3行でいうと
- キーと呼び出し先の組み合わせは2つです。APIのキー(platform.kimi.ai で作る)は
api.moonshot.aiに、Kimi Codeの会員用のキー(Kimi Code Consoleで作る)はapi.kimi.ai/coding(中国向けはapi.kimi.com/coding)に使います。公式は、キーと呼び出し先を合わせるよう書き、ずれると401になる、としています。 - Claude CodeとCodexには、Kimiの文書が設定を説明するページが、APIの側とKimi Codeの側に1本ずつあります。ツールそのものは他社のもので、公式のページはどちらも設定の「案内」として書かれています。
- Claude Codeの設定は、
~/.claude/settings.jsonのenvに書きます。同じ名前の端末の環境変数より、このenvが優先されます。APIキーは平文で残るので、Gitに入れない、共有しない、と公式が書いています。 - OpenCodeとHermes Agentの手順は08にあります。Cursorは、Kimi側の文書に、Cursorの設定を説明するページが見つかりませんでした(ダウンロードのページに、Kimi CodeをCursor向けのOpen VSXで入れる旨の記載はあります)。
- Kimi Codeの会員は「対話での利用」が前提で、スクリプトでの一括実行などは通常の範囲を超える、と公式の約束ごとのページにあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は公式の手順を順に並べたものです。設定の例は、公式ページに載る内容をもとにしていますが、公式のページは取得ツールの要約を経由して読んでいます。設定ファイルに貼る前に、公式ページの原文と見比べてください。「この記事の案」「この記事で組んだ例」と書いたものは、公式の記載に合わせて組んだもので、動作は確かめていません。画面や設定の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。
先に結論
- まず、どちらの経路かを決める。 APIの従量課金なら platform.kimi.ai のキー、Kimi Codeの会員の枠で使うなら会員用のキーです。作った場所と使う先を合わせます。
- 他社のツールの設定は、その人の設定ファイルを書き換える。 前に使っていた設定(古い
ANTHROPIC_*など)が残ると、先に効いてしまいます。公式の文書は、設定の前に掃除をする手順を載せています。 - モデルの名前の書き方は経路ごとに違う。 APIは
kimi-k3.1-proなど、Kimi Codeの会員用はk3.1-proなど(kimi-が付かない)です。打ち間違えると、Kimi Codeでは、思考のないK2.8 Previewに黙って切り替わる、と公式にあります。 - Kimi側から見ると、他社のツールは「呼び出し元」。 何が送られるかは、ツール側が決めます。
前提:用語をそろえる
- OpenAI互換/Anthropic互換:Kimiが、OpenAIのAPIの形(Chat Completions、Responses)と、AnthropicのAPIの形(Messages)の、両方の呼び出し口を用意している、という意味です。
- ベースURL:呼び出し先の住所です。ツールの設定で、ここをKimiに向けます。
- 環境変数:ツールがキーなどを読む、端末の設定値です。
settings.jsonのenv:Claude Codeの設定ファイルの中の、環境変数を書く欄です。wire_api:Codexの設定で、どのAPIの形で話すかを決める項目です(公式の例はresponses)。- サブエージェント:メインのAIから仕事を頼まれる、別のAIの呼び出しです。Claude Codeでは、モデルを決める変数が別にあります。
- 思考(thinking):答える前に考える動作です。K3.1 Pro系は、思考なしの要求を受け付けない、と公式のページが書いています。
2つの経路の早見表
| 経路A:API | 経路B:Kimi Code会員 | |
|---|---|---|
| キーを作る所 | platform.kimi.ai(APIキーのページ) | Kimi Code Console |
| 課金 | 従量(04) | 会員の枠(04) |
| OpenAI形式のベースURL | https://api.moonshot.ai/v1 |
国際版 https://api.kimi.ai/coding/v1/中国向け https://api.kimi.com/coding/v1 |
| Anthropic形式のベースURL | https://api.moonshot.ai/anthropic |
国際版 https://api.kimi.ai/coding//中国向け https://api.kimi.com/coding/ |
| モデルIDの例 | kimi-k3.1-pro、kimi-k3.1-pro-highspeed、kimi-k3 |
k3.1-pro、k3.1-pro-highspeed、k3、k3-256k、kimi-for-coding(Model Configurationの表ではK2.8 Preview)ほか |
| 使えるモデルの制限 | 最初に最低1ドルのチャージ(K3のクイックスタート) | 会員の種類で決まる。Goの新プランはコーディングの枠なし |
- キーは、platform.kimi.ai のものは
https://api.moonshot.ai/v1でしか使えない、と公式のCodex向けのページにあります。ずれると401です。 - Kimi Codeの会員用の枠は、CLI、VS Code、デスクトップ、第三者のツールの要求が、すべて同じ枠に数えられる、と公式の「Membership Benefits」に書かれています(この検査で読み直して確認。ほかに、5時間ごとの枠と、旧プランの7日ごとの枠の記載もあります)。数字は04と、公式のそのページを見てください。
手順1:SDKやcurlから、Kimiを直接呼ぶ(経路A)
呼び出しの準備は05の節F、場面ごとの決まりは06の場面8です。ここでは、他の形式を足します。
OpenAI互換(Chat Completions)
公式の概要のページに、Python、curl、Node.jsの例があります。基本は、OpenAIのSDKに base_url="https://api.moonshot.ai/v1" とキーを渡すだけです。
client = OpenAI(
api_key=os.environ["MOONSHOT_API_KEY"],
base_url="https://api.moonshot.ai/v1",
)
Anthropic互換(Messages)
公式のMessages APIのページの内容は次のとおりです。
- ベースURLは
https://api.moonshot.ai/anthropic、エンドポイントはPOST /anthropic/v1/messagesです。 - 認証は、
Authorization: BearerにMOONSHOT_API_KEYを入れる形で書かれています。取得した内容にはx-api-keyヘッダの記載はありませんでした。 max_tokensが必須です。messagesの役割は user と assistant のみ。systemは文字列か、テキストブロックの配列です。- 思考の強さは
output_configのeffort(low、high、max、既定はmax)で決めます。 - キャッシュ(
cache_control)は、トップレベルだけで効き、messagesの中に置いたものは無視されます。 input_tokensには、キャッシュの読み書きの分が含まれません。合計の入力は3つの合計、とページにあります。ChatCompletionsやResponsesとは数え方が違う、とも書かれています。- ページに載るモデルは
kimi-k3.1-pro、kimi-k3.1-pro-highspeed、kimi-k3の3つです。 - Anthropic SDKの呼び出しコードは、このページには載っていませんでした。
この記事で組んだ最小のcurl(動作は確かめていません。ヘッダの過不足は、公式のページで確かめてください):
curl https://api.moonshot.ai/anthropic/v1/messages \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Authorization: Bearer $MOONSHOT_API_KEY" \
-d '{
"model": "kimi-k3.1-pro",
"max_tokens": 1024,
"messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]
}'
手順2:Claude CodeからKimiを使う(経路A:API)
公式の「Claude Code with Kimi」(platform.kimi.ai)の順です。Claude Code自体はAnthropicの製品です。Kimiの文書は、つなぎ方を案内するもので、公式のサポートとは書いていません(03を参照)。
手順
- Claude Codeを入れる。 公式のページは、macOS・Linuxはネイティブのインストールスクリプト、Windowsは
irm ... | iex形式のインストーラ、またはnpm(npm install -g @anthropic-ai/claude-code、Node.js 22以降)を案内しています。スクリプトの全文は、Kimiのそのページと、Anthropicの公式の文書で、原文を見てください。初回のインストールでは、~/.claude.jsonにhasCompletedOnboardingを入れる、ページ内のスクリプトを一度実行する、とあります(この記事は中身を写していません。原文で確認)。 - 古い設定を掃除する。 以前にClaude Codeを設定していた場合のために、ページに掃除のスクリプトがあります。
~/.claude/settings.jsonのenvから、呼び出し先、認証、モデルの変数を消し、他の設定には触れない、と書かれています。そのうえで~/.zshrc、~/.bashrc、Windowsなら環境変数に、古いANTHROPIC_*の設定が残っていないかを確かめ、あれば消します。 - APIキーを作る。 Kimi Platformのキーのページで作ります(05の節F)。
~/.claude/settings.jsonのenvに書く。 公式のページに載る例の内容は次のとおりです。YOUR_MOONSHOT_API_KEYは、自分のキーに替えます。
json
{
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.moonshot.ai/anthropic",
"ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "YOUR_MOONSHOT_API_KEY",
"ANTHROPIC_MODEL": "kimi-k3[1m]",
"ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "kimi-k3[1m]",
"ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "kimi-k3[1m]",
"ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "kimi-k2.7-code",
"ANTHROPIC_DEFAULT_FABLE_MODEL": "kimi-k3[1m]",
"CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL": "kimi-k3[1m]",
"CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW": "1000000",
"CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL": "max"
}
}
公式のページは、このように複数のモデルの変数を書く理由を、主な会話、各段階のタスク、サブエージェントで、別の変数を使うからと説明し、1つでも抜けると、その場面が気づかないうちに失敗しうる、と注意しています。保存したら、Claude Codeを再起動します。
5. 確かめる。 公式の順は、(a) 任意でcurlで呼び出し先とキーを確かめる(正常なJSONが返れば両方通っている。401はキーが無効か、プラットフォームの不一致。公式のcurlの例はモデルに kimi-k3.1-pro を使っていて、設定の kimi-k3[1m] とは違うので、そこでのモデルの「見つからない」は認証の問題ではない、とのこと)、(b) Claude Codeで /status を実行し、呼び出し先がKimiのURL、モデルが kimi-k3[1m] と出ることを確かめる、(c) /model で設定されたモデルを見る、(d) 「hello」などを送って返事を確かめる、です。
公式が書く注意
settings.jsonのenvは、同じ名前の端末の環境変数より優先されます。- ファイルにAPIキーが平文で入ります。Gitに入れない。
kimi-k2.7-codeは思考が強制的にオンです。Claude Codeで思考を有効にしてから(macOSは Option+T、Windows・Linuxは Alt+T)使います。思考がオフだと、要求は400で失敗します。- 同じページの表は、
kimi-k3を「思考は既定でオン、オフにできる」と書きます。一方、K3のクイックスタート(06の場面8、05の「思考の強さ」)は「K3は常に思考し、止められない」と書いています。公式のページ同士で書き方が違うので、どちらかに決めず併記します。 ANTHROPIC_API_KEYとANTHROPIC_AUTH_TOKENが両方あると衝突することがあり、ANTHROPIC_API_KEYを消すよう書かれています。ANTHROPIC_AUTH_TOKENは、保存された/loginより優先されます。保存したログインを消すには/logoutです。- よくある失敗は、401(キーと呼び出し先)、モデルが見つからない(綴り、余計な引用符や空白)、バックグラウンドやサブエージェントの失敗(Haiku、Fable、サブエージェントの変数の抜け)です。
手順3:Claude CodeからKimiを使う(経路B:Kimi Code会員)
公式の「Claude Code」(Kimi Code Docs、第三者のツール)の順です。このページはキーを ANTHROPIC_API_KEY に入れる形で、経路Aのページ(ANTHROPIC_AUTH_TOKEN)とは変数名が違います(くわしくは末尾の「気をつけること」)。
手順
- 前提。 Kimiの会員に入り、Kimi Codeの特典を有効にします。
- キーを作る。 Kimi Code Consoleで、キーの作成を押し、名前を入れて確定し、コピーします。閉じると全文は見られません(05の節G)。
- Claude Codeを入れる。 Anthropicの公式のインストールの案内に従い、まだ起動しません。
- 掃除のスクリプトを実行する。 ページのNodeのスクリプトを、初回の起動前に実行します。やることは2つです。(a)
~/.claude.jsonを更新して、Anthropicの標準の導入画面を飛ばし、サードパーティのモデルを使えるようにする。(b)~/.claude/settings.jsonのenvから、古い呼び出し先、認証、モデルの記載を消す。そのうえで、シェルの設定ファイル(~/.zshrcなど)に古いANTHROPIC_*が残っていないか見ます。スクリプトの中身は、この記事では写していません。原文を見て実行してください。 ~/.claude/settings.jsonに書く。 公式ページは、この方法を「persistent, recommended」と書いています(公式が書く言い方)。K3.1 Pro(256K)の例の内容は次のとおりです。
json
{
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.kimi.ai/coding/",
"ANTHROPIC_API_KEY": "Your API Key",
"ANTHROPIC_MODEL": "k3.1-pro",
"ANTHROPIC_DEFAULT_FABLE_MODEL": "k3.1-pro",
"ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "k3.1-pro",
"ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "k3.1-pro",
"ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "k3.1-pro",
"CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL": "k3.1-pro",
"CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL": "max",
"CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW": "262144",
"CLAUDE_CODE_MAX_CONTEXT_TOKENS": "262144"
}
}
1Mの文脈にするときは、モデルの値を k3.1-pro[1m]、2つの窓の値を 1048576 にする、とページにあります。ただし、ページの表では、k3.1-pro が1048576なのは「Pro以上/Allegretto以上」の欄で、「Plus/Moderato」の欄は k3.1-pro が262144です(その欄で1Mと書かれるのは kimi-for-coding のみ)。保存したら再起動します。
6. もう1つの方法は、同じ変数を、端末(ターミナル)で毎回 export(Windows PowerShellは $env:)する形です。そのターミナルの間だけ有効で、新しい端末ではもう一度必要です。ページは、2つの方法を混ぜないよう書いています。
7. フォルダを信頼する。 初回の起動で、APIキーの確認と、信頼するプロジェクトのフォルダの選択が出ます。
8. 確かめる。 /status で、Base URLが https://api.kimi.ai/coding/ と出ることを確かめます。モデル名はClaudeの名前のままに見えても、要求はKimiに行く、と書かれています。
環境変数の意味(公式の表)
| 変数 | 役割 |
|---|---|
ANTHROPIC_BASE_URL |
Kimiの呼び出し先に向ける |
ANTHROPIC_API_KEY |
Kimi Codeのキー |
ANTHROPIC_MODEL |
メインの会話のモデル |
ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS/SONNET/HAIKU/FABLE_MODEL |
各段階のタスク(バックグラウンドを含む)のモデル |
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL |
サブエージェントのモデル |
CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW |
自動で圧縮を始める文脈の大きさ。モデルに合わせる |
CLAUDE_CODE_MAX_CONTEXT_TOKENS |
文脈のトークンの上限。モデルに合わせる |
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL |
既定の思考の強さ |
VS Code上のClaude Code拡張で使う場合(公式の記載)
- 上の設定を済ませます。
- 拡張を開き、セッションを始め、ログインのページで「Run
claudein terminal」を選びます。 - ターミナルで、信頼するフォルダとAPIキーを確認します。
- VS Codeを完全に終了し、開き直します。ターミナルでの確認を飛ばすと、ログインのページが再び出ることがある、と書かれています。
公式が書く注意
- キーは平文で保存されます。コミットしない、公開しない。
- K3.1 Pro系は思考のみ。思考をオフにした要求は拒否されます。
- 公式は、Kimi Codeの会員の元のプロトコルを使うよう書き、プロキシのツールで変換すると、挙動が一定しないことがある、と注意しています。
- モデルを替えるときは、モデルの変数をすべて更新します。
- セッション中の思考の強さは
/effort、思考のオンオフは Option+T(macOS)、Alt+T(Windows・Linux)。 - 会員の種類とモデルの対応は、Plus/Moderato:
k3.1-pro、k3、k3-256k、kimi-for-coding。Pro以上/Allegretto以上:これにk3.1-pro-highspeed、kimi-for-coding-highspeedが加わります。Go(新プラン)はコーディングの枠がありません。ページは、回数の数字を載せていません。
手順4:Codexを、APIキーでKimiにつなぐ(経路A)
公式の「Codex with Kimi」(platform.kimi.ai)の順です。
手順
- Codexを入れる。 公式のCodexの文書に従って入れ、一度起動します。デスクトップ版は、公式のサイトから、またはCLIを入れてから
codex appで開く、とあります。 - Kimiのキーを作る。 Open Platformのコンソールで作って、保存します。
- 環境変数
KIMI_API_KEYに置く。 Codexは環境変数からキーを読むので、config.tomlには書かない、とあります。macOS・Linuxで、入力がシェルの履歴に残らない方法として、公式が載せている形は次のとおりです。
bash
read -s KIMI_API_KEY
export KIMI_API_KEY
このセッションだけ有効です。常に使うには、~/.zshrc(Linuxは ~/.bashrc)に export を足しますが、そのファイルにはキーが平文で残るので、権限を絞るよう、とあります。Windows(PowerShell)は、$env:KIMI_API_KEY="YOUR_KIMI_API_KEY" で、常に使うには、環境変数の設定の画面に KIMI_API_KEY を足す、とあります。
4. ~/.codex/config.toml(Windowsは %USERPROFILE%\.codex\config.toml)を書く。 すでに model や model_provider があれば、値を置き換えます。公式の例の内容は次のとおりです。
```toml model = "kimi-k3.1-pro" model_provider = "kimi" model_context_window = 1048576
[model_providers.kimi] name = "Kimi" base_url = "https://api.moonshot.ai/v1" env_key = "KIMI_API_KEY" wire_api = "responses" ```
wire_api = "responses" は、Responses APIに直接つなぐ指定で、中継は不要と書かれています。model_context_window は、モデルの1Mの文脈に合わせる値で、これがないと、既定のメタデータが使われて性能に響きうる、とあります。
5. Desktopで確かめる。 Desktopを終了して起動し直し、モデル選択で kimi-k3.1-pro を選びます(表示は「Custom」になることがある、とのこと)。「hi」を送り、返事を確かめ、さらに「このリポジトリを見て構成をまとめて」のような、ツールを使う作業を頼んで、ツールの結果が返ったあとに最終の答えが出ることを確かめます。
6. CLIで確かめる。 同じ設定を使います。動いていれば一度終了し、プロジェクトに移って codex を起動し、現在のモデルに kimi-k3.1-pro が出ること、「hello」の返事を確かめます。
公式が書く注意
- platform.kimi.ai のキーは
https://api.moonshot.ai/v1でだけ使えます。ずれると401です。 - Codexは起動時にだけ
config.tomlを読みます。変更したら再起動し、-cフラグやプロファイルが上書きしていないか確かめます。 - CC Switchを使っていた場合は、その設定のRoutingでCodexを切ってください。切らないと設定を上書きし続けます。
/v1/responsesが404なら、ベースURLの間違い(古いローカルのアドレスなど)が多い、とあります。web_search.search_context_sizeの400は、未対応のパラメータです。Codexは既定では送らないので、足していたら消します。- 「Model metadata for kimi-k3.1-pro not found」の警告は出ますが、文脈の設定があるので害はない、とあります。
- CodexのCLIは、文字と画像を受け取り、動画は直接渡せません。
手順5:Codexを、Kimi Codeの会員でKimiにつなぐ(経路B)
公式の「Codex」(Kimi Code Docs、第三者のツール)の順です。
手順
- 前提。 キーをKimi Code Consoleで作ります。Codex CLIは
npm install -g @openai/codexで入れます。 - モデルのカタログ
models.jsonを作る。 場所は、macOS・Linuxが~/.codex/models.json、WindowsがC:\Users\<ユーザー名>\.codex\models.jsonです。公式のカタログは、k3.1-proとk3.1-pro-highspeedの2つのモデルを、1,048,576トークンの文脈、文字と画像の入力、low/high/maxの思考の段階で宣言しています。中身は、項目が多く(shell_type、truncation_policyなど)、この記事は写しません。ページのStep 1にある全文を、原文から写してください。 config.tomlを書く。 場所は~/.codex/config.toml(WindowsはC:\Users\<ユーザー名>\.codex\config.toml)です。公式のページの例の内容は次のとおりです。
```toml model = "k3.1-pro" model_provider = "kimi" web_search = "live" model_catalog_json = "~/.codex/models.json"
[model_providers.kimi] name = "Kimi" base_url = "https://api.kimi.ai/coding/v1" env_key = "KIMI_API_KEY" wire_api = "responses"
[desktop] enabled-reasoning-efforts = ["low", "high", "max"] ```
速さがほしいときは、model を k3.1-pro-highspeed にします。[desktop] は、デスクトップ版のモデル選択だけに効きます。ベースURLは、例が国際版の https://api.kimi.ai/coding/v1、項目表が中国向けの https://api.kimi.com/coding/v1 で、地域に合わせて選びます。
4. キーを環境変数 KIMI_API_KEY に置く。 公式は、これを「recommended」と書いています(公式が書く言い方)。macOSは ~/.zshrc に export KIMI_API_KEY="sk-kimi-..." を足して source ~/.zshrc、Linuxは ~/.bashrc、Windows PowerShellは setx KIMI_API_KEY "sk-kimi-..." です。
5. macOSのデスクトップ版だけの注意。 Dockから起動したアプリは、端末の変数を読みません。launchctl setenv KIMI_API_KEY "..." を実行し、Cmd+Qで完全に終了して開き直します。再起動すると消える、とあります。
6. 予備の方法。 環境変数が効かないときは、プロバイダの表に experimental_bearer_token = "..." を入れて env_key を消す方法がありますが、両方は設定しません。この場合、キーは設定ファイルに平文で残ります。
7. 確かめる。 新しい端末で、プロジェクトに移って codex を起動し、「hello」を送ります。起動の表示に model: k3.1-pro と provider: kimi が出て、「Model metadata not found」の警告が消えていることを確かめます。
8. デスクトップ版。 同じ2つのファイルを読みます。アプリを再起動し、新しいスレッドでKimiのモデルを選びます。アプリがプラグインやMCPサーバーを config.toml に自動で書き足すので、それは残して、Kimiの設定も残す、とあります。
9. 思考の強さ。 CLIで /model を打ち、いまのモデルを選び直して、low/high/maxを選びます。K3.1 ProとK3の既定は high、K2.8 Previewは max です。切り替えたあとは新しいセッションにする、とあります。
公式が書く注意
- K3.1 Proは思考のみ。思考をオフにした要求は拒否されます。
- 公式の
models.jsonの例は、K3.1 Proの既定の思考をmaxと宣言しています。一方、同じページの切り替えの表は、既定をhighと書いています(ページ内で食い違い。どちらかに決めず併記します)。 - 動画は使えません。文字と画像のみで、動画はキーフレームを取り出して渡す、とあります。
- サンドボックスが制限された環境(bwrapがENOSPCを返すなど)では、
codex execのコマンドが失敗することがあります。--sandbox danger-full-accessで直りますが、隔離がなくなるので、信頼できる作業にだけ使う、と書かれています。
Cursorなど、他のツール
- Cursor:Kimi側のドキュメントに、Cursorのモデル設定を説明するページは、読んだ範囲では見つかりませんでした。Kimiのダウンロードのページには、IDEとの統合の一覧に「Cursor(Open VSX)」があり、Kimi Codeの拡張を、Open VSX経由で入れる形と読めます(手順の本文は読めていません)。
- Cline、Rooなど:Kimi Codeのヘルプの一覧に、これらを説明するページは載っていませんでした。
- 公式が互換と書くもの:Kimi Codeの約束ごとのページは、Kimi CLI、VS Code、Claude Code、OpenCode、OpenClawとの互換を挙げています。
Kimi Codeの会員キーを、他のツールで使うときの約束ごと
公式の「Community guidelines」の要点です(短い語句の引用のみ)。
| 項目 | 書かれていること |
|---|---|
| 第三者のツール | 端末やツールを替えて使うのは通常の使い方。ただし、クライアントの身元を偽ったり変えたりしてはいけない |
| 企業・商用 | 会員は個人向けと書かれ、企業の組み込みや商用の問い合わせは、Kimi Platform の案内がある |
| アカウントの共有・転売 | 転売はしない。リバースプロキシで共有するのは違反。自分の使う順方向のプロキシやVPNは可 |
| 自動化 | 会員は「interactive use only」(対話の利用)。スクリプトでの一括実行や、データのラベル付けのパイプラインのような、対話でない使い方は、通常の範囲を超える |
| 対応 | ガイドに合わない使い方は、同時接続の制限(「concurrent request limit」のエラー)になりうる。許可されない経路で買ったアカウントは、確認のうえ停止されうる |
まとめ:何が渡り、どう外すか
渡るもの(共通):SDK、Claude Code、Codexのいずれでも、設定した呼び出し先、つまりMoonshot AIのサービスに、会話の内容が送られます。ツールが会話に何を含めるか(読んだファイル、コマンドの出力など)は、そのツールの文書の範囲で、Kimi側の公式のページは説明していません(読んだ範囲では見つからなかった)。ツールが読んだ内容は送られる前提で見る、というのは僕らの見立てです。保管と学習への利用は、Open Platform(API)のプライバシーポリシーの記載を01と04にまとめています。Kimi Codeの会員用の呼び出し先で何が保管されるかは、読んだ範囲では見つからなかった。
| つなぎ方 | キーの置き場所 | 設定を書く場所 | 外し方(読んだ範囲) |
|---|---|---|---|
| SDK/curl(経路A) | 環境変数 MOONSHOT_API_KEY |
プログラム | プログラムから消す。サービス側の取り消しは記載が見つからない |
| Claude Code(経路A) | settings.json の env(平文) |
~/.claude/settings.json |
env の変数を消して再起動。/logout |
| Claude Code(経路B) | 同上 | 同上 | 同上 |
| Codex(経路A) | 環境変数 KIMI_API_KEY |
~/.codex/config.toml |
config.toml を戻し、環境変数を消す |
| Codex(経路B) | 環境変数 KIMI_API_KEY(予備は設定ファイル内) |
~/.codex/config.toml、models.json |
同上 |
つまずきの早見表
| 症状 | 確認すること(公式の記載) |
|---|---|
| 401 | キーと呼び出し先の組み合わせ。APIのキーは api.moonshot.ai、Kimi Codeのキーは api.kimi.ai/coding。余計な空白や引用符 |
| モデルが見つからない | モデルIDの綴りと経路ごとの書き方(kimi-k3.1-pro と k3.1-pro) |
| 400(思考の関係) | K3.1 Pro系は思考のみ。思考をオフにしていないか。Claude Codeは Option+T/Alt+T |
| サブエージェントや裏の処理だけ失敗 | Claude Codeの、モデルを決める変数の抜け |
| 設定が効かない | Claude Codeは env が端末の変数に勝つ。Codexは起動時にだけ読む。残った古い設定を消す |
404(Codex、/v1/responses) |
ベースURLの間違い。古いローカルのアドレスの残り |
| 403(Kimi Code) | 枠や速度の上限。会員の種類の範囲外のモデルを呼んでいないか |
| 動画が通らない | CodexのCLIは動画を直接は渡せない |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の資料を、2026年10月25日に読んだ範囲です。
- 設定ファイルの例は、取得ツールの要約を経由しています。貼る前に、公式ページの原文と見比べてください。とくに、Codexの
models.jsonの全文は、この記事に書いていません。 - ツールは、版によって画面や設定が変わります。公式の2本のClaude Code向けのページも、同じ注意を書いています。
- 読めなかったもの:Anthropic SDKの呼び出しの例(Messages APIのページに記載なし)、Kimi Code Consoleの画面と、キーの取り消しの手順、Kimi Codeの会員の枠の数字、各ツール側の権限の仕組み。
- 公式のページ同士で、書き方が違うところがあります。Claude Codeでは、APIの側のページはキーを
ANTHROPIC_AUTH_TOKENに、Kimi Codeの側のページはANTHROPIC_API_KEYに入れる形です。モデル名は、APIの側がkimi-k3[1m]など、Kimi Codeの側がk3.1-proなどです。また、Kimi Codeの/loginでAPIキーを入れる先を、platform.kimi.com または platform.kimi.ai と書くページと、platform.kimi.ai とするページがあります。どちらかに決めず併記しました。 - 他社のツールが何を送るかは、そのツールの文書の範囲です。機密の情報を含むフォルダやファイルを、つなぎ先のツールに読ませる前に、送られる先を確かめてください。
- 規約の解釈は、公式の規約や専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Kimi API Platform Overview(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Kimi Messages API(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Kimi K3 Quickstart(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Claude Code with Kimi(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Codex with Kimi(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Kimi Code CLI(Kimi API Platform、確認日 2026-10-25)
- Claude Code(Kimi Code Docs、第三者のツール、確認日 2026-10-25)
- Codex(Kimi Code Docs、第三者のツール、確認日 2026-10-25)
- Model Configuration(Kimi Code Docs、確認日 2026-10-25)
- Community guidelines(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Membership Benefits(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Kimi Code ヘルプの一覧(Kimi ヘルプ、確認日 2026-10-25)
- Downloads(Kimi、確認日 2026-10-25)