3行でいうと
- 公式(Google)が用意しているのは、モデル(Gemini)、MCPの管理画面と「MCP Store」、公式のマーケットプレイス(
antigravity-plugins-official)、「Build with Google」の10個のバンドル、Python SDK(Apache License 2.0)、Remote Control、Gemini CLI と Firebase Studio からの移行、です。 - 第三者のものも使えます。GitHubのURLや手元のフォルダからのプラグインのインストール、自分で書いたMCPサーバーの設定、Anthropic や OpenAI のモデルなどです。公式のドキュメントは、これらの審査や安全性の説明を、読んだ範囲では書いていません。
- MCPのツールは、設定がなければ「Ask」(毎回確認)で動きます。トークンなどを設定ファイルに直接書く例があり、共有やバージョン管理の対象に入れないよう気をつけたい、というのは僕らの見立てです。
- 公式のFAQは、Antigravity のログインを、ほかの会社のソフト(Claude Code、OpenClaw、OpenCode など)から使うことは、利用規約に反し、アカウントの停止や終了につながることがある、と書いています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。2026年10月25日に、MCP、Plugins、Marketplace、Build with Google、SDK overview、Remote Control、Gemini CLI migration、Firebase Studio migration、Models、Authenticate、Plans、FAQ、利用規約を読み直して、食い違う所を直しました。読み直していないページは、出典に10月23日の確認日のまま残しています。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定名、コマンド、パスは公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「公式の資料では確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。
先に結論
- つなぎ方は、「AIを選ぶ」「ツールをつなぐ」「手順を足す」「外から操作する」「自分のプログラムに組み込む」の5種類に分けると見通しがよくなります。 これは僕らの整理で、公式の分類ではありません。
- 公式が運営するもの(Googleが用意)と、それ以外を分けて考える必要があります。 公式のドキュメントは、公式のマーケットプレイスと、GitHubや手元のフォルダからの導入とを、並べて書いています。後者が公式のカタログと同じ扱いかどうかは、公式の資料では確認できていません。
- データは、モデルを通して外へ出ます。 個人向けで、第三者のモデル(Claude や GPT-OSS)を選んだときに、どの会社がどこで処理するかは、読んだ範囲のドキュメントには書かれていませんでした。企業向けのページには、第三者のモデルの推論は
global、us、euのどれかで動く、と書かれています。
前提:用語をそろえる
- モデル:文章やコードを作るAIの本体です。Antigravity では、会話ごとに選べます。
- MCP(Model Context Protocol):AIが外部のツールやデータにつながる、共通の規格です。MCPのサーバーは、データベースや開発のツールなどを、エージェントが使える形にして出します。
- プラグイン:公式の説明では、スキル、バックグラウンドのサブエージェント、ルール、MCPサーバー、フックを、ひとつにまとめて配れるフォルダです。必須のファイルは
plugin.jsonだけです。 - スキル:
SKILL.mdというファイルに、手順や注意点を書いたフォルダです。エージェントは、会話の始めに名前と説明だけを見て、関係がありそうなときに全文を読みます。 - フック:エージェントの動きの途中で、自分のスクリプトを動かす仕組みです。
- SDK:自分のプログラムの中で、あるツールを使うための部品のセットです。Antigravity SDK は、Pythonのパッケージ
google-antigravityです。 - ADC(Application Default Credentials):Google Cloud の認証情報を、プログラムが自動で見つける仕組みです。
1. AIモデルを選ぶ
公式のドキュメント「Models」の表(確認日 2026-10-25)では、プランによって使えるモデルが分かれています。くわしい表は04に載せました。ここでは「どこがモデルを作っているか」だけ整理します。
| 種類 | 公式の記載 | 運営 |
|---|---|---|
| Gemini(Gemini 4 Argon、Gemini 3.8 Flash など) | 中核のモデル。Plansのページが、すべてのプランの基本のモデルとして書いている | |
| Claude(Sonnet 5.5、Opus 5.5、Sonnet 4.6、Opus 4.6) | プランにより使える。「thinking」の表記つき。Models のページは、Sonnet 4.6 と Opus 4.6 に「Will be removed on November 2, 2026」と書いている | Models のページは提供元の会社名を書かず、「partner providers」と書いている(公式ブログ 2025-11-20 は Anthropic の Claude と書いていた)。Antigravity の画面から使える、第三者のモデル |
| GPT-OSS-120b | プランにより使える。選択メニューでは「GPT-OSS 120B (Medium)」と表示される、と書かれている。Models のページは「Will be removed on November 2, 2026」とも書いている | Models のページは提供元の会社名を書いていない(公式ブログ 2025-11-20 は OpenAI の GPT-OSS と書いていた)。同上 |
- Plans のページは、第三者のモデルへのアクセスを Ultra だけの項目として書いていますが、Models のページは、Claude や GPT-OSS を Pro や Free & Plus の列にも載せています(Claude Sonnet 5.5 と Opus 5.5 の Pro は、トライアルではない購読だけ、と書かれている)。この食い違いの説明は、公式の資料では確認できていません。使えるかどうかは、手元の画面で確かめてください。
- 公式ブログ(2025年11月20日付)は、公開時に、Gemini 3 Pro、Anthropic の Claude Sonnet 4.5、OpenAI の GPT-OSS に対応する、と書いていました。いまのモデルの一覧とは名前が違うので、最新はドキュメントの「Models」で確かめてください。
- 企業向けのページは、第三者のモデルを選んだときでも、文脈の管理や要約のために、背景で Google の Gemini が動き、その分のトークンが課金されうる、と書いています。
- 自分のAPIキーを使う道: CLIは、Gemini APIキー(
GEMINI_API_KEY)で動かせます。設定ファイルに"modelProvider": "gemini"を書き、環境変数にキーを入れてagyを起動する、と認証のページにあります。キーだけを設定しても効かず、modelProviderの設定が必要で、GOOGLE_API_KEYや.envファイルのキーは無視される、とも書かれています。接続先をGOOGLE_GEMINI_BASE_URLで指定できる、という記載もあります。ただし、Plansのページは、「より多いレート制限のために、自分のキーやエンドポイントを持ち込む」使い方には対応していない、と書いています。APIキーでの利用は、別の料金体系になる、と読めますが、これは僕らの推測で、公式の資料では確認できていません。 - ローカルのモデル: SDKのページは、LiteRT や、OpenAI互換の手元のサーバーでエージェントを動かせる、と書いています(SDKのページに、専用のガイド antigravity.google/docs/sdk/local-models と、
local_models.pyというサンプルへのリンクがありますが、そのガイドは読んでいません。設定の名前や、具体的なサーバーの名前は、読んだ範囲のSDKのページとREADMEには出ていません)。
2. MCPで、外のツールにつなぐ
公式のドキュメント「MCP」の要約です(確認日 2026-10-25)。このページには、プレビューの表示はありませんでした。
追加の方法
| 入口 | 手順(公式の表記) |
|---|---|
| App | Settings(左下)→「Customizations」→「Installed MCP Servers」→「Add MCP」で「MCP Store」を開き、サーバーを選んで「Add」。削除(ゴミ箱のアイコン)、有効と無効の切り替え、更新もできる |
| CLI | プロンプトに /mcp と打つと、「MCP Manager Overlay」が開き、接続の状態、設定の再読み込み、接続のログが見られる。設定ファイルを手で編集することもできる |
| IDE | エージェントのサイドパネルの上の「…」→「MCP Servers」。ストアから入れるか、「Manage MCP Servers」→「View raw config」 |
| SDK | コードの中で接続できる。.agents/mcp_config.json の中のサーバーも見つける |
設定ファイルと書式
- 置き場所:全体は
~/.gemini/config/mcp_config.json、作業フォルダごとは<workspace>/.agents/mcp_config.json。有効なプラグインがサーバーを足すこともあります。 - 書式:ルートは
mcpServers。各サーバーはcommand(手元のプロセス)かserverUrl(遠くのサーバー。MCPのページはurlも並べて書いています)のどちらかを持ちます。Gemini CLI migration のページは、urlやhttpUrlをserverUrlに置き換えるよう書いていて、MCPのページとは書き方が違います。任意の項目に、args、env、cwd、headers、authProviderType、oauth、disabled、enabledTools、disabledTools、timeoutSecondsがあります。標準では、ツールの呼び出しは180秒、接続は300秒で時間切れです。 - 対応する通信:「stdio」と「Streamable HTTP」です。古い「HTTP+SSE」と
httpUrlの欄は対応しない、と書かれています。ただし、SDKの項では、stdio、SSE、HTTPのサーバーにつなげると書かれていて、設定ファイルの項の「従来のHTTP+SSEは非対応」と食い違って見えます。この違いの説明は、公式の資料では見つかりませんでした。
承認とデータの流れ
- 設定のないMCPのツールは「Ask」で動き、実行の前に確認が出ます。
mcp(server/tool)、mcp(server/*)、mcp(*)の形で、許可のルールを書けます。02の「Permission Preset」の表では、MCPとウェブは、Turbo以外では「確認」です。 - 認証:Google の認証情報(
authProviderTypeを"google_credentials"にして、ADCを使う)、OAuth(動的なクライアント登録に対応したサーバーでは自動)、独自のヘッダ(APIキーやベアラートークン)が書かれています。OAuthのトークンは~/.gemini/antigravity/mcp_oauth_tokens.jsonに保存されます。 - 気をつけたい点: 公式の設定の例には、ベアラートークンを
mcp_config.jsonに直接書くものがあり、ページは、その値の守り方を説明していません。作業フォルダの設定を共有したり、バージョン管理に入れたりするときは、トークンを含めない方がよい、というのは僕らの見立てです。 - 誰が運営するサーバーか: 「MCP Store」は、対応しているサーバーの、検索できる一覧で、データベースやストレージ、開発とCI/CD、フロントエンドとデザイン、セキュリティ、分析・AI・クラウドの分野が並ぶ、と書かれています。個々のサーバーを誰が運営し、どう審査しているかは、読んだ範囲のページには書かれていませんでした。MCPのサーバーには、あなたの入力や、ファイルの内容が渡ることがあります。渡る先は、そのサーバーの運営者の規約によります。
3. プラグイン、マーケットプレイス、Build with Google
プラグイン
公式のドキュメント「Plugins」によると、プラグインは、plugin.json(必須)に、skills/、agents/、rules/、mcp_config.json、hooks.json を、必要に応じて足したフォルダです。
| 入口 | 入れ方 |
|---|---|
| App | 「Customizations」→「Marketplace」で、「+」ボタン。プラグインのフォルダを手で置くこともできる |
| CLI(対話) | /plugin(別名 /plugins)で、「Plugins Manager」(InstalledとDiscoverのタブ)。install、uninstall、enable、disable、list |
| CLI(シェル) | agy plugin install に、マーケットプレイスの名前、GitHubのリポジトリのURL、手元のフォルダのどれかを渡す。list [--json]、enable、disable、uninstall もある |
| 単体のIDE | 決まった場所にプラグインのフォルダを置く。読み込まれた内容は、サイドパネルの「Customizations」から見る |
置き場所は、作業フォルダごとが .agents/plugins/、全体が ~/.gemini/config/plugins/、CLIの手元が ~/.gemini/antigravity-cli/plugins/<plugin_name>/ です。
公式のマーケットプレイス
公式の「Marketplace」のページは、公式のマーケットプレイス名として antigravity-plugins-official を挙げ、例として /plugin install <name>@antigravity-plugins-official を示しています。Appで入れたプラグインは、CLIの「Installed」のタブにも出ます。ページは、このカタログを「curated」(選ばれたもの)と呼びますが、審査や更新の方法は書いていません。また、プラグインを載せたい開発者のための、関心の登録フォームがあります。
公式と第三者の線引き
| 区分 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| 公式(Google) | antigravity-plugins-official のマーケットプレイス(名前は公式。載っている個々のプラグインの作者は、読んだ範囲では書かれていない)。「Build with Google」の下のGoogle製のプラグイン(Firebase、Android、Flutter、Chrome DevTools、BigQuery など) |
| それ以外 | GitHubのURLや、手元のフォルダからのインストール。公式のページは、これらを第三者のものとして区別する説明や、安全のための注意を、読んだ範囲では書いていなかった |
つまり、GitHubなどから入れるプラグインは、誰が作ったかを、自分で確かめる必要があります。プラグインの中には、シェルのコマンドを動かすフックや、MCPサーバーが入ることがあります。入れる前に、中身を読むのが無理がない、というのは僕らの見立てです。
Build with Google
公式の「Build with Google」のページ(確認日 2026-10-25)は、Appの中の、Googleのチームが作った10個の「バンドル」を紹介しています。オンボーディング中にチェックを入れるか、「Settings」→「Customizations」→「Build with Google Plugins」で、足したり外したりできます。
| 分野 | バンドル | 公式が書く出どころ |
|---|---|---|
| Web & Chrome | Modern Web Guidance | |
| Web & Chrome | Chrome DevTools | ChromeDevTools のGitHubのリポジトリ |
| Cloud & Data | Firebase Bundle | Firebase |
| Cloud & Data | Google Cloud | Google Cloud |
| Cloud & Data | Data Agent Kit Starter Pack | 出どころのリンクの表示なし |
| Mobile & Maps | Android CLI | Android(developer.android.com) |
| Mobile & Maps | Dart and Flutter | Flutter(docs.flutter.dev) |
| Mobile & Maps | Google Maps Platform | Google Maps Platform のGitHubのリポジトリ |
| AI & Science | Google Antigravity SDK | Antigravity のドキュメント |
| AI & Science | Science | Google DeepMind のGitHubのリポジトリ |
同じページは、これらと一緒に「Google Developer Knowledge MCP server」を、MCP Store からワンクリックで入れて、Google の認証で使うことを勧めています。公式のページは、これらを「Google の複数のチームと組んで作った」と説明していますが、各バンドルの運営者までは書いていません。ChromeDevTools、Maps、DeepMind のように、別のGitHubのリポジトリで配られるものもあります。それぞれのリポジトリの規約は、読めていません。
4. スキル、ルール、フック、サブエージェント:手順を足す
- スキル。 公式の「Skills」は、スキルを「open standard」(開かれた標準)と書き、フォルダと
SKILL.mdで作る、と説明しています。置き場所は、作業フォルダごとが<workspace-root>/.agents/skills/、全体が~/.gemini/config/skills/(App、IDE)、~/.gemini/antigravity-cli/skills/(CLI)です。CLIでは、スキルを定義すると、同じ名前のスラッシュコマンドができる、と書かれています。 - フック。 公式の「Hooks」は、6つの時点(
SessionStart、PreToolUse、PostToolUse、PreInvocation、PostInvocation、Stop)で、スクリプトを動かせると書いています。設定は、.agents/hooks.jsonか~/.gemini/config/hooks.jsonです。ページに、安全のための警告は書かれていませんでした。シェルのコマンドを動かすので、ファイルを入れる前に読むのが無理がない、というのは僕らの見立てです。 - サブエージェント。 利用者が、Markdownのファイルで、自分用のサブエージェントを定義できます。置き場所は
.agents/agents/と~/.gemini/config/agents/です。
5. SDKで、自分のプログラムに組み込む
公式のSDKのページとGitHubのリポジトリ(google-antigravity/antigravity-sdk-python)の記載です(SDKのページは確認日 2026-10-25、GitHubのリポジトリは確認日 2026-10-23)。
- 何か:「a Python SDK for building autonomous AI agents powered by Antigravity and Gemini」と書かれています。ツールの実行、文脈の管理、安全のための方針、サブエージェントへの任せ方を担う、と書かれています。
- 入れ方:
pip install google-antigravity。実行の本体(バイナリ)は、PyPIの配布物に入っていて、リポジトリのコピーだけでは動かない、と注意書きがあります。 - ライセンス:Apache License 2.0(リポジトリのREADME)。
- 状態:SDKのページとREADMEは、リリースの段階(プレビューなど)を書いていませんでした。ダウンロードページの表示は v0.1.22 です。
- 認証:Gemini APIキー、または、Gemini Enterprise の Agent Platform(READMEは「formerly Vertex AI」と書く)を、プロジェクトと場所を指定して使う。
- 安全:READMEは、
Agentは標準で「read-only mode」(読み取り専用)で動く、と書いています。書き込みのツールを使うには、capabilities=CapabilitiesConfig()を渡します。ツールの方針(deny、allow、ask_user)で、使えるツールを制御できます。 - データ:モデルの呼び出しは、Gemini APIまたは Gemini Enterprise のAPI(
aiplatform.googleapis.com)に送られます。ローカルのモデルを設定した場合は、手元で動きます。それ以外のデータの扱いは、READMEには書かれていません。
SDKのページには、Gemini API の「Antigravity Agent」のドキュメント(管理された、クラウドのAPI)へのリンクもありますが、そのページは読めていません。
6. Remote Control:別の端末から操作する
公式のドキュメント「Remote Control」の要約です(確認日 2026-10-25)。AppとCLIで使えます。このページには、プレビューの表示は、読んだ範囲ではありませんでした。
- 何か: パソコンのAppやCLIのセッションを、ほかのウェブブラウザから、安全に(securely)つないで操作します。公式の機能一覧(Features)は、デスクトップで動かした作業を、モバイル端末やノートPCから見守ったり、操作の承認をしたりできる、と書いています。
- Appでの使い方: 「Settings」→「App」の「Enable Remote Control」をオンにします(機械の呼び名も付けられます)。ブラウザで同じGoogleアカウントでサインインし、機械を選ぶと、会話の閲覧、作業の開始、実装計画の確認、アーティファクトの点検ができます。
- CLIでの使い方: 会話の途中で
/remote-control、またはagy --remote-controlで始めます。逆向きのトンネル(reverse tunnel)を開き、ホスト名とリンクが表示されます。止めるには、対話では/remote-control off(トンネルを切り、手元のセッションは動き続ける)、常駐のサービスではagy remote-control stopと書かれています。Appで切る手順は、このページには明記がありません。agy remote-control startで、常駐のサービスにすることもできます(Linuxは systemd、macOSは LaunchAgent、Windowsは Scheduled Task)。 - データの流れ: ブラウザは
antigravity.google.comを経由してつなぎます。エージェントの作業はホスト(自分のパソコン)で動き、入力、考え、ツールの実行、差分が、ホストとブラウザの間を流れます。保存、保持期間、暗号化については、このページには書かれていませんでした。 - 安全面で読み取れること: アクセスは、Googleアカウントに結びつきます。ツールの承認は、遠隔の画面からもできる、とあるため、そのアカウントに入れる人は、ホスト上のエージェントの動作を承認できます。設定の変更は、遠隔の画面からはできません。
- 条件: 同じGoogleアカウント、ホストがインターネットにつながって起きていること、アカウントでこの機能が有効なこと(「Remote control is not enabled for your account.」という表示は、アカウントや組織の方針の問題と書かれている)。どのプランで使えるかは、このページには明記がなく、エラーの説明の中で「プランが対応しているか確認する」よう案内があるだけでした。
7. ほかのツールからの移行
- Gemini CLI から。 公式の移行のページは、Antigravity CLI が、Gemini CLI の基本の仕組みとの互換性を保つ、と書いています。
agyの初回の起動で、古い設定を検出し、移すものを選べます。拡張機能は、agy plugin import geminiで、プラグインに変換できる、と書かれています。GEMINI.mdとAGENTS.mdは、そのまま読まれます。手作業の手順として、作業フォルダの.gemini/skills/を.agents/skills/へ移す(これをしないとスキルが認識されない、と書かれている)こと、~/.gemini/settings.jsonの中のMCPの設定を~/.gemini/config/mcp_config.jsonや.agents/mcp_config.jsonに移すことも書かれています。このページには、Gemini CLI の終了や廃止の日付は書かれていませんでした。 - Firebase Studio から。 公式の移行のページに、手順が書かれています。Firebase Studio の「Move now」から zip をダウンロードして Antigravity IDE で開く方法と、
npx firebase-tools@latest studio:export <path>を使う方法です。このコマンドは、Next.js、Flutter、Angular 向けに最適化されている、と書かれています。前提として、Antigravity IDE、Node.js 20以上、Firebase CLI 15.10.0以上が挙がっています。Firebase Studio の終了日については、このページに書かれていませんでした。 - ワークフローからスキルへ。 ドキュメントの一覧に「Workflows to Skills」のページがありますが、読めていません。
8. 第三者のソフトとの関係(利用規約)
公式のFAQは、次のように書いています。
- Antigravity のログインを、第三者のソフト(Claude Code、OpenClaw、OpenCode)から使うことは、利用規約に反し、正当な利用者の体験を損なう、アカウントの停止や終了につながることがある。
- 第三者のコーディングエージェントでGeminiを使いたい場合は、Gemini Enterprise か Google AI Studio のAPIキーを使うよう、Googleは勧めている。
- ヘッドレスモード(
agy -p)は、直接のスクリプトやCIのためのものです。agyを第三者のエージェントやアプリで包むことや、アカウントを自動で切り替えて回すことは、個人向けのプランでは対応しない、とあります。
利用規約(Google Antigravity Additional Terms of Service)にも、OpenClaw と Antigravity のOAuthを使う例を挙げて、同じ趣旨の記述があります。
データはどこへ流れるか:つなぎ方ごとの整理
| つなぎ方 | 公式の資料から読み取れる、データの行き先 |
|---|---|
| モデル(Gemini) | Google。個人向けは、利用規約の「Interactions」の定めが適用される(01、04) |
| 第三者のモデル(Claude、GPT-OSS) | 個人向けの処理の場所は、読んだ範囲では確認できていない。企業向けは、global、us、eu のどれかで推論が動く、と書かれている |
| MCPサーバー | 接続したサーバーの運営者。入力やファイルの内容が渡ることがある |
| プラグイン、スキル、フック | 手元で動く。ただし、入っているMCPや、動かすスクリプトの内容による |
| SDK | Gemini API、または Gemini Enterprise のAPI。ローカルのモデルなら手元 |
| Remote Control | antigravity.google.com を経由して、自分のホストとブラウザの間 |
今日からできること
- まず、MCPやプラグインを足さずに、標準の状態で使ってみる(02)。
- 足したくなったら、公式の入口から探す。AppのMCP Store、公式のマーケットプレイス、Build with Google。
- 外のGitHubのプラグインや、自分で書いたMCPの設定は、中身を読んでから入れる。
- 設定ファイルにトークンを書く場合は、共有のフォルダやバージョン管理に入っていないかを確かめる。
- Remote Control を使うなら、アカウントの安全(二段階認証など)を先に確かめる。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の資料を読んだ範囲です。
- 第三者のプラグイン、MCPサーバー、スキル、フックについては、公式のドキュメントに、審査や安全性の説明が、読んだ範囲では見つかりませんでした。「公式のカタログにない=危険」という意味ではありませんが、誰が作ったかを自分で確かめる必要があります。
- Antigravity のログインを第三者のソフトから使う行為は、公式が利用規約に反すると明記しています。
- 企業向けの利用(Gemini Enterprise)では、条件が個人向けと違います。IDE拡張機能のページは、企業のチームが Gemini Enterprise でサインインした場合、コード、プロンプト、会話の記録は、Google の基盤モデルの学習に使われない、と書いていますが、企業向けのページ自体は、学習の方針を書いていない、とも読めます。契約や、Google Cloud の資料で確かめてください。
- 「Preview」と書かれた機能は、変わる可能性があります(01に一覧)。
- 規約やデータの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- MCP(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Plugins(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Marketplace(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Build with Google(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Skills(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Hooks(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Subagents(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- Antigravity SDK overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- antigravity-sdk-python(GitHub google-antigravity、確認日 2026-10-23)
- Remote Control(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Gemini CLI migration(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Firebase Studio migration(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Models(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Authenticate(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Plans(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Enterprise(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- IDE Extensions overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-23)
- FAQ(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Google Antigravity Additional Terms of Service(Google、確認日 2026-10-25)
- Build with Google Antigravity, our new agentic development platform(Google for Developers Blog、2025-11-20、確認日 2026-10-23)