3行でいうと

  • 公式のヘルプに個別の設定手順があるのは、Claude、ChatGPT、Gemini、Microsoft Copilotの4つです。ほかに、公式が名前を挙げる対応先(Codex、Cursor、Perplexity Computer、xAI(Grok)、Make、Lovable など)が17あり、これらの設定手順は、読んだ公式ページに見つかりませんでした。
  • 設定の入口は、それぞれ違います。Claudeは「Settings」の「Connectors」、ChatGPTは「Settings」の「@ Plugins」、Geminiは「Settings」の「Personal Intelligence」の「Connected Apps」、Microsoft Copilotは「Agent store」(Coworkでは「manage plugins」)です。
  • つなぐと、アシスタントは、自分のCanvaで持っている権限の範囲で動きます。読んだヘルプのページには、アシスタント側の会社が受け取ったデータをどう保存するかは書かれていませんでした。
  • チームの管理者は、AIコネクタを、チーム全体でオンかオフにできます。オフにすると、既存の接続も止まる、と公式のヘルプにあります(管理者の画面の道筋は08)。
  • プランの書き方は、公式のページ同士で食い違っています(ブランドテンプレートとオートフィル)。下の表に、4つの資料の書き方を並べます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCanvaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」と、そのつど区別します。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得したため、書かれていない部分は「公式で確認できていない」と書きます。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携の地図

連携 向き 公式のヘルプなどに、設定の手順があるか
Claude 外のAI → Canva あり(Settings → Connectors)
ChatGPT 外のAI → Canva あり(Settings → @ Plugins)
Gemini 外のAI → Canva あり(Settings → Personal Intelligence → Connected Apps)
Microsoft Copilot 外のAI → Canva あり(Agent store、Coworkでは manage plugins)
Codex 外のAI → Canva お知らせにプラグインの記載。設定手順は見つからず
Cursor、Perplexity Computer、xAI(Grok)、Make、Lovable、AWS、Atlassian Rovo など 外のAI → Canva 対応先として名前だけ。設定手順は、読んだページになし
Canva Dev MCP、Canva AIのConnectors、Connect API 別の向き 08(その2)で扱う(できる操作、管理者の設定も08)

共通:つなぐ前に決めること、公式が書いていること

使えるアカウントとプラン(資料ごとの書き方)

資料 書かれていること
ヘルプ「Connect Canva to an AI assistant」(mcp-agent-setup) すべてのCanvaアカウント(FreeとEducationを含む)で使える。ブランドテンプレートは有料プラン(Pro、Teams、Business、Nonprofit、Enterprise、Education)。オートフィルは、Pro LiteとFree以外のすべてのプラン。AIの機能は、CanvaのAIクレジットを使うことがあり、アシスタント側の上限は別
ヘルプ「Actions you can take…」(mcp-canva-usage) Generate designは、管理者がMagic Designを有効にしていること。ブランドテンプレートの検索は有料プラン(Educationを含む)。オートフィルはEnterprise。ブランドテンプレートの項目の一覧の確認は有料プラン
製品ページ「AI Connector」 FreeをふくむすべてのCanvaプランでつなげる。リサイズは有料プラン。オートフィルとブランドテンプレートはEnterprise。Educationは高等教育の教員と学生に限る。アシスタント側が有料プランを求めることもある
開発者向け資料「Access and permissions」 全プラン:生成、編集、検索、書き出し、コメント、アップロード。Pro以上:リサイズ、オートフィル、ブランドキット、ブランドテンプレート

4つの資料は、オートフィルの対象プランが、「Pro LiteとFree以外」「Enterprise」「Pro以上」と、書き方が違います。どれが現在の仕様かは、読んだ範囲では決められません。自分のプランで使えるかは、公式の画面で確かめてください。ヘルプの「mcp-agent-setup」は、FAQに「certain brand/admin features may require Enterprise」とも書いていて、同じページの中の記述とも、はっきりそろっていません。

渡るデータと権限(公式の記載)

AIの利用枠

「mcp-agent-setup」は、AIの機能は、CanvaのAI利用枠(クレジット)を使うことがあり、アシスタント側の上限は別、と書いています。利用ポリシーも、アシスタントの作り手は、Canvaのクレジットの使用を隠してはいけない、と書いています。数の数え方は、04の「AIの利用枠」を見てください。

連携A:ClaudeからCanvaを使う

公式のヘルプ「Connect your Canva account to Claude」の手順です。デスクトップのブラウザとモバイルで、同じ手順が書かれています(モバイルは「端末によっては使える場合がある」と書かれています)。

準備:正しいCanvaアカウントにサインインしておきます。ページは、必要なプランを書いていません。

  1. Claudeを開き、「Settings」へ進みます。
  2. 「Connectors」を選びます。
  3. 一覧から「Canva」を探して選びます。
  4. 画面の案内に従って、Canvaのアカウントをつなぎます。Canvaへのサインインと、アクセスの許可を求められることがあります。許可の画面で何が並ぶかは、このページには書かれていません。
  5. 新しいチャットを開き、設定のアイコンを選びます。
  6. 「Connectors」の「Canva」を、オンにします。

確かめ方:「Settings」の「Connectors」で、「Canva」が接続済みになっているか。チャットの設定で、「Canva」がオンになっているか。

1つのチャットだけオフにする:新しいチャットの設定のアイコンから、「Connectors」の「Canva」をオフにします。

外す(完全に):「Settings」の「Connectors」で「Canva」を選び、「more」のアイコンから「Disconnect」を選び、確認します。

権限の調整:公式のヘルプは、「Claudeの設定にあれば」、連携やツールの設定で、Canvaのツールへのアクセスを調整できる、と書いています。

Claudeでのツールのまとまり:公式の「mcp-canva-usage」は、Claudeでは、9つの設計用ツールが2つにまとめられている、と書いています。read_design(get-design、get-design-content、get-design-pages、get-presenter-notes、start-editing-transactionの代わり)と、edit_design(perform-editing-operations、commit-editing-transaction、cancel-editing-transaction、get-design-thumbnailの代わり)です。機能は同じ、と書かれています。

うまくいかないとき:最初の2行はClaudeのヘルプの表、3行目は「mcp-canva-usage」の記載です。

症状 確認点
つないだのに、チャットで使えない 新しいチャットで、設定の「Canva」がオンか
つないだあとに動かなくなった Claudeで、Canvaを「Disconnect」して、つなぎ直す
ツールが少ない read_designとedit_designにまとまっている。反応しないときは、コネクタを外して、許可し直す
「Access restricted by team admin」のような表示 この表示は、Claudeのヘルプの表には書かれていません。ChatGPTとCopilotのヘルプにある表示です。Canvaのチームの管理者が、AIコネクタを許可しているかを確かめる(08の「連携の管理者の設定」を参照)

連携B:ChatGPTからCanvaを使う

公式のヘルプ「Connect your Canva account to ChatGPT」の手順です。ヘルプは「plugin(プラグイン)」と書き、公式のお知らせは「Canva app」と書いています。呼び方が違うことに注意してください。

準備:

デスクトップの手順:

  1. ChatGPTを開き、「Settings」を選びます。
  2. 「@ Plugins」を選びます。
  3. 見出しのないアイコン(原文では説明がない)を選び、案内に従って、Canvaのアカウントをつなぎます。Canvaへのサインインと許可を求められることがありますが、その画面の内容は、書かれていません。

確かめ方:「@ Plugins」を開き、「Canva」が接続済みか。

使い方(ヘルプ):Canvaをオンにしたチャットで、やりたいことを、Canvaで作りたいと伝え、デザインの種類、スタイル、文字の内容を入れます(ヘルプの趣旨)。出てきた結果から、Canvaで開く選択肢を選ぶと、続きを編集できます(ヘルプの本文は「open it in Canva and continue editing」、保存の項は「Save」か「Open in Canva」を挙げています)。お知らせは、プロンプトに「Canva」と入れると、ChatGPTがアプリを出す、例として「Canva, create a presentation from this outline」を挙げています(公式の例の写し。短い引用)。

外す(デスクトップのブラウザ):

うまくいかないとき(公式の記載):

症状 確認点
「Access Restricted by Team Admin」 Canvaの管理者に、「Controls and Permissions」で、Canva AI Connectorを許可してもらう
「@ Plugins」にCanvaが出ない、動かない 管理されたワークスペースなら、管理者が「Apps & Connectors」を有効にしているか。ChatGPTを閉じて開き直す、またはCanvaを外してつなぎ直す
ブランドテンプレートで、アップグレードの表示 Freeのアカウントかもしれない。検索は有料プラン、オートフィルはEnterpriseと書かれている。正しいアカウントか確認する。管理者にテンプレートの共有を頼む
CanvaのリンクがChatGPTから開かない ChatGPTは、本物に見えて、デザインにつながらないリンクを出すことがある。ChatGPTのプレビューから開くか、Canvaのプロジェクトを見る
Canvaにデザインがない ChatGPTで選んだデザインだけが保存される。結果から、保存するか、Canvaで開くを選ぶ

ChatGPTでの「Canvaでサインイン」は別の話:Canvaのログインに「Continue with ChatGPT」を使う方法は、アカウントの作り方の話で、このAIコネクタとは別です(05)。

Codex:お知らせは、CodexでCanvaが「プラグインとして使える」と書いています。ただし、有効にする手順は書かれていません。Codex向けのCanvaの設定手順は、読んだページに見つかりませんでした。なお、コーディング用のCodexに、Canvaの開発資料を読ませる方法は、08の「連携1」にあります(別の仕組みです)。

連携C:GeminiからCanvaを使う

公式のヘルプ「Connect your Canva account to Gemini」の手順です。デスクトップのブラウザの手順だけが書かれています。

準備:正しいCanvaアカウントにサインインしておきます。Geminiの設定によっては、個人のGoogleアカウントの形が要るかもしれない、と書かれています(原文の言い方)。

  1. 個人のGoogleアカウントで、Geminiを開き、「Settings」を選びます。
  2. 「Personal Intelligence」を選びます。
  3. 「Connected Apps」を選びます。
  4. 「Other」の下で、「Canva」を探します。
  5. 「Canva」のスイッチをオンにします。
  6. 促されたら、GoogleアカウントとCanvaアカウントをつなぎます。すでにあるCanvaアカウントにサインインするか、新しく作ります。

確かめ方:「Gemini」の「Settings」、「Personal Intelligence」、「Connected Apps」で、「Canva」がオンかどうか。

外す:「Settings」、「Personal Intelligence」、「Connected Apps」の「Other」で、「Canva」を探します。一時的に止めるには、スイッチをオフにします。アカウントのつながりを外すには、「Learn more」を選び、「Unlink」を選びます(「Learn more」で何が表示されるかは、書かれていません)。

うまくいかないとき:

症状 確認点
「Connected Apps」にCanvaがない 正しいGoogleアカウントか。Geminiの形によっては、連携アプリが使えない、組織が制限していることがある、と書かれている
つながっているのに動かない 「Connected Apps」でCanvaを、いったんオフにして、またオンにする。または「Unlink」して、つなぎ直す

公式のこのページが書いていないこと:Geminiが読めるCanvaのデータ、許可の画面の内容、使える機能、プランや地域の条件、「Unlink」したときのCanva側への影響。

連携D:Microsoft CopilotからCanvaを使う

公式のヘルプ「Connect your Canva account to Microsoft Copilot」の手順です。「Chat」と「Cowork」の2つの入口が書かれています。デスクトップのブラウザ向けの手順です。

準備:Microsoftのプランの条件は書かれていません。基本の設定に、管理者は必須とは書かれていませんが、管理者が、エージェントのストアを有効にしたり、ワークスペースにエージェントを入れたりする必要がある場合がある、とあります。公式のページは、Microsoft Learnにある、エージェントの前提条件、Coworkの始め方、Copilotアプリの管理者の設定へのリンクを案内しています(この記事は読んでいません)。

Chatで入れる:

  1. 「Microsoft Copilot」を開きます。
  2. 「Agent store」を選びます。
  3. 「Canva agent」を検索します。
  4. 「Canva agent」を選んで、入れます。

Coworkで入れる:

  1. タスクのスレッドで、「plus」のアイコンを選び、カスタマイズ(「manage plugins」)を開きます。
  2. 「Canva agent」を検索して、入れます。
  3. もう一度「plus」のアイコンから「manage plugins」を開き、「Canva agent」のスイッチをオンにします。

使い方:

外す:

うまくいかないとき:

症状 確認点
「Canva agent isn't available」 組織がエージェントストアを制限しているかもしれない。Microsoft 365の管理者に、有効にするか、入れてもらうよう頼む
「Access restricted by team admin」 Canvaのチームの管理者が、サードパーティの連携とAIコネクタを許可しているか

書かれていないこと:サインインや同意の画面、共有されるデータ、許可の範囲。このページは、Canvaのエージェントを入れて有効にする話が中心で、Canvaのアカウントをつなぐ画面の説明は見つかりませんでした。

連携E:そのほかの対応先

公式のヘルプ「Connect AI assistants and tools to Canva」は、21の対応先を並べ、追加していく、と書いています。AWS、Atlassian Rovo、ChatGPT、Claude、Codex、Copilot、Cursor、Dust、Fireflies AI、Gemini、Glean、Kimi、Langdock、Lovable、Make、Manus、Perplexity Computer、Poke、Snowflake Intelligence、Superhuman Go、xAI(Grok)です。

アシスタントが、そのほかの対応先で、どの画面から何をするかは、この記事では確認できていません。それぞれのアシスタントの公式の案内を見てください。

うまくいかないときの確認点(共通)

公式の「mcp-agent-setup」と「mcp-canva-usage」の記載をまとめたものです。

症状 確認点
つなげない 正しいCanvaアカウントか。管理者がサードパーティの連携やAIコネクタを止めていないか(Teams、Education、Enterprise)。アシスタントでCanvaを外して、つなぎ直し、サインインと許可の画面を終える。そのアシスタントだけの問題なら、そのアシスタントの案内に従う
アクセスが拒否される 管理者が止めている。または、自分のアカウントに、その機能(オートフィルなど)の権利がない
ブランドテンプレートでアップグレードの表示 Freeのアカウントかもしれない。ブランドテンプレートは、自分に共有されたものだけが出る。管理者かブランドデザイナーに、共有を頼む
アシスタントにCanvaが出ない 管理者の設定、アカウントの取り違え、アシスタントの「接続したアプリ」の設定でCanvaが有効か
ツールが出ない(クライアント) クライアントを再起動。AgentモードかDevモードか。設定が正しいか。Canvaのアカウントがつながっているか
呼び出しでエラーが出る JSONの設定が正しいか
ずっと直らない Canva MCPのサーバーかコネクタを、外して、許可し直す
複数のアシスタントを使いたい 「mcp-agent-setup」は、同じCanvaアカウントに、複数の対応するアシスタントをつなげる、と書いている

気をつけること

出典