3行でいうと

  • ローカル版のデータ(インストール、モデル、入出力)は、手元のフォルダにあります。デスクトップ版は、アプリを消しても、これらは消えません。公式は「個人のデータが入っている」と書いています。
  • デスクトップ版のテレメトリ(使用状況の送信)は、公式のプライバシーポリシーによると任意で、最初の画面で同意しなければ集められません。ワークフローの内容、プロンプト、生成した画像は、集めないと書かれています。
  • Comfy Cloudの料金は、料金ページでUSD表示です(2026年10月23日に読んだ表示)。Standardは月20ドル、Creatorは35ドル、Proは100ドル、Teamは700ドルと表示されています。年払いは安くなります。
  • 解約は、cloud.comfy.org の「Manage plan」から。解約しても、支払い済みの期間の終わりまでは使えます。クレジットの払い戻しは、利用規約では原則できないと書かれています。
  • アカウントの削除は、公式のドキュメントでは、メールで依頼する方法です(30日以内に処理)。画面の「Delete account」ボタンは、もう動かないと書かれています。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。価格は、公式の料金ページの表示のままで、読んだ日の表示です。公式のページは要約の形で取得したため、長い引用はせず、言い換えています。読んだ範囲で見つからなかったことは、「公式の資料では確認できていない」と書きます。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:自分の家の本棚と、貸し倉庫

ローカル版は、自分の家の本棚に資料を置くのに近く、置き場所も整理も自分次第です。家を引っ越す(アプリを消す)だけでは、本棚の中身は消えません。Comfy Cloudは貸し倉庫で、鍵(アカウント)があればどこからでも開けますが、料金を払い続ける契約で、解約のときは中身を持ち出す準備が要ります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

保存場所:どこに何があるか(デスクトップ版)

公式のドキュメントのデスクトップ版のページによると、次のとおりです(確認日2026-10-23)。

内容 Windows macOS Linux
インストール %LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Installs(古い版は %USERPROFILE%\ComfyUI-Installs) ~/ComfyUI-Installs ~/ComfyUI-Installs
共有のモデル、入出力 %LOCALAPPDATA%\Comfy-Desktop\ComfyUI-Shared(古い版は %USERPROFILE%\ComfyUI-Shared) ~/ComfyUI-Shared ~/ComfyUI-Shared
アプリの設定、インストールの記録 %APPDATA%\Comfy Desktop ~/Library/Application Support/Comfy Desktop ~/.config/comfyui-desktop-2、~/.local/share/comfyui-desktop-2 ほか
ログ %APPDATA%\Comfy Desktop\logs(app.log) ~/Library/Logs/Comfy Desktop ~/.config/comfyui-desktop-2/logs

同期:ローカルとクラウドの違い

場面 公式に書かれていること
ローカル版 読んだ範囲では、複数の端末の間で同期する公式の機能は、見つからなかった
Comfy Cloud ワークフローは、自動でアカウントに保存される。同じアカウントで別の端末から開ける
Comfy Cloudの入力・出力・ワークフロー 既定では、自分のアカウントの中で非公開、とサポートの記事が書く。Comfyは、入力と出力を、生成AIや拡散モデルの学習に使わない、と書く
クラウドで取り込んだモデル 取り込んだモデルは自分だけに見え、自分で削除できる、とモデル取り込みのページが書く(Comfy側が入れたモデルは削除できない)。取り込めるのは .safetensors だけで、Civitai/Hugging Faceのリンクから。ローカルのファイルを直接アップロードはできない。サイズの上限は実質なしで、最大100GBと書かれている。プランは「Creator以上」と「CreatorとProのみ」の2通りの書き方がある(2026-10-24に確認)。サポート記事のデータ保持のページ(Comfy data retention)には、取り込みモデルの記載は見つからなかった

バックアップ:公式が書いていること

料金:公式の料金ページの表示(確認日2026-10-23)

通貨はUSDです。ページの日付は「© 2026 Comfy Org」だけでした。年払いは、最大20%の割引と書かれています。

ローカル版: ComfyUI本体は、無料でオープンソースのGPL-3.0と、ダウンロードページのFAQが書いています。

Comfy Cloud(個人向け):

プラン 月払い 年払い(月あたりの表示) 年額 年間のクレジット 1回の実行の最大の長さ
Standard 20ドル/月 16ドル/月 192ドル 50,400 30分
Creator(「最も人気」と表示) 35ドル/月 28ドル/月 336ドル 88,800 30分
Pro 100ドル/月 80ドル/月 960ドル 253,200 最大1時間
Team 700ドル/月(ページには「10%お得」の表示) 630ドル/月 7,560ドル 1,772,400 書かれていなかった

クレジットの決まり(料金ページのFAQ):

項目 公式に書かれていること
何に使うか 実際にGPUが動いている時間と、パートナーノード。待機中やワークフローを組む間は使われない
追加(トップアップ) いつでも買える。プランのクレジットが先に使われる。購入から1年有効
繰り越し プランのクレジットは、請求の周期ごとにリセットされ、繰り越されない。追加分は残る
解約 「将来の支払いをすぐに止める」。プランは、支払い済みの期間の終わりまで有効
払い戻し サポートにチケットを出す。チームが「個別に」見る
プランの変更 Teamにすると、ワークフローと追加分は残る。使い切っていないプランのクレジットは、その周期の終わりで失効

Agentの料金: Comfy Agentは、すべてのプランで使え、最初は無料のクレジットがあり、尽きるとComfy Creditsから使われます。メッセージの数の上限はなく、上限を超えたタスクは待たされ、クレジットが尽きると止まる、と書かれています。LLMはComfy側が選び、自分のLLMのキーを持ち込むことは未対応です。

そのほか: MiniMaxの商用ライセンス(月5,000ドルから)が、別の製品として料金ページに載っていました。この記事では詳しく扱いません。

データの行き先とプライバシー

場面 公式に書かれていること 出どころ
デスクトップ版のテレメトリ 任意(オプトイン)。最初の同意の画面で断るか、設定の「Telemetry」でいつでも取り下げられる デスクトップ版のプライバシーポリシー(2026年6月3日発効と表示)
集めるもの(同意した場合) 端末ごとの仮の識別子、アプリの版・OS・CPUの種類、使った機能、インストールしたカスタムノードの公開名、クラッシュの情報(パスや鍵らしき文字列は先に消される) 同上
集めないもの ワークフローの内容、プロンプト、生成した画像・動画・音声、モデルの重み、ファイル名 同上
委託先 PostHog(分析)、Datadog(クラッシュ)、ToDesktop(配布と更新)、Comfy自身の分析の基盤 同上
保持の期間 分析は最大24か月、クラッシュは詳細で15日、集計は最大36か月、更新サーバーのログは90日 同上
全体のプライバシーポリシー 登録時の名前・メールなどと、自動で集める情報。ユーザーが作った内容(プロンプトなど)は扱っていない。2025年4月18日付 プライバシーポリシー
クラウドの利用者の内容 入力と出力の所有権は利用者にある。Comfyは、入力・出力を生成AIや拡散モデルの学習に使わない。ただし、似た出力を他の利用者に作ることがあり、その出力に利用者の権利はない、とも書く。GitHubのオープンソース本体(Comfy OSS)は、この規約の対象外で、そのライセンスに従う 利用規約(2026年5月13日発効と表示)
クラウドの保持 顧客のコンテンツ(プロンプト、ワークフロー、出力など)は「サービスの運営・分析・改善に必要な間」。具体的な日数は書かれていない データ保持のページ
パートナーノードの入出力 保存から24時間後に削除される データ保持のページ
削除のあとに残るもの バックアップ、第三者の分析の基盤などに残ることがある。集計・匿名化したデータは無期限に残ることがある 利用規約
データの保管場所(国) プライバシーポリシーにはなく、デスクトップ版のポリシーは、米国などへの移転がありうると書く 各ポリシー

やめるとき:アンインストール、解約、アカウントの削除

ローカル版をやめる

場面 公式の手順・注意
Windows 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」で Comfy Desktop をアンインストール。ランチャーだけが消え、インストール、モデル、設定、ログは残る
macOS アプリをゴミ箱へ。データのフォルダは自分で消す。削除は元に戻せない
Linux .deb や AppImage の消し方は、そのページに書かれていなかった。パッケージ版の初期化用に reset-linux.sh があり、~/ComfyUI-Installs は残る
自分で入れたカスタムインストールの場所 アンインストールで消えない

Comfy Cloudの解約

  1. cloud.comfy.org にログインする。
  2. プロフィールのメニューから「Manage plan」を選ぶ。
  3. 「Plan & Credits」で、その他のメニューを開き、「Cancel plan」を選ぶ。
  4. 終了日を確認して、「Cancel subscription」で確定する(やめるなら「Keep subscription」)。

  5. 請求の管理の権限があるワークスペースのメンバーだけが解約できます。

  6. 解約後、今後の請求はなく、機能は今の請求期間の終わりまで使えます。再開は、「Plan & Credits」の「Resume subscription」です。
  7. 利用規約は、有料の自己申し込みのプランは、解約しない限り自動更新される、料金は原則払い戻しされない、前払いのクレジットは請求の誤りを除き払い戻されない、解約しても未使用のクレジットは返らない、と書いています。
  8. 一方、料金ページのFAQは、払い戻しは「サポートにチケットを出し、個別に見る」と書いています。解約のページには、払い戻しとクレジットの扱いは書かれていませんでした。

アカウントの削除

  1. 残したいデータをバックアップする(クラウドの資産はアカウントに紐づく)。
  2. 有効なサブスクを自分で解約する(削除で自動的に解約されるとは書かれていない)。
  3. 必要な請求書と支払い履歴をダウンロードする。
  4. 一時的に無効にするだけで足りないか、考える。
  5. support@comfy.org に、アカウントのメールアドレスと、削除の依頼を書いて送る。
  6. 確認のメールを待つ。依頼は30日以内に処理される。

  7. 消えるもの:プロフィール、保存したワークフローとプロジェクト、生成した画像などの出力、設定、支払い履歴と請求の情報、APIキーとトークン。

  8. 「アカウントの削除は永久で、元に戻せない」と書かれています。
  9. 古い版には画面に「Delete account」のボタンが出ることがありますが、もう動かないので、メールの方法を使う、と書かれています。
  10. 利用規約では、削除の依頼は legal@comfy.org にメールする、と書かれています。ドキュメントは support@comfy.org でした。窓口の書き方が異なるので、最新の案内を確かめてください。
  11. 書き出し(エクスポート): クラウドの全データを一括で書き出す専用の機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。ワークフローはJSONで保存でき、出力は画像などとして保存できます。

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること

  1. ローカル版なら、デスクトップ版の ComfyUI-Shared などのフォルダの場所を確かめ、出力とワークフローをコピーする。
  2. 最初の起動の画面のテレメトリの同意を、自分で選ぶ。あとから、設定の「Telemetry」で変えられる。
  3. クラウドの契約の前に、料金ページと「Choose a Plan」で最新の価格・クレジット・無料枠を確かめる。
  4. 解約するなら、更新日の前に「Manage plan」から手続きをする。
  5. アカウントを消す前に、ワークフロー、出力、請求書を自分で保存する。

気をつけること

出典