3行でいうと
- 入れ方は3通りです。デスクトップ版(Windows・macOS・Linux)は、公式の資料で「インストーラーを実行する」形です。ポータブル版は、Windowsで7z書庫を展開して .bat を実行します。手動インストールは、Miniconda、git clone、PyTorch、
python main.pyの順です。 - デスクトップ版の初回起動で、公式は「Comfy Cloudで動かすか、このPCに入れて動かすか」を聞かれると書いています。その先の画面名や選択肢は、読んだ公式ページには書かれていません。
- モデルは本体に入っていません。置き場所は
ComfyUI/models/の下の種類別フォルダで、デスクトップ版は画面の「Storage」タブから確かめられます。 - ComfyUI-Managerは、デスクトップ版は標準で入って
--enable-managerで動き、ポータブル版と手動では依存関係を入れて--enable-managerを付けて起動します。 - コマンドやパスは公式の表記です。特にPyTorchの入れ方は版が動くので、実行前に公式ページの全文を見てください。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、画面の名前やボタンの表記は公式ページのものを使っています。手元の画面と照らしてください。公式のページは要約の形で取得したため、長い引用はせず、言い換えています。公式のページに書かれていない画面経路や初期値は、「公式で確認できていない」と書きます。
先に結論
- 公式のデスクトップ版の各OSのページは、「入手 → インストーラーの実行 → 起動」までを短く書いています。 初回起動後の細かい画面は、読んだページには書かれていません。画面の説明が必要な箇所は、そのまま「確認できていない」と書きます。
- ポータブル版は、展開して .bat を実行するだけの形です。 NVIDIA、AMD、Intel向けの別々の書庫があり、CPUだけで動かす .bat も各書庫に入っています。
- 手動インストールは、すべてのOSの共通の流れ(仮想環境、clone、PyTorch、requirements、起動)の中で、PyTorchの入れ方だけがGPUの種類ごとに違います。
- ComfyUI-Managerの扱いは、入れ方ごとに違います。 デスクトップ版は設定画面、ポータブル版と手動は起動オプションです。
- 更新の方法も入れ方ごとに違います。 デスクトップ版は画面の中、ポータブル版は update フォルダの .bat、手動は
git pullとpip install -r requirements.txtです。
前提:用語をそろえる
- ターミナル:文字でコマンドを打つ画面です。Windowsではコマンドプロンプトなど、macOSでは「ターミナル」、Linuxでも「ターミナル」と呼ばれます。
- コマンド:ターミナルに打つ命令の1行です。この記事ではコードブロックに入れます。
- ComfyUI-Manager:カスタムノードやモデルを入れたり消したりする拡張です。詳しくは記事03と、記事08で扱います。
- Miniconda:Pythonの環境を、作業ごとに分けて作れるソフトです。公式の手動インストールの手順が使っています。
- 仮想環境:ほかのソフトと混ざらないように分けた、Pythonの作業部屋です。
- PyTorch:AIの計算をGPUで動かすための土台になるソフトです。GPUの種類ごとに入れ方が違います。
- .bat(バッチファイル):Windowsで、コマンドをまとめて実行するファイルです。ダブルクリックで動きます。
- 7-Zip:.7z という形式の圧縮ファイルを展開するソフトです。ポータブル版の展開に使うと、公式のページに書かれています。
- Git:ソースコードをダウンロードして更新するための道具です。
git cloneとgit pullを使います。 - AppImage/.deb:Linux向けの配布形式です。この記事ではデスクトップ版のLinux向けの入手形式として出てきます。
たとえ話:家具の「完成品」「組み立て済みキット」「部品からの自作」
デスクトップ版は、届いたらそのまま置く完成品に近く、更新も画面の中で済みます。ポータブル版は、展開すればそのまま使える組み立て済みキットに近いと思います(公式のページは「展開するだけで使える」という趣旨で書いています)。手動インストールは、部品(Python、PyTorch、ソース)を自分で揃えて組む自作に近く、自由度が高いぶん、手順が長くなります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どれで入れるか(この記事の手順の選び方)
| 入れ方 | 対応OS(公式のページの記載) | この記事の節 |
|---|---|---|
| デスクトップ版 | Windows 10以降(x64またはARM64)、macOS 13以降のApple Silicon、Linux(x64。Ubuntu 22.04以降について、公式が recommended と書いている) | A、B、C |
| ポータブル版 | Windows | D |
| 手動インストール | Windows、Linux、macOS(Apple Silicon)。GPUはNVIDIA、AMD、Intel、Apple Siliconの記載がある | E |
- ディスクの空きは「1つのインストールにつき、少なくとも4.85GB(recommended)」と、デスクトップ版の各OSのページに書かれています。ポータブル版と手動インストールのページには、この数字は見つかりませんでした(公式で確認できていない)。モデルのファイルは別に大きくなります。
- どれを選ぶかの判断は、記事01の「最初に決めること」を参照してください。この記事は、選んだあとの手順です。
A. Windows:デスクトップ版
公式のWindows向けデスクトップ版のページに沿った手順です。
手順
- 要件を確かめる。 Windows 10以降、x64またはARM64。専用のNVIDIA/AMDのGPUについて、公式は recommended と書き、必須ではない(not required)と書いています。
- インストーラーをダウンロードする。 公式ページの「Download Comfy Desktop」のボタン(リンク先は comfy.org/download)から入手します。ダウンロードページは、使っているプラットフォームを自動で見分けて、最新のWindows用インストーラーを出す、と書かれています。
- ダウンロードした
.exeを実行する。 公式は、NSISインストーラーと説明しています。画面の指示に従います。個々のインストーラーの画面や選択肢は、公式のページに列挙されていません。 - 起動する。 スタートメニュー、またはデスクトップのショートカットから開きます。
- 初回起動の選択。 初回の起動で、「Comfy Cloudで動かす」か「このPCにローカルで入れる」かを聞かれる、と公式は書いています。「このPCにローカルで入れる」側を選ぶ場合の、GPUの選択画面や、インストール先を選ぶ画面の有無は、読んだページには書かれていません(公式で確認できていない)。
- 旧デスクトップ版がある場合。 公式は、Legacy Desktop(旧デスクトップ版)が入っていると、新しいアプリが見つけて、カスタムノード、ワークフロー、モデル、設定を引き継げる、と書いています。引き継ぎの前に、旧版の状態のバックアップが取られます。ただし、既存のデータフォルダとPython環境はその場で再利用されるため、手を付けていない控えが欲しければ、自分でバックアップを取るよう、公式が書いています。
期待される結果と、ファイルのできる場所(公式の表)
| 中身 | 場所 | 補足 |
|---|---|---|
| インストール(本体) | %LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Installs |
旧版では %USERPROFILE%\ComfyUI-Installs。任意の場所も選べると読めるが、設定画面の経路は書かれていない |
| 共有のモデルと入出力 | %LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Shared |
旧版では %USERPROFILE%\ComfyUI-Shared |
| アプリの設定と、インストールの記録 | %APPDATA%\Comfy Desktop |
|
| ログ | %APPDATA%\Comfy Desktop\logs |
主なログのファイルは app.log |
B. macOS:デスクトップ版
公式のmacOS向けデスクトップ版のページに沿った手順です。
手順
- 要件を確かめる。 macOS 13(Ventura)以降、Apple Silicon(M1以降)。
- インストーラーをダウンロードする。 comfy.org/download の「Download Comfy Desktop」から。形式は
.dmgと公式は書いています。 .dmgを開き、「Comfy Desktop」を「Applications」フォルダへドラッグする。- Launchpad、またはSpotlightから起動する。
- 初回起動でセキュリティの警告が出たら、「システム設定」→「Privacy & Security」を開き、「Open Anyway」を押す。 公式のページが書いている、このOSで想定される場面の対処です。macOSの画面の表記は、お使いのOSの版で変わることがあるので、手元の画面と照らしてください。
- 初回起動後の画面については、公式のmacOSのページに、ほかの説明は書かれていません(公式で確認できていない)。
ファイルのできる場所(公式の表)
| 中身 | 場所 |
|---|---|
| インストール | ~/ComfyUI-Installs(任意の場所も可) |
| 共有のモデル・入力・出力 | ~/ComfyUI-Shared |
| アプリの設定とインストールの記録 | ~/Library/Application Support/Comfy Desktop |
| ログ | ~/Library/Logs/Comfy Desktop(app.log) |
- 旧デスクトップ版からの引き継ぎについては、Windowsのページと同じ趣旨の説明があります。
C. Linux:デスクトップ版
公式のLinux向けデスクトップ版のページに沿った手順です。
手順
- 要件を確かめる。 Linux、x64、Ubuntu 22.04以降について、公式が recommended と書いています。専用のNVIDIA/AMDのGPUは、recommended だが必須ではない(not required)、とあります。
- パッケージを入手する。 公式ページは、プラットフォームを自動で見分けるリンク(ページに書かれたURL)と、GitHubのComfy-Org/Comfy-Desktopのリポジトリを挙げています。公式のパッケージは、
.deb(Debian/Ubuntu系)とAppImageです。URLは公式ページで確認して使ってください。 .debの場合のインストール(公式のコマンド):
sudo apt install ./*.deb
- AppImageの場合(公式のコマンド):
chmod +x ./*.AppImage
./*.AppImage
- 起動しないとき。 公式は、Ubuntu 24.04以降では、AppArmorがElectronのサンドボックスを止めることがあると書き、
--no-sandboxを付けて再実行する方法を挙げています。ただし、これはすべてのプロセスのサンドボックスを切る設定だと、公式のページが書いています。 - 初回起動後の画面。 公式のLinuxのページには、起動後に、インスタンスの作成、インストールの管理、設定ができる、という趣旨だけが書かれ、細かい画面は読んだ範囲では見つかりませんでした(公式で確認できていない)。
ファイルのできる場所(公式の表)
| 中身 | 場所 |
|---|---|
| インストール | ~/ComfyUI-Installs |
| 共有のモデル・入力・出力 | ~/ComfyUI-Shared |
| パッケージ版(.deb/AppImage)のプロファイルとログ | ~/.config/Comfy Desktop |
| アプリの設定(公式の表) | ~/.config/comfyui-desktop-2(ログは ~/.config/comfyui-desktop-2/logs。~/.local/share/、~/.cache/、~/.local/state/ の下の同名のフォルダも表に挙がる。app.log は確認できていない) |
- ページには、このほか、ソースからビルドして動かす手順(Node.js 22、pnpm、
pnpm run init、./linux-dev.sh)が書かれています。公式のパッケージではない、ローカルのビルドを作る手順も含まれ、これはComfy Orgの公式のダウンロードではない、と書かれています。この記事では手順を省略します。公式ページで確認してください。
D. Windows:ポータブル版
公式の「ComfyUI Portable for Windows」のページに沿った手順です。
手順
- 自分のGPUに合う書庫を選ぶ。 どれも
.7zです。
| 書庫(公式の表記) | 公式の説明 |
|---|---|
ComfyUI_windows_portable_nvidia.7z |
NVIDIA(CUDA 13.0、Python 3.13)。比較的新しいRTX向け |
ComfyUI_windows_portable_nvidia_cu126.7z |
NVIDIA(CUDA 12.6、Python 3.12)。10シリーズ以前向け |
ComfyUI_windows_portable_nvidia_arm64.7z |
NVIDIA、Windows ARM64(Python 3.14) |
ComfyUI_windows_portable_amd.7z |
AMD(ROCm) |
ComfyUI_windows_portable_intel.7z |
Intel |
CPUだけの別の書庫はなく、CPUだけで動かす run_cpu.bat が各書庫に入っている、と書かれています。公式のページは、各書庫のURLを https://github.com/Comfy-Org/ComfyUI/releases/latest/download/<書庫名> の形で載せています。最新のURLは公式ページで確認してください。入手先の考え方は記事01も参照してください。
- 7-Zipで展開する。 NVIDIA版の展開後の構成は、公式のページでは次のとおりです。
ComfyUI_windows_portable
├── ComfyUI (本体)
├── python_embeded (独立したPython環境)
├── update (更新用のバッチファイル)
├── README_VERY_IMPORTANT.txt
├── run_cpu.bat
└── run_nvidia_gpu.bat
AMD版とIntel版も同じ構成で、起動用は run_amd_gpu.bat と run_intel_gpu.bat です。
- GPUに合う .bat をダブルクリックする。 次の4つです。
| ファイル | 役目 |
|---|---|
run_nvidia_gpu.bat |
NVIDIAのGPUで起動 |
run_amd_gpu.bat |
AMDのGPUで起動 |
run_intel_gpu.bat |
IntelのGPUで起動 |
run_cpu.bat |
CPUだけで起動 |
- コンソールに
To see the GUI go to: http://127.0.0.1:8188と出るのを待つ。 - ブラウザが自動で開く。 開かなければ、
http://127.0.0.1:8188を自分で開きます。 - コマンドの窓は閉じない。 閉じると、ComfyUIが止まります(公式のページの記載)。
.bat の書き方の例(公式の例の写し)
公式のポータブル版のページは、起動用の .bat に --listen を足してLANから開く例として、次の形を載せています。ページには、手を加える前の run_nvidia_gpu.bat の中身そのものは載っていませんでした。--listen はネットワークに開く設定なので、必要か確かめてから使ってください。
.\python_embeded\python.exe -s ComfyUI\main.py --listen --windows-standalone-build
pause
期待される結果
- ブラウザにComfyUIの画面が出ます。モデルが入っていなければ、記事06の「モデルが足りないと言われたとき」の流れになります。
E. 手動インストール(Windows・Linux・macOS)
公式の「Manual Install」のページに沿った手順です。GPUによって、手順3だけが違います。
手順
- 仮想環境を作る。 公式は、Minicondaを入れてから、次のコマンドを実行する流れを書いています。Pythonの版は、このページでは指定されていません。
conda create -n comfyenv
conda activate comfyenv
- Gitを入れて、リポジトリをクローンする。 Windowsでは、Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージが要る、と書かれています。LinuxとmacOSは、ターミナルを開きます。
git clone https://github.com/Comfy-Org/ComfyUI.git
- GPUに合わせて、PyTorchを入れる。 公式のページのコマンドは次のとおりです。版や索引のURLは更新されるので、実行前に公式ページの全文を見てください。
| GPU | 公式のコマンド |
|---|---|
| NVIDIA | pip install torch torchvision torchaudio --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu130 |
| AMD(Linux、ROCm 7.2) | pip3 install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/rocm7.2 |
| Apple Silicon(Mac) | conda install pytorch-nightly::pytorch torchvision torchaudio -c pytorch-nightly |
| Intel(Arc A/Bシリーズ、Arcグラフィックス搭載のCore Ultra) | pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/xpu |
- NVIDIAには、ナイトリー版(
--preとnightly/cu132の索引)のコマンドもあり、公式は「Install Nightly version (might be more risky)」と書いています。通常のコマンドに「stable」の語は付いていません。 - AMDのWindowsは、Windows 11、AMDの最新のドライバー、64ビットのPython 3.13が要る、と書かれ、コマンドが長いため、公式ページで全文を確認してください(この記事では写しません)。GPUの種類ごとに、コマンドの中の
device-allを置き換える指定が公式のページにあります。 - Intelは、CUDA用のホイール(配布ファイル)を入れないこと、先にIntel GPUのドライバーを入れて更新することが書かれています。
-
Ascendについては、このページには書かれていません。
-
ComfyUIの依存関係を入れる:
cd ComfyUI
pip install -r requirements.txt
- 起動する:
cd ComfyUI
python main.py
python main.py --help で、組み込みのヘルプが出ます。ポートの変更やLANへの公開、VRAMのモードなどのオプションは、公式の「Startup Flags」のページにあります(この記事では読んでいません)。
- 止めるとき。 ターミナルで
Ctrl+Cを押すか、ターミナルを閉じます。
この節のメモ
- 公式のDockerイメージはなく、Docker Hubのコミュニティ製のイメージは、Comfy-Orgが保守も支援もしていない、とページに書かれています。
- Intel GPUが認識されないときは、公式の troubleshooting のページの「Intel GPU issues」の節を見るよう書かれています。
F. モデルの置き場所を決める(3つの入れ方に共通)
- 基本の場所を知る。
ComfyUI/models/の下の、種類ごとのフォルダ(checkpoints、loras、vae、controlnetなど)です。ポータブル版はComfyUI_windows_portable/ComfyUI/models/、デスクトップ版は<installation>/ComfyUI/models/checkpointsのように書かれています。 - デスクトップ版で場所を確かめるには。 画面上部の「capsule」メニューを開き、「Storage」タブを見る、と公式は書いています。
- ほかの場所のモデルも使いたいとき(手動・ポータブル版)。 ComfyUIのルートにある
extra_model_paths.yaml.exampleをコピーして、ComfyUI/extra_model_paths.yamlという名前にして編集します。保存したら、ComfyUIを再起動します。 - デスクトップ版で追加するとき。 「Storage」タブから追加するか、設定ファイルを直接編集します。公式は、既存の(インストールのときに生成された)パスを上書きせずに、追記すること、先にファイルのバックアップを取ることを書いています。
- カスタムノードの置き場所を追加するとき。 同じファイルに
custom_nodes:の項目を書く、と公式は書いています。これは検索の場所を増やすだけで、カスタムノードの入れ先は変わらず、依存関係は自分で環境に入れる必要がある、とも書かれています。
設定ファイルの例(公式の例の写し)
my_custom_config:
base_path: YOUR_PATH
loras: models/loras/
checkpoints: models/checkpoints/
vae: models/vae/
controlnet: models/controlnet/
- 名前とパスが、公式の資料の中で揃っていません。 手動インストールのページとポータブル版のページは、デスクトップ版の設定ファイルを
extra_models_config.yamlと書き、パスはWindowsでC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\ComfyUI\extra_models_config.yaml、macOSで~/Library/Application Support/ComfyUI/extra_models_config.yamlと書いています。一方、デスクトップ版のWindowsのページは、アプリの設定を%APPDATA%\Comfy Desktopの下と書いています。ファイル名とパスは、どちらかに決めつけず、画面の「Storage」タブと、手元のフォルダで確かめてください。
G. ComfyUI-Managerを使えるようにする
公式の「Manager Installation」のページに沿った手順です。
デスクトップ版
- デスクトップ版は、Managerを各インストールに入れ、
--enable-managerを付けて起動する、と公式は書いています。別に入れる作業は要りません。 - 設定は、そのインストールの「Manage panel」を開き、「Startup Args」タブで行います。
- 「Manager Security Level」は、Strict、Standard(公式が recommended と付けている)、Relaxed、Permissive から選びます。
- 「Manager Network Mode」は、Public(既定)、Private、Offline、Personal cloud から選びます。
- どちらも、次の起動から有効になります。
- Managerを止めるには、「Startup Arguments」から
--enable-managerを外します。画面(UI)だけを隠すには、フラグを残して--disable-manager-uiを足します。 - 旧画面(レガシーのUI)に切り替えるには、「Server Settings → UI Settings → Use legacy manager interface」と書かれています。
ポータブル版(Windows)
- 依存関係を入れます(公式のコマンド):
.\python_embeded\python.exe -m pip install -r ComfyUI\manager_requirements.txt
--enable-managerを付けて起動します(公式の例):
.\python_embeded\python.exe -s ComfyUI\main.py --windows-standalone-build --enable-manager
pause
手動インストール
- 仮想環境を有効にします。Windowsは
venv\Scripts\activate、Linux/macOSはsource venv/bin/activate。 - 依存関係を入れます:
pip install -r manager_requirements.txt
- 起動します:
python main.py --enable-manager
フラグの一覧(公式のページ)
| フラグ | 公式の説明 |
|---|---|
--enable-manager |
Managerを有効にする。手動・ポータブルの起動に要る |
--enable-manager-legacy-ui |
旧画面を使う。--enable-manager が前提 |
--disable-manager-ui |
Managerの画面とエンドポイントを無効にし、裏の機能は残す。--enable-manager が前提 |
- 更新(ポータブル版と手動):同じ環境でrequirementsをもう一度入れ、
--enable-managerを付けて起動し直します。ComfyUI本体を更新しても、Managerのパッケージは更新されないことがある、と書かれています。 - 公式のこのページには、Managerが有効になったかを確かめる画面上の手がかり(ボタン名など)と、設定ファイルの場所は書かれていません(公式で確認できていない)。
- カスタムノードを入れる手順と注意は、記事08にまとめました。
H. 動作を確かめる:最初の1枚
公式の「First Generation」のページの流れです。画面の見方と、続きの操作は記事06に書きました。
- ComfyUIを起動する。通常は、標準のテキストから画像を作るワークフローが自動で開きます。
- 必要なモデル
v1-5-pruned-emaonly-fp16.safetensorsが入っていないと、警告が出ます。警告を押すと、足りないモデルの名前とダウンロードのリンクが見られます。 - 「Download」を押します。デスクトップ版は
ComfyUI/models/checkpointsに保存され、進み具合は、サイドバーのモデルのパネルに出ます。ポータブル版は、ブラウザがダウンロードするので、ComfyUI/models/checkpointsに自分で保存します。自動のダウンロードは、おもにHugging Faceからで、始まらない、または止まるときは、手動で入れる、と公式は書いています。 Rキーを押して、モデルの一覧を更新します。- 「Load Checkpoint」のノードで、
v1-5-pruned-emaonly-fp16.safetensorsが選ばれていることを確かめます。 - 「Run」を押すか、
Ctrl + Enterを押します。 - 結果は「Save Image」のノードに出ます。右クリックで、手元に保存できます。
I. 更新する
| 入れ方 | 公式に書かれている更新の手順 |
|---|---|
| デスクトップ版(Windows・macOS) | 更新を自動で確かめる。準備ができると、画面の上の「Desktop Update Ready」のボタンを押すと、再起動して入る。手動では、左上のハンバーガーメニュー →「Desktop Settings」→「Updates」タブ →「Check for updates」→「Restart & Update」。「Automatically install Desktop updates」のスイッチで、自動の更新を切り替えられる |
| デスクトップ版(Linux) | パッケージ版の更新の方法は、公式のLinuxのページに書かれていない。ソースのチェックアウトは git pull、pnpm run init、./linux-dev.sh の順 |
| ポータブル版 | update フォルダの update_comfyui.bat(最新のコミット)、update_comfyui_stable.bat(最新の安定版)。update_comfyui_and_python_dependencies.bat は、実行環境に問題があるときだけ、と書かれている |
| 手動 | ComfyUI のフォルダで git pull。そのあと、仮想環境を有効にしたまま pip install -r requirements.txt(有効にしないと、システムのPythonに入る、と公式が警告) |
J. 片づける(アンインストール)
- Windows(デスクトップ版): 「設定 → Apps → Installed apps」から「Comfy Desktop」をアンインストールします。消えるのはランチャーだけで、データは残ります。全部消すには、
%APPDATA%\Comfy Desktop、インストール(%LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Installs、またはあなたが設定した場所)、そして、共有のモデルが不要なら%LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Sharedを、自分で消します。 - macOS(デスクトップ版): Finderの「Applications」で「Comfy Desktop」を右クリックし、「Move to Trash」を選びます。データ(
~/ComfyUI-Installs、~/ComfyUI-Shared、~/Library/Application Support/Comfy Desktop、~/Library/Logs/Comfy Desktop)は、残ります。 - Linux(デスクトップ版): 公式のLinuxのページは、パッケージ版かソースビルドかを分けずに、リポジトリの
scripts/reset-linux.shを挙げています。これは、既知のアプリのデータの場所を消し、~/ComfyUI-Installsには触れない、と書かれています。.debやAppImage自体の消し方は、書かれていません。 - ポータブル版・手動: 消し方は、読んだページに書かれていません(記載が見つからない)。
- 公式は、これらのフォルダには、モデル、出力、設定などの個人のデータが入っていて、消すと元に戻せない、と警告しています。
つまずきと直し方
| 症状 | 公式の資料から確認できる原因・対処 |
|---|---|
| ポータブル版で、窓を閉じたら画面が使えなくなった | コマンドの窓を閉じると、ComfyUIは止まる。.bat をもう一度実行する |
| ブラウザが自動で開かない | http://127.0.0.1:8188 を自分で開く |
| 「Load Checkpoint」に何も出ない、または「null」と出る | モデルの場所を確かめ、R で更新するか、再起動する |
| モデルのダウンロードが始まらない/止まる | Hugging Faceに届くか確かめる。だめなら、モデルの詳細に出るリンクから手動で入れる |
| 新しいモデルがノードの一覧に出ない | R を押す。または再起動 |
| カスタムノードの依存関係でエラー(ポータブル版) | システムのPythonではなく、python_embeded のpipで入れる |
| Linuxでアプリが起動しない(サンドボックスのエラー) | --no-sandbox を付けて再実行(すべてのプロセスのサンドボックスが切れる、と公式が注記) |
pnpm run init で make が見つからない(Linuxのソースビルド) |
build-essential を入れる |
| macOSの初回起動で警告 | 「システム設定」→「Privacy & Security」→「Open Anyway」 |
| WindowsでVC++のエラー(手動インストール) | Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージを入れる |
| ほかの機器から開けない | 起動のコマンドに --listen を足し、サーバーが報告するアドレス(0.0.0.0:8188)ではなく、ホストのローカルIPで開く。ポータブル版のページの説明 |
| 起動しない原因を調べたい | ログを見る。Windowsは %APPDATA%\Comfy Desktop\logs の app.log、macOSは ~/Library/Logs/Comfy Desktop の app.log |
- 公式のWindows向けデスクトップ版のページには、トラブルシューティングの節がなく、ログの場所とバックアップの注意のみが読み取れました。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- デスクトップ版の初回起動後の画面(選択肢の名前、GPUの選択、インストール先の指定)は、読んだ公式ページに書かれていません。手元の画面と、公式のサポートの資料で確かめてください。
- 公式のページ同士で、デスクトップ版の設定ファイルの名前とパスの書き方が違います(節F)。
--listenを付けるとほかの機器からつながります。公式のサーバーのルートの説明(記事08)には、認証についての記載が見つかりませんでした。ネットワークに公開する前に、自分でつなぐ範囲を確かめてください。- ポータブル版や手動インストールのリンク先や、PyTorchの索引のURLは、版の更新で変わります。コマンドは、公式ページの全文と照らしてから実行してください。
- 読んだページの先頭に、ドキュメントの目次を読むよう促す一文(AI向けのもの)がありましたが、この記事の内容には関係がないため、従っていません。
- モデル(Hugging Faceなどから入れるもの)とカスタムノードは、第三者が配布するものです。この記事は、それらの中身や安全性を確かめていません。入れる前に、配布元と内容を自分で確かめてください。
- 版や機能は更新が速く、読んだ日の内容が古くなることがあります。
出典
- Desktop Windows(ComfyUI Docs、Comfy Org、確認日 2026-10-25)
- Desktop macOS(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- Desktop Linux(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- ComfyUI Portable for Windows(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- Manual Install(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- Manager Installation(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- Manager Overview(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- First Generation(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)
- Interface Overview(ComfyUI Docs、確認日 2026-10-25)