3行でいうと
- 文字起こしの結果は「アプリの中」(履歴)に保存されると公式のヘルプにあります。ディスク上の保存場所、バックアップや同期の方法は、読んだ範囲では書かれていませんでした。
- 直接ダウンロード版は1回払いのライセンス(確認日の表示は1ライセンス64ユーロ、更新は生涯分と表示)です。Mac App Store版は、ヘルプによると週・月・年の購読で(App Storeの表示には「Pro Lifetime」もあり、食い違いあり)、ライセンスキーは使えません。
- 1つのライセンスを使える端末は「3台の目安(soft limit)」と公式のヘルプにあります。移すときは、古いMacで「remove license」を使います。
- 返金のルールは、公式サイトのFAQに題名があるだけで、中身は取得できませんでした。購入前に公式で確認してください。
- やめるとき、書き出しは字幕や文書の各形式でできます。アプリの削除、データの消去、App Storeの購読の止め方は、読んだ範囲では公式の資料に見つかりませんでした。
この記事は公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。価格は、公式の表示のままで、変わることがあります。ヘルプは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず、「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。投資や法律の助言ではありません。
先に結論
- まず見るのは3か所。 ①どの版を買ったか(直接ダウンロードか、App Storeか)、②文字起こしの結果が保存される場所、③クラウドやAIを使ったか。やめるときの手順は、この3つで変わります。
- 買い切りと購読は、別の仕組み。 直接ダウンロード版は、公式サイトによると1回払いで更新が付きます。App Store版は、アプリ内課金の購読です。ライセンスキーは相互に使えません。
- 見立て(公式の推奨ではありません)。 大事な文字起こしは、アプリの中だけに置かず、
.txt.srt.docxなどで書き出して、自分のバックアップに入れておくと、やめるときに困りにくいと思います。
前提:用語をそろえる
- ライセンス(キー):直接ダウンロード版のProを有効にするための文字列。Gumroadで購入します。
- 買い切り(1回払い):1回の支払いで使い続けられる形。
- 購読(サブスクリプション):週・月・年などで繰り返し払う形。
- ソフトリミット:厳密に止めるわけではないが、目安とする上限。
- MDM:会社が、社員のMacの設定をまとめて管理する仕組み。
- 履歴(History):MacWhisperの中に残る、文字起こしの一覧。
データはどこに保存されるか
| 対象 | 公式の資料に書かれていること | 確かさ |
|---|---|---|
| 文字起こしの結果 | 公式のヘルプでは、会議の録音は「MacWhisperの中に保存され、Recordingsのタブからアクセスできる」とあります。別の箇所では、終わった録音は履歴のサイドバーに入る、とも書かれていて、表記が揺れています | 書かれている(場所の名前は揺れ) |
| ディスク上の保存場所 | 読んだ範囲では見つからなかった | 確認できず |
| 動画つきの保存 | 法人向けの設定の項目に「saving video to .whisper files」(動画を .whisper のファイルに保存)があります。ふだんの使い方の説明は、読んだ範囲では見つからなかった |
項目名のみ |
| コマンドラインの文字起こし | 既定は一時的で、--persist を付けると履歴に保存 |
書かれている |
| 外部連携の認証情報 | macOSのキーチェーンに保存される | 書かれている |
| AIのAPIキーの保存場所 | 読んだ範囲では書かれていなかった | 確認できず |
| 同期・バックアップ | Mac版は、読んだ範囲では書かれていなかった。iPhone版のヘルプにも、Macとの同期についての記述は見つからなかった | 確認できず |
- 既定の文字起こしは端末の中で行われ、データは外に出ない、と公式のヘルプにあります。ただし、クラウド文字起こし、DeepLの翻訳、AIのプロンプトを使ったときは、外部に送られます(01、03)。
- Assistant(App Store版の購読)のクラウド文字起こしは、媒体のファイルを開発元のサーバーに送ります。公式は、機密データには使わないよう書いています。保存の期間や削除については、そのページには書かれていませんでした。
- プライバシーポリシー(2024年2月14日更新と表示)は、ライセンスの状態に結びついた匿名の分析のイベントを送ることがある、と書いています。法人向けの設定では、管理者が分析の許可を切り替えられ、既定はオンです。
- App Storeの表示(開発元が申告)では、「使用状況データ」が分析のために集められ、個人とは結びつかない、とあります。
プラン:何が無料で、何が有料か
公式サイト macwhisper.com の表示です(確認日2026年10月23日。ユーロ表示。変わることがあります)。
| プラン | 価格・条件の表示 |
|---|---|
| MacWhisper Free | 月0ユーロ。「Free forever」 |
| MacWhisper Pro | 1ライセンス64ユーロ。1回払い(「Pay Once」)。「lifetime updates」を含む、と表示 |
- 公式のヘルプ(MacWhisper & Whisper Transcription Difference)によると、直接ダウンロード版は、1回払いの買い切りのライセンスで、すべての機能が使えます。5、10、20、50ライセンスのまとめ買いがあり、さらに多い数は相談できる、とも書かれています。学生・ジャーナリスト・非営利団体は、希望すると25%引きです。
- ライセンスキーが使えるのは、直接ダウンロード版だけです。
- 無料とProの機能の境目は、公式サイトの機能の表からは確かに読み取れませんでした。個別のヘルプでは、ウォッチフォルダー、外部連携、コマンドラインの一部の形式、AI機能(自分のAPIキーつき)にProが要ると書かれています(02)。
- 利用規約(2024年3月14日更新と表示)の「Pro」の説明は、更新式の購読と1回払いの両方に触れていて、Tiny(英語のみ)、Medium、Largeの品質モードが開く、とあります。今の料金表示や機能と合っているかは、読んだ範囲では確かめきれていません。
Mac App Store版(Whisper Transcription)
- ヘルプによると、週・月・年の購読(アプリ内課金)です。任意の「Assistant」の購読もあります。ただしApp Storeの表示には「Pro Lifetime」という名前の項目もあり、Mac版に買い切りがあるのかは、読んだ範囲では確かめきれていません。
- App Storeの米国のページの表示(確認日2026年10月23日、米ドル)では、アプリは無料で、アプリ内課金として次の項目が並んでいました。Pro $6.99、Pro $8.99、Pro $29.99、Pro Lifetime $89.99、Pro Lifetime $99.99、Pro & Assistant $12.99、Assistant Weekly $5.99、Assistant Monthly $9.99、Assistant Yearly $89.99。どの項目がどの期間・機種向けかは、そのページの取得結果からは読み取れませんでした。
- App Storeでの購読の止め方・返金は、Appleの仕組みになります。MacWhisperの公式の資料には、読んだ範囲では書かれていませんでした。
iPhone・iPad版
- ヘルプによると、ローカルのモデルは無料で使えます。クラウド文字起こしとAIの要約は、任意の購読か、自分のAPIキーでの利用です。
- iOSには「Pro Unlock」はない、と書かれています。ただし、App Storeの表示には「Pro」「Pro Lifetime」という名前のアプリ内課金があり、資料同士で食い違って見えます。どちらが今の状態かは、確認できていません。
ライセンスの扱い(台数、移し替え、紛失)
公式ヘルプ「"Your license is disabled" error when activating」の内容です。
- 「ライセンスが無効です」というエラーは、多くの場合、キーがあまりに多くの端末で有効化されたときに出ます。
- 個人のライセンスは、自分の端末向けで、「soft limit of 3」(3台の目安)と書かれています。
- 新しいMacに移すときは、古いMacのアプリで、設定の「Pro」にある「Remove License」を使います(公式ヘルプの表記は settings > pro > remove license)。
- 2025年12月の更新として、ライセンスの転売(特にTaobaoなどの場)が報告されたため、規約の適用を厳しくした、と書かれています。乱用の兆候があると、自動で無効になることがあります。間違いだと思うときは、サポートに連絡します。
- ライセンスキーをなくしたときは、公式ヘルプ「I've lost my license key, now what?」に、次の順が書かれています。①メールの受信箱で、Gumroadからの購入メール(件名の例は「You've bought MacWhisper」)を探す。②見つからなければ、Gumroadのライブラリ(購入の一覧)で確かめる。③それでも無理なら、購入に使ったメールアドレスとおおよその購入日を添えて、サポートにメールする。このページにも返金の記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 公式のヘルプ(ライセンスの記事)には、返金について書かれていませんでした。FAQの題名に「Refund policy」があり、内容は確認できていません。
書き出し:やめるとき、データを持ち出せるか
- 字幕・文章の形式。 公式サイトによると、
.srt.vtt.txt.md.pdf.html.docxなどで書き出せます。サイトの一覧には「.dote」という綴りも載っています(「.docx」の誤記とみられますが、確かめきれていません)。 - 複数形式の同時書き出し。 バッチ処理では、複数の形式を同時に選べます。
- コマンドライン。
mw transcribeで、txtsrtvttjsoncsvmdhtmlavidの形式を標準出力やファイルに出せます。一部はProが必要です。--output-dirで、入力ごとにファイルを書き出し、既定では、既存のファイルを上書きしません。 - 外部連携。 ZapierなどのWebhookや、ObsidianのMarkdownファイルとして、文字起こしを外に送れます(03)。
- 元の音声ファイル。 読み込んだ元のファイルが、アプリの中にコピーされるのか、元の場所のままなのかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。
- 書き出しの形式のうち、Proが必要なもの、無料のものの全体の表は、公式サイトの表からは読み取れませんでした。
やめるとき
| やること | 公式の資料で分かった範囲 |
|---|---|
| ライセンスを外す(別のMacに移す) | 古いMacで「remove license」。ヘルプに記載 |
| コマンドラインのツールを消す | 設定の「Advanced」にある「Command-Line Tool」で「Uninstall」を押す。ヘルプに記載 |
| アプリの削除 | 読んだ範囲では書かれていなかった |
| 履歴・録音の削除 | 読んだ範囲では書かれていなかった(会議の録音を捨てる操作の有無も、確認できず) |
| App Store版の購読の停止 | MacWhisperの資料には書かれていなかった(Apple側の手続き) |
| 返金 | 公式サイトのFAQに題名「Refund policy」があるが、中身は取得できなかった。利用規約、ライセンスのヘルプ2本にも、返金の記載は読んだ範囲で見つからなかった |
| クラウドの提供元に送った音声の削除 | MacWhisperの資料には書かれていなかった。各提供元の規約と設定で確認 |
気をつけること
- 偽サイト。 公式サイトにある、なりすましサイトへの注意は、01に書いたとおりです。買うときは、公式サイトからGumroadかApp Storeへ進んでください。
- 会議の録音はベータ。 公式は、まれな問題やデータ消失を注意しています。大事な録音は、別の手段でも残すことが勧められています。
- 更新の止め方(法人向け)。 MDMの設定で、アプリの更新の確認そのものを止められます(Sparkleという更新の仕組みを使うと書かれています)。止めると、新しい版は管理者が配ります。
- 古い記述に注意。 利用規約(2024年3月)、プライバシーポリシー(2024年2月)、一部のヘルプは、現在の機能(クラウド文字起こし、連携、会議録音)より前の書き方かもしれません。迷ったら、サポートや最新の公式の表示で確認してください。
- 価格・条件は変わる。 為替の影響や、地域別の表示もありえます。購入前に、公式の料金の表示を見てください。
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
出典
- MacWhisper(公式サイト、料金・FAQの題名、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy - MacWhisper(公式サイト、2024年2月14日更新と表示、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service - MacWhisper(公式サイト、2024年3月14日更新と表示、確認日 2026-10-23)
- MacWhisper & Whisper Transcription Difference(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- "Your license is disabled" error when activating(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- Keeping Transcriptions Private(MacWhisper Support、2025年7月27日更新と表示、確認日 2026-10-23)
- Automatic Meetings Recordings with MacWhisper(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- Assistant(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- MacWhisper for iOS(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- MacWhisper Command-Line Tool(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- Integrating MacWhisper with other services(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- Deploying MacWhisper with MDM(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- How to use the Batch Transcription feature(MacWhisper Support、確認日 2026-10-23)
- Whisper Transcription - App Store(Apple、確認日 2026-10-23)