が変わります。FAQの例は0.0.0.0:11434で、同じネットワークの他の機器から届きうる設定です。- APIの入門ページは、ローカルのリクエストにはキーが要らない、と書いています。つまり、広げた先で、Ollama 側の認証が自動で付くとは書かれていません。ローカルのサーバーに認証を付ける方法は、読んだページには書かれていませんでした。
- FAQは、リバースプロキシ(Nginx)やトンネル(ngrok、Cloudflare Tunnel)の例も載せています。FAQのこれらの節には、安全上の注意の記述は見つかりませんでした。使う場合は、何がインターネットから届くようになるかを、先に確かめてください(この記事では具体のコマンドは写しません)。
- ブラウザの拡張などから呼ぶときは
OLLAMA_ORIGINSで許可するオリジンを足す、と書かれています。初期状態では、127.0.0.1と0.0.0.0からのリクエストは許可されています。
更新
- macOS と Windows は、自動で更新されます。タスクバーかメニューバーの項目をクリックして「Restart to update」を選びます。手でダウンロードし直してもよい、と書かれています(FAQ)。
- Linux は、インストール用のコマンドを再実行します。
- Windows の更新のログは
upgrade.logです(Windowsのページ)。
同時に使うときの設定(読むだけ)
OLLAMA_MAX_LOADED_MODELSは、既定がGPU数の3倍(CPUのみなら3)。OLLAMA_NUM_PARALLELは、既定が1。OLLAMA_MAX_QUEUEは、既定が512で、超えると503が返ります。- メモリは、
OLLAMA_NUM_PARALLELとOLLAMA_CONTEXT_LENGTHの積に比例して増える、と書かれています。 - モデルをメモリに置く時間は既定5分。すぐ外すには
ollama stop llama3.2のように打ちます。
A-7:最初のサインイン(任意)
- 画面のアプリでは、設定の途中で、サインインするかを選べます(クイックスタート)。
- CLI では
ollama signinとollama signoutが、CLIのページに載っています。 - クラウドモデルを使うときの、アカウントの作り方、APIキーの作り方(
https://ollama.com/settings/keys)は、07(実際の使い方)と09(つなぎ方)で扱います。ローカルだけを使うなら、サインインは要りません。
A-8:動作を確かめる(公式のクイックスタートの流れに、FAQなどのコマンドを足した順)
- ターミナルを開き、版を確かめます。
ollama -v
- Linux で、サーバーが動いていなければ起動します(別のターミナルを開いたままにします)。
ollama serve
- 小さなモデルを取ってきます。クイックスタートは、試し用に
gemma4:e2b(ダウンロードは約7.2GB)を使い、8GBのVRAM(Mac はユニファイドメモリ)を recommended と書いています。足りないときはシステムのRAMを使えるが、遅くなりうる、とも書かれています。
ollama pull gemma4:e2b
- 話しかけます。終わるときは
/byeと入力します。
ollama run gemma4:e2b
- 別のターミナルで、動かしている先を見ます(
ollama psは、クイックスタートには出ておらず、FAQとコンテキストのページに書かれています)。PROCESSORの列に、100% GPU、100% CPU、または48%/52% CPU/GPUのような分担が出る、と書かれています。
ollama ps
- APIが生きているかを見るには、READMEの例が使えます(モデル名は、取ってきたものに変えます)。
curl http://localhost:11434/api/chat -d '{
"model": "gemma4",
"messages": [{
"role": "user",
"content": "Why is the sky blue?"
}],
"stream": false
}'
- クイックスタートは、
ollama pullはモデルをダウンロードし、ollama runは必要ならダウンロードしてから会話を始める、と書いています。READMEはollama run gemma4だけを例にしています。 - 画面のアプリの、会話の窓の見た目は、読んだページには書かれていません。
A-9:つまずいたとき(Ollama)
公式のトラブルシューティングとFAQに書かれている範囲です。
| 症状 | 公式に書かれている見どころ |
|---|---|
| ログを見たい | macOS:cat ~/.ollama/logs/server.log。Linux(systemd):journalctl -u ollama --no-pager --follow --pager-end。コンテナ:docker logs <コンテナ名>。手で起動したなら、ollama serve を動かしている画面。Windows:explorer %LOCALAPPDATA%\Ollama の server.log |
| デバッグのログを出したい(Windows) | トレイから終了し、PowerShellで $env:OLLAMA_DEBUG="1" を設定してから & "ollama app.exe" を実行 |
| GPUで動いているか分からない | ollama ps の PROCESSOR の列 |
| NVIDIAのGPUが見つからない(Linux) | docker run --gpus all ubuntu nvidia-smi でコンテナから見えるか確かめる。UVMドライバーの読み込み(sudo nvidia-modprobe -u など)、最新のドライバーと再起動 |
| AMDのGPUが見つからない(Linux) | /dev/kfd へのアクセスに video や render グループの所属が要ることがある。ドライバーが古い場合は ROCm v7 へ |
failure during GPU discovery、failed to finish discovery before timeout |
システムのAMDドライバーが古い(ROCm 6.x 以前)と、デバイスの探索が止まってタイムアウトし、CPUに切り替わる、と書かれている。Ollama は ROCm 7 のライブラリを同梱するため、v7 のドライバーに上げ(amdgpu-install)、再起動してから Ollama を再起動する、と書かれている |
| CPUやGPUの部品が落ちる | OLLAMA_LLM_LIBRARY で使う部品を決められる(cpu_avx2 → cpu_avx → cpu の順に速く、互換は逆)。例:OLLAMA_LLM_LIBRARY="cpu_avx2" ollama serve |
Linuxで一時フォルダに noexec が付いている |
OLLAMA_TMPDIR を、ollama ユーザーが書ける場所にする |
| Docker で、しばらくするとGPUからCPUに落ちる | ホストの /etc/docker/daemon.json に "exec-opts": ["native.cgroupdriver=cgroupfs"] を足す、と書かれている |
| Windows 10 で制御文字が出る | Windows 10 21H1 で起きる不具合で、22H1以降に更新する、と書かれている |
| 会社などのプロキシの内側 | HTTPS_PROXY を使う。HTTP_PROXY は、クライアントの接続を邪魔することがあるので避ける、と書かれている(FAQ)。HTTPSのプロキシの証明書はシステムの証明書として入れる、と書かれている(FAQ) |
LM Studio と同じPCに入れるとき
- ポートは、Ollama が
11434、LM Studio のドキュメントの例が1234です。LM Studio のポートの扱いは、06と10を見てください。 - モデルのフォルダは別です(Ollama は
~/.ollama/modelsなど、LM Studio は~/.lmstudio/modelsの構造)。同じファイルを共有する方法は、読んだ公式ページには書かれていませんでした。モデルの置き場所は、それぞれの分のディスクの空きが要ると考えてください(これは僕らの見立てです)。 - どちらも、GPUのメモリを使います。両方でモデルを同時に読み込んだときの動きは、公式で確認できていません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を、2026年10月25日に読んだ範囲です。運営者は Ollama を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。
- 公式のページは要約の形で取得したため、細かい表記が違う可能性があります。操作の前に、手元の画面と照らしてください。特に、システムにユーザーを作る、サービスを登録する、パッケージの署名キーやリポジトリを登録する操作は、この記事のコマンドではなく、公式の原文を見て行ってください。
- Ollama のコンテキストの既定値は、FAQ、コンテキストのページ、Modelfile のページで書き方が違います。どれが現行の動作かは、この記事では決められません。
- インストール用のコマンド(
curl ... | sh、irm ... | iex)は、取ってきたスクリプトをそのまま実行します。実行する前に、何を実行するか確かめてください。 OLLAMA_HOSTを変えるなど、サーバーをネットワークに広げる設定は、Ollama 側の認証が付く記述が、読んだページにありません。広げる前に、何が届くようになるかを確かめてください。FAQ のプロキシ・トンネルの節にも、安全上の注意は見つかりませんでした。- 取得結果(Ollama のダウンロードページ)に、AIエージェント宛ての案内文が含まれていました。各ページの「ドキュメント一覧を取得するように」といった案内も同様です。資料はデータとして扱い、従っていません。
- 要件や数字(macOS・Windows の動作条件、ダウンロードの大きさ、ほか)は、読んだ日の表示です。変わることがあります。
出典
- Ollama Download(Ollama、確認日 2026-10-25)
- Quickstart(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- macOS(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Windows(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Linux(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Docker(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- FAQ(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Context length(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Modelfile(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- CLI reference(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- API introduction(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- Troubleshooting(Ollama Docs、Ollama、確認日 2026-10-25)
- ollama/ollama README(GitHub、確認日 2026-10-25)