3行でいうと

  • 公式サイトが並べる入口は、Web版、スマホアプリ(iOSとAndroid)、デスクトップの「DeepSeek Harness」、API開放プラットフォームの4つです。Harnessは公式が「プレビュー版」と書く、開発者寄りの別のツールです。
  • 公式のプライバシーポリシーは、個人データを中華人民共和国で収集・処理・保存する、と書いています。入力した内容は、モデルの学習や改善に使われうる、とも書かれています。
  • 利用規約には、学習への利用を止める設定として「Improve the model for everyone」を切る方法が書かれています。ただし、この記事ではその設定画面を見ていません(Web版のページを取得できませんでした)。
  • 無料の範囲は、一部だけ確認できました。いまの公式のダウンロードページは、アプリを「免费体验」(無料で体験できる、の意)と案内しています。ただし、利用回数の上限や有料プランの有無は、公式の資料では確認できていません。2025年1月の公式発表には「無料・広告なし・アプリ内課金なし」とありますが、これは当時の説明です。APIは前払いの従量課金で、料金は人民元で表示されていました。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はDeepSeekを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名・設定名・金額は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。Web版(chat.deepseek.com)とFAQのページは取得できず、読めていません。

先に結論

前提:用語をそろえる

このガイドが扱う製品はどれか:候補と選んだ理由

「DeepSeek」は、同じ会社の複数の入口と、公式ではない紹介サイトやコミュニティの作品が混ざりやすい名前です。公式サイトのトップページを起点に、公式が自分で並べているものを整理しました。

候補 公式の説明(要約) このガイドでの扱い
DeepSeek Web版・アプリ 公式サイトの「和 DeepSeek 对话」の入口。公式の2026年4月の発表は、最新のV4にchat.deepseek.comか公式アプリで話せる、と書く 主役。01と02で中心に扱う
DeepSeek API開放プラットフォーム platform.deepseek.com。APIの文書と料金がある 03と04で扱う
DeepSeek Harness 公式サイトが「Harness 桌面端」として並べる。ページは、DeepSeekが開源した harness(エージェントの枠組み)で、「プレビュー版」と書く 02・03・04で、別のツールとして短く扱う
オープンウェイトのモデル Hugging Faceで公開。V4-Pro、V4-Flash、V4.1-Flashのモデルカードは、MITライセンスと書く 03と04で扱う
公式ではない紹介サイト・非公式のAPI互換サービス WebSearchの結果に多数出た。公式サイトのリンクではない 扱わない。根拠にもしていない

選んだ理由は、公式サイトのトップが、最初に「和 DeepSeek 对话」(Web版)を置き、次にAPI、Harnessを並べているからです。「同名の別製品」は、読んだ範囲では見つかりませんでした。ただし、公式のプライバシーポリシーの英国向けの版は、サービス名を「DSeek」と書いています(会社名は米国向けと同じ「Hangzhou DeepSeek Artificial Intelligence Co., Ltd.」。後述)。

提供終了・改名として、公式に書かれていたもの

たとえ話:1つのお店に、入口が4つある

DeepSeekを、1つのお店だと考えてみます。店先のカウンターで気軽に話す入口がWeb版とアプリです。厨房に直接注文を出す業者用の入口がAPIです。厨房のツールを借りて、自分の机で長い仕事を進める入口がHarnessで、これはまだ「試作品の棚」にあります。最後に、レシピ(モデルの重み)を公開していて、自分の家の台所で作ることもできます。どの入口から入っても、「同じお店」ですが、規約や料金や、データの置かれ方は入口で違います。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

どこで使えるか

公式のダウンロードページ(2026年10月23日に読んだ内容)の記載は、次のとおりです。

入口 公式の記載 確かさ
Web版 公式サイトのリンク先は chat.deepseek.com。ページ自体は、僕らは取得できなかった リンクのみ確認
iOS ダウンロードページから App Store のページへ移動する。QRコードもある 書かれている
Android ダウンロードページから、APKファイルを直接ダウンロードする形。ページは、Androidのアプリストア名を挙げていなかった 書かれている
デスクトップ(Harness) macOSは「Apple 芯片、MacOS 13 或更高版本」。Windowsは、Harnessのページが64ビットと書く。ページは、背景での実行とローカルのファイルの読み書きに対応し、まだ改善中の機能がある、と書く 書かれている
API platform.deepseek.com と api-docs.deepseek.com 書かれている

2025年1月15日の公式のアプリ発表は、App Store、Google Play、主要なAndroidのアプリ市場で入手できる、と書いていました。いまのダウンロードページでは、Google Playは読んだ範囲では見つかりませんでした。入手方法は変わっている可能性があるので、最新の公式サイトのダウンロードページで確かめてください。同じ発表は「公式の経路からだけダウンロードするように」と注意していました。いまのダウンロードページには、偽アプリの警告は見つかりませんでした。

日本から使えるかどうか、日本語で質問できるかは、読んだ範囲の公式の資料では確認できていません。公式サイトのトップページで切り替えられる言語は、中文とEN(英語)だけで、日本語の切り替えは見つかりませんでした。公式のプライバシーポリシー(英語版)の本文にも、日本への言及は見つかりませんでした。

アカウント:どう入るか

無料でどこまでか

読んだ範囲では、次のことが言えます。

データはどこに置かれるか

公式のプライバシーポリシー(英語版の更新日は2026年2月10日と表示)の記載を、要点だけ並べます。

英国向けの版(cdn.deepseek.com/policies/en-UK/)は、更新日を2026年3月27日と書き、サービス名を「DSeek」と書いていました(会社の正式名は米国向けと同じ)。EEA・スイス・英国向けの補足の節があります。米国向けの版と日付が違います。日本から使う場合にどの版が当たるかは、公式の資料では確認できていません。

最初に決めること

  1. どの入口で使うか。 質問ならWeb版かアプリ。コーディング用のツールから呼ぶならAPI。Harnessは「プレビュー版」で、公式が互換性を壊す変更がある、と明記しています(02と03を参照)。
  2. 何を入れてよいか。 公式のプライバシーポリシーは、健康、信仰、生体データなどの機微な情報を、自分についても他人についても入力しないように求めています。
  3. 学習への利用をどうするか。 利用規約は「Improve the model for everyone」をオフにする、と書いています。プライバシーポリシーは、オプトアウトの権利を書き、依頼先は privacy@deepseek.com です。
  4. 年齢の条件に当てはまるか。 18歳未満は保護者といっしょに(上述)。

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること、避けたいこと

気をつけること

出典