3行でいうと
- Kimi Code CLIは、MCPクライアントです。MCPサーバーは
mcp.jsonのmcpServersに書くか、/mcp-configで足します。置き場所は、ユーザー全体の~/.kimi-code/mcp.jsonと、プロジェクトの.kimi-code/mcp.jsonの2つで、同じ名前ならプロジェクトが優先されます。 - プロジェクト側の
mcp.jsonのstdio(ローカルのコマンド)の記述は、セッションの開始時に、手元のコマンドを実行します。公式は、信頼できるリポジトリでだけ有効にするよう書いています。 - IDEからは
kimi acpで呼びます。公式の設定例があるのは、Zed、JetBrains、Paseoです。VS Codeの拡張は別の仕組みで、Cursorの手順は読んだ範囲に見つかりませんでした。 - スキルは
SKILL.mdを含むフォルダ、プラグインはkimi.plugin.jsonを持つフォルダかzipです。プラグインのMCPサーバーは再読み込みか新しいセッションのあとに起動し、フックはイベントが起きたときだけ動く、と公式にあります。 - ブラウザ拡張(旧WebBridge)は、ChromeとEdge用です。公式の製品ページは、操作は手元で行われ、ログイン状態とページの内容は端末から出ない、と運営側の説明として書いています。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は公式の手順を順に並べたものです。設定の例は、公式ページに載る内容をもとにしていますが、公式のページは取得ツールの要約を経由して読んでいます。設定ファイルに貼る前に、公式ページの原文と見比べてください。「この記事の案」「この記事で組んだ例」と書いたものは、公式の記載に合わせて組んだもので、動作は確かめていません。画面や設定の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。
先に結論
- 向きを分けて考える。 前半(A〜G)は「Kimi Code → 外のツール」、後半(H1、H2)は「他社のツール → Kimi」です。
- 外のツールを足すときは、「何を実行するか」を先に見る。 プロジェクトの
mcp.jsonのstdioの記述は、セッションの開始時に手元のコマンドを実行する、と公式にあります。プラグインのMCPとフックが何を動かすかは、プラグインのページからは読み取れる範囲が限られるので、中身を読んでから有効にしてください(これは僕らの見立てです)。
前提:用語をそろえる
- MCP(Model Context Protocol):AIに外のツールをつなぐ共通の決まりです。Kimi Code CLIはMCPのクライアントとして、外のMCPサーバーのツールを、内蔵のツールと同じように呼びます。通信の方式は、stdio(CLIがサーバーを子プロセスとして起動)、HTTP(動いている窓口に接続)、SSE(古い方式)です。
- ACP(Agent Client Protocol):IDEからコーディング用のAIを呼ぶ共通の決まりです。IDEが
kimi acpを子プロセスとして起動します。 - スキル/プラグイン:スキルは作業の手順をまとめたMarkdownのファイル、プラグインはスキル、MCP、フックなどをまとめた部品です。
- OAuth/フロントマター:OAuthはブラウザで本人確認して権限を渡す仕組み、フロントマターはMarkdownの先頭にある
---で囲んだ設定欄です。
A. MCPサーバーをKimi Codeにつなぐ
公式のKimi Code CLIの「Model Context Protocol」のページの内容です。デスクトップ版も、同じ mcp.json を使い、新しいセッションが変更を拾う、と公式のDesktopのページにあります。
設定ファイルの書き方(公式のページの例の内容)
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/tmp"]
},
"linear": {
"url": "https://mcp.linear.app/mcp"
},
"legacy-events": {
"transport": "sse",
"url": "https://mcp.example.com/sse"
}
}
}
commandのある項目はstdio、urlがあってtransportがない項目はHTTP、古いSSEのサーバーは"transport": "sse"を明示します。- 公式は、新しいサーバーにはHTTPを「preferred」と書いています(公式が書く言い方)。
- 例の
linearのURLは、公式のページに載る例で、このURLのサービスを使うよう勧めるものではありません。
置き場所
| 範囲 | ファイル | 効く範囲 |
|---|---|---|
| ユーザー | ~/.kimi-code/mcp.json($KIMI_CODE_HOME/mcp.json でも) |
すべてのプロジェクト |
| プロジェクト | 作業ディレクトリの .kimi-code/mcp.json |
そのリポジトリだけ |
名前が重なるときは、プロジェクトが優先されます。
主な任意の項目(公式の表)
| 項目 | 対象 | 役割 |
|---|---|---|
env |
stdio | 子プロセスの環境変数 |
cwd |
stdio | 子プロセスの作業ディレクトリ |
headers |
HTTP、SSE | 毎回送る固定のヘッダ |
bearerTokenEnvVar |
HTTP、SSE | ベアラートークンを入れた環境変数の名前 |
enabled |
すべて | false で無効にする |
enabledTools/disabledTools |
すべて | 使うツールの許可リスト/禁止リスト |
startupTimeoutMs/toolTimeoutMs |
すべて | 接続と1回の呼び出しの時間切れ(接続の既定は30000) |
手順1:ファイルを書いて足す
- 上のユーザーかプロジェクトの
mcp.jsonを、エディタで作ります。 mcpServersに、サーバーの名前と、command/argsかurlを書きます。トークンは、ファイルに直接書かず、bearerTokenEnvVarで環境変数の名前を指す形を、公式の項目として使えます。- 新しいセッションを始めます。途中で足したサーバーは、あとから作ったセッションにだけ入ります。
/mcpで、接続の状態を確かめます。
手順2:画面で足す
- セッションの中で
/mcp-configを打ちます。TUIの画面で、サーバーの追加、編集、削除ができます。 - OAuthが要るサービスは、
/mcp-config login <サーバー名>を打ち、ブラウザで認可します。固定のトークンは、headersかbearerTokenEnvVarで渡します。 kimi mcp addのようなCLIのサブコマンドは、公式のページに載っていません。
信頼の確認
- 信頼していないフォルダで始めると、プロジェクトのMCPサーバーが、通信の方式と起動先(コマンドと引数、またはURL)の一覧で、ワークスペースの信頼の確認に出ます。既定の選択肢は「Trust this folder」です。信頼すると、そのフォルダのプロジェクトのサーバーが有効になります。
- 公式は、プロジェクトの
.kimi-code/mcp.jsonのstdioの記述は、セッション開始時に、ローカルのコマンドを実行するので、信頼できるリポジトリでだけ有効にするよう書いています。 - 画面なしの実行(CIの
kimi -pなど)は、確認を出せないので、すでに信頼したフォルダでなければ、プロジェクトのサーバーは無効のままです。KIMI_CODE_TRUST_WORKSPACE=1で、そのプロセスだけ信頼できる、と書かれています。確認をなくす設定なので、使う前に、フォルダの中身を確かめてください。
呼び出しの権限(公式の記載)
- ツールの名前は
mcp__<サーバー>__<ツール>の形です(例:mcp__github__create_issue)。 - 許可の規則は
*と**のワイルドカードに対応し、ツールの引数は照合に入りません。規則に当たらない呼び出しは、承認の要求になります。「Approve for this session」は、そのセッションの間、同じような呼び出しを許します。 - 公式のページの規則の例の内容は次のとおりです。
```toml [[permission.rules]] decision = "allow" pattern = "mcp__github__*"
[[permission.rules]] decision = "deny" pattern = "mcp__filesystem__write_file" ```
- 公式は、信頼するサーバーにだけ接続し、承認の要求で、ツールの名前と引数を確かめるよう書いています。危険度の高いツールは手動の承認を残し、何でも許す
mcp__*は避ける、ともあります。「Ask When Needed」モードはMCPの呼び出しを自動で承認するので、完全に信頼するサーバーだけで使う、と書かれています。
渡るデータ
ツールの結果(テキスト、structuredContent、添付)が、エージェントに渡ります。大きな添付や埋め込みのメディアは、セッションの保存場所に置かれ、kimi-file:// のパスで参照されます。リソースのリンクは自動ではダウンロードされません。外のサーバーに何が送られるかは、ツールの呼び出しとその引数以外は、公式のページに十分には書かれていません。
外し方
/mcp-configで削除するか、mcp.jsonから消します。- 削除したサーバーは、
/mcpに「removed」と残り、ツールは見えたままで、呼び出すと削除の通知で失敗します。新しいセッションには登録されません。 - 一時的にやめるなら
"enabled": false、ツールを絞るならdisabledToolsを使えます。 - OAuthで渡した権限を、サービス側で取り消す方法は、読んだページには書かれていませんでした。
B. IDEから使う(ACP)
前提は、Kimi Code CLIを入れて、一度ターミナルで /login を済ませておくことです。ACPのサーバーは、そのログインの状態を使います。macOSでは、IDEのアプリが、シェルのPATHを引き継がないことが多く、kimi が標準の場所(/usr/local/bin など)になければ、絶対パスを書きます(which kimi で調べます)。
Zed
~/.config/zed/settings.jsonに、公式のページの例の内容を足します。
json
{
"agent_servers": {
"Kimi Code CLI": {
"type": "custom",
"command": "kimi",
"args": ["acp"],
"env": {}
}
}
}
kimiがPATHにないときは、commandをフルパスにします。envは空のままにします(Zedが標準の環境を入れる、とあります)。- 保存して、Agentパネルで新しい会話を開き、
Kimi Code CLIのサーバーを選びます。
agent_servers に宣言したMCPサーバーは、ACPでKimiに渡されます。
JetBrains系のIDE
- JetBrainsのAIの契約がない場合は、レジストリの
llm.enable.mock.responseを有効にすると、ACPだけのためにAIチャットのパネルに入れる、と公式にあります(Shiftを2回押して「Registry」を検索)。 - AIチャットのパネルのメニューで「Configure ACP agents」を選び、公式の例の内容を足します。
commandは絶対パスで書きます(JetBrainsは厳しい、とあります)。
json
{
"agent_servers": {
"Kimi Code CLI": {
"command": "~/.local/bin/kimi",
"args": ["acp"],
"env": {}
}
}
}
- 保存後、AIチャットのエージェント選択から
Kimi Code CLIを選びます。
Paseo
Paseoは、自分で動かすオーケストレーターです。「Kimi Code CLI」を内蔵のACPプロバイダの一覧から選ぶか、~/.paseo/config.json にカスタムのプロバイダを足します(kimi acp を呼ぶ形。全文は公式で確認)。先にターミナルでログインを済ませないと、Authentication required で失敗する、と書かれています。
渡るデータ・外し方・つまずき
- 渡るもの:IDEが、
kimi acpの子プロセスに、会話と、IDEが渡す情報を渡します。何を渡すかの詳細は、読んだページに書かれていませんでした。 - 外し方:IDEの設定から、上の
agent_servers(Paseoはproviders)の項目を消します。 - 「agent exited」がすぐ出る:
commandのパスとログインを確かめ、ターミナルでkimi acpを動かします(標準入力を待てばCLIは動いており、IDEの設定の問題)。エラーで終わるなら、メッセージに従い、多くは/loginです。 - 「auth required」:IDEを終了し、ターミナルで
kimiを起動してログインし、IDEを再起動します。 - MCPのツールが見えない:ACPのサーバーが扱うのは
http、stdio、sse。acp方式のサーバーは落とされ、ログに警告が出ます。
C. VS Code拡張とCursor
VS Codeの拡張「Kimi Code」の入れ方と最初の作業は、05の節Eと06の場面7にあります。ここでは、連携に関わる点だけです。
- 拡張は、Kimi Code CLIが使える状態(内蔵のものか、
kimi.executablePathで指す手元のもの)を前提にしています。公式のACPのページには、VS CodeとCursorのACPの設定は載っていませんでした。 - Claude Codeの拡張をKimiにつなぐ手順は、07の手順3にあります。
- Cursorは、ダウンロードのページのIDE統合の一覧に「Cursor(Open VSX)」とあります。手順の本文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。Cursorの設定の方法を、公式の資料から書くことはできません。
D. スキルを足す(Kimi Code CLI・Desktop)
公式の「Agent Skills」のページの内容です。DesktopはCLIと、形式、保存場所、優先順位が同じ、と書かれています。
形式
- ディレクトリ形式(公式が「recommended」と書く)は、
<名前>/SKILL.mdに、必要なら補助のファイルを置きます。nameとdescriptionが必須で、ないと解析に失敗します。 - 単体の
.mdファイルを、スキルのフォルダの直下に置く形もあります。 - 公式のページの例のフロントマター(
code-style):
```yaml
name: code-style description: Project code style guidelines defining naming, indentation, comments, and file organization type: prompt whenToUse: When the user asks me to write, modify, or review project source code disableModelInvocation: false arguments: - target - mode
```
typeはprompt(既定)、inline、flow(手動の呼び出しのみ)。whenToUseは使う場面、disableModelInvocation: trueで自動の呼び出しを止めます。本文では、$ARGUMENTSや$0、${KIMI_SKILL_DIR}が使えます。
置き場所(公式の優先順位。上が優先)
- プロジェクト:プロジェクトの根(
.gitのある最も近いディレクトリ)の.kimi-code/skills/と.agents/skills/。 - ユーザー:
$KIMI_CODE_HOME/skills/(既定は~/.kimi-code/skills/)と~/.agents/skills/。 - 追加:
config.tomlのextra_skill_dirsに書いた場所。 - 内蔵:CLIに同梱。優先順位は最も低い。
公式は、~/.agents/skills/ と .agents/skills/ を、Kimi専用ではない汎用の場所と説明し、他のツールと共有できる、としています。他のツールの具体的なフォルダ名(たとえば .claude/skills)は、そのページには書かれていませんでした。
呼び出し・外し方
- 手動:
/skill:code-styleや/skill:git-commits 引数。自動:モデルがdescriptionとwhenToUseで選びます(disableModelInvocation: trueかtype: flowなら自動はしない)。呼び出しの入れ子は3段までです。 - 外し方:スキルのフォルダを消す、または
disableModelInvocation: true、type: flowにします。内蔵の製品のスキルは、設定のbuiltin_product_skillsで切れます。 - 注意:ディレクトリ形式の
SKILL.mdにnameかdescriptionがないと解析に失敗します。同じフォルダに<名前>/SKILL.mdと<名前>.mdが両方あると、ディレクトリ形式が勝ちます。
E. プラグインを足す(Kimi Code CLI・Desktop)
公式の「Plugins」のページの内容です。
CLIの手順
/pluginsで、Installed、Official、Curated、Customの4つのタブの画面を開きます(Tab/Shift-Tabで切り替え)。- 入れる:
/plugins install <パスかURL>。ローカルのディレクトリ、zipのURL、GitHubのリポジトリのURLに対応します。GitHubは、リポジトリ(最新のリリース、なければ既定のブランチ)のほか、ブランチ、タグ、コミットのURLも指せます。 - ローカルから入れたものは
$KIMI_CODE_HOME/plugins/managed/<id>/にコピーされ、CLIはそのコピーだけを実行します。元のファイルを直したら、入れ直します。 - 有効・無効・削除:Installedのタブで、
Spaceが有効/無効、Dが削除、MがMCPサーバーの管理、Rが再読み込み、Iが詳細です。コマンドは/plugins enable <id>、/plugins disable <id>、/plugins remove <id>です(削除は確認が出ます)。 - 変更は、
/reloadか新しいセッション(/new)で効きます。
公式が書く性質
- プラグインは、ユーザー単位で入り、すべてのプロジェクトに効きます(プロジェクト単位はまだ非対応)。
- 設定の書類
kimi.plugin.jsonは、プラグインの根か.kimi-plugin/plugin.jsonに置きます。nameが必須で、IDになります。スキル、エージェント、システムプロンプト、MCPサーバー、フック、スラッシュコマンドを宣言できます。tools、appsなどの未対応の項目は無視され、診断に出ます。 - Officialの項目は、Kimi Datasource(データの問い合わせ。
/loginが要り、プランの枠を使う。読み取りのみ)、Kimi Browser Extension(ふだんのブラウザを操作。拡張の別のインストールが要る)、Kimi Computer Use(デスクトップのアプリを操作。macOSはアクセシビリティと画面収録の権限が要る)です。自動では更新されず、入れ直して更新します。 - デスクトップは、設定の「Plugins」で、マーケットの閲覧、インストール、有効化、更新、削除、独自の入手先の追加ができ、公式のものとして、Kimi Computer Use、Kimi WebBridge、Kimi Datasourceが挙がっています。
渡るデータ・権限
- インストールとセッションの開始は、コマンド型のツールを実行しません。パスは、シンボリックリンクを解決してもプラグインの根の内側でなければなりません。MCPサーバーは再読み込みか新しいセッションのあとにだけ起動し、フックはイベントが起きたとき、プラグインが有効な間だけ動きます。
- 公式のページは、プラグインのstdioのMCPサーバーが手元の
commandを使う形だと書きますが、有効にしたときにコマンドが動く、とまでは書いていません(フックも、動くのはイベントのときだけ、とあります)。ここから先は僕らの見立てで、公式の文ではありません。信頼できる入手先のものだけ入れ、kimi.plugin.jsonの中身を読んでから有効にしてください。 - 公式のプラグインのページは、Kimi Computer Use の説明のNoteで、お金、アカウント、公開に関わること(例:支払いや送金、重要なファイルの削除、パスワードの変更、投稿)は任せない、と書いています。向くかどうかの目安は、結果が確かめられる、元に戻せる、間違えたときの代償が小さい、の3つです。Browser Extensionの節には、同じ注意は見つかりませんでした。
外し方
/plugins remove <id> か、Installedのタブの D。削除は、インストールの記録だけを消し、managed のコピーと元のファイルはディスクに残ります(公式の記載)。
F. ブラウザ拡張(旧Kimi WebBridge)
公式の製品ページと、ヘルプの一覧の内容です。FAQの本文は取得できず、細かい操作は読めていません。
- 対象はChromeとEdgeです。サイドバーを使うには、ツールバーの拡張のアイコンを押し、Kimiのアカウントでログインします。
- 使い方は3つで、サイドバー、Kimiのデスクトップのアプリ、「他のエージェント」です。
- 仕組みは、エージェントが、手元の「ブリッジ」のサービスに指示を送り、拡張が、Chrome DevTools Protocolで、ページの移動、クリック、スクリーンショット、内容の読み取りを行い、結果を返す、と書かれています。
- つながらないとき:拡張が入っているかを確かめ、Kimi Workで、接続の指示を送り直して実行し、終わったらKimiのデスクトップのアプリを再起動します。
- 読んだ範囲では見つからなかったもの:インストールの手順の文章、拡張が求めるブラウザの権限の一覧、MCPやCLIでのつなぎ方、外し方。
- データの扱いについて、公式は「すべての操作は手元で行われ、ログイン状態とWebの内容は端末から出ない」と書いています。これは運営側の自己説明で、この記事は確かめていません。AIに聞くために送る内容の扱いは、そのページでは読み切れていません。
G. ウェブ・アプリのKimiのプラグイン(要点)
手順は06の場面4です。ウェブのKimiが扱うのはプラグインのうちMCPとスキルだけです。Kimi WorkとKimi Codeは、より完全な組み合わせに対応する、とヘルプにあります(どの部品に対応するかの一覧は、読んだ範囲に見つかりませんでした)。許可した範囲の中でだけ使われ、第三者のプラグインのデータは提供元の規約に従うので、許可する前に読むよう案内されています。外すには、アンインストールか権限の取り消しで、アンインストールするとOAuthの権限も取り消されます。一部は会員のクレジットを使います。
H1. OpenCodeを、Kimi Codeの会員でKimiにつなぐ(07の経路B)
公式の「OpenCode」(Kimi Code Docs、第三者のツール)の順です。
手順
- OpenCodeを入れる。
curl -fsSL https://opencode.ai/install | bash、またはnpmでnpm install -g opencode-ai。スクリプトの原文は、公式で確かめてください。 - キーを入れる。
opencode auth loginを実行し、プロバイダの一覧から「Kimi For Coding」を選び、Kimi For CodingのAPIキーを入力します。キーはKimi Code Consoleで作ります(最大5本、表示は作成時の1回だけ)。 - 起動してモデルを選ぶ。
opencodeで起動し、セッションの中で/modelsを打ち、「Kimi For Coding」の下から選びます。 - 選べるモデル(ページの記載)。 K3.1 Pro、K3.1 Pro Highspeed、K3、K3-256K、K2.8 Preview、K2.7 Code HighSpeed。会員の種類で使える範囲が違います。
- 思考の強さ(任意)。 K3.1 Pro、K3系、K2.8 Previewでは
/variantsを打ちます。選択肢は Default、low、high、max で、ページは high を recommended と書きます(公式が書く言い方)。 - 確かめる。 ページに専用の確認コマンドはありません。
/modelsにKimi For Codingのモデルが出て、プロンプトに返事が来ることが目安です。
公式が書く注意と、読めなかった点
- 設定ファイルの場所と中身、ベースURL、モデルIDは、このOpenCodeのページには載っていません。モデルの能力と設定の詳細は、Model Configurationのページを見るよう案内されています。この記事は、設定ファイルを組みません。
- プランの外のモデルや文脈を呼ぶと、エラーになります。Goの新プランはコーディングの枠なし、Andante(旧)はK2.8 Previewだけです(Claude Code向けのページの表は、Andanteを
kimi-for-codingと書き、Model Configurationの表ではkimi-for-codingがK2.8 Previewなので、同じものを指すと読めます。これは僕らの読み取りです)。 - 公式は、Kimi Codeの元のプロトコルを使うよう書き、変換するプロキシは挙動が一定しないことがある、と注意しています。新しいセッションにするよう、ともあります。
H2. Hermes Agentを、Kimi Codeの会員でKimiにつなぐ(07の経路B)
公式の「Hermes Agent」(Kimi Code Docs、第三者のツール)の順です。Hermes Agentは他社のツールで、この記事では、Kimiの文書が説明している範囲だけを扱います。
手順
- 前提。 Hermes Agentを入れるか更新します(Kimiのページが、Hermesの公式のインストールの案内にリンクしています)。キー(先頭は
sk-kimi-)をKimi Code Consoleで作ります。 - プロバイダとモデルを選ぶ。
sh
hermes model
「Kimi / Moonshot」を選び、次に「Kimi / Kimi Coding Plan」を選びます。キーを、伏せ字の入力欄に貼ります。Hermesは先頭の sk-kimi- を見て、Kimi Codeの呼び出し先(https://api.kimi.ai/coding)を自動で使うので、ベースURLの設定は要らない、と書かれています。一覧か「Enter custom model name」でモデルを選びます。k3-256k は一覧に出ないので、手入力します。ウィザードの「kimi-k3」と、設定の k3 は同じモデルで、設定ファイルや手入力には、kimi- を付けない書き方を使う、とあります。
3. 設定を書く。 hermes config edit で ~/.hermes/config.yaml を開き、公式の指示に従って、次の内容を取り込みます(既存のカスタムプロバイダは残します)。
```yaml custom_providers: - name: kimi-coding-plan base_url: https://api.kimi.ai/coding/v1 key_env: KIMI_API_KEY api_mode: chat_completions model: k3.1-pro extra_body: reasoning_effort: max models: k3.1-pro: context_length: 262144 supports_vision: true
model: provider: custom:kimi-coding-plan default: k3.1-pro context_length: 262144 supports_vision: true
agent: reasoning_effort: max
auxiliary: vision: provider: main model: k3.1-pro extra_body: reasoning_effort: max ```
公式のページは、base_url が /coding/v1 で終わること(Hermesが /chat/completions を足す)、1Mの文脈にするにはモデルIDと2つの context_length を 1048576 にすること、Plus/Moderatoは256Kのままであることを書いています。YAMLの字下げは、貼る前に原文と見比べてください。
4. (任意)動画・画像。 動画の解析(hermes tools enable video)と画像(/image、/paste)の手順がありますが、この記事は省きます。公式のページで確認してください。k3-256k は動画に対応しない、とあります。
5. 起動して確かめる。 hermes で新しいセッションを始め、ステータスバーに、期待するモデルと文脈(例:k3.1-pro と 256K)が出ることを確かめ、簡単な依頼を送ります。
公式が書く注意
- K3.1 Pro系は思考のみ。思考をオフにすると400です。
- 会員の種類を超えるモデルや文脈は、エラーになります。
- 403は、枠や速度の上限(たとえば、5時間ごとの枠)に当たった合図です。旧プランは7日ごとに更新される、ともあります。使用量はKimi Code Consoleで確かめます。
- 401:キーが
sk-kimi-で始まるか、Kimi Code Consoleのものか、会員の種類がモデルに合うかを確かめ、直らなければキーを作り直してhermes modelをやり直します。
渡るデータ・権限・外し方のまとめ
| 部品 | 渡るもの(読んだ範囲) | 権限の制御 | 外し方 |
|---|---|---|---|
| MCPサーバー | ツールの呼び出しと引数、結果がエージェントに渡る。外のサーバーに何が送られるかは十分には書かれていない | config.toml の permission.rules、enabledTools/disabledTools、信頼の確認 |
/mcp-config で削除、enabled: false。/mcp に「removed」と残る |
| ACP(IDE) | IDEが kimi acp に渡す情報。詳細は記載なし |
CLI側の承認の仕組み(読んだページには記載なし) | IDEの設定の項目を消す |
| スキル | スキルの本文が、指示としてモデルに渡る(公式の「必要なときだけ読み込む」との説明は03) | disableModelInvocation、type: flow |
フォルダを消す |
| プラグイン | プラグインが宣言した部品(スキル、MCP、フックなど)が有効になる | /plugins の有効/無効。信頼の確認 |
/plugins remove <id>。ファイルはディスクに残る |
| ブラウザ拡張 | 公式の自己説明は「ログイン状態とページの内容は端末から出ない」。AIに聞くために送る内容は読み切れていない | ブラウザの権限の一覧は記載が見つからない | 記載が見つからない |
| OpenCode/Hermes Agent | ツールが会話に含めた内容が、Kimi Codeの呼び出し先に送られる(見立て。公式は説明していない) | 各ツール側の文書の範囲 | Hermesは追加項目を消す。OpenCodeは記載が見つからない。Kimi Code Console側でキーを取り消す手順は記載が見つからない |
つまずきの早見表
| 症状 | 確認すること(公式の記載) |
|---|---|
| MCPサーバーが出ない | 新しいセッションか。/mcp の状態。プロジェクトのサーバーは信頼の確認を通したか。画面なしの実行は、信頼済みでないと無効 |
| MCPの呼び出しが毎回承認になる | 規則に当たっていない。permission.rules のパターン(mcp__<サーバー>__<ツール>)を確かめる |
| スキルが読まれない | name と description があるか。置き場所と優先順位。同名の単体ファイルとの重複 |
| 403(Kimi Code) | 枠や速度の上限。会員の種類の範囲外のモデルを呼んでいないか |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の資料を、2026年10月25日に読んだ範囲です。
- 設定の例は、取得ツールの要約を経由しています。貼る前に、公式ページの原文と見比べてください。Paseoの設定、OpenCodeの設定ファイル、Hermesのインストールは、この記事に全文を書いていません。
- 読めなかったもの:ブラウザ拡張のFAQの本文、Kimi Code Desktopの設定のヘルプ側のページ(docs側を読みました)、フックとACPのコマンドの個別のページ、Kimi Workのプラグインセンター、Kimi Codeの「Server API」「Remote Control」のページ。これらの内容は書いていません。
- 外の部品(MCPサーバー、プラグイン、スキルのハブなど)は、提供元が別です。Moonshot AIが保証するとは、読んだ範囲には書かれていません。公式は、第三者のプラグインのデータは提供元の規約に従う、と書いています。
- Kimi Codeの会員キーを使う他社のツールは、会員の約束ごと(07の表)に従います。対話でない自動実行は、通常の範囲を超えるとされます。
- 他社のツール(OpenCode、Hermes Agent)の仕様と、その入れ方は、各ツールの文書の範囲です。版で変わります。
- 規約の解釈は、公式の規約や専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Model Context Protocol(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Using in IDEs(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Agent Skills(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Plugins(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Settings and Extensions(Kimi Code Desktop、Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Kimi Code CLI Getting started(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- VS Code · Quick Start(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- OpenCode(Kimi Code Docs、第三者のツール、確認日 2026-10-25)
- Hermes Agent(Kimi Code Docs、第三者のツール、確認日 2026-10-25)
- Kimi browser extension(Kimi、確認日 2026-10-25)
- Kimi Browser Extension(Kimi ヘルプ、一覧、確認日 2026-10-25)
- What Are Kimi Plugins?(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Plugins & Skills(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Kimi Work ヘルプの一覧(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Kimi Code ヘルプの一覧(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Downloads(Kimi、確認日 2026-10-25)
- Model Configuration(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)