← ラボ / 使い方マップ

「新しいメールが来たら通知する」「選んだ文章をいつもの形に直す」のような繰り返しを、決めた手順で自動で動かす入り口が作れます。アプリ同士をつなぐツール(Zapier、Make、n8n)と、手元で一発で呼ぶツール(Raycast)で、得意な場面が分かれます。

こんな人に:毎週・毎日、同じコピー&ペーストや通知、文章の整形を繰り返していて、手間を減らしたい人。

最初の一歩

  1. 1自動にしたい作業を「きっかけ→やること」の1行で書く

    例:「フォームが送られたら、表に1行足して、チャットに知らせる」。Zapierの公式ヘルプは、自動の流れ(Zap)を「きっかけ(トリガー)」と1つ以上の「やること(アクション)」の組だと説明しています。この形で書き出しにくい作業は、自動にする前に、手順を整理し直すところから始めます。

  2. 2アプリ同士をつなぐなら、まず無料の範囲か無料試用で1本つくる

    Zapierは「Zap」、Makeは「シナリオ」、n8nは「ワークフロー」と呼び名が違いますが、どれもきっかけと手順をつなぐ考え方です。Makeの公式ガイドは、表に新しい行が入ったらSlackに知らせる流れを最初の例にしています。1つのきっかけと1つの動きだけの小さな流れから始めます。

  3. 3その場で呼ぶ作業は、Raycastの「AIコマンド」にする

    Raycastの公式マニュアルによると、よく使う指示文は「AI Commands」として1回の操作で呼べます。選んだ文章を{selection}で差し込め、結果を画面に出すか選択範囲に置き換えるかを選べます。Raycast Pro専用の機能です。

  4. 4動かして、結果を毎回確かめてから任せる

    テストで動いても、本番で想定外のデータが来ることがあります。最初のうちは実行履歴を見て、結果が合っているかを確かめます。Zapierは実行の記録をZap Historyで見られると公式ヘルプが書いています。問題がなくなってから、見る回数を減らします。

どのツールを、どう組み合わせるか

Raycast(Quick AI) + Raycast(AI Commands)

Quick AIは、思いついた質問をその場で聞く役。AI Commandsは、同じ指示を何度も使うときの「型」を保存する役。

一度きりの質問はQuick AIで聞き、同じ指示を何度も使うようになったらAI Commandsに登録します。長くなった会話はAI Chatに移せます。

Zapier + Raycast

Zapierは、メールの到着などの出来事をきっかけに自動で動く役。Raycastは、自分がその場で選んだ文章に対して呼ぶ役。

到着や更新に反応させたい作業はZapier、手元で選んだ文章の整形はRaycastのAI Commandsと分けます。

Claude Code + Zapier

Claude Codeは、コード周りなどの繰り返し作業を定期実行する役。Zapierは、アプリ同士の通知やデータの受け渡しを受け持つ役。

朝のPRレビューや依存関係の点検のような、コード周りの定期作業はClaude Codeのスケジュール機能、フォームや表やチャットの連携はZapierと分けて考えます。

Make + n8n

同じ「手順をつなぐ」役の別の選択肢。Makeは公式ガイドで、モジュールをつないだシナリオを作るツールと説明されている。n8nは、キャンバス上でノードをつなぐツールで、クラウド版の無料試用と自分で動かす道が公式にある。

最初はどちらか1つに絞って1本つくります。自分のサーバーで動かしたい場合は、n8nの「自分でホストする」案内を読みます。

公式が紹介している使い方

  • 決まったきっかけ(フォーム送信、メール到着、予定の追加)で、通知や記録を自動で残す。
  • 選んだ文章を、毎回同じ指示で整える(Raycastの AI Commands の使い方として公式が示す形)。
  • 1つの流れを小さく作って動かし、うまくいった後で手順を足していく。
  • n8nの公式入門が例にしている、毎朝決まった時刻にデータを集めて保存する流れ(Schedule Trigger)のような、時刻で動く作業。
  • 朝のPRレビューや週ごとの依存関係の点検のような定期的な作業は、Claude Codeのスケジュール機能に任せる(公式Overviewが挙げる用途)。

気をつけること

  • 有料の範囲はツールごとに違います。Zapierの公式ヘルプは、複数ステップのZapには有料プランが必要で、プレミアムアプリは有料プランか無料試用が必要と書いています。使う前に最新の料金ページを確認する。
  • Zapierでは、成功したアクション1つが「タスク」として数えられます(公式ヘルプ)。回数が増える流れは、使用量の見え方も確認する。
  • Makeの公式ガイドには、1チームで1日に作れるシナリオは100まで、1シナリオの大きさは2MBまでと書かれています。大きな流れは分けて作る。
  • Raycastの AI Commands と Quick AI はPro専用の表示です。さらに公式マニュアルは、Quick Fix(綴りと文法の修正)が常にRaycastのAIクレジットを使うと書いています。
  • 自動の流れには、メール・表・チャットの中身が流れます。個人情報や社外秘を通す前に、サービスのデータの扱いを確認する(サイト内の記事124・126)。

僕らの見立て(公式の説明をもとにした考え方で、断定ではありません)

  • 最初の1本は、失敗しても困らない作業(自分宛ての通知など)で作ると、仕組みをつかみやすそうです。
  • 「毎回同じ」でも、最後の確認だけは人が見る形(下書きまで自動、送信は手動)にすると、安心して続けやすそうです。
  • 1週間ほど動かして、本当に時間が減ったかを数えてから次の作業を増やすと、無駄な自動化を減らせそうです。
確認できていない点(4件)
  • Makeとn8nの無料の範囲と料金(オペレーション数・クレジット)の数字は、今回の確認では読めていない(Zapierの無料プランは料金ページで確認済み)
  • Makeのトリガー・実行の間隔・有効化の手順の詳細ページは読めていない
  • n8nのAIワークフロー入門ページは別サイトへ転送され、中身は読めていない
  • Raycast Proの料金は、この項目では確認していない
出典(6件)

確認日:2026年10月23日。取得は要約経由のものを含みます。画面名・機能名・料金は変わります。使う前に、各公式ページで確かめてください。

ラボの資料は、公式の文書を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。日付や仕様は変わるので、使う前に各ページの出典で確かめてください。事実と「僕らの見立て」は、分けて書いています。