3行でいうと

  • 作業を台本、字幕と編集、素材の3つに分けると道具を選びやすい。字幕と編集の候補はCapCut、DaVinci Resolve、Descript、Vrewの4つ。
  • 無料の範囲が数字で確かめられたのは、DescriptとDaVinci Resolveの一部。
  • Descriptの無料プランは、書き出しが720pまでで、透かしなしでは書き出せない。
  • 音楽と素材は、収益化や商売に使うかで使える範囲が変わることがある。CapCutの許諾書にははっきり分けて書かれていた。

撮った動画を公開する前に、言い間違いを切って、字幕をつけて、音楽を足す。数分の動画でも、慣れないうちは数時間かかります。最近の編集ソフトには、話した言葉を自動で文字にして、その文字を直すだけで動画を編集できるものがあります。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。

先に結論

作業を3つに分ける

作業 具体例 向く道具
台本 何を話すかの筋書き、冒頭の一言 対話型のAI
字幕と編集 話した言葉を自動で字幕にする、言い間違いや無音を切る CapCut、DaVinci Resolve、Descript、Vrew
素材 BGM、効果音、画像 編集ソフトの素材集、自分で用意したもの

使える道具の候補

公式のページで確かめた4つです。DaVinci Resolve、Descript、Vrewの料金や無料の範囲は2026年10月22日に読み直しました。CapCutのトップページと日本語ページは2026年10月8日に読んだ時点のままです(素材の利用許諾書は10月22日に読み直しました)。

道具 字幕と編集での役割(公式の記載) 無料でどこまで
CapCut AIの動画編集。パソコン、ブラウザ、スマートフォン、タブレット向けがある。自動字幕に対応 日本のページに、ブラウザ版の動画エディターが無料で、透かしなしのHD書き出しと書かれている。プロ版の料金は確認できていない
DaVinci Resolve プロ向けの本格的な編集ソフト 無料版がある。AIの機能の多くは有料のStudio(米国のページで通常295ドルが236ドルに、日本のページで通常51,980円が40,980円・税込に、それぞれ割り引き表示)に入る
Descript 話した言葉を文字にして、文章を直す感覚で編集する。AIアシスタント「Underlord」がある 無料プラン:メディア1時間、AIクレジット100(1回きり)、書き出し720pまで、透かしなしの書き出しは不可
Vrew 文章を編集する感覚で動画を作る。音声認識で字幕を自動生成 無料で試せると書かれている。無料の範囲の数字は、読めたページに出ていなかった

CapCut

CapCutの公式ページでは、AIを使った写真・動画の編集ソフトとして紹介されています。パソコン版、ブラウザで使うオンライン版、スマートフォン版、タブレット版があります。日本語のトップページには、ブラウザ版の動画エディターが「無料」で、カット、トリミング、字幕の追加ができ、透かしなしのHD動画を書き出せる、という趣旨の説明がありました。自動字幕の説明では、複数の言語に対応し、透かしなしと書かれています。

ただし、有料プランの名前や料金を載せたページは、読めた範囲では見つかりませんでした。無料で使える機能と、有料になる機能の境目は、確認できていません。

素材と音楽の扱いは、CapCutの素材の利用許諾書に詳しく書かれています。これは米国のユーザー向けの版(2026年1月22日更新)を読んだものです。日本の利用者に同じ内容が当てはまるかは、日本向けの版を読めていないため、確認できていません。この版で読み取れた内容は、次のとおりです。

DaVinci Resolve

Blackmagic Designの公式ページでは、無料の「DaVinci Resolve」と有料の「DaVinci Resolve Studio」があります。Studioは、2026年10月22日に読んだ米国のページで「Was $295 Now $236」、日本のページで51,980円から40,980円(税込)への割り引き表示でした。割り引きがいつまで続くかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。この日のページでは最新版はDaVinci Resolve 21と案内されていました。無料版は、8ビットのほとんどの映像形式を60fpsまで、解像度はUltra HD(3840×2160)までに対応し、複数人での共同作業とHDRの色補正も使える、と書かれています。

AIの機能は、Studioの説明に「DaVinci AI Neural Engine」が入っており、顔の認識、被写体の検出、画面の縦横の自動調整、色の自動補正などに使われる、と書かれています。テキストをもとにした編集(text based editing)とマジックマスクも、Studioの機能として挙がっています。

一方、字幕と閉じた字幕(クローズドキャプション)はエディットページの機能として載っていますが、無料版とStudioのどちらに入るかは書かれていませんでした。音声の文字起こしと、ボイスアイソレーション(声の分離)も、どちらの版かが読めたページには書かれていません。つまり、無料版で自動字幕が使えるかは、確認できていません。

Descript

Descriptの公式ページには、「文章を編集する感覚で動画・音声を編集するAIエディター」と説明があります。録音や動画を文字にして、その文字を消すと、その部分の映像も消えます。AIアシスタントの「Underlord」が、荒い録画を短くまとめてくれる、とも書かれています。字幕は、共有(Share)の段階で追加します。

料金ページの表(米ドル)は次のとおりです。

プラン 価格(1人・月) メディア時間(月) AIクレジット 書き出しの最大 透かしなし
Free 0ドル 1時間 100(1回きり) 720p 不可
Hobbyist 16ドル または24ドル 10時間 月400 1080p 可
Creator 24ドル または35ドル 30時間 月800 4K 可
Business 50ドル または65ドル 40時間 月1,500 4K 可

各有料プランに2つの金額が並んでいます。ページには「月払いより最大35%安い」年払いの表示があり、安いほうが年払い、高いほうが月払いと読めます。ただし、ページ上で金額にどちらかのラベルはついていませんでした。日本円の価格は見つけられていません。

「メディア時間」は、アップロードした素材と、Descriptで録音した素材の合計で、文字起こしをしたかどうかを問いません。「AIクレジット」は、Underlordなどのモデルを使う機能に消費されます。

Vrew

Vrewの公式ページ(日本語)では、文章を編集する感覚で動画を作れるAI動画編集ソフトと紹介されています。対応するのはMac、Windows、Ubuntuで、スマートフォン版については確認できていません。「音声認識機能による字幕の自動生成」が特徴で、「テキストエディタのような画面」で編集できるとされています。無音を一括で切る機能、声を再現して話し直しをテキストで直せる機能、台本や画像、ナレーションをAIで作る機能も、英語のページに書かれています。

英語のページには、作った内容をAIの学習に使うことはない、という趣旨の記載もありました。

料金は、無料、Light、Standard、Businessの4つのプランが料金ページに並んでいますが、金額とクレジットの数字は、読めた範囲では表示されていませんでした。無料のダウンロードはあると書かれていますが、無料で使える量は確認できていません。

最初の1回のやり方

見立てです。公式の手順を一つずつ確かめたものではありません。公式の機能の説明から、次の流れが組めそうだと考えました。

  1. 動画の筋を決める。対話型のAIに「3分で伝えたい内容」を伝えて、台本の案をもらうのも手です。
  2. 撮影するか、声だけ録音する。
  3. 編集ソフトに取り込む。DescriptやVrewのように、取り込んだあとに話し言葉が文字になる道具では、文字を読みながら不要な部分を消します。
  4. 自動字幕を作る。人名や専門用語は間違いやすいので、字幕を読み直して直します。
  5. 音楽や素材を足す。利用の範囲を確かめてから選びます。
  6. 書き出す。無料の範囲での画質や透かしを、書き出す前に確かめます。

最初の1本は、1分ほどの短い動画で試すと、無料の枠を使い切らずに済みます(見立てです)。

無料でどこまで使えるか

見立てです。数分の動画を1本だけ試すなら、どの道具でも無料で足りそうです。続けて作るなら、Descriptの無料1時間は、すぐ使い切る量だと思います。公開の画質や透かしを気にするなら、書き出しの条件を最初に確かめるのが近道です。

よくある失敗

気をつけること

出典

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