3行でいうと

  • 場面は9つです。部品を足す、Copilotで組む、AI by Zapierを入れる、AIの出力を検査する、Webhooksを使う、Chatbotsを作る、Agents(移行中)を扱う、Next Gen Zapsを画面から使う、失敗した実行をやり直す。
  • AI by Zapierのステップは、モデルの段階(Standard 1x、Advanced 3x、Premium 5x、Bring Your Own Key 1x)を選び、Prompt に指示を書き、Output Fields で返す項目を決め、Preview で試して Finish で確定する、という流れです(公式ヘルプ)。
  • Agents(agents.zapier.com)は、公式がAI by Zapierへ移行中と書いています。停止の日付は決まっていない、と書かれています。
  • 「この記事の例」と書いた指示文は、公式の例ではなく、この記事で組んだ例です(動作は確かめていません)。
  • 最初の1時間にやる順番は、末尾に「この記事の案」として置きました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、公式のページに書かれていない画面経路・ボタンの表記・初期値は、書かずに「公式で確認できていない」としています。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:下書きを書く「アシスタント」

Zapは、受付に届いた書類を決まった棚に入れる係でした。AIのステップは、その係の隣に座って、書類の要約や仕分けの案を書いてくれるアシスタントです。アシスタントの返事は、次の係に渡す「メモ」になります。メモの書式(Output Fields)を決めておくと、次の係が読みやすくなります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

場面1:Zapに部品を足す(フィルター、整形、待つ、分岐)

やりたいこと: トリガーとアクションだけの1本のZapに、条件や整形を足す。

公式のクイックスタートに、足せる部品として、次のものが書かれています。

部品 クイックスタートの説明 備考
Search(検索)のステップ アプリの中にある既存のデータを探す
Filter 条件を満たすときだけ、Zapを動かす 足すとマルチステップになる(有料)
Formatter テキストの編集や、日付の形式の変更
Delay ステップの間で待つ
Paths 条件ごとに別のアクションを行う Pro以上と書かれている

手順(公式のAI by Zapierのヘルプ、Webhooksのヘルプに共通して出てくる操作に合わせて並べます)。

  1. エディタで、Zapアウトラインの途中か最後にある +(プラス)のアイコンを押します。
  2. 検索欄で、足したい部品(アプリや内蔵ツール)の名前を探して選びます。
  3. ステップが開いたら、設定の欄を埋め、テストします。
  4. 後ろのステップで、前のステップの出力を使いたいところで、/ を入力して、前のステップの項目を選びます(AI by Zapierのヘルプにある操作)。

気をつけること: 公式のヘルプによると、マルチステップのZapは有料プランです(01参照)。Filter や Formatter を足すとき、プランで足りるかを、先にエディタの表示で見てください。

場面2:Copilotで組んでもらう

やりたいこと: 手で組む代わりに、文章でやりたいことを伝えて、Zapの骨組みを作ってもらう。

公式のヘルプ「Use the power of AI to generate Zap workflows」の手順です。Copilotはベータ(open beta)と書かれています。

  1. 新しいZapを開き、エディタの上にある Zapier Copilot のプロンプト欄に、やりたいことを書きます。
  2. (任意)マイクのアイコンで音声入力、ファイルのアイコンで画像やファイルの添付ができます。
  3. ドロップダウンのアイコンを押して、Auto-build(既定)か Ask as you build を選びます。
  4. Start Building を押します。左に、Copilotのサイドバーが開きます。後から開き直すには、左のサイドバーの下にある Copilot のアイコンを押します。
モード 公式のヘルプの説明
Auto-build アプリ、アクションのイベント、すでに接続済みのアカウント、項目の値、割り当てまで、できるところまで設定する。サイドバーに、したことの要約が出る。Show reasoning で、考え方を開ける。自分でやることは、サイドバーに一覧で出る
Ask as you build ステップ、アプリ、イベント、アカウント、項目の値を提案するが、確認なしには動かない

直したいとき(公式ヘルプ):

公式の例(そのまま引かず、要点だけ): 支払いが入ったらCRMの案件を閉じる、Discordに投稿があったらSlackに通知する、スプレッドシートに新しい行ができたらメールを送る、といった例が載っています。

この記事の例(動作は確かめていません): Copilotの欄に、次のように書く案です。

新しいGoogleフォームの回答が来たら、回答の内容をスプレッドシートの新しい行に追加して、最後に自分宛てのメールで知らせてください。

公式の書き方のコツは、「Xが起きたら、Yをして、Zをする」と書き、アプリやトリガー、アクションの名前を挙げると結果がよくなる、とあります。

制限(公式のヘルプ):

場面3:AI by Zapierのステップを入れる

やりたいこと: 届いた文章を、要約したり、分類したり、項目に取り出したりして、次のステップに渡す。

公式のヘルプ「Use AI by Zapier to analyze and return data」の手順です。エディタには、Configure(指示、モデル、設定)と Preview(試して、出力を見る)の2つの面があります。

手順

  1. Zapの中で、アクションのステップを足す + を押します。
  2. 検索欄で AI by Zapier を探して選びます。ステップがエディタに開きます。
  3. Prompt の欄に、AIにやらせることを書きます。
  4. / を入力すると、前のステップの項目を差し込めます。
  5. 右上の Use a template を押すと、Summarize、Write、Classify、Extract のカテゴリから雛形が選べます。選んだら、中身を自分で直します。
  6. Configureの上にある版の矢印で、前に書いたプロンプトを見られます。ただし、これは今開いている編集の間だけで、エディタを閉じると、今の版だけが保存されます(公式ヘルプ)。
  7. モデルを選びます。 Promptの欄の右下にあるドロップダウンから。
段階 公式ヘルプの説明
Standard(1x) 件数の多い、簡単な処理向け。ツールは使えない
Advanced(3x) 推論とツールの使用が強い
Premium(5x) 複雑な分析と、複数段階の推論向け。新しいステップの既定
Bring Your Own Key(1x) 自分のプロバイダのアカウントを使う。ツール呼び出しを含む

Output Fields(返す項目を決める)

  1. Settings の下の Output Fields を押します。
  2. + Add field を押します。
  3. Field name を入力します。
  4. Field type を選びます。
  5. (任意)Field description を入れるか、前のステップの項目を割り当てます。
  6. (任意)「Is this output field required?」にチェックします。
  7. Save を押し、項目を増やすなら繰り返します。

Generate from prompt を押すと、AIがプロンプトから項目を作ります。出力項目を決めないと、ステップは1つにまとまった出力を返します。

Advanced

Tools and Knowledge

Settings の中の Tools and Knowledge を開くと、アプリのアクションを「ツール」として足せ、ナレッジソースも足せます。ツールは、Standard以外の段階が要ります。

ナレッジソース 公式ヘルプの主な制限
Box ノート、DOCX、TXT、ODT、PPTX、PDF。96,000語まで
Confluence Cloud 直近の50ページだけ
Dropbox DOCX、TXT、ODT、PPTX、PDF。96,000語まで。画像は「Direct File link」を使う
Google Docs 1件ずつ足す(ドライブ全体は不可)。テキストのみ。96,000語まで
Google Drive Googleドキュメント、スライド、DOCX、TXT、ODT、PPTX、PDF。96,000語まで
Microsoft SharePoint DOCX、TXT、ODT、PPTX、PDF。96,000語まで
Notion 個別に足したページだけ(データベース不可)。データベースからは子ページ100まで。96,000語まで
Upload a file DOCX、TXT、ODT、PPTX、MD、PDF。96,000語まで。ファイルは100MBまで

PDFは、スキャンしたものより、デジタルで作ったものの方が文字を取り出しやすい、と書かれています。

試して確定する

  1. 右の Preview を押して、試しに動かします。
  2. 出力を見て、プロンプトや設定を直します。
  3. Finish を押すと、保存して、Zapの組み立てに戻ります。試さずに先へ進むなら Skip Test and Finish です。

この記事の例:メールの本文を、3つの項目に分ける

この記事の例(動作は確かめていません)。 トリガーが「新しいメールが届く」のとき、AI by ZapierのPromptに次のように書き、Output Fieldsに3つの項目を決める案です。

次のメールを読んで、(1)要点を2文で、(2)返信が必要かどうか、(3)緊急度を、決めた項目に入れて返してください。メール本文:/ここにトリガーのメール本文を差し込む
Field name(この記事の案) Field type(この記事の案) 役割
summary テキスト 要点の2文
needs_reply 真偽(選べる型を、手元の画面で確認) 返信が要るか
urgency テキスト 緊急度

最後の /ここにトリガーのメール本文を差し込む は、実際には / を入力して、前のステップの項目を選ぶ操作です。Field typeの名前は公式のヘルプに一覧がないので、手元の画面の選択肢を見てください。

データの扱い(公式ヘルプ)

場面4:AIの出力を検査する(AI Guardrails by Zapier)

やりたいこと: AIが作った文章を、次に渡す前に、個人情報や攻撃の文が入っていないか調べる。

公式のヘルプ「How to get started with AI Guardrails by Zapier」の手順です。

  1. 新しいZapを作るか、既存のZapを開きます。
  2. トリガーと、検査したい中身を作るAIのアプリのステップを足します。
  3. アクションのステップを足します。
  4. AI Guardrails by Zapier を探して選びます。
  5. アクションを選びます(例:Detect Sentiment、Check for PII)。
  6. AIのステップの出力を、入力の項目に割り当てて、ステップを完了します。
  7. (任意)Human in the Loop のステップを足して、人が結果を確認してから先へ進むようにします。
  8. 残りのステップを足して、Zapをオンにします。
種類 アクション 備考(公式ヘルプ)
ML(AWS Comprehend) Detect PII、Sentiment Detection、Detect Toxicity PIIは30種類以上。感情は positive、negative、neutral、mixed。確信度(confidence)が返る
LLM(Amazon Bedrock) Detect Prompt Attack、Detect Toxicity

限界(公式ヘルプ): PIIの検出は英語とスペイン語だけ。検出は100%ではなく、見逃しや誤検出がある。既存のセキュリティやコンプライアンスの対策を補うもので、置き換えるものではない。検査したデータは、Zapierのログに7日、Zapの実行に29〜69日、一時的に残る、と書かれています。ステップの入力・出力の項目名、Filter・Pathsとの組み合わせ方、プランごとの可否は、そのページに書かれていません。

場面5:Webhooksを使う(受け取る、送る)

やりたいこと: 公式の連携がないシステムや、自分で用意した仕組みから、Zapを動かす/Zapから送る。

プラン: 公式のヘルプで、Professional、Team、Enterpriseです。Freeでは使えません。

受け取る:Catch Hook(公式ヘルプ「Trigger Zap workflows from webhooks」)

  1. Zapエディタで Trigger のステップを押します。
  2. Webhooks by Zapier を検索して選びます。
  3. Event のドロップダウンで、Catch Hook(本文を解析する。GET、PUT、POSTに対応)か Catch Raw Hook(解析しない本文と、ヘッダーを返す。最大2MB)を選び、Continue を押します。
  4. Catch Hook で、受け取るデータの一部だけが欲しいときは、Pick Off A Child Key を設定し、Continue を押します。
  5. Test のタブで、Copy を押して、WebhookのURLをコピーします。
  6. (Catch Raw Hookのみ・任意)空の応答が欲しいアプリのときは、URLに silent/ を足します。足さなければ、Zapierは200を返します。
  7. 送る側のアプリのWebhooks設定(設定やオプションの下にあることが多い)で、新しいWebhookの接続を足し、このURLを貼り、送るデータの選択肢を選んで Save を押します。
  8. 送る側のアプリで、新しい項目を作ります。Zapの Test のタブに戻り、Test trigger を押します。

データは項目に分けられて、後ろのステップで使えます。何も届かないときは、もう一度項目を作り、送る側のWebhook設定を確かめます(公式ヘルプ)。

URLの扱い。 別の公式ヘルプ(How to get started with Webhooks by Zapier)は、このURLを秘密のものとして扱うよう書いています。URLを知っている人が、Zapを動かせるからです。Zapをオフにしたり消したりしたあと、URLは最大数時間、200を返し続けることがあり、そのあと404を返します(Triggerのヘルプ)。応答の200は、カスタマイズできません。

そのほか(Triggerのヘルプ): JSONのオブジェクトの配列を送ると、オブジェクトごとにZapが1回動きます。複数のZapのURLの最後の部分をカンマでつなぐと、1つのリクエストで複数のZapを動かせます(同じ持ち主のものだけ)。ペイロードの上限は、トリガーで10MBです。

送る:Webhooks by Zapier のアクション(公式ヘルプ「Send webhooks in Zap workflows」)

  1. Zapエディタで、アクションを足す + を押します。
  2. Webhooks by Zapier を選びます。
  3. Event で、GET、POST、PUT、Custom Request のどれかを選び、Continue を押します。
  4. Payload Type を、相手のアプリが期待する形(Form、JSON、XML、Raw)に合わせます。
  5. URL を入れます。公式は、URLパラメーターはここではなく Data に入れるよう書いています。
  6. Data に、左にキー、右に値を入れます。前のステップのデータが使えます。ネストした値は、子のキーの前に二重のアンダースコアを置きます(例:item__price)。Data を空にすると、前のステップの全項目が送られます。
  7. (任意)Headers と Basic Auth を足します。
Event 公式ヘルプの説明
GET サーバーから情報を取る(自動での解析は、公式ヘルプにはPOSTとPUTについてだけ書かれている)
POST データを送る。自動で解析される。ファイルを送るとき、JSONやXMLを自分で書きたくないときに使う
PUT POSTと同じ(自動解析、ファイル対応)
Custom Request JSONやXMLを自分で書く。解析されない。PATCHやDELETE、入れ子の配列、空の値、細かいヘッダーに使う。ファイルは送れない

アクションのペイロードの上限は5MBです(Triggerの10MBとは別)。より複雑な認証が要るときは、Zapierの開発者向けプラットフォームで、自前のアプリ連携を作るよう、公式は書いています。送れないときの見方は、公式のヘルプ「Zap isn't sending webhooks」にあり、RequestBinで、Zapierが送るものを確かめる手順です。

AIアプリやMCPと組み合わせる具体例は、08にまとめました。

場面6:Chatbotsを作る

やりたいこと: 自分用の資料を読ませた、ウェブで共有できるチャットを作る。

公式のヘルプ「Zapier Chatbots quick start guide」と「Set up a chatbot」の順です。ただし、どちらも要約で、画面の細かい手順は書かれていません。

  1. Chatbotsのダッシュボード(zapier.com/app/chatbots)に入ります。ログインするか、無料でサインアップします。
  2. Chatbotsのホームで Create を押し、ダイアログに名前を入れ、もう一度 Create を押します。
  3. 名前、あいさつ(greeting)、directive(目的とふるまいを書く欄)を設定します。directiveには、役割、相手、目的を書けます。あいさつは固定の文でも、会話の始まりに生成する文でも構いません。
  4. Knowledge(知識)を足します。テキストのファイル、Zapier Tables、ウェブページのリンクが使えます。
  5. 見た目(創造性、色、アイコン)を整えます。
  6. 共有します。公開リンク、Zapier Formsの中、またはウェブサイトに埋め込むコードが使えます。

制限(公式ヘルプ):

公式のヘルプ同士の書き方の違い: チャットボットを作る入口を、クイックスタートは「Add a new chatbot」、「Set up a chatbot」のページは Create と書いています。知識の足し方も、クイックスタートは「データソース(情報を入れたファイル)」だけを書き、「Set up a chatbot」のページはテキストのファイル、Zapier Tables、ウェブページのリンクを挙げています。手元の画面で確かめてください。

公式で確認できていないこと: チャットボットの設定画面のタブの名前、モデルを選ぶボタンの名前、埋め込みコードを出す手順、テストの方法、ツールの足し方は、読んだページに書かれていません。公式は、別の記事(あいさつとdirective、データソース、AIモデル、URLパラメーター、埋め込み)に分けています。

場面7:Agentsを扱う(移行中)

やりたいこと: 「やることを文章で書いておけば、自分で判断して動く」AIアシスタントを作る/動かす。

まず、状態。 公式のヘルプ(Build an agent in Zapier Agents)は、冒頭に「ZapierはAgentsをAI by Zapierへ移している」という注意を載せています。別の公式ヘルプ(Migrating from Agents to AI by Zapier、2026年10月1日の記事)は、停止の日付は決まっていないと書き、事前にメールで知らせる、と書いています。ここでは、今のAgentsの作り方と、移行の手順の両方を並べます。

7-1.エージェントを作る(公式ヘルプ)

  1. agents.zapier.com を開き、左のサイドバーの + New agent を押します。
  2. ダイアログで、カスタムのエージェントか、テンプレートを選びます。
  3. カスタム: トリガー、やること、使うアプリを書いた指示(instructions)を入力します(飛ばすには Skip this step)。Create agent を押します。Connect your apps で、見つかったアプリごとに接続を作るか、既存の接続を選び、Create を押して Configure の画面を開きます。
  4. テンプレート: テンプレートを選び Use this template を押します。Connect your apps を終えて Create。
  5. Configure の画面では、トリガーを決め、ツール(アクション)を足し、エージェントをテストし、ナレッジソースを足します(公式ヘルプの言い方。画面の見出しの正確な名前は、公式で確認できていません)。
  6. テストしてから、Publish を押して有効にします。
  7. 削除は、All agents のページのメニューのアイコン → Delete agent。元に戻せず、その活動の分は、アカウントの上限には数えられたままです。

指示が長いとトークンの上限に当たるので、簡潔に書き、大きなデータはナレッジソースにする、と書かれています。エージェントは個人用で、顧客向けに共有・埋め込みはできない(ウェブのチャットボットにはChatbotsを使う)、とも書かれています。

7-2.ZapからエージェントをRun Agentで動かす(公式ヘルプ「Start an agent from a Zap」)

  1. agents.zapier.com で + New agent を押し、指示を書いて Start building を押します。
  2. Trigger の欄で、トリガーが未選択なら + Add trigger を押し、Trigger via Zap を選びます。
  3. Agent preview で出力を試し、Publish で有効にします。
  4. 新しいZapを作り、トリガーは好きなアプリにします。
  5. アクションのステップで Zapier Agents を選び、Event で Run Agent を選びます。
  6. Configure のタブで、次の欄を埋めます。
欄 公式ヘルプの説明
Agent エージェントを選ぶ。Trigger via Zap のトリガーを持つものだけが出る
Agent Input Message エージェントに送るデータの項目を割り当てる
Pause Zap Run Until the Agent Replies?(任意) Yes で返事を待つ。No で待たずに進む
Agent Output Fields(任意) 返してほしい値の名前と説明。後ろのステップで使える
  1. Continue で Test タブを開き、サンプルを見て、Publish か Continue。本物のデータで試すには Test with real data(1〜2分かかることがあります)。

Pause を Yes にすると、返事が来るまで、Zapは「Waiting / delayed」の表示になります。Agent Output Fields は、このステップをテストしたあとに、後ろのステップで使えるようになります。公式ヘルプによると、Zapのテストでは、エージェントの活動は使わず、エージェントのアクションはZapのタスクを使いません(活動は本番の実行でだけ使う)。この書き方と、移行後の「AI by Zapierは通常のタスク」という書き方の関係は、公式の資料では確認できていません。

7-3.AI by Zapierへ移す(公式ヘルプ「Migrating from Agents to AI by Zapier」)

  1. agents.zapier.com のエージェント一覧で、エージェントごとに Migrate your Zap を押します(バナーの Migrate all published Agents to Zaps でまとめて移すこともできます)。
  2. ダイアログで Open Zap を押します。
  3. AI by Zapierのステップの Configure タブで、プロンプトとツールを確かめます。変えるなら Edit。
  4. Preview を押して、サンプルのデータでAIのステップを動かし、出力、呼ばれたツール、使われたタスクを見ます。
  5. よければ矢印のボタンを押します。
  6. Test タブで Test Zap を押し、結果を見ます。
  7. Publish を押し、確認のチェックを入れて、Publish agent を押します。
  8. ダイアログで Turn off agent を押して、元のエージェントを止めます。

移行の仕様(公式ヘルプ):トリガーのステップ(スケジュールやWebhookなど)と、AI by Zapierのステップが1つ、自動で作られます。プロンプト、指示、ツール、ツール呼び出し、推論は、AIのステップの中に入ります。ツールのステップへの分割は任意で、あとから手動でできます。エージェント同士の呼び出しは、移行後にトリガーを Sub-Zap by Zapier に変えます。チャットがきっかけのエージェントには、直接の代わりがまだなく、Webhookのトリガーで、チャットの場から動かす、と書かれています。ツールごとの承認は、ステップの設定の Require approval before running で入れられます。

注意(公式ヘルプ): 元のエージェントを止めるまで、エージェントとZapはそれぞれ独立に動き、二重に動くことがあります(公式ヘルプは、Zapを公開したあとに元のエージェントを止める手順を案内しています)。全体のZapのテストは、本番の実行と同じようにタスクを使います(Zapierは修正を進めていると書いています)。タスクの上限(ガードレール)は、既定で75、500まで上げられます。

場面8:Next Gen Zapsを、Zapierの画面から使う(アーリーアクセス)

やりたいこと: 文章で説明して、ワークフロー全体をAIに作らせる。

公式ヘルプ「Get started with Next Gen Zaps」の、MCPクライアントを使わない側の手順です(MCPクライアントを使う手順は08)。

  1. アーリーアクセスの申請が先に要ります(zapier.com/workflow/early-access)。Teamは、アカウントのオーナーか管理者が申請し、Enterpriseはサポートに連絡します。Freeでは使えません。
  2. Zapierの左のサイドバーの Automations を押します。
  3. Next Gen Zaps を選び、+ Create を押します。
  4. 新しいワークフローをAIアシスタントと作るか、自分が持っているClassic Zapをインポートします。

インポートは、コピーを作ります。元とコピーの両方をオンにすると、二重に動きます。公式のヘルプは、最も機密性の高い処理は、アーリーアクセスの間は通さないよう勧めています。ここで扱えるのは、公式のヘルプに書かれた範囲だけです。

場面9:動いたあと:失敗した実行のやり直し、使用量の確認

手動のReplay(公式ヘルプ「Replay Zap runs」)

Zap historyから:

  1. Zap historyを開きます。
  2. 実行のチェックボックスを選びます(左上のドロップダウンで Select shown か Select all (5000 at a time)。状態、日付、持ち主、フォルダ、アプリ、Zapの名前で絞れます)。
  3. 左上の Play X を押します。
  4. ダイアログの Replay を押します。
  5. 通知のウィンドウで進み具合を見ます。終わると、結果の要約が出ます。

エディタから: Zapを開き、左のサイドバーの Zap runs を押し、実行を選び、Replay X runs → Errored steps。

条件: Freeでは、手動のReplayは、エラーになった実行だけです。On holdなど、ほかの状態は有料プランが必要です。

Autoreplay

Zap全体のReplay(有料プラン)

Zapがオンのとき、トリガーを含む全ステップを、実行の状態に関係なくやり直します。エディタで Zap runs → 実行を選ぶ → Replay X runs → Entire Zap。やり直す前に、トリガーのデータを書き換えることもできます。全体のReplayは新しい実行として数えられ、成功したステップは、もとの実行で数えられていても、タスクに数えられます(公式ヘルプ)。変えた内容でやり直すには、先にZapを公開しておく必要があります。トリガーのアプリやイベントを変えると、そのZapはReplayできません。

使いはじめの1時間:この記事の案

次は、公式の手順を、この記事で並べた順番です(試した順番ではありません)。

時間の目安 やること 参照
0〜10分 アカウントを作り、2FAを入れる(リカバリーコードを別の場所に保存) 05
10〜20分 練習用のアプリを1つ、App Connectionsで接続する 05
20〜35分 05の例で、フォーム→スプレッドシートのZapを、架空のデータで組み、Test step、Publish 05
35〜45分 Zap historyで、実行の状態と Run details を見る 05
45〜55分 Copilot(Auto-buildかAsk as you build)で、もう1本、同じような流れを組ませて、違いを見る 場面2
55〜60分 AI by Zapierのステップを、使い捨てのZapに入れ、Preview だけで試す(Publishしない) 場面3

気をつけること

出典