3行でいうと

  • 公式のAPIは、https://openapi.monica.im/v1 の POST /v1/chat/completions で、公式は「OpenAI-compatible」と説明しています。呼ぶには、アプリの購読とは別の「Open API」アカウントの残高が必要です。
  • Botsの「Custom Skills」は、「Add Skill」から「+ Create」を押し、名前、説明、任意のAuth、OpenAPIのJSON形式のSchemaを入れて作ります。認証はAPI Keyだけで、ヘッダーを変えられる、と書かれています。公式ページには、スキーマの例が載っていません。
  • メッセージアプリ(WhatsApp、Messenger、Line、Telegram)は、連携ページでプラットフォームを選び、スマホでQRコードを読む手順です。外し方は、読んだ範囲に見つかりませんでした。
  • MCP、公式SDK、CLI、メールなどでの連携の記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。そのため、この記事の手順は、公式に書かれたつなぎ方だけです。
  • どのつなぎ方でも、渡るデータの行き先を先に確かめます。公式に書かれているのは、APIのFAQ(30日で削除、学習には使わない)が中心で、他のつなぎ方の扱いは書かれていません。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者は Monica を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。設定例は「公式の例の写し」か、「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」のどちらかを、そのつど書き分けます。公式ページは要約の形で取得したため、コマンドや設定の全文は、必ず公式ページの原文で確かめてください。画面の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携の一覧

つなぎ方 向き 設定する場所 公式の記載の量
公式API(Monica API Platform) あなたのプログラム → Monicaのモデル APIの文書、請求ページ、APIキーのページ クイックスタートとチャットのAPIの文書あり
Botsの Custom Skills Monicaのボット → あなたのAPI ボットの作成画面の「Add Skill」 手順あり。スキーマの例と送られる内容は書かれていない
メッセージアプリ連携 メッセージアプリ ↔ Monica monica.im/im-integration 手順は3段。外し方、データ、プランは書かれていない
Gmail・Outlook・YouTube・SNS・検索エンジン ブラウザ拡張 → それらのサイトの画面 拡張を入れる できることの説明のみ。設定の手順は書かれていない
Monica Code エディタ ↔ Monica VS Code、JetBrainsのIDE 機能と上限のみ。設定の手順は書かれていない
Model Response Comparison Monica内で、複数のAIを並べる 返答のあとのボタン 手順あり(古いモデル名を含む)
MCP、公式SDK、CLI なし なし 読んだ範囲に記載が見つからなかった

つなぎ方1:公式API(Monica API Platform)

何ができるか

手順:アカウントと鍵を用意する

公式のクイックスタートの順序です。

  1. Monicaのアカウントを作ります。クイックスタートには「Click here to sign up」のリンクがありますが、リンク先が空で、取得できませんでした。サインアップの入口のURLは、この記事では確認できていません。
  2. 請求のページ(Billing)で、支払い方法を結び、残高を足します。クイックスタートは、APIを使うには残高がプラスである必要がある、と書いています。請求のページのリンク先も、取得できませんでした。
  3. APIキーのページで、キーを作ります。「このキーはAPIの認証に使うので、漏らさないように保管すること」という趣旨が書かれています。リンク先は取得できませんでした。
  4. 最初の呼び出しを送ります(次の手順)。

  5. 請求書のダウンロードは請求のページ、利用の記録は利用状況のページ(Usage Page)で見る、とFAQにあります。

  6. 支払い方法を結べない、残高を足せないときは、サポートに連絡する、と書かれています。

手順:curlで1回呼ぶ

下は、公式のクイックスタートの例に沿ったものです。取得は要約を経由しているため、記号や改行が原文と同じかどうかは、公式ページの原文で確かめてください。

curl https://openapi.monica.im/v1/chat/completions \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Authorization: Bearer $YOUR_API_KEY" \
  -d '{
  "model": "gpt-4o",
  "messages": [
    {
      "role": "user",
      "content": [
        {
          "type": "text",
          "text": "Hi!"
        }
      ]
    }
  ]
}'
  1. ターミナル(コマンドを打つ画面)を開きます。
  2. $YOUR_API_KEY を、APIキーに置き換えます。キーを、コマンドの履歴や共有する画面に残さないようにします(これはこの記事の注意です)。
  3. コマンドを実行します。期待される結果は、公式の文書では、OpenAI互換の形の返答です。レスポンスの具体的な形は、公式のページに書かれていません。

手順:OpenAIのSDKから呼ぶ(TypeScript)

公式のチャットの文書には、OpenAIのSDKで baseURL を https://openapi.monica.im/v1 にし、apiKey を設定し、openai.chat.completions.create で gpt-4o に、文字と画像のURLを入れたメッセージを送り、最初の候補のメッセージを表示する例が載っています。文書の例は、apiKey が引用符なしの変数の書き方になっている、と取得の結果にありました。そのため、そのまま写さず、次の例は、公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例です(動作は確かめていません)。

import OpenAI from "openai";

const client = new OpenAI({
  baseURL: "https://openapi.monica.im/v1",
  apiKey: process.env.MONICA_API_KEY,
});

const completion = await client.chat.completions.create({
  model: "gpt-4o",
  messages: [
    { role: "user", content: [{ type: "text", text: "Hi!" }] },
  ],
});

console.log(completion.choices[0].message);

この記事の案:Pythonで書くとき

OpenAIのPython用SDKは、一般に、base_url と api_key を指定してクライアントを作ります。次の例は、その一般的な書き方に、Monicaの公式のベースURLを当てはめた、この記事の案です。Monicaの公式の例ではなく、動作は確かめていません。

from openai import OpenAI
import os

client = OpenAI(
    base_url="https://openapi.monica.im/v1",
    api_key=os.environ["MONICA_API_KEY"],
)

res = client.chat.completions.create(
    model="gpt-4o",
    messages=[{"role": "user", "content": [{"type": "text", "text": "Hi!"}]}],
)
print(res.choices[0].message)

渡るデータ、料金、制限

項目 公式の記載(APIのFAQ)
送った内容 Monicaのプライバシーポリシーの対象。セキュリティの監査のために保たれ、30日後に削除される
学習への利用 「will not be used for model training」の趣旨で、使わない、と書かれている
第三者 一部のデータが、信頼できる第三者(例としてOpenAI)に渡ることがある
課金 成功した呼び出しだけが残高から引かれる
返金 返金に対応していない。少額から試すように、と書かれている
購読との関係 購読の会員とOpen APIは、別の仕組みで動く(質問文に Pro/Unlimited の記載がある)。APIの利用には残高が要る
内容の制限 性的、暴力的など不適切な内容は対象外で、技術的な制限がある。回避しようとすると、アカウントが永久に停止される場合がある、と書かれている

外し方

うまくいかないときの確認点

症状 見る場所 根拠
呼び出しが通らない 残高がプラスか。クイックスタートに「APIを使うには残高がプラス」とある 公式の記載
残高が減らない 失敗した呼び出しは、残高から引かれない 公式の記載(FAQ)
支払い方法を結べない、残高を足せない サポートに連絡する 公式の記載(FAQ、リンク先は取得できず)
認証のエラー ヘッダーが Authorization: Bearer <キー> の形か。キーの前後の空白や引用符がないか ヘッダーの形は公式の記載。空白などの確認は、この記事の確認点
接続先のエラー ベースURLが https://openapi.monica.im/v1 で、パスが /chat/completions か URLは公式の記載。確認は、この記事の確認点
モデルが見つからない 「Models and pricing」にある名前か 公式の案内(この記事では未読)
画像つきの送信が通らない content が、文字と image_url の部品の配列の形か 公式の記載の形。それ以外の細部は未確認
上限に当たる 「Rate limits」のページと、ダッシュボードの値 公式の案内(この記事では未読)

つなぎ方2:Botsの Custom Skills(Monicaから自分のAPIを呼ぶ)

何ができるか

手順:スキルを作ってボットに足す

ヘルプ「Custom Skills」と「Bots の Introduction」の順序です。

  1. ボットの作成の画面で、「Add Skill」を押し、「+ Create」を押します。ボットの作り方(「+ Create Bot」など)は、06の場面11を参照してください。
  2. 名前と説明を入れます。
  3. 必要なら、Authを設定します。公式の記載では、現在は API Key だけが使え、「Auth Type」で、Headerを変えられます。既定のヘッダー名や、ほかの置き場所があるかは、ページに書かれていません。
  4. 「Schema」の欄に、OpenAPI形式のJSONを入れます。公式は、「Skill Schema Generator」(monica.im/home/chat/skill-schema-generator/…)というページと、OpenAPIの標準(openapis.org)を参考に挙げています。
  5. 「Create」を押します。
  6. 「My Skill」のページで、作ったスキルを足します。
  7. 「Test」を押して試します。思いどおりでなければ「Edit」で直します。
  8. 別のボットで使うときは、そのボットの編集ページで足します。

設定例について

渡るデータ

外し方

うまくいかないときの確認点

症状 見る場所 根拠
ボットがスキルを呼ばない スキルの説明が、何をするかを正確に書いているか 公式の記載
動作が期待と違う 「Test」で試し、「Edit」で直す 公式の記載
認証が通らない AuthでAPI Keyを選び、Headerの名前を、呼び出し先の仕様に合わせているか Authの項目は公式の記載。名前の合わせ方は、この記事の確認点
スキーマが受け付けられない OpenAPIのJSONの形か。Skill Schema Generatorで作った形と見比べる 公式の案内
画面に項目がない 画面の表記は変わる。公式で、いまの画面の説明を確認する 一般的な注意

つなぎ方3:メッセージアプリ(WhatsApp、Messenger、Line、Telegram)

手順

ヘルプ「Chat on WhatsApp & More」の順序です。

  1. monica.im/im-integration(Multi-Platform Chat binding page)を開きます。ヘルプの「Start Multi-Platform Chat Now」も同じページに進みます。
  2. WhatsApp、Messenger、Line、Telegramから、使うプラットフォームを選びます。
  3. そのチャットアプリをスマホで開き、画面のQRコードを読み取ります。

書かれていないこと

確認点

症状 見る場所
QRコードが出ない 連携のページの本文が空だった(この記事の取得結果)。公式の画面で確かめる。原因の説明は、公式の資料に見つからなかった
つながったか分からない 公式のヘルプには、確かめ方の記載がない
外したい 公式のヘルプに記載が見つからない。各メッセージアプリ側の設定を見る方法は、この記事の案で、公式の手順ではない

つなぎ方4:Gmail・Outlook・YouTube・SNS・検索エンジン(拡張の連携)

ヘルプ「Multi-Platform Integration」の記載です。設定の手順はありません。拡張を入れると、次の場面で機能が加わる、という説明のページです。各セクションの案内は、拡張のストアのページへのリンクです。

サイト 公式が書く内容
Gmail・Outlook メールを開くと要点をまとめる。タスクと重要な日付を見つける。状況に合った返信を作る。テンプレート、多言語の作成と翻訳
YouTube 動画の要約と時間つきの目次(字幕のない動画も)。内容への質問、用語の説明、関連動画の提案
Twitter、Facebook、LinkedIn、Reddit 投稿の作成、コメントの感情の分析と返信の案、KOLとの協力の提案、ハッシュタグとトレンド、競合の動き
Google検索 結果の要約と要点の抽出、広告と無関係な内容の除去、情報の比較、関連の検索、ワンクリックの保存

つなぎ方5:Monica Code(VS Code、JetBrains)

公式ページ(monica.im/en/code)の記載です。

つなぎ方6:Monicaの中で、複数のAIを見比べる

別のツールとつなぐのではなく、Monica内で複数のモデルの答えを並べる機能です。06の場面12にも、同じ手順を書きました。

  1. monica.im で会話を始め、返答が終わるのを待ちます。
  2. 「Get answers from other models」を押します。
  3. 比べるモデルを選ぶか、全部を選びます。
  4. モデルごとの返答を見比べます。
  5. ボタンが見えないときは、「Settings > General > Chat」でオンにします。

  6. ヘルプの例のモデルは、Claude 3.5 Sonnet、GPT-4o、Gemini 1.5 Pro、Llama 3.1 405B、Grok Betaの5つで、古い名前を含む可能性があります。

  7. 翻訳には、ウェブ版の翻訳のページで、Google Translate、Microsoft Translate、GPT-4o、Claude 3.5、Gemini 1.5の結果を比べる機能があります(ヘルプ「Translate」)。
  8. 渡るデータは、選んだモデルの提供会社です。どの会社に何が渡るかは、01・04を参照してください。

つなぎ方7:MCP、公式SDK、CLI、メール連携

渡るデータの行き先(まとめ)

つなぎ方 データの流れ 公式の記載
公式API Monicaと、一部は信頼できる第三者(OpenAIなど)。30日で削除、学習には使わない あり(APIのFAQ)
Custom Skills Monicaと、あなたが指定したAPIの受け手 送る内容も注意書きも見つからない
メッセージアプリ連携 Monicaと、メッセージアプリの運営会社(見立て) データの説明は見つからない
拡張の連携(メール、SNS、検索) Monica。メールなどの内容の行き先は見つからない 拡張のストアに開発元の開示のみ
Monica Code Monica 送ったコードの扱いは見つからない
モデルの比較 Monicaと、選んだモデルの提供会社 01・04の規約の記載を参照

この記事の案:つなぎ方の組み合わせ

ここから、この記事の案です。公式が示した組み合わせではなく、動作は確かめていません。

気をつけること

公式の資料では確認できていない点

出典