この項目で混ざったもの
ハード側機器の側もPnP規格に対応したソフト側OSが資源を割り当て、重なりを調整
Windows 95は1995年8月24日に登場しました(Microsoftのウェブ記事による)。Microsoftの発売紹介の記事は、Windows 95に、機器を取り付けるための「プラグアンドプレイ」が加わったと書き、最初の5週間で700万本が売れたと伝えています。プラグアンドプレイ(PnP)は、機器をつなぐと、OSが自動で必要な設定をする仕組みのことです。
パソコンの中では、機器が割り込み番号(IRQ)や入出力のアドレスなどの資源を使います。Windows 95の技術資料によると、構成マネージャ(Configuration Manager)という部品が、どの機器も他の機器とぶつからずにこれらを使えるようにします。構成マネージャは、バスごとの列挙ドライバに機器と必要な資源を調べさせ、調停部品に割り当てを行わせ、結果を各機器のドライバに知らせます。接続された機器の一覧は「ハードウェアツリー」として作られ、設定はレジストリ(OSの設定置き場)に残ります。PCカードの抜き差しのような変化も、構成マネージャが検知して設定し直します。
ハード側にも決まりごとがありました。資料によると、Microsoftはハードのメーカーと協力して、PnP BIOS(起動時に最初に動く基本プログラム)の仕様を定めました。PnP BIOSは、起動の最初の段階で、PnP対応の拡張カードに資源を割り当て、設定が保存されていないカードは使えない状態にして、ぶつかる可能性を減らします。PnP BIOSを持たない古い機械では、OSが入出力ポートなどを調べて、既知の機器を探します。
このあとの流れとして、資料は、必要なドライバだけをその都度メモリに読み込む仕組みや、起動後に機器の数や種類が変わったときに設定し直す仕組みも説明しています。ここからは僕らの見立てですが、機器の側が規格に沿って自分の情報を差し出し、OSがその違いを引き受けるという分担が、この項目の中心です。
- Windows 95の発売日
- 1995年8月24日
- 発売後5週間の販売本数
- 700万本(Microsoftの記事)
- OSが割り当てる資源
- IRQ、入出力アドレス、DMAチャネル、メモリ
- PnP BIOSの動き
- 起動の最初の段階でPnPカードに資源を割り当てる
確認できていない点
- Windows 95より前のOSで設定がどれだけ手作業だったか、Microsoftの一次資料で比べた記述は確かめていない。
- 公式資料の中に、PnPを採用した理由の説明は見つけられなかった。
出典
- Launch of Windows 95(Microsoft Stories)
- Looking back: The 25th Anniversary of Windows 95(Windows Blog)
- Windows 95 Architecture Components(Microsoft Learn)
- Phases of the Setup Process(Microsoft Learn)
2026年10月18日に、上の出典(会社・研究機関の公式の資料と原著論文)を読んで確かめました。製品の仕様や提供状況は変わることがあります。この記事は、製品を試した記録ではありません。