3行でいうと
- 手元には、設定ファイル、MCPの設定、アーティファクトなどが置かれます。公式の「Settings」のページに、置き場所のパスが書かれています。会話の中身の置き場所は、読んだ範囲では確認できていません。
- 個人向けでは、利用規約が、Google は「Interactions」(利用者のデータ、使った記録、フィードバック)を製品などの改善に使い、社員や委託先が見ることもある、と書いています。Appでは、Settings の Account の「Enable Telemetry」で選択を変えられます。Gemini Enterprise などを使う場合は、この規約は適用されません。
- 料金ページの表示は、Individuals が $0/month、Google AI Pro と Google AI Ultra は金額の表示なし、Business plan via Google Cloud は Standard/Plus が「$30 USD per seat per month」から、です(2026年10月23日に確認)。
- 利用の上限は、5時間ごと、週ごとの枠で決まりますが、具体的な数は公式の資料に載っていません。Pro と Ultra では、枠を超えた分を「AIクレジット」で補えます。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定名、価格、日付は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「公式の資料では確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。
先に結論
- データの扱いは、「個人向け」と「企業向け(Gemini Enterprise)」で、適用される規約が違います。 個人向けは Google Antigravity の追加の利用規約、企業向けは Google Cloud の規約です。
- やめたいとき、削除を頼めるものと、読んだ範囲では手順が分からないものがあります。 会話の削除の方法と、利用規約が書く「Interactions」の削除の依頼先(メール)は書かれています。一方、アカウントや契約を解約する手順の全体、会話の書き出し(エクスポート)は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 料金は、ページの表示と、実際の請求画面を、必ず見比べてください。 金額が出ていないプランがあります。
- 公式のドキュメントには、期限が決まっている変更もあります。 「Models」のページは、一部のモデルが2026年11月2日に削除される、と書いています。
前提:用語をそろえる
- Interactions:利用規約の用語です。利用者のデータ、使い方の記録、関連するメタデータ、フィードバックをまとめた呼び方です。
- テレメトリ(telemetry):使い方の記録の自動的な収集です。AppとCLIには「Enable Telemetry」の設定があります。
- レート制限と枠(quota):一定の時間に使える量の上限です。公式は、枠の更新が、5時間ごと、または週ごとだと説明しています。
- AIクレジット:枠を超えた分を補うための、購入したクレジットです(Pro と Ultra だけ)。
- Gemini Enterprise:企業・組織向けの経路です。Google Cloud の規約のもとで使います。
手元に置かれるもの
公式の「Settings」のページ(確認日 2026-10-23)は、次の置き場所を書いています。
| 中身 | 場所(公式の表記) |
|---|---|
| CLIの設定 | ~/.gemini/antigravity-cli/settings.json |
| CLIのキー操作の設定 | ~/.gemini/antigravity-cli/keybindings.json |
| フック | ~/.gemini/config/hooks.json(全体)、<workspace>/.agents/hooks.json |
| MCPの設定 | ~/.gemini/config/mcp_config.json(全体)、<workspace>/.agents/mcp_config.json |
| プラグイン | ~/.gemini/config/plugins/<plugin>/、<workspace>/.agents/plugins/<plugin>/ |
| 入力の履歴 | ディスクに保存。件数は historySize で決まる |
| 「Local app data」 | ~/.gemini/antigravity-ide/。アーティファクト、ナレッジ、設定ファイルが入ると書かれている |
- 同じページは、会話の中身がどこに保存されるかは、書いていませんでした。アーティファクトの保存場所は、「Artifacts」のページにも書かれていませんでした。
- ログインの情報について、公式の認証のページは、CLIは、OSのキーリング(Apple Keychain、Linuxの Secret Service、Windowsの資格情報マネージャー)に保存したトークンを使い、
/logoutで、保存したプロファイルを消せる、と書いています。MCPのOAuthのトークンは~/.gemini/antigravity/mcp_oauth_tokens.jsonに保存されます。 - 同期とバックアップ:設定や会話を、複数のパソコンの間で同期する仕組みや、バックアップの方法は、読んだ範囲では見つかりませんでした。なお、プロジェクトの中のスキルや設定は、作業フォルダに置いて、Gitなどで共有するもの、と「Skills」のページは書いています。
外へ送られるもの:個人向け
- モデルへの送信。 エージェントは、あなたの入力とコードの文脈を、選んだモデルに送って動きます。Gemini は Google が運営します。Claude と GPT-OSS は、プランによって選べます(下の表)。第三者のモデルを選んだ場合の処理の場所は、個人向けについては、読んだ範囲では確認できていません。
- Googleによる記録と利用。 利用規約(Google Antigravity Additional Terms of Service)は、Google が「Interactions」を、サービスが動いているときに記録し、研究、製品、サービス、機械学習の技術の評価、開発、改善に使う、と書いています。Google の社員や委託先が、内容を見ることがある、とも書かれています。規約のページに、機密情報を入れないようにという注意の文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 選択と削除。 規約は、設定で、この利用の選択を変えられること、サービスの中でInteractionsを削除する選択肢があること、メール(antigravity-support@google.com)で削除を頼めることを書いています。削除を頼むまでは、Interactions は規約のもとにあります。公式のFAQも、データ収集は、設定のパネルでいつでも断れる、と書いています(学習への使い方は、FAQには書かれていません)。
- 設定の名前。 Appは「Settings」→「Account」→「Enable Telemetry」。オンのときは、AntigravityとサポートするモデルをよくするためにInteractionsが集められ、オフにすると断れる、と書かれています。CLIの「Enable Telemetry」は、アカウントに保存され、
settings.jsonには入りません。企業・組織のアカウントでは、常にオフです。標準でオンかオフかは、読んだ範囲では確認できていません。 - 規約が適用されない場合。 Gemini Enterprise、Gemini Enterprise for Business、Google Workspace の一部の契約、Gemini Enterprise のAPIキー経由で使う場合は、この規約は適用されず、管理者の規約に従う、と書かれています。
外へ送られるもの:企業向け(Gemini Enterprise)
公式の「Enterprise」のページ(確認日 2026-10-23)の記載です。
- Antigravity は、組織の Google Cloud の基盤にあるモデルを、Gemini Enterprise 経由で使います。対象の入口は、App、CLI(
agy)、VS Code と Visual Studio の拡張機能です。JetBrains、Zed、Xcode は「Preview」と書かれています。単体のAntigravity IDEは、企業向けの対象ではありません。 - 通信の記録(テレメトリとモデルとのやりとり)は、選んだライセンスの Google Cloud プロジェクトに記録される、と書かれています。学習の方針は、このページには書かれていませんでした(IDE拡張機能のページには、企業のチームでは、コード、プロンプト、会話の記録は、Google の基盤モデルの学習に使われない、と書かれています)。
- 場所は、
global、us(複数地域)、eu(複数地域)です。国ごとの地域には対応しません。画像生成はglobalだけです。 - 管理者の機能:地域ごとのAI開発ツールの有効化、第三者のモデル(Claude Opus 5.5、Sonnet 5.5)の選択式の許可(トークンの従量課金)、IAMの役割、VPC Service Controls、リクエストとレスポンスの記録、承認、サンドボックス、プランモードの維持、などが書かれています。
- 料金:Gemini Enterprise の Standard には、第一者モデル用に月$10、Plus には月$15の、座席でまとめて使えるクレジットが含まれる、と書かれています。
プランと上限
料金ページの表示(antigravity.google/pricing、2026年10月23日に確認、米ドル)
| プラン | 表示 | 内容(料金ページ) |
|---|---|---|
| Individuals | $0/month | 「Basic weekly rate limits」、Tab補完とCommandリクエストは無制限 |
| Google AI Pro | 金額の表示なし | Individuals に加えて、より多いレート制限と、柔軟なAIクレジットのプール |
| Google AI Ultra | 金額の表示なし | Pro に加えて、さらに多いレート制限と、柔軟なAIクレジットのプール。最新のGeminiモデルへの高いアクセス |
| Business plan via Google Cloud | 金額の表示なし(カード内)。対象のGemini Enterprise向けに、Standard/Plus が「$30 USD per seat per month」から、Pay-as-you-go が「$0 seat fee」と従量課金 | Google Cloud の規約、API とサブスクリプションをまたぐ上限の設定、管理者の集中管理 |
Google の「Google AI plans」のページ(one.google.com)は、Google AI Plus、Pro、Ultra を載せ、Plus には Antigravity のエージェントのリクエストが「Limited」、Pro には「Expanded」、Ultra には「Higher」または「Highest」と書いています(ページ上は「Ultra 5x」が Higher、「Ultra 20x」が Highest の表示)。ただし、取得した範囲では、各プランの金額が空でした。金額は、ご自分の画面で確かめてください。
上限の仕組み(ドキュメント「Plans」)
- Google AI Ultra:最大の枠が、5時間ごとに更新され、週の上限も最大で、第三者のモデルも使えます。
- Google AI Pro:大きな枠が、週の上限に達するまで5時間ごとに更新され、基本より高い週の上限があります。
- Pro でも Ultra でもない人:意味のある枠が、週ごとに更新され、週の上限があります。
- 上限は、主に空き容量で決まり、不正利用を防ぐためのもの、と書かれています。エージェントの作業量に応じて変わり、簡単な作業は多く、複雑な作業は枠を多く使います。また、容量と安定のために変わることがあります。具体的な数は、料金ページにも、Plans にも、FAQにも書かれていません。
- 「Models」のページによると、自分のモデルの使用量は、モデルの選択メニューに、2つのメーター(Gemini用と、ClaudeとGPT用)が出て、それぞれ、週の上限と5時間の残りが見られる、と書かれています。「View Usage」のリンクもあります。CLIでは
/usage(別名/quota)があります。/creditsは、クレジットの使用状況の詳細を出すパネルを開く、と書かれています。クレジットの購入やプランの変更をすると、料金や購読のページへのリンクが出るパネルが開く、とも書かれています(金額は書かれていません)。
AIクレジット
- Pro と Ultra だけで使えます。購入したクレジットや、1回限りの特典のクレジットが、基本の枠を超えた分を補います。標準のGemini Enterpriseの従量課金の料金で請求される、と書かれています。
- 設定の名前は「AI Credit Overages」で、「Never」(自動では使わず、枠の更新を待つ)と「Always」(枠を使い切ったら使い、更新されたら元に戻る)です。CLIでは「Use G1 Credits」(
useG1Credits)です。 - クレジットの購入は、CLIからも行え、価格や購読の管理のページへのリンクが開く、と書かれています。クレジットの金額は、読んだ範囲のページには書かれていませんでした。
モデルとプラン(ドキュメント「Models」、確認日 2026-10-23)
| モデル | Free と Google AI Plus | Google AI Pro | Google AI Ultra | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| Gemini 4 Argon | No | Yes(有料、または対象のプレミアム端末での体験) | Yes | Yes |
| Gemini 3.8 Flash | Yes | Yes | Yes | Yes |
| Gemini 3.7 Flash | No | No | No | Yes |
| Gemini 3.6 Flash | No | No | No | Yes |
| Gemini 3.1 Pro | No | No | No | Yes |
| Claude Sonnet 5.5 (thinking) | No | Yes(無料体験は対象外) | Yes | Yes |
| Claude Opus 5.5 (thinking) | No | Yes(無料体験は対象外) | Yes | Yes |
| Claude Sonnet 4.6 (thinking) | Yes | Yes | No | No |
| Claude Opus 4.6 (thinking) | Yes | Yes | No | No |
| GPT-OSS-120b | Yes | Yes | Yes | No |
- このページは、モデルに「preview」や「experimental」の表示は付けていません。Enterprise のページに、モデルIDに「preview」が入ったものがあるかは、今回の再取得では確認できていません。
- 注記:Claude Sonnet 4.6、Claude Opus 4.6、GPT-OSS-120b には、2026年11月2日に削除される、という印が付いています。Gemini 4 Argon は、単体のAntigravity IDEでは使えず、App、CLI、IDE拡張機能で使えます。
- 料金ページでは、Individuals の欄は「a variety of agent models」と書かれており、Plans のページは、すべてのプランで基本のモデルは Gemini(Gemini 3.8 Flash など)としています。
削除と、やめるとき
| したいこと | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| 会話を消す | 「Agent」のページに、Agent Managerで会話を右クリックして「Delete Conversation」、またはエディタの「Agent」パネルのゴミ箱のアイコン、と書かれている(「Available on: Antigravity IDE」の表示) |
| 使った記録(Interactions)を消す | 利用規約に、サービスの中で削除する選択肢があること、メールでの依頼先(antigravity-support@google.com)が書かれている |
| データの収集を止める | Appは「Enable Telemetry」をオフ。FAQは、設定のパネルでいつでも断れる、と書いている |
| 入力の履歴を消す(CLI) | 「historySize」を0にする。CLIは終了時に履歴を整理する |
| ログイン情報を消す(CLI) | /logout。保存したプロファイルも、キーリングから消える |
| 設定を元に戻す(CLI) | 「Overwrite the file with defaults」を選ぶと、settings.json を settings.json.corrupted.<timestamp> に退避して、権限のルールを含む設定をすべて初期化する |
| 有料プランに上げる、体験から切り替える | FAQに、FreeとGoogle AI Plusの人は、Google One で Pro や Ultra を購読できる、とある。Proの無料体験の人は、体験をやめて有料のProに切り替えるか、Ultraに直接上げられる、とある。第三者の会社経由、Pixel Pass、Google Fi の契約は、別の手順で、FAQにリンクがある |
| 解約する | FAQに、Google AI Pro の無料体験の利用者は、体験の解約を申請して有料のGoogle AI Proに切り替えられる、とあります(有料プランへの移行の案内の項)。解約そのものの手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした |
| 会話や成果物を書き出す | 会話の書き出しの機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。変更履歴には、Markdownの表示結果のPDF書き出し(v2.19.1)がある。ファイルの変更は、Gitのリポジトリの中にあり、通常のGitの操作で取り出せる、というのは僕らの理解で、公式の説明ではない |
| 企業のライセンスをやめる | Enterprise のページに、ライセンスは、プロジェクトと場所ごとに1つ持てる、とあるが、やめる手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした |
そのほか、公式のFAQには次のことが書かれています。
- 年齢の条件:18歳未満は使えません。
- 地域の条件:使える国と地域が決まっています。Google One の AI プランが使えない地域の一覧もあります(31の地域、Türkiye、Sudan、U.S. Virgin Islands を含む、と読めます)。
- 規約違反の扱い:第三者のソフトから Antigravity のログインを使うことは、アカウントの停止や終了につながることがある、と書かれています(03)。
- スリープ:エージェントが動いている間は、パソコンがスリープしないようにする、と書かれています。
個人向けと企業向けの違い(読み取れる範囲)
| 項目 | 個人 | 企業・組織(Gemini Enterprise) |
|---|---|---|
| 適用される規約 | Antigravity の追加の利用規約(Googleの利用規約が土台) | Google Cloud の規約 |
| 使えるアカウント | 個人のGoogleアカウント(承認された地域) | Google Cloud 経由のシングルサインオン、BYOID、ADC |
| 学習・改善への利用 | 規約に、Interactions を改善に使う、と書かれている(設定で選択を変えられる) | IDE拡張機能のページは、学習に使われない、と書く。Enterprise のページは学習の方針に触れていない |
| テレメトリ(CLI) | 設定で選べる | 常にオフ |
| 単体のIDE | 使える | 対象外 |
| Auto (Preview) | App v2.23.0以降で使える | 使えない |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の資料を読んだ範囲です。
- 金額は変わることがあります。ここに書いたのは2026年10月23日の表示で、米ドルです。金額のないプランがあります。日本円の表示や消費税の扱いは、読んだ範囲では確認できていません。
- 上限の具体的な数は、公式の資料に書かれていません。足りるかどうかは、無料の枠で試してから決める、というのは僕らの見立てです。
- モデルの名前と、プランごとの対応は、短い間に変わっています。「Models」のページに、2026年11月2日に削除されるモデルが書かれています。最新は公式の表で確かめてください。
- 仕事のコードや、他人の個人情報が入るコードを個人向けのプランで使う前に、利用規約の「Interactions」の定めと、会社の方針を確かめてください。これは僕らの見立てで、法律の助言ではありません。
- 解約、削除、書き出しの手順は、読んだ範囲では全部は確認できていません。必要なときは、公式のサポートや、アカウントの画面で確かめてください。
- 資料同士の食い違いに注意してください(サンドボックスのOS対応はWindowsの版の条件つきで書かれていること、「全機能がすべてのプランで」と「有料プランが必要」の記述、など)。
出典
- Pricing(Google Antigravity、確認日 2026-10-23)
- Plans(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Models(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- FAQ(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Settings(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Authenticate(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Agent(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Artifacts(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- CLI AI credits(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Enterprise(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- IDE Extensions overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Skills(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Changelog(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Google Antigravity Additional Terms of Service(Google、確認日 2026-10-23)
- Google AI plans(Google One、確認日 2026-10-23)