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アプリ同士をつないで仕事を自動で動かすツールや、AIに手順を任せるツールが増えました。ここでは5つを、日本語画面、無料、自前運用、自動で起動、コード、AI、MCP、保存地域、チーム向けの10項目で、公式の記載だけを使って並べます。Raycastは、ランチャーという別の種類のツールで、同じ物差しに当てると空欄が出ます。優劣ではなく、自分の条件に合うかを見るための表です。
これは「公式がどう書いているか」を同じ物差しで並べたものです。出来の良し悪しや順位ではありません。公式に書かれていない項目は「?」のまま残しています(できない、という意味ではありません)。
2. 一覧で見る5つ・10項目・2026-10-23 時点
◎ 公式に書かれている / △ 条件つき / × できない・対象外と書かれている / ? 公式の資料では確認できていない
| | 日本語画面 | 無料で開始 | 自前で運用 | 自動で起動 | コード組込 | AI部品 | AIから呼ぶ | 外のMCPを使う | 保存地域 | チーム向け |
|---|
| Zapier | × | ◎ | ? | △ | ◎ | △ | ◎ | △ | × | ◎ |
|---|
| Make | ? | ◎ | ? | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
|---|
| n8n | ? | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
|---|
| Dify | ? | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ |
|---|
| Raycast | ? | ◎ | ? | △ | △ | △ | ? | △ | ? | ◎ |
|---|
公式の記載から見える、実質的な違い
- 画面の日本語対応を公式が明示したのはZapierの「英語のみ」という記載だけで、Make、n8n、Dify、Raycastは日本語画面の記載を確認できなかった。
- データの置き場について、Zapierは米国のAWSでEUだけの選択肢は対応しないと書き、Makeは組織の作成時にUSかEUを選べると書く。n8nのクラウドはEU内でホスト(選択の記載なし)、セルフホストは自分の環境。
- 自分のサーバーで動かせると公式が書いたのはn8nとDifyで、ZapierとMakeは、読んだ範囲では確認できなかった。
- ClaudeなどのAIから呼ぶMCPサーバーはZapier、Make、n8n、Difyが書く。外のMCPを取り込む側は、ZapierのMCP Clientが公式でベータ、Makeは有料プラン、DifyはHTTP方式のみ、と条件が違う。
- Webhookで外から起動できるかは、ZapierはProfessional以上と公式が書き、Freeでは使えない。Make、n8n、DifyはWebhookを公式が挙げている。
- 無料の形が違う。ZapierとMake、Difyには無料プランがあり、n8nのクラウドは14日のトライアル、セルフホストのCommunity版は無料。RaycastのFreeにはAIが含まれない。
- Raycastはクラウドの自動化基盤ではなく端末のランチャーで、Automationsは端末が起きていてRaycastが開いている間だけ動くと公式が書く。
こういう条件なら、まずここから(僕らの見立て)
公式の記載を根拠にした目安で、他の観点(使い心地、出力の好みなど)は含みません。
- データを自分のサーバーに置いて動かしたい → n8n、Dify
「自前で運用」の項目。n8nはセルフホスト(Community版は無料)、DifyはCommunity Editionを公式が挙げる。どちらもライセンスに条件があり、保守は自分の仕事なので、公式の条文で確かめたい。 - データを置く地域を指定したい(USかEUを選ぶ/EUに置く/自分の環境に置く) → Make、n8n
「保存地域」の項目。Makeは作成時にUSかEUを選べる。n8nはクラウドがEU内ホストと書くだけで選択の記載はなく、セルフホストなら自分の環境。条件つきなので公式で確かめたい。 - ClaudeなどのAIから、自動化を呼び出したい → Zapier、Make、n8n、Dify
「AIから呼ぶ」の項目。4つとも公式がMCPサーバーを挙げる。呼べる範囲の絞り方(Makeはスコープ、n8nは公開するワークフローを選ぶ方式、Difyはアプリごと)は、各公式ページで確かめたい。 - 流れの途中で、外のMCPサーバーのツールも使いたい → n8n、Make、Dify、Zapier、Raycast
「外のMCPを使う」の項目。n8nは条件の記載なし。Makeは有料、Difyはhttp方式のみ、Zapierはベータ、Raycastは有料プランの条件つき。 - 画面上で部品をつないで、コードなしで始めたい → Zapier、Make
「自動で起動」「コード組込」の項目と、各社の入口の説明(Zapierは「コードなし」、Makeは視覚的な画面)。向き不向きは、無料枠で試して決めたい。 - AIアプリ(ワークフロー、チャット、自社資料の検索)を作って公開したい → Dify、n8n
「AI部品」の項目と各社の説明。Difyは公式がAIアプリの組み立て基盤、n8nはAI Agentノードを挙げる。Difyの新Agentは公式がbeta、n8nの別機能「Agents」は公式がPreviewと書く。 - 手元のPCで、検索や定型文入力などの作業を速くしたい → Raycast
公式のトップと料金ページの説明(ランチャー)。AIは有料プランの機能で、クラウドの自動化とは別の種類として読める。
3. ひとつずつ詳しく
Zapier
公式は、プログラムを書かずに、アプリの出来事をきっかけに別のアプリで作業をさせる自動化として説明している。AIの一段(AI by Zapier)や、外のAIから使わせるMCPも前面に出している。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語画面:× 製品は英語のみと公式ヘルプが書く。サイトの言語選択には日本語がある 出典
- 無料で開始:◎ Free は月0ドル、月100タスク、2ステップのZapまで(2026-10-23表示) 出典
- 自前で運用:? 料金ページにセルフホストの記載はない。公式の資料では確認できていない 出典
- 自動で起動:△ アプリの出来事で動く。Webhookトリガーは有料プランのみで、Freeは不可 出典
- コード組込:◎ Code by ZapierでJavaScript(Node.js 22)とPython 3.13。標準の実行時間はFree 1秒、有料30秒、Enterprise 2分 出典
- AI部品:△ AI by Zapierを足せる(OpenAI、Anthropic、Geminiなど)。対応プランの表はFree不可で、同ページ内に食い違いがある 出典
- AIから呼ぶ:◎ Zapier MCPで、外のAIから9,000以上のアプリのアクションを使える 出典
- 外のMCPを使う:△ MCP Clientは公式がベータと表記。リモートMCPのみ。対象プランは記事に書かれていない 出典
- 保存地域:× データはAWSの米国。EUだけに置く選択肢は「対応しない」と公式が書く 出典
- チーム向け:◎ Team(月69ドルから、最大25人)とEnterpriseがある。SAML SSOは料金ページはTeam、セキュリティページはEnterprise 出典
公式の説明から、候補になる場面
- アプリ同士の受け渡しを、コードなしで組みたいとき
- 流れの途中に、AIによる分類や要約を一段足したいとき
- ClaudeなどのAIから、つないだアプリを操作させたいとき
公式が書く制約・向かない場面
- データをEUだけに置きたいとき(公式が対応しないと書く)
- 画面を日本語で使いたいとき(公式ヘルプは英語のみと書く)
- Freeで複数ステップやWebhookを使いたいとき(有料プランの欄にある)
Zapier の使い方ガイドを読む →
Make
公式は、AIエージェントと自動化を、ひとつの視覚的な画面で作って管理するツールとして紹介している。部品(モジュール)をつないだ流れを「シナリオ」と呼ぶ。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語画面:? 画面の言語として日本語を挙げた記載を、読んだ範囲では見つけられなかった 出典
- 無料で開始:◎ Freeは月1,000クレジット、データストア1つ、保存1MB。カード不要・期間制限なしとトップに記載(2026-10-23) 出典
- 自前で運用:? セルフホストの記載は、読んだ範囲では見つからなかった。公式の資料では確認できていない 出典
- 自動で起動:◎ 間隔、毎日、毎週などの予定のほか、一部のトリガーは即時に動く。Webhookも使える 出典
- コード組込:◎ 公式トップに、必要ならJavaScriptかPythonで調整できるとある。対象プランは未確認 出典
- AI部品:◎ AIモジュールとAIエージェントが使える。新Make AI Agentsはopen beta、Make AI Toolsもopen betaで有料プラン向け 出典
- AIから呼ぶ:◎ 有効でOn demandのシナリオを呼べる。実行の範囲は全プラン、管理の範囲は有料 出典
- 外のMCPを使う:△ MCP Clientモジュールは公式ブログが有料プランで利用可と書く 出典
- 保存地域:◎ 組織の作成時にUSかEUを選べる。作成後は変更できない 出典
- チーム向け:◎ Teamsプランがある。それより下のプランでは組織内のチームは1つで、役割の管理はできないとヘルプが書く。金額は読めなかった 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 画面上で部品をつないで、流れを作りたいとき
- データの置き場をUSかEUから選びたいとき
- 外のAIから、決めたシナリオだけを呼ばせたいとき
公式が書く制約・向かない場面
- 保存地域を、作成後に変えたいとき(公式は変更できないと書く)
- 新しいMake AI Agentsアプリを使いたいとき(公式はopen betaと書く)
Make の使い方ガイドを読む →
n8n
公式は、AI機能を備えた「フェアコード」のワークフロー自動化基盤と説明している。n8nが運営するクラウド版と、自分で動かすセルフホストの両方がある。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語画面:? 言語を切り替える設定はあるが、日本語対応の記載は確認できていない 出典
- 無料で開始:△ クラウドは14日の無料トライアル。セルフホストのCommunity版は無期限で無料 出典
- 自前で運用:◎ セルフホストを公式が用意。Community版は無料。ライセンスはSustainable Use License(fair-code)で、利用目的に条件がある 出典
- 自動で起動:◎ スケジュールのトリガーと、外から呼ぶWebhookノードがある 出典
- コード組込:◎ 料金ページのコードステップ(JS/Python)の欄は、Starter、Pro、Enterpriseにある。BusinessはProの上乗せと表記 出典
- AI部品:◎ AI Agentノードに、モデルとツールをつないで使える。別機能の「Agents」は公式がPreviewと書く 出典
- AIから呼ぶ:◎ インスタンスレベルのMCPサーバー。n8n Cloudとセルフホストの両方が対象と公式が書く。公開するワークフローは1本ずつ選ぶ 出典
- 外のMCPを使う:◎ MCP ClientノードとMCP Client Toolノードで、外のMCPサーバーを呼べる 出典
- 保存地域:△ クラウドは現在EU内でホストと公式が書く(選択の記載なし)。セルフホストは自分の環境 出典
- チーム向け:◎ BusinessとEnterpriseがある。SSOはBusiness(セルフホストのみ)とEnterprise 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 自分のサーバーで、データを手元に置いて動かしたいとき
- 流れの途中で、コードやAIエージェントも使いたいとき
- 外のAIからワークフローを呼ばせたいとき
公式が書く制約・向かない場面
- サーバーの保守を自分でしたくないとき(公式はセルフホストを自己管理と整理)
- オープンソースの条件を求めるとき(公式はfair-codeと書き、使い方に条件がある)
n8n の使い方ガイドを読む →
Dify
公式は、AIアプリを組み立てて公開するためのオープンソースの基盤と説明している。エージェントや、手順をつなぐワークフロー、チャットボットを作り、Webアプリ、API、MCPで公開できる。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語画面:? 個人設定の言語は英語と中国語(簡体・繁体)の記載。サイトには日本語の選択がある。画面は未確認 出典
- 無料で開始:◎ Sandboxは無料。200 AIクレジットは新規アカウントに一度きりで、毎月は更新されないとクイックスタートが書く 出典
- 自前で運用:◎ Community Editionを自己ホストで使える。ライセンスはApache 2.0に追加条件つき 出典
- 自動で起動:◎ Schedule、Integration、Webhookの3種類のトリガーがある(Workflowのみ) 出典
- コード組込:◎ Codeノードで、PythonかJavaScriptを選べる 出典
- AI部品:◎ LLMノードなどでAIモデルをつなぐのが基本。新しいAgentは公式がbeta 出典
- AIから呼ぶ:◎ アプリごとにMCP Serverをオンにできる。初期はオフ。URLが認証情報を兼ねる 出典
- 外のMCPを使う:△ 外のMCPサーバーのツールを取り込める。HTTP方式のサーバーだけ 出典
- 保存地域:△ セルフホストなら自分の環境。クラウドは複数の国・地域で処理されうるとポリシーが書き、地域を選べる記載は見当たらない 出典
- チーム向け:◎ TeamとEnterpriseのプランがある。SSOはEnterpriseの欄 出典
公式の説明から、候補になる場面
- AIアプリ(ワークフロー、チャット、自社資料を引く仕組み)を組み立てたいとき
- 作ったAIアプリを、Webアプリ、API、MCPで公開したいとき
- 自分のサーバーで動かしたいとき
公式が書く制約・向かない場面
- 無料のSandboxで、AIを使い続けたいとき(200クレジットを使い切ったら、自分のAPIキーに切り替えられると公式が書く)
- MCPのURLを知る人に使われては困るとき(URLが認証情報と公式が書く)
Dify の使い方ガイドを読む →
Raycast
公式は、拡張できるランチャーの中に生産性ツールが集まったものと紹介している。ショートカットで呼び出し、アプリ検索、定型文、ウィンドウ管理、AIなどを使う。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語画面:? 画面の言語として日本語を挙げた記載を、読んだ範囲では見つけられなかった 出典
- 無料で開始:◎ Freeは無料。AIは含まれない。クリップボード履歴は3か月、ノートは5つ 出典
- 自前で運用:? 端末にインストールするアプリ。サーバー版の記載は確認できていない 出典
- 自動で起動:△ Automations(Pro限定)で1回・毎時・毎日、cron式も指定可。端末が起きていてRaycastが開いている必要。1台20個まで 出典
- コード組込:△ React/TypeScriptで拡張機能を自作できる。公式トップはScript Commands(自作スクリプトの呼び出し)も機能に挙げる 出典
- AI部品:△ AI Commandsなどで使える。AIは有料プランの機能で、Freeには含まれない 出典
- AIから呼ぶ:? 公式の記事は外のMCPサーバーを足す側のみ。サーバーとして使えるかは記載なし 出典
- 外のMCPを使う:△ 外のMCPサーバーを足してAIに使わせられる。公式はPro Exclusiveと表示 出典
- 保存地域:? 個人データは主に米国のサーバーと公式が書く。地域を選べる記載は確認できていない 出典
- チーム向け:◎ Teams(Free、Pro、Plus、Max)とEnterpriseがある。SSOはEnterpriseの欄 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 手元のPCで、検索や定型文入力や窓の整理を素早くしたいとき
- 選んだ文章にAIで直しや要約を当てたいとき(有料プラン)
- MCPサーバーのツールを、手元のAIから使いたいとき(有料プラン)
公式が書く制約・向かない場面
- クラウド上で、PCを閉じても動く自動化が欲しいとき(Automationsは端末が起きている必要がある)
- AIを無料で使いたいとき(Freeには含まれない)
Raycast の使い方ガイドを読む →
確認できていない点
- Make、n8n、Dify、Raycastの画面が日本語に対応しているか(Zapier以外は、日本語画面の記載を確認できなかった)。
- ZapierとMakeがセルフホスト版を出しているか(読んだ範囲のページには記載がない)。ZapierのEnterpriseの「高度な配置オプション」の中身も未確認。
- Difyのクラウド版でデータの保存地域を選べるか。
- Makeの料金ページ本文から金額が読み取れなかったため、金額は載せていない。
- ZapierのMCP Clientの対象プラン、Makeのコード部品の対象プラン、Raycastの料金ページ以外の無料範囲の細部。
- Raycastが外のAIから呼び出されるMCPサーバーとして使えるか。
- Makeのbeta表記の範囲(新しいMake AI Agentsアプリのopen betaのみ確認)。
- n8nのライセンス条件の細部(Sustainable Use Licenseの全文は読み切れていない)。なお、AI Agentノードの説明ページにはPreview表記は見当たらなかった。
- DifyのLICENSEが定める追加条件の中身。
このコーナーの文章は、公式の資料を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・機能・料金は変わるので、使う前に各ページの出典(公式)で確かめてください。事実と「見立て」は分けて書いています。