3行でいうと

  • 権利・商用利用: Flow Musicでは、Google AI PlusとProの特典の説明に「Commercial use rights」と書かれています。Geminiアプリのヘルプと紹介ページは、曲の所有や商用利用について、読んだ範囲では書いていません。Gemini APIの規約は「Googleは生成した内容の所有を主張しない。同じような内容を他の人に生成することがある」と説明しています。
  • 学習データ: 公式のブログは、Lyria 3系のモデルについて「YouTubeとGoogleが使う権利のある素材で学習した」という趣旨で書いています(Lyria 3.5 について同じ趣旨の文は、読んだ範囲では見つかりませんでした)。モデルカードは、文章の説明が付いた音声データで学習したと書くだけで、権利者との契約には触れていません。
  • アップロード音声: Flow Musicは自分の音声や録音を参照に使えます。保存と利用はプライバシー通知に書かれていますが、音声だけの扱いは、読んだ範囲では分けて書かれていません。
  • 声やアーティストの模倣: 公式は、アーティスト名を書くと「広い着想」として扱い、模倣はしないと説明しています。Gemini APIは、特定のアーティストの声の依頼をブロックすると書いています。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず、「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。この記事は法律の助言ではありません。 規約の解釈や、曲を仕事で使うかどうかの判断は、公式の規約の本文を読んだうえで、必要なら専門家に確認してください。訴訟や報道は扱わず、公式の声明に書かれたことだけを書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

4つの確認点

① 作った曲の権利と商用利用

入口 公式に書かれていること どこに書かれているか
Flow Music(有料) Google AI Plus(Starterプラン)とGoogle AI Pro(Plusプラン)の特典に「Commercial use rights」と載っている。詳しい条件の説明は、読んだ範囲では付いていない Google Oneヘルプ「Use Google AI Plus benefits」「Use Google AI Pro benefits」
Flow Music(提携ブログの一文) Googleは「Flow Musicで生成した元の内容の所有を主張しない」と書いている Googleのブログ(2026年5月6日付、Believeとの提携)
Flow Music(無料) 商用利用の可否は、読んだ範囲では見つからなかった。料金ページは商用利用に触れていない flowmusic.app の料金ページ
Flow Music(Ultra付属のMemberプラン) Google AI Ultraの特典ページは取得しておらず、読めていない 未確認
Geminiアプリ 所有や商用利用は、ヘルプにも紹介ページにも、読んだ範囲では見つからなかった。ダウンロードと共有は案内されている Gemini Appsヘルプ、gemini.google/overview/music-generation
Gemini API 「Googleは生成した内容の所有を主張しない」「同じ、または似た内容を他の人に生成することがある」「共有した相手を含めて、使い方の責任は利用者にある」 Gemini API追加利用規約(2026年3月23日発効)
Vertex AI 所有や商用利用は、読んだ範囲では確認できていない。2026年4月7日付のブログには、補償(indemnification)の記載はない、と読めた Google Cloudのブログ
Vids、Dream Track Vidsのヘルプには利用権の記載が見つからなかった。Dream Trackの音楽はダウンロードできず、ショートの中でリミックスできる Docsエディタのヘルプ、YouTubeヘルプ

Googleの利用規約(2026年7月30日発効)は、一般論として「あなたのコンテンツはあなたのものです」と書き、Googleに世界的・非独占・無償のライセンスを与える形(サービスの運営と改善、公開した内容の宣伝、新しい技術の開発)を説明しています。同じ規約は、AIが作った内容を、人が作ったかのように誤解させる使い方や、AIが作った内容でほかの機械学習モデルを作ることを禁止しています。これらが曲にどう当てはまるかは、読んだ範囲では読み解けていません。

また、Googleの「Generative AI Additional Terms of Service」は、2024年5月22日の主規約の更新で「もう適用されない」と書かれており、署名済みの契約が参照している場合のみ例外です。Flow Musicのflowmusic.app/termsは、取得時にGoogleの利用規約(policies.google.com/terms)へ転送されました。

② 学習データと権利者についての公式の説明

③ アップロードした音声・画像の扱い

④ 他人の声やアーティストを真似る機能への制限

プランと価格(公式の表示のまま)

Flow Music(flowmusic.app/pricing、2026年10月23日に読んだ表示。年払いの価格は表示が取れなかった)

プラン 表示価格(/ month) クレジット 同時生成 備考
Free 0ドル 毎日の追加クレジットのみ 2 コア機能すべて
Starter 6ドル 月3,000(約600曲)と毎日の追加 8 コア機能すべて。Google AI Plusに含まれる
Plus 18ドル 月10,000(約2,000曲)と毎日の追加 12 コア機能すべて。Google AI Proに含まれる
Member 48ドル 月30,000(約6,000曲)と毎日の追加 16 バッジ、イベント、早期アクセス。Google AI Ultraに含まれる

月払いと年払いの切り替えがあり、各有料プランに「Save 25%」とあります。公式のヘルプは、Google AIの特典のFlow Musicのクレジットは、Google AIのクレジットとは別、と書いています。比較表には、Lyriaモデル、Producer、ダウンロード(mp3、wav、m4a)、ステムのダウンロード、公開、画像・動画の生成などの項目がありますが、どのプランに何が含まれるかは、読んだ範囲では分かりません。

Geminiアプリ: 公式の限度のページは、音楽生成を、プランなし、Google AI Plus、Pro、Ultraで使える機能に挙げています。使える量は、Plusが2倍、Proが4倍、Ultraが5倍または20倍(Proとの比較)とあります。音楽の具体的な本数や、Google AIの月額は、読んだ範囲では確認できていません。

Vertex AI(Google Cloudの料金ページの表示、確認日10月23日):

モデル 内容 価格
Lyria 3 Pro 曲全体の生成 0.08ドル/1件(曲)
Lyria 3 30秒のクリップ 0.04ドル/1件
Lyria 2 音楽生成 0.06ドル/1件

この表にLyria 3.5は載っていませんでした。

Gemini API: Lyria 3.5とLyria 3 Clipの料金は、料金ページの該当部分を取得できず、読んだ範囲では確認できていません。AI Studioの音楽ワークスペースは、有料のAPIキーが必要と公式のブログにあります。

データの保存と同期

やめるとき

気をつけること

出典