3行でいうと

  • 公式の料金ページとヘルプは、AI機能をまとめて「Canva AI」と呼ぶ。「Magic Studio」は2023年の発表の総称。
  • AIの使える量は「AI枠」で決まる。無料は月に最大20回(目安)。Proは中位のAIが最大200回、最上位が最大20回。
  • 作ったものは自分のものになり、合法的な目的なら使える。他人の作品に似ていないかは自分で確かめる。
  • Proは年払いで1人144ドル/年、Businessは250ドル/年(米ドル)。月払いの金額は確認できていない。

先に結論です。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは「見立てです。」で始めて、事実と分けます。

名前について

Canvaは、2023年にAI機能の一式を「Magic Studio」として発表しました。公式のニュースの一つには、Magic Studioの機能が合計で160億回以上使われた、とも書かれています。

いまの公式ページでは、次のように呼び分けられています。

旧い案内ページ「canva.com/magic-studio」は、10月8日に確認したとき「見つかりません」(404)の表示でした(10月22日には取り直していません)。ただし、そのことが改名の発表を意味するのかは、確認できていません。

できること

公式のAIの案内ページに並んでいる道具から、主なものをまとめます。

種類 道具の例(公式の名前) ひとこと
会話でデザイン Canva AI 文字や声で頼むと、デザインや文書をつくる。あとから手で直せる
画像・動画 Photo Generator、Video Generator、Magic Media Magic Mediaで作る動画は、1本が4秒(公式ヘルプ)
写真の編集 AI-Powered Photo Editor、Magic Background、Magic Eraser 背景の生成、不要なものを消す、など
文章 Magic Write、翻訳 有料プランでは、枠を気にせず使える扱い
デザインの部品 Magic Layers、AI-Powered Elements、Shape Generator 要素や図形をAIで作る、など
ブランドに合わせる On-brand Design Generation、Style Match ブランドの色や字体に合わせて作る
プログラミング不要の作成 Canva Code 計算機やクイズのような、動くものを説明文から作る
表計算 Canva SheetsのAI 式の提案、グラフ作成など。ヘルプには、Sheets内のCanva AI 2.0は英語の地域のみとあります
つなぐ Canva AIとほかのサービス Slack、Gmail、Google Drive、Notionと連携できると、公式の案内にあります

なお、同じCanvaには、写真編集やデザインのアプリ「Affinity」もあります。公式の料金ページでは、Affinityは無料を含む全プランで使えるとされ、ProとBusinessではAffinityの中でもAI機能が使えます。無料プランでは、Affinityの中のAI(生成塗りつぶしなど)は使えません。

AIの使える量:3つの「ランク」

Canvaは、AIの道具を3つのランクに分けています。ランクが上がるほど、質は高く、枠を多く使います。

  • Standard(標準):品質は十分で、枠の消費は少ない。ヘルプでは、写真に使え、動画には対応しない(動画はPremiumに切り替わる)と書かれています。有料プランでは枠を使わず、無料プランでは使います。
  • Premium(中位):ふだんの作業向けの初期設定。写真、動画、グラフィック、音声、3D、フォーム、コード、グラフ、シートに使えると書かれています。
  • Ultra(最上位):写真と動画で最も高い品質を出す設定で、枠を最も早く使います。有料プランに限られ、無料の人にはProのバッジ付きで表示されます。

ランクごとの道具の例は、10月22日に読んだヘルプのランクの説明には名前が出ていなかったため、書いていません。

公式のヘルプにある、プランごとの回数の目安は次のとおりです。これは、短い指示で、そのランクでいちばん軽い道具を使った場合の見積もりです。複雑な指示や、何度もの高度な使い方では、回数は減ります。

プラン Standard Premium Ultra
Free(無料) 枠を使う(Premiumと合わせて最大20回) 最大20回 使えない
Pro(Teams、非営利、教育も同じ) 枠を使わない 最大200回 最大20回
Business 枠を使わない(公正な利用の範囲で) 最大400回 最大40回
Enterprise 同上 最大400回 最大40回
  • 「Pro Lite」というプランが、ヘルプの表に出てきます。無料と同じ扱いで、標準的なAIも枠を使い、Premiumが約20回、Ultraは使えません。金額と中身は、読んだ料金ページには出ていませんでした。
  • 有料プランの枠は、年払いでも、毎月、請求日にリセットされます。無料プランは、毎月1日の午前0時(UTC)にリセットされます。
  • Teams、Business、Enterpriseなどでは、枠はメンバーごとにあり、まとめて共有はされません。
  • 使った量は、設定の「請求」にある「AI利用状況」で見られます。

枠が足りないときは、ProとBusinessの追加オプション「AI Pass」があります。公式の説明では、Proの最大40倍、Businessの最大20倍までAIを使えるようになります。取り消しはいつでもできます。金額は、公式ページには書かれておらず、設定の請求画面で見られる形でした。

料金

2026年10月22日に、公式の料金ページ(米ドル表示)で確かめ直しました(10月8日と同じ金額でした)。

プラン 金額 備考
Free 0ドル AIは上の表のとおり、回数に限りがある
Pro 144ドル/年(1人) 年払いの金額
Business 250ドル/年(1人) 年払いの金額
Enterprise 要問い合わせ

ページには、月払いと年払いの切り替えがあり、「年払いで16%以上おトク」と書かれていました。しかし、月払いの金額は、読んだ表示からは取れませんでした。ページには「表示の金額に税金は含まれていない」ともあります。日本円の金額は、確認できていません。

10月8日に別々の聞き方で2回読んで同じ値、10月22日にも同じ値でした。

商用利用と学習データ

作ったものの権利と商用利用

公式の「AI製品の規約」と、AIの案内ページ、Magic Mediaのヘルプから、短く言い換えます。

法的な判断は、この記事ではしません。個別のケースは専門家に相談してください。

学習データ

公式のプライバシーのページによると、Canvaは、あなたの内容を、AI機能の改善に使うかどうかを、プライバシー設定に合わせて決めます。設定は、canva.com/settings/privacy-preferencesで、いつでも変えられます。

どれを選ぶか

見立てです。

気をつけること

出典

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