3行でいうと

  • 使い始めるには、使える契約が要ります。公式のヘルプ(Cursor、Plans and billing)は、The X Subscriptionについて「Premium、Super、Ultraに含まれ、PlusとFreeには含まれない」と書いています。従来のCursorのプランやSuperGrokのリンクの入口も書かれています。
  • アプリは、macOS・Windows・Linuxのデスクトップ版と、iPhone・iPad・Androidのスマホ版です。入手先と対応OSの書き方が公式ページごとに違うので、表で併記します。
  • サインインはCursorのアカウントです。Grok Bot専用のログインはありません。サインインしたあと、最初のBot「Grok Bot」が自動で作られます。
  • 初期設定で先に見る所は、データの設定(Legacy Privacy Modeは使えない)、Auto-reviewとCustom Rules(承認の設定)、Timezone、通知の4つです。
  • 画面名は公式の表記を写しています。ページ同士で違う所は併記しました。手元の画面と照らしてください。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrok Botを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。以下の手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、この記事が動かして確かめたものではありません。公式のページは要約の形で取得したため、読んだ範囲に書かれていなかったことは「公式で確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

初出の用語を1行ずつ。

X上のGrokとの違い(短く)

Xのヘルプ(About Grok)は、Xのアプリとウェブのナビゲーションバーにあるアイコンから開くGrokを説明しています。これはGrok Botのアプリとは別の入口です。同じヘルプの「Grok Bot in X Chat」の項は、Grok BotをX Chatで連絡先のようにメッセージする使い方で、07で扱います。「@grok」の使い方は、読んだ範囲に説明が見つかりませんでした。

手順1:使える契約を確かめる

現行の入口(公式のページの書き方)

2026年10月12日付の公式の発表(The X Subscription)は、Grok、Grok Bot、Cursor、X Premiumを1つにまとめたプランで、プラン名は Free、Plus、Premium、Super、Ultra、と書いています。既存のSuperGrok、Cursor、X Premiumの契約者は、自動では何も変わらず、今のプランを続けるか切り替えるか選べ、切り替えは段階的に出て、アカウントの請求設定に表示される、とあります(金額は04)。

Cursorのヘルプ(Plans and billing)は、Grok Botの入口を次のように書いています。

入口 公式の書き方(読んだ範囲)
The X Subscription Premium、Super、Ultraに含まれる(個人も、チームの席も)。PlusとFreeは含まれない
従来のCursorの個人プラン Pro、Pro+、Ultraのすべてに含まれる
Cursor Teams 含まれる。Enterpriseは、アカウント担当を通して用意する
SuperGrok系のリンク SuperGrok、SuperGrok Plus、SuperGrok Heavy、X Premium+ を、Cursorのアカウントにリンクして、使用量を付与する
Grok Businessの席 セルフ契約のプランの席は、サインアウトして「Sign in with Grok」で入り直す
含まれないと明記されたもの SuperGrok Lite

公式ページ同士の違い(プラン): docs.x.aiの入門とFAQは、The X Subscriptionの名前を挙げず、従来のCursorのプラン、SuperGrokのリンク、Grok Businessの席を挙げます。発表ページの表には、プランごとのGrok Botの行がなく、共有の使用量も「GrokとCursor」の間と書くだけで、含まれるかどうかの記載は、読んだ範囲ではCursorのヘルプだけです。製品ページ x.ai/bot は、価格つきで Cursor Ultra と Cursor Premium Teams を挙げ、既存の購読者向けには「Cursor Ultra または SuperGrok Heavy に含まれる」と書いていて、ヘルプより狭い書き方です。どれが最新かは決めつけません。

手順:契約の状態を確かめる

  1. すでに契約があるか、請求の画面で確かめます。Grok Botに独自の返金窓口はなく、元の契約に従う、とヘルプにあります(SuperGrokはxAIのFAQ、X Premium+はXに連絡、アプリ内の購入はAppleまたはGoogle)。
  2. The X Subscriptionの場合、使用量の確認は「grok.com/dashboard」の「Usage」、と公式のヘルプにあります。従来のプランの場合は、Webでは cursor.com/dashboard の「Spending」に月の上限がある、とあります。
  3. 契約がまだない場合は、無料トライアルがあります。トライアルは日数ではなく使用量のクレジットで、7日の期限があり、有料に自動では変わらない、とヘルプにあります。
  4. SuperGrokなどのリンクを使う場合は、手順3まで読んでから進めてください(リンクは取り消せません)。

手順2:アプリを入れる

入手先

公式の資料の入手先は2系統あります。

対応OS(ページごとに違う)

OS FAQ・入門(docs.x.ai) 製品ページ(x.ai/bot)
macOS Apple siliconとIntel macOS(Apple silicon)、macOS(Intel)
Windows x64とArm64 Windows 10 and 11(x64)
Linux x64とArm64の .deb、.rpm、AppImage Debian and Ubuntu(x64 .deb)
iPhone・iPad iOS 18以降、iPadOS 18以降 iOS(App Store)
Android Android 9以降(FAQ)。ヘルプは Google Play から入れる、と書く 「Coming soon」

WindowsのArm64、Linuxの形式、Androidの扱いが資料で違います。どちらが最新かは決めつけません。手元の入手画面で、自分のOSの項目があるか確かめてください。

手順:macOS

公式の入門(docs.x.ai の Get started)の手順を並べます。

  1. 使っているチップを確かめます。画面左上のAppleメニューの「About This Mac」で確認できる、とあります。
  2. 「Apple silicon」か「Intel」のダウンロードを選びます。
  3. ダウンロードしたディスクイメージを開き、Grok Botを「Applications」にドラッグします。
  4. Grok Botを開きます。確認が出たら「Open」を選びます。

手順:Windows

  1. 使っているCPUの種類を確かめます。「Settings → System → About → System type」で確認できる、とあります。
  2. 「x64」か「Arm64」を選びます。
  3. インストーラーを実行します。
  4. スタートメニューからGrok Botを開きます。

手順:Linux

  1. ターミナルで次を実行し、CPUの種類を確かめます。
uname -m
  1. 自分のOSに合う形式(Debian系・Ubuntuは .deb、Fedora・RHEL系は .rpm、AppImage)をダウンロードします。
  2. 公式の入門は、LinuxのビルドはダウンロードページのMore downloadsの下にあり、パッケージはパッケージマネージャーでインストールし、AppImageは実行権限を付けて実行する、と書いています。具体的なコマンドは公式ページに見つかりませんでした。ダウンロード画面の案内に従ってください。

手順:iPhone・iPad

  1. App Storeで「Grok Bot」を入れます(iOS 18以降、iPadOS 18以降)。
  2. 開いて、デスクトップと同じCursorのアカウントでサインインします(次の手順2-3)。

手順:Android

  1. FAQはAndroid 9以降、モバイルのヘルプはGoogle Playにアプリがある、と書きます(モバイルのヘルプにバージョンの記載はありません)。製品ページは「Coming soon」です。

アプリの更新

手順3:サインインする

公式の資料は、Cursorのアカウントで入ると書いています。次は、ヘルプ(Sign in to Grok Bot)とドキュメントを並べたものです。

手順:デスクトップ

  1. Grok Botを開き、ウェルカム画面の「Sign in」を選びます。設定の中からなら「Sign In with Cursor」です(docs.x.ai の書き方)。
  2. ブラウザが開くので、Cursorのアカウントでサインインを終えます。会社のSSOを使っている場合は、会社のログインを使います(個人のアカウントではなく)。
  3. アプリに戻ります。戻らなければ手で戻ります。
  4. 「Settings」を開き、サインインしたアカウントが出ているか確かめます。
  5. 短い紹介画面を進めると、最初のBot「Grok Bot」が作られ、その会話が開きます(公式のOnboardingの記載)。

手順:SuperGrok/X Premium+ をリンクして入る場合

Cursorのヘルプ(Link SuperGrok for Grok Bot)の手順です。リンクは永久で、解除も別のCursorアカウントへの移動もできず、サポートにもできない、とあります。

  1. リンクしたい使用量を受け取る、正しいCursorのアカウントでGrok Botにサインインします。
  2. まだ使えない画面では、「Get Started with Grok Bot」をブラウザで開くボタンを選びます(ページの場所は cursor.com/bot/onboarding と書かれています)。
  3. 「Link Grok Account」を選びます。
  4. SuperGrok、SuperGrok Plus、SuperGrok Heavyのいずれか(X Premium+ならそれを持つアカウント)でサインインします。
  5. Grok Botに戻って、使えるようになったことを確かめます。
  6. スマホでは、ペイウォールの画面に「Link Grok Account」が出ます。
  7. 画面名は資料で違います。docs.x.aiの入門はデスクトップの「Settings → Usage & Billing → Get Access with Grok」、Cursorのヘルプは「Settings > Usage & Billing」の「Manage Plan」にある「Get Access with Grok」で、リンクで使用量が増える場合だけ出る、と書きます。手元の画面で確かめてください。
  8. リンクは、SuperGrokなどの契約が有効な間、使用量を与えます。更新のたびにCursor側が状態を確かめる、とあります(この点は読み直しで確認できていません)。SuperGrokのプランを上げ下げした反映には、最大24時間かかる、とあります。
  9. The X Subscriptionに入っている場合は、リンクするものはありません、とヘルプに明記があります(Premium、Super、Ultraに含まれる、共有の週ごとのプールを使う)。

手順:Grok Businessの席で入る場合

  1. いったんサインアウトします。
  2. ブラウザのサインインで「Sign in with Grok」を選び、席を持つGrokのアカウントで入ります。

手順:スマホ

  1. Grok Botのアプリを開きます。
  2. デスクトップと同じCursorのアカウントでサインインします。
  3. 契約が足りない場合は、アプリ内から購入する道があります。ただし、すでにCursor側にGrok Botの利用権があるなら、AppleやGoogle Playで二重に買わないよう、ヘルプが書いています。

サインインが終わらないとき

docs.x.aiのTroubleshootingとCursorのヘルプに書かれた順番です。

  1. サインインの間、Grok Botを開いたままにし、ブラウザにサインイン成功が出ているか確かめる。アプリに戻らなければ手で戻る。
  2. ウェルカム画面の「Sign in」(アプリの中なら設定の「Sign In with Cursor」)を選び直し、そのアカウントがGrok Botを使えるか確かめる。
  3. 続くときは、アプリを更新し、サインアウトして入り直す。cursor.comとx.aiのCookieとキャッシュを消し、プライベートウィンドウでサインインし直す。デスクトップでは x.ai/bot から同じCursorのアカウントで入ってみる。
  4. 最近始まったエラーなら、30〜60分待つ。

ヘルプは「再インストールは通常は効かない」と書いています。サポートへは、Cursorのアカウントのメール、エラーの文章、OSとGrok Botの版、試したこと、リンクの最中に起きたかを添え、パスワードや確認コードは含めない、とあります。

手順4:データとプライバシーの設定を見る

Privacy Mode(Legacy)の切り替え

学習への利用(オプトアウト)

X側のGrokの設定(別の設定です)

Xのヘルプ(About Grok)には、X上のGrokのデータ設定が次のように書かれています。

同じXのヘルプは、Grok BotはCursorのプライバシーポリシーの対象で、X上の活動にはXのプライバシーポリシーも及び、データはGrok Botのアカウントがある間保存され、削除はGrok Botの設定でアカウントを削除する形、と書いています。つまりX側の設定と、Grok Bot(Cursor)側の設定は別、と読めます(この記事の読み取りです)。

データがどこを通るかは、04を参照してください。

手順5:最初のBotを作る

公式のOnboardingとGet startedの手順です。

最初のBot「Grok Bot」

  1. サインインの直後、最初のBot「Grok Bot」が作られ、その会話が開きます。
  2. Botの名前を変えたいときは、会話の上の名前を押します。名前や、主な仕事の短いラベルを付けられる、とあります。

2つ目のBotを作る

ページごとに、ボタンの名前の書き方が違います。

手元の画面の表記に合わせて、読み替えてください。

最初のメッセージで決めること

公式の入門は、Botに主な仕事を1つ与え、最初のメッセージで仕事、資料、承認のタイミングを伝え、「覚えておいて」と頼む、としています。次はOnboardingの例の趣旨を、この記事で文にした例です(公式の文面ではありません)。

この記事の例:
あなたは「調べもの担当」のBotです。一度に1つのテーマを調べ、
ウェブと私が渡す資料を使い、結論には出典のリンクをつけてください。
外部のサービスを変更する操作の前には、必ず私に確認してください。
この働き方を覚えておいてください。

手順6:初期設定を見る

公式のSettings and notificationsに書かれた設定です。開き方は、アカウントのメニューから「Settings」、またはCmd/Ctrl+「,」です。ダイアログには「General」「Computer」「Usage & Billing」「Updates」があり、「アカウントやロールアウトで項目が違う」とあります。

設定 場所 公式に書かれていること
Account General サインイン・サインアウト。複数アカウントは「Switch account」「Add account」、使っていない行の「Remove」
Language General > Appearance(docs.x.ai)/FAQは「Settings > Language」 「Follow System」か言語を選ぶ。デスクトップはdocs.x.aiが「20以上」、Cursorのヘルプが「37」、スマホは短い一覧(ヘルプは12)。音声チャットの「Language」は別
Timezone Settings → Bot(Cursorのヘルプ)/General の Bot(docs.x.ai) ルーティンの時刻に使う。「Auto-detect」は今のコンピューターの時間帯を使う
Auto-review General 人に承認を求める操作を決める個人のルールを管理する
Custom Rules General の Bot 1つの操作ごとに短いルールを1つ書く。「Ask first」が優先。管理者が必須にしたものは「Required by your admin」で、外せない
Your computer Computer 「Execution on this computer」(自分のデスクトップでBotがコマンドを動かす許可。既定はコマンドごとに承認)。「Route traffic through this computer」
Bot's computer Computer 「Update Bot's Computer」「Reset Bot's Computer」(04、本記事のつまずきの項)
Usage & Billing Usage & Billing 週ごとの使用量と、対象アカウントのオンデマンドの使用量
Updates Updates バージョン、「Check for Updates」「Restart to Update」
Vault Settings の Vault ログイン、カード、連絡先の保管(変更履歴の2026年10月23日の項目)
Security Key General 「Use hardware security keys」。macOSとWindowsで既定オン、Linuxは未対応(docs.x.aiのApprovals記事)。使うたびに承認が要る

承認の設定(Auto-reviewとCustom Rules)

通知

手順7:動いたか確かめる

公式のOnboardingの「最初の作業」を、確かめの手順にします。外部のサービスを変えない、短い作業にします。

  1. 最初のBotの会話に、ファイルを1つ添付します(デスクトップは1通に6件まで、文書・画像・音声は25MBまで、動画は200MBまで、とCursorのドキュメントにあります。更新履歴の2026年10月14日には、ファイル250MB、動画1GBまで(0.70.2以降)とあり、数字が違うので手元で確かめてください)。
  2. 次のような依頼を送ります(Onboardingの例の趣旨を、この記事で文にしたものです)。
この記事の例:
添付の文書を5つの箇条書きで要約してください。日付、決まったこと、
未決の事項は、別の見出しにして、それぞれ、元のどの節かを添えてください。
元のファイルは変更しないでください。
  1. 返事が出ればアプリは動いています。形式を変えたければ、続けて指示を送ります。
  2. 右側のパネルにあるコンピューターのプレビューを押すと、Botの画面(クリック、入力、移動、状態)が見られる、とあります。
  3. 「Settings → Usage & Billing」で、使用量が減っているか確かめます。

動かないときの順番(公式の考え方)

docs.x.aiのTroubleshootingは、最も壊れにくい手順から試す、と書いています。

たとえ話:「借りた席に入館証を用意する」

アプリを入れてサインインするのは、貸し会議室の席を借り、入館証(Cursorのアカウント)を受け取る感じです。プライバシーの設定は書類の使い道の取り決め、Auto-reviewは「社外へ出す書類は見せてから」という決まりです。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

気をつけること

出典