3行でいうと

  • アプリで選ぶのは、モデル(K2.6、K3、K3 集群)、思考の強さ、エージェントのモードです。公式のヘルプによると、検索するかどうかはKimiが自分で判断するので、切り替えスイッチはありません。
  • 公式が挙げる主な作業は、日常の質問、文章、検索、サイトの作成、スライド、文書・表計算、深い調査です。K3は、編集できる .pptx、.docx、.xlsx、.pdf を最後まで作れる、とヘルプにあります。
  • 「続ける」ための仕組みが3つあります。Projects(ファイルと指示をまとめる作業場)、メモリ(好みや習慣を覚える)、定時タスク(決めた時刻に同じ依頼を自動で実行する)です。無料でも少しだけ使える表が公式にあります。
  • パソコンのファイルを扱わせるKimi Workは、ベータ版です。ブラウザを操作する拡張もあります。どちらも、動かす前に権限の設定を見ておく必要があります。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名は公式の表記を写しています(多くは中国語で、日本語は僕らの言い換えです)。公式のヘルプには、題名だけが取れて本文を読み切れていないページがあります。そうした所は「題名のみ」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きました。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:「窓口」「担当チーム」「受付の予約」

Kimiは、会社の窓口のようなものです。ふつうの会話は、窓口の人にその場で質問すること。エージェントは、「資料をひとまとめにして」と頼むと、担当者が段取りを組んで仕上げてくれること。Swarm(集群)は、担当チームを何十人も動員して手分けすること。Projectは、案件ごとのファイルを入れておく「案件フォルダ」で、定時タスクは「毎朝9時に同じ依頼を出す予約」です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

どう選ぶか:モデルと思考の強さ(公式の目安)

公式の「怎么选:K2.6 / K3 / K3 集群」の記事の内容を、表にまとめました。

場面 公式が挙げる選び方 補足(公式に書かれていること)
気軽な会話、短い質問 K2.6 出力は文字のみ。会員の枠を使う
複雑な会話、文書、スライド、表、複数手順の作業 K3 編集できる .pptx、.docx、.xlsx、.pdf を作れる
大量の検索、一括処理、とても長い文章 K3 集群 多数のサブエージェントで並行処理
枠を節約したい 思考の強さを「標準」に 強さを上げるほどトークンが増える

できること:場面ごとに、公式のどこに書かれているか

話す・調べる

場面 できること 公式の根拠 確かさ
日常の質問、文章、翻訳 会話、文章づくり、翻訳、写真を撮って問題を解く、音声通話。画面は簡体字中国語のほか13言語(英語、韓国語など)で、読んだ一覧に日本語は入っていなかった 「Kimi 概要」「Kimi 能做什么?」 書かれている
ウェブの情報が要る質問 Kimiが検索の要否を自分で判断する。組み込みのツールは、ウェブ検索、URLの取得、画像検索、Pythonの実行、メモリ 「开始使用 Kimi」「怎么选」 書かれている
長い資料を読ませる PDF、Word、Excel、PowerPoint、画像、TXT、動画。1ファイル最大100MB、一度に最大50ファイル 「Kimi 能做什么?」 書かれている
深い調べもの 「Deep Research」の専用のページと、ヘルプの専用の章がある kimi.com/deep-research、ヘルプの「深度研究」 題名のみ確認
手順の見通しがつかない相談 新しい作業ごとに新しい会話を始める。長い会話は、約20往復ごとに要点をまとめる 「开始使用 Kimi」の使い方の注意 書かれている

資料・サイトを作る

場面 できること 公式の根拠 確かさ
スライドを作る 「PPT」の専用ページ。ヘルプに「PPTアシスタントの使い方」「テンプレートの選び方」「スマートなレイアウト」の章がある。公式のトップは「コンサル水準のスライド」を例に挙げている kimi.com/slides、ヘルプの「PPT」、トップページ 題名とトップの説明のみ確認
Word・PDFの文書を作る 学術研究、法律文書、教材、事業の報告書の例が挙がっている。校正とコメント、レイアウト、挿絵、表紙のデザイン。既存の文書の編集も、ゼロからの作成もできる kimi.com/docs 書かれている
表計算、文書 ヘルプに「表格和文档(Sheets and Docs)」の章(概要、場面、プロンプト集)がある ヘルプの章の一覧 題名のみ確認
ウェブページを作って公開する ヘルプに「构建应用(Build Apps)」の章がある。説明は「エージェントでウェブページを作る、公開して共有する、何度も修正する」 ヘルプの章の一覧 説明のみ確認
ゲームなどを作る トップページは、遊べる複数人用のゲームや3Dゲームを作る、と書いている kimi.com(トップ) 書かれている

続ける・任せる

場面 できること 公式の根拠 確かさ
同じテーマを長く続ける Project:ファイルと指示を置き、その中の会話すべてに前提として付く。連続した文書、続く調査、コードの保守に向く。単発の作業は普通の会話でよい 「项目(Project)」 書かれている
自分の好みを覚えさせる メモリ:好み、習慣、文体を覚える。健康、パスワード、住所などは、頼まない限り自分からは記録しない、とある 「记忆空间」 書かれている
決まった時刻に同じ依頼 定時タスク:毎日、毎週、毎月、1回だけ。毎朝のまとめ、毎週の業界の監視、定期的なデータの整理が例 「定时任务」 書かれている
大量の検索や一括処理 Agent Swarm(Agent 集群):最大300のサブエージェント 「怎么选」「Kimi 概要」 書かれている

Projectの上限(公式の表)

プラン プロジェクト数 保存の容量
Free 2 500 MB
Go 20 20 GB
Pro 20 20 GB
Max 100 50 GB
Ultra 100 50 GB

メモリの上限:最大50件、1件500文字まで。2026年4月より前に作ったものは超えていてもそのまま残ります。「忘れて」で1件、「記憶をすべて消して」で全部消せる、と書かれています。

定時タスクの上限(同時に有効にできる数、公式の表)

プラン Free Go Pro Max Ultra
同時に有効 2 6 15 20 25

パソコンやブラウザを動かす

場面 できること 公式の根拠 確かさ
パソコンのファイルを整理、資料を作る Kimi Work:自然な言葉で目標を伝えると、分解し、並行して動かし、ツールとブラウザを使い、文書・表・スライドを作る。情報収集、ファイルの整理、データ分析、報告書づくりが対象 「Kimi Work 产品介绍」 書かれている(ベータ版)
ブラウザで調べものや入力を任せる Kimiのブラウザ拡張(旧WebBridge):ページを開く、ボタンを押す、フォームに入力する、情報を取り出す。サイドバー、操作の記録も kimi.com/products/kimi-browser-extension 書かれている
クラウドで動かし続ける Kimi Claw:OpenClawというアシスタントにKimiから話しかける入口。Kimiのクラウドに置くか、すでに動かしているものにつなぐ 「Kimi Claw 产品介绍」 書かれている
コードを書かせる Kimi Code(03で扱います) Kimi Codeの文書 書かれている

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること

  1. ウェブのKimiで、入力欄に質問を1つ書き、モデルの切り替えボタンを見る。
  2. 長い資料を1つ読ませて、要点を聞く(上限の100MBと50ファイルを超えない範囲で)。
  3. 続けて頼みそうなテーマがあれば、Projectを1つ作って、指示を書いておく。
  4. 毎日同じ依頼をするなら、定時タスクを1つ作って、「今すぐ実行」で試してから有効にする(公式が勧めている順番です)。
  5. 枠が気になるなら、思考の強さを「標準」にする。

気をつけること

出典