3行でいうと
- 基本の流れは、ウェブの「Create」ページの「Imagine bar」にプロンプトを入れると、4枚の画像が作られる、です。公式は「短くて簡単なプロンプトが、たいていいちばん良い絵になる」と案内しています。
- 絵を整えるツールは大きく4つ。パラメータ(縦横比、変化の大きさなど)、参考画像(画像プロンプト、スタイル参照、Edit Model)、好みの学習(Personalization、ムードボード)、手直し(エディター)です。
- 動画も作れます。公式の説明書では、動画は最初5秒で、延長は1回4秒ずつ、最大4回まで、合計21秒までです。
- 公式の更新情報では、2026年6月11日にV8.1が標準のモデルになり、7月24日にV8.2が公開されました。参照画像を使う機能は、V8.Xでは「Edit Model」に置き換わる、と公式が書いています。
- ウェブだけにある機能(エディター、ムードボード、会話モード、プロファイルの作成)と、Discordでも使える機能は、公式の表で分けられています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、画像や動画を生成して確かめたものではありません。画面名やパラメータは公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。
先に結論
- まず1枚作るだけなら、プロンプトを1行入れるだけ。 公式の「Getting Started Guide」は、Createページで入力して、Enterキーか送信ボタンを押す手順を案内しています。
- 「足す」より「絞る」。 公式の「Prompt Basics」は、長い箇条書きや手順の指示は、かえって混乱のもと、という趣旨を書いています。
- 参考画像は目的で使い分ける。 内容の見本(Image Prompt)、雰囲気の見本(Style Reference)、人物や物を保つ(V7ではOmni Reference、V8.XではEdit Model)、と公式のページが分かれています。
- 数値の「ふつう」は公式の表示で確かめる。 変化の大きさ、奇抜さ、画風の強さなどには、それぞれ数値の範囲と標準値が公式のページに書かれています。
- 作った量が増えたら、整理の機能を使う。 フォルダ、検索、保存した検索、一括ダウンロードがウェブにあります。
前提:用語をそろえる
- Imagine bar:ウェブのCreateページの上部にある、プロンプトの入力欄です。
- グリッド(4枚組):1回のプロンプトで返ってくる4枚の画像です。ウェブでは、はじめから1枚ずつに分かれている、と公式は書いています(Discordでは「U1〜U4」のボタンで1枚に分けます)。
- バージョン(--v):画像モデルの世代です。最近は V7、V8.1、V8.2 が公式の資料に出てきます。
- スタイル(Style):色、質感、光、描き方などの「見た目の雰囲気」です。
- シード(seed):生成の乱数の元になる数字で、公式は「テストや実験に使う」と書いています。
たとえ話:頼んだ絵を、少しずつ手直ししてもらう画家
プロンプトは、画家への「こんな絵を描いて」という注文です。短い注文のほうが、画家が自由に描くので意外な絵が出る、長い注文は細かく指定できるぶん窮屈になる、というのが公式の説明のイメージです。参考画像は「この絵のような雰囲気で」と見せる見本、エディターは「ここだけ描き直して」と指でさす作業にあたります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
場面ごとの使い方と、公式の根拠
| 場面 | できること | 公式のどこに書かれているか |
|---|---|---|
| ① まず1枚作る | プロンプトを入力して4枚を作る | Getting Started Guide |
| ② 思いどおりに書く | 主題、素材、場所、光、色、雰囲気、構図を書く | Prompt Basics |
| ③ 形と雰囲気を調整する | 縦横比、変化の大きさ、奇抜さなど | Parameter List、Aspect Ratio、Chaos / Variety、Weird |
| ④ 参考画像から作る | 内容や画風を見本にする | Image Prompts、Style Reference、Omni Reference、Edit Model |
| ⑤ 自分の好みを学習させる | 好きな画像を選んで、自分用の画風を作る | Personalization、Moodboards、Complete Tasks |
| ⑥ 一部を直す | 範囲を選んで描き直す、画面を広げる | Editor、Edit Model |
| ⑦ 動画にする | 画像を動かす、延長する | Video |
| ⑧ 速く試す、会話で頼む | 下書きモード、会話モード | Draft & Conversational Modes |
| ⑨ 画像から言葉を得る | 画像を説明するプロンプト案を作る | Describe |
| ⑩ たくさん作って整理する | フォルダ、検索、一括ダウンロード | Organizing Your Creations、Using Folders |
①まず1枚作る
ウェブの「Create」ページの「Imagine bar」に文章を入れて、Enterキーを押します。公式は、4枚の画像が作られ、進み具合が100%になれば最初の一組は完成、と案内しています。作った画像は、Createページに残り、あとで見直せます。Discordでは、公式サーバーの初心者向けの部屋で /imagine と入力します。
②思いどおりに書く
公式の「Prompt Basics」の要点は次のとおりです。
- 短くて簡単なプロンプトが、たいてい良い画像になる。1語や絵文字でも動く。
- 短いと変化が出やすく、長いと指定の自由度は上がるが、手順書のようになると混乱のもと。
- 言いたいことは「見たいもの」で書く。「〜は要らない」と書くと、かえって出ることがある。除くときは --no を使う。
- 決めておくとよい項目として、主題(誰・何)、素材(写真、絵画、彫刻など)、環境(場所)、光、色、雰囲気、構図(アップ、俯瞰など)が挙げられている。
- 数は「猫たち」ではなく「3匹の猫」のように、具体的に書く。
公式が挙げる悪い例と良い例は、「色や様式をたくさん並べた長い文」より「鮮やかなオレンジのカリフォルニアポピーの色鉛筆画」のような、焦点の絞られた文です。
③形と雰囲気を調整する(パラメータ)
パラメータは、プロンプトの後ろに付けます。公式は「必ずプロンプト本文のあとに」と書き、ダッシュと名前の間に空白は入れない、とも書いています。
| パラメータ | 役割 | 公式の資料に書かれた値 |
|---|---|---|
--ar(--aspect) |
縦横比 | 例 --ar 2:3。標準は正方形の1:1。小数は使えず、整数の比で書く |
--chaos(--c) |
4枚の違いの大きさ。ウェブでは「Variety」 | 0〜100、標準は0 |
--weird(--w) |
奇抜さ | 0〜3000、標準は0 |
--stylize(--s) |
画風の強さ | Discordの設定には Low(50)、Med(100、標準)、High(250)、Very High(750)がある。ムードボードのページでは0〜1000、標準100と書かれている |
--no |
入れたくないもの | 例の指定のみ。値の範囲は読んだ範囲では確認できていない |
--seed |
乱数の元 | テストや実験に使う、と書かれている |
--stop |
途中で打ち切る | 柔らかい見た目になる、と書かれている |
--tile |
つなぎ目のない模様 | Edit Modelとは併用できない、とEdit Modelのページに書かれている |
--raw(--style raw) |
公式の「飾り」を減らす | プロンプトの影響が強くなる、と書かれている |
--repeat(--r) |
同じプロンプトを繰り返す | 一度に回せる数はプランで上限が違う(04) |
--v |
モデルのバージョン | 設定画面でも標準を選べる |
ウェブでは、Imagine barの横の設定ボタンから、縦横比、モデル、Aesthetics(Stylization、Weirdness、Variety)、More Options(GPU速度、Stealth Mode、動画の画質、動画のバッチ数)を設定できます(公式の「Creating on Web」)。パラメータの値の範囲は、バージョンによって違うことがあるので、公式の「Parameter List」で確かめてください。このページは、構文の一覧で、バージョンごとの対応は書かれていませんでした。
④参考画像から作る
- Image Prompts。 参考画像を内容や構図、色の手がかりにします。画像1枚と文章の組み合わせ、複数画像だけ(混ぜ合わせ)、複数画像と文章、の3つの使い方があります。画像の強さは
--iwで決め、バージョンごとに範囲が違います(V6は0〜3、標準1)。 - Style Reference(
--sref)。 画像の中の人物や物ではなく、色、質感、光といった「雰囲気」だけを見本にします。強さは--swで、0〜1000、標準100です。Midjourneyの内部の「スタイルコード」を指定する方法もあります。Exploreページの「Styles」タブにある「Style Explorer」で、コードを見たり試したりできます。 - Omni Reference(
--oref)。 人物、物、乗り物、生き物を、参考画像からそのまま絵に持ち込む機能です。公式のページはV7でのみ使えると書き、V8.XではEdit Modelをすすめています。 - Edit Model。 公式は、V8.1とV8.2で使えると書いています。文章での指示で画像を変える、最大4枚の参考画像から新しい画像を作る、エディターで一部を直す、の3つの使い方です。公式は、この機能が「Omni ReferenceとCharacter Referenceの置き換え」と書いています。公式のEdit Modelのページには、いまは
--tileと、Remixとは併用できず、縦横比は最初に入れた画像に合わせられる(変えるなら--ar)、と書かれています。ウェブではImagine bar、Creation ActionsのQuick Edit、エディターから、Discordでは--editに画像のURLを続けて使います。公式の更新情報(2026年8月27日付)には、V8.2の最初の編集モデルを公開テストする、という趣旨の投稿があります。 - Character Reference(
--cref)。 公式の「Legacy Features」は、V6系で使えて、V7ではOmni Referenceに、V8.XではEdit Modelに置き換わった、と書いています。
アップロードできる画像は、公式の「Creating on Web」で1枚10MBまで、と書かれています(ファイル形式は、公式の資料では確認できていません)。自分で用意した画像には、自分に権利があることが必要、と公式は繰り返し書いています。
⑤自分の好みを学習させる
- Personalization。 好きな画像を選んで、自分の好みを覚えさせます。公式の説明書では、昔の「画像の組を評価する方式」はなくなり、グリッドから好きな画像を選ぶ方式になった、と書かれています。使うときは、プロンプトの最後に
--pを付けます。まず「Global V7 Profile」を解放する、とも書かれています(必要な枚数は読んだ範囲では確認できていません)。 - Moodboards。 好きな画像を集めて、自分の画風を作ります。ウェブの「Moodboards」ページで「New Moodboard」から作り、画像のアップロード、URL、ギャラリーの画像から追加できます。使うときは
--pに、ムードボードのIDを付けます。 - Tasks。 画像の好みを選ぶ、アンケートに答える、などのページです。公式は、評価ではその日の上位2,000人に追加のFast時間1時間(保証なし)、アンケートでは追加のFast時間(量は不記載)がもらえる、と書いています。有効な購読が必要で、もらった時間は30日で失効します。
⑥一部を直す(エディター)
ウェブの「Edit」ページで、アップロードした画像も、作った画像も直せます。公式の「Editor」ページは、次のツールを挙げています。 - Paint:消す範囲を塗って、描き直させる。 - Smart Select:対象を点で選ぶ。 - Vary Region:選んだ部分だけを描き直す。 - Pan、Zoom Out:画面の外側へ広げる。 - Retexture:全体を、別の質感や画風に変える(V8.XではEdit Modelに入っている)。 - Layers:複数の画像を重ねる。
V8.Xでの編集は、CreateとOrganizeに残り、Stealth Modeがオフなら公開されうる、と公式は書いています。
⑦動画にする
- 公式の「Video」ページは、画像を開いて「Animate Manually」か「Auto」を選ぶ手順を案内しています。自分の画像は、Imagine barの画像アイコンから、Animateの欄へドラッグします。
- 長さは最初5秒。延長は1回4秒で最大4回、合計21秒までです。
- 画質は標準でSD(480p)。Standard以上のプランでHD(720p)を選べます(Settings panelのMore Optionsで設定。HDはFast Modeのみ)。Relax Modeで作れるのは、ProとMegaのSD動画です。
- 動きの大きさは
--motion low(標準)か--motion highです。高いほうは大きな動きになるが、不自然になりうる、と書かれています。
⑧速く試す、会話で頼む
公式の「Draft & Conversational Modes」には、次のように書かれています。 - Draft mode。 速くて、GPU時間が少なくて済む試作用。V8.1とV8.2では、1回で24枚が512×512ピクセルで作られ、0.4分のGPU時間を使う、と書かれています。V8.1/8.2のDraftはウェブだけです。 - Conversational mode。 ふつうの言葉で伝えると、AIがプロンプトを書いてくれる。マイクで声で伝えることもでき、声はDraft modeが必要です。
⑨画像から言葉を得る(Describe)
画像を入れると、その画像を言葉で表すプロンプト案が4つ返ります。同じ画像で何度も実行すると、毎回違う案が返ります。公式は、元の画像をそのまま再現するものではなく、プロンプトを考える手がかりにするもの、と書いています。
⑩たくさん作って整理する
ウェブの「Organize」ページには、検索(プロンプトの言葉、パラメータ、参考画像、プロファイルなど)、日付で飛べるタイムライン、フォルダ、フォルダの中で直接生成する機能があります。条件を保存する「Saved Searches」(以前は「Smart Folders」)、検索結果やフォルダの一括ダウンロードも、公式が書いています。
ウェブとDiscordの違い
公式の「Transitioning to Web」の記述と、「Web vs Discord」のページをもとにまとめます(前者に一覧表の形はなく、文章から僕らが表に整理しました)。
| 機能 | Discord | ウェブ |
|---|---|---|
| 1枚への分離(U1〜U4)とグリッドの掃除 | 手作業 | 不要(はじめから分かれている) |
| オプションセット | Discordで作る(ウェブのプロンプトでも使える) | 使える |
| Personalizationのプロファイルの作成・変更 | できない | できる(ウェブだけ) |
| ムードボード | なし | ウェブだけ |
| エディター(Remix、Vary Region、Retexture など) | なし | ウェブだけ |
| 会話モード | なし | ウェブだけ |
| フォルダ、検索、一括ダウンロード | 読んだ範囲では記載なし | あり |
僕らの見立て(事実とは分けています)
- 初心者は、①短いプロンプト、②縦横比(
--ar)、③Style Referenceか好きな画像、の3つから入ると迷いにくそう、というのは僕らの見立てです。公式の「Getting Started Guide」の順番も、プロンプト、パーソナライズ、手直しの順に紹介しています。 - 数値パラメータは、まず標準値で作り、ひとつずつ変えて比べるのが分かりやすいはず、というのも見立てです。公式の資料に、そう書かれているわけではありません。
気をつけること
- 機能は変わります。 公式の更新情報は、2026年10月8日付で、Alpha版のウェブ(alpha.midjourney.com)での「Thinking Mode」のテストを載せています。これはAlphaの試験で、全員向けではない、と書かれています。正式な機能と区別してください。
- 名称の古い情報に注意。 公式の「Legacy Features」は、
/tuneのStyle Tunerが使えなくなったこと、ウェブ上の「Rooms」が2026年2月26日に終了したことなどを書いています。古い解説のコマンドは、今は使えないことがあります。 - GPU時間の消費は機能で違う。 例えば動画は、画像より多くのGPU時間を使います(04)。
- 公開設定を確認。 参考にした画像や作った画像は、公開されうる設定が既定です(01、04)。
- 権利と安全。 自分以外の人の画像や顔を使う編集には、権利と同意が必要です。公式は、人物を悪用する加工やディープフェイクは禁止、と書いています。
- 読めなかったページ(バージョンの一覧ページなど)があります。読めていない所は、公式のページで確認してください。
出典
- Getting Started Guide(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Prompt Basics(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Parameter List(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Aspect Ratio(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Chaos / Variety(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Weird(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Creation Settings in Discord(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Creating on Web(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Image Prompts(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Style Reference(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Omni Reference(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Edit Model(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Editor(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Personalization(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Moodboards(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Complete Tasks(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Video(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Draft & Conversational Modes(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Describe(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Organizing Your Creations(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Using Folders(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Transitioning to Web(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Website Overview(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- Legacy Features(Midjourney Docs、確認日 2026-10-23)
- V8.1 is now the default model on Midjourney!(Midjourney Updates、2026-06-11、確認日 2026-10-23)
- Version 8.2(Midjourney Updates、2026-07-24、確認日 2026-10-23)
- Edit Model for V8(Midjourney Updates、2026-08-27、確認日 2026-10-23)
- Testing Thinking Mode(Midjourney Updates、2026-10-08、確認日 2026-10-23)