3行でいうと
- 公式が運営する入口は、API(ベースURL
https://api.heygen.com、キーはX-Api-Keyヘッダー)、リモートMCP(https://mcp.heygen.com/mcp/v1/、認証はOAuthのみ)、CLI(heygenコマンド。macOSとLinuxに対応)、Skills(GitHubの heygen-com/skills、MITライセンス)です(HyperFramesには、これとは別のベータのMCPもあります)。 - お金の流れが入口で違います。公式の資料では、MCPはWebのプランのクレジットを使い、CLIやAPIをキーで使うと「API利用」として別に課金されます。API用のクレジットは、Webのプランとは別で、2026年2月以降は無料のAPIクレジットはありません。
- APIのv1とv2は2026年10月31日まで、と開発者向けのクイックスタートに書かれています。新しいv3への移行が前提です。
- 連携の一覧(heygen.com/integrations)には約50件が載っています。HeyGenのドメインのものと、他社のドメインのものが混ざっています。だれが作ったかは、そのページに書かれていません。
- データは、MCPやCLIを使うと、使う端末とAIアシスタントから、HeyGenへ送られます。保存期間やリテンションの詳細は、MCPのページに書かれていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。コマンドやURLは、公式の表記を写しています。
先に結論
- AIにHeyGenを使わせたいなら、公式の入口は3つ。 チャット型のAI(Claude.aiなど)ならMCP、端末のコーディング用エージェントならCLIとSkills(MCPも可)、自分のアプリならAPI、という並びです。
- どれもHeyGenのアカウントが前提。 MCPはOAuth(HeyGenで許可する)、APIはAPIキー、CLIはAPIキーかOAuthです。
- 課金の経路に注意。 「MCP=プランのクレジット」「CLI/APIのキー=APIの課金」と、公式のSkillsのページとREADMEが書いています。優先順位は、①
HEYGEN_API_KEYを設定したCLI、②MCP(OAuth)、③heygen auth loginで入ったCLI、と公式は書いています(キーがあればCLIが必ず優先)。 - 公式のSkillsは、手順書であって、実行のツールではない。 公式は、MCPサーバーとCLIがツールで、Skillsは「そのツールをうまく使う案内」と説明しています。
- 第三者の連携は、作り手も、データの置き場所も、HeyGenの一覧では分からない。 それぞれの提供元の説明を、別に確かめる必要があります。
前提:用語をそろえる
- API(Application Programming Interface):プログラムから機能を呼ぶ窓口です。HeyGenでは、v3の
/v3/...の形のエンドポイント(機能ごとの呼び出し先アドレス)が現行です。 - MCP(Model Context Protocol):AIアシスタントが外のツールをつなぐための共通の約束です。HeyGenが「リモートMCP」を用意しています。
- CLI:端末から打つコマンドです。
heygen video-agent create --prompt "..."のように使います。 - Skills:AIエージェントに読ませる指示書(
SKILL.md)と参考資料のセットです。 - OAuth:パスワードやAPIキーを渡さず、HeyGenの画面で「このアプリに許可する」と承認する方式です。
- Webhook:処理が終わったときに、HeyGenから指定のURLへ通知を送る仕組みです。公式では、
callback_urlを指定します。
たとえ話:コンセント、延長コード、合鍵
APIは、壁のコンセントです。プログラムを書ける人が、直接つなぎます。MCPは、AIアシスタント用の延長コードです。HeyGenの側があらかじめツールの形を用意してくれているので、AIが「動画を作って」という頼みを、そのまま使えます。Skillsは、その使い方を書いた説明書です。合鍵(APIキー)をAIに渡すのか、承認の画面で入る(OAuth)のかは、入口ごとに違います。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
公式が運営する連携
1. API(HeyGen for Developers)
公式の資料に書かれていること(開発者向けのクイックスタート、使用上限のページ、ヘルプ):
- 認証と基本。 APIキーは「API keys」のページ(platform.heygen.com/api-keys)で作ります。
X-Api-Keyヘッダーで送ります。ベースURLはhttps://api.heygen.comです。 - 最初の1本。
POST /v3/video-agentsにプロンプトを送るとsession_idが返り、GET /v3/video-agents/{session_id}でvideo_id、GET /v3/videos/{video_id}でstatusとvideo_urlを取ります。通知を受けたいときは、callback_urlを付けます。 - 版。 例はv3。v1とv2は2026年10月31日まで引き続き使えます。
- 主な対象。 開発者向けのトップページでは、Avatars、Voices、Video Agent、Translation、Lipsync の各APIと、一度に最大100件を扱うバッチAPI(Webhook付き)があります。
- 使用上限。 同時に動かせる処理は、従量課金で10件、Enterpriseは20件(バーストで最大50件の追加。契約料金の1.5倍)。上限を超えると429が返ります。読み取りは1分あたり300回、書き込み(動画作成)は1秒あたり10回、などの表があります。
- お金。 APIは従量課金で、ドルでクレジットを買います。プランや定額は要りません。無料ユーザーも買えます。2026年2月から、無料のAPIクレジットはありません。クレジットは購入から12か月で失効します。旧「API Pro」「API Scale」プランは非推奨ですが、支払いが続く限り使えます(ヘルプ「HeyGen API Pricing Explained」)。
- 価格の例(公式ヘルプの表。ドル)。 Video Translationは、Speedで口の動きなしが1分$0.57、Speedの口の動きありが$0.81、Precisionが$1.50。Avatar IVのフォトアバターが1分$2.31。Video Agent(プロンプトから動画)が1分$5.82。Avatar V(デジタルツイン)が1分$7.20。開発者向けのトップには「従量課金は$5から」の表示があります。
- 読めていないこと。 APIの料金の「プラットフォーム側の価格ページ」(platform.heygen.com/pricing)は、取得した結果に中身がなく、読めていません。
2. リモートMCP
公式の「HeyGen Remote MCP」のページに書かれていること:
- URLと認証。
https://mcp.heygen.com/mcp/v1/。認証はOAuthのみ。カスタムコネクタとして追加して「Connect」を押し、HeyGenの画面で承認します。APIキーは要りません。職場のポリシー(ドメインの許可リストなど)で、接続が止まることがあります。 - 対応するクライアントの例。 Claude(Web、Desktop、Code)、Codex CLI、Cursor、Gemini CLI、Lovable、Manus、Superhuman、OpenAI、ほか。MCPに対応する自作のエージェントも、同じ入口につなげます。
- ツール。 ページは97のツールが19のグループにある、と書いています(2026年10月23日の取得時点。数は更新で変わると思われます)。Video Agent、Videos、Templates、Voices、Audio、Video Translate、AI Clipping、Batches(動画・翻訳・リップシンク・アセットの各バッチを含む)、Avatars(作成と同意を含む)、Assets、Folders、Lipsync、Brand、Models、Filler Word Removal、User(プロフィールとクレジット残高)です。
- 費用。 使った分は、いま契約しているHeyGenのプランのクレジットから引かれます。FAQには「追加の費用はない」とあり、Remote MCPはすべてのHeyGenプランで使える、とも書かれています。ただし、ツールごとの条件があります。たとえば、
create_avatar_looksはOAuth接続だとワークスペースのクレジットを使い、無料枠のMCPからは使えません。convert_model_speechはOAuthでは有料プランが必要です。 - ベータ表示。
list_assetsがBetaで、数日前の予告で変わる可能性がある、と書かれています。ほかのツールにはBeta表示は、読んだ範囲では見つかりませんでした。 - Claudeのセットアップ。 公式の「Claude」のページは、Claude.aiでは、「+」→「Connectors」→「Manage connectors」→「+ Add custom connector」で、名前を
HeyGen、URLを上のとおりに入れて、「Connect」を押して承認、と書いています。条件は、有料のClaudeプラン。HeyGenはCreator以上を勧める、とあります。許可の確認を減らすには、コネクタを「Always Allow」にします(その分、AIが確認なしに動画の生成を実行できます)。
3. CLI
公式の「HeyGen CLI」のページに書かれていること:
- 導入。
curl -fsSL https://static.heygen.ai/cli/install.sh | bash。~/.local/binに入ります。単一のバイナリで、macOS(Apple SiliconとIntel)とLinux(x64とarm64)。Windowsはまだで、WSLが推奨です。 - 認証。
heygen auth login(APIキー。~/.heygen/credentialsに保存)、heygen auth login --oauth(ブラウザで承認)、環境変数HEYGEN_API_KEY(CIなど。保存済みの認証より優先)。 - 主なコマンド。
heygen video-agent create --prompt "..."、heygen video create -d '{...}'、heygen video get <video_id>、heygen video download <video_id> --output-path ./file.mp4。--waitで完成まで待ちます。 - 範囲。 CLIはv3のAPIを包んだものです。翻訳とリップシンクは、概要に説明があるものの、コマンドは書かれていません。
4. Skills(GitHub:heygen-com/skills)
公式のSkillsのページとREADMEに書かれていること:
- 中身。
heygen-avatar(写真や説明から、継続して使うデジタルツインを作る)、heygen-video(アイデアから、台本つきのプレゼンター動画を作る)、heygen-translate(175以上の言語へ、声の複製と口の動きの合わせ込みつきで翻訳)。 - 導入。
gh skill install heygen-com/skills heygen-avatarなど(GitHub CLI v2.90以降が必要)。ほかに ClawHub、OpenClawのプラグイン、git cloneの方法があります。git cloneは「legacy(旧)」と書かれています。 - ライセンス。 MIT。対応するエージェントは、Claude Code、Cursor、Codex、Gemini CLI、GitHub Copilot など12以上。
- 課金。 CLIをAPIキーで使うと、直接のAPI利用として課金。MCP(OAuth)は、既存のHeyGenプランのクレジット。優先順位は、①
HEYGEN_API_KEYを設定したCLI、②MCP(OAuth)、③heygen auth loginで入ったCLI、と公式は書いています。 - READMEの導入の説明。 推奨の導入方法は、エージェントが、GitHub上の
INSTALL_FOR_AGENTS.mdを取りに行って従う形です(実行前に確認するよう促す文は、読んだ範囲では見つかりませんでした)。データは、MCPまたはCLIの利用で端末の外に出ます。任意のバージョン確認スクリプトはraw.githubusercontent.comにアクセスしますが、READMEは「データは送らない」と書いています。 - 旧版。 旧v1のスキル(TTS、翻訳、顔入れ替え、編集)は、別の
heygen-com/skills-legacyに移っています。
5. HyperFrames(HeyGenのオープンソースのHTML動画フレームワーク)
公式の開発者向けの資料は、HTML、CSS、JavaScriptで書いた場面を、ヘッドレスブラウザ(画面を出さずに動くブラウザ)で再生して動画に書き出す枠組み、と説明しています。出力は MP4、MOV、WebM、GIF、PNG連番。自分のマシン、または自前のクラウド(AWS Lambda、Google Cloud Run)で書き出すか、HeyGenのクラウド書き出し(有料のAPI)を使います。ヘルプの価格表では、1分あたり$0.10(1080p/30fps)から$0.30(4K/60fps)です。ライセンスは、開発者向けのそのページには書かれていません。Video Agentは、図表や字幕の動きに、これを使っています。GitHubのリポジトリ(heygen-com/hyperframes)は、ライセンスをApache 2.0と書き、手元で使う導入として npx hyperframes init(Node.js 22以降とFFmpegが必要)、Claude Codeのプラグイン、npx skills add heygen-com/hyperframes を載せています。さらに、HyperFrames には、HeyGen本体のMCPとは別のホスト型MCP(https://mcp.heygen.com/mcp/hyperframes/)があります。公式の資料は「beta」と書き、提供範囲、機能、クレジット、プランの条件は変わりうる、としています。対応するのは、Claude(カスタムコネクタ)、ChatGPT、Grokで、描画はHeyGenのインフラで行われます。料金・クレジットの記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。HeyGen本体のMCP(https://mcp.heygen.com/mcp/v1/)とはURLも用途も別なので、取り違えないでください。
6. 公式の一覧に載る連携(heygen.com/integrations)
ページは約50件を、MCP、API、OAuth、Direct、Agent Platforms、AI Workflowsなどの区分で並べ、Adobe Express、Canva、ChatGPT、Claude、Cursor、HubSpot、Make、n8n、Notion、Slack、Zapier などを載せています。リンク先が heygen.com または developers.heygen.com のものと、他社のドメインのものがあります。ただし、ページには「だれが作ったか」が書かれておらず、リンク先のドメインから僕らが分けただけです。料金ページは、Businessの内容として、n8n、Make、HubSpot、Zapierの連携、SCORM書き出し、LMS連携を挙げています。
第三者・コミュニティ製
- 他社のドメインのリンクが付いた連携。 公式の一覧では、Hexus、Mindstamp、Pabbly、Plainly、Repurpose.io、Tolstoy、viaSocket、Vimeo、Zoom のリンク先が、他社のドメインでした。HeyGenとの関係(提携か、他社が作ったものか)、データの扱いは、一覧に書かれていません。使う前に、それぞれの提供元の説明を確かめてください。
- ChatGPTのプラグイン。 公式サイトのトップページが、OpenAIのページ(openai.com)へのリンクを載せています。一方、連携の一覧にはHeyGen側の「ChatGPT」の紹介ページがあり、MCPとOAuthの区分で載っています。どちらのページも、中身は読めていません。
- コミュニティ製のMCPサーバーや、非公式のラッパー。 公式の資料の範囲外で、僕らは読んでいません。使うなら、作者、ソース、データの送り先を、自分で確かめる必要があります。
- 「coming soon」の表示。 一覧の中で、Discord、Microsoft Copilot、NVIDIA NemoClaw、OpenClaw、Telegram に「coming soon」と書かれていました。使える状態かは、公式で確かめてください。
データはどこへ流れるか
| 入口 | 送られるもの | 流れ先 | 公式の資料に書かれていないこと |
|---|---|---|---|
| API | 台本、プロンプト、ファイル、アバターや声の指定 | HeyGenのクラウド(api.heygen.com) | 保存期間 |
| MCP | AIアシスタントが組み立てた指示や台本 | HeyGenが運営するサーバー(mcp.heygen.com) | 保存場所、保持期間、エージェントの入力の扱い |
| CLI | 同上(端末から) | HeyGenのクラウド | 同上 |
| Skills | 指示書は端末のAIが読む。動画づくりは、MCPかCLIを通る | 同上(任意のバージョン確認は raw.githubusercontent.com にアクセスするが、READMEは「データは送らない」と書く) |
同上 |
| 第三者の連携 | 連携先による | 連携先による | 一覧に書かれていない |
- AIアシスタント側にも、会話の内容は残ります。 MCPで「動画を作って」と頼むと、会話の中身は、使っているAIアシスタントの提供元にも渡ります。そちらの扱いは、それぞれの提供元の規約で確かめてください。これは僕らの整理で、HeyGenの資料に書かれたものではありません。
- 作った動画とアバターは、HeyGenのアカウントに残ります。 公式は、Claudeで作った動画が、HeyGenの「Projects」にも出る、と書いています。
- 学習への利用。 HeyGenのプライバシーポリシーは、入力をモデルの学習に使うことがあると書いています。API、MCP、CLIの入力が、同じ扱いか、別の扱いかは、読んだ範囲では見つかりませんでした(04も参照)。
見立て(公式の説明ではなく、僕らの考え)
- 自分のためにAIに動画を作らせるなら、まず「承認の画面があるOAuthのMCP」から入るのが、鍵を渡さない分、扱いやすそうです。
- 「Always Allow」は便利ですが、動画の生成にはクレジットや費用がかかるので、最初は確認ありのまま使うほうが、思わぬ消費を避けられそうです。
- APIキーを使うCLIは、Webのプランとは別の課金になる、と公式が書いています。同じ機能でも、どちらの財布から引かれるかを、先に確かめるのがよさそうです。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。コマンドや設定は、公式の資料に書かれている形のとおりです。実際の動作や画面は、公式の資料と違うことがあります。
- MCPのツール数、対応するクライアント、Beta表示は、更新が早いと思われます。読んだ時点(2026年10月23日)の表示です。
- 一覧にあるだけで、動くとは限りません。「coming soon」の表示のものがあります。
- AIアシスタントに動画の生成を任せると、クレジットが減ります。公式ヘルプは、アバターの種類と長さでクレジットが大きく変わると書いています(02、04)。
- 公式のSkillsの導入には、エージェントがリモートの指示書(
INSTALL_FOR_AGENTS.md)を読み込んで従う形が含まれます。これは僕らの注意として、実行前に中身を確かめてください。
出典
- HeyGen for Developers(HeyGen、確認日 2026-10-23)
- Quick start(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- Usage limits(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- HeyGen Remote MCP(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- MCP: Claude(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- HeyGen CLI(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- HeyGen Skills(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- HyperFrames MCP(HyperFrames、確認日 2026-10-23)
- heygen-com/hyperframes(GitHub、HeyGen、確認日 2026-10-23)
- heygen-com/skills(GitHub、HeyGen、確認日 2026-10-23)
- HyperFrames overview(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- Video Agent(HeyGen for Developers、確認日 2026-10-23)
- HeyGen API Pricing Explained(HeyGen Help Center、確認日 2026-10-23)
- Integrations(HeyGen、確認日 2026-10-23)
- HeyGen + Claude(HeyGen、確認日 2026-10-23)
- Pricing(HeyGen、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(HeyGen、2026-10-15更新の表示、確認日 2026-10-23)