3行でいうと
- MCPサーバーと会議のAI連携は、macOSのみです。AIに読ませた会議の内容は、そのAIの提供元に渡る、と公式にあります。公式は、会議をMacの外に出したくないなら、エージェントをつながないよう書いています。
- MCPの会議の道具として、公式は
meetings、search_meetings、read_meetingを挙げています。CLIのページは、MCPサーバーを履歴と会議の読み取り、語彙とスニペットの操作ができるものと説明しています。会議の変更・削除ができない、という記述は、読み直した範囲では確認できていません。 - 外し方は、
superwhisper mcp uninstall(全アプリから外す)が公式に書かれています。1つのアプリだけを外す方法や、アプリの中の「Agents」からの外し方は、読んだ範囲では見つかりませんでした。 - 会議の共有リンクにアップロードされるのは、要約の文、題名、日付だけで、30日で期限が切れます。
- 設定を整えてもらう連携は、エージェントが履歴を読みます。定期実行は、公式が「エージェントのツールが事前に許可される」と注意しています。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・コマンド名は公式の表記を写しています。画面の表記は版によって変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。公式の例の写しと、この記事で組んだ案(動作は確かめていません)は、そのつど区別して書きます。
先に結論
- MCPや共有は、「何を読ませるか」を先に決める。 会議の文字起こしと私的なメモも、AIが読める対象です。渡った先の扱いは、そのAIの提供元の規約です。
- MCPの設定の形は、公式が1つ示している。 他のアプリに自分で書く場合は、その形をそのアプリの設定ファイルに書きます。置き場所は、各アプリの案内を見ます。
- 自動実行は、手動で内容を見てから。 公式の「設定を整える」の手順は、変更の前にバックアップを取り、既存のモードは触らない作りですが、定期実行は、ツールの事前許可を伴います。
- 外し方は、公式に書かれたものだけを書く。 書かれていないものは「記載が見つからない」です。
前提:用語をそろえる
- MCP(Model Context Protocol):AIアシスタントが、外のツールやデータを呼び出すための決まり。
superwhisper mcpは、標準入出力でそれを話すサーバーとして動きます。 - CLI:コマンドラインのツール。
superwhisperというコマンド。導入は07の連携4にあります。 - Meetings(会議):Macで会議を録音・文字起こし・要約する機能(Pro)。
- PATH:シェルがコマンドを探す場所の一覧。
- launchd:macOSの、決まった時刻にプログラムを動かす仕組み。
- ディープリンク:
superwhisper://recordのような、アプリの操作を呼ぶリンク。
連携5:MCPサーバーで、AIアシスタントにSuperwhisperを読ませる(macOSのみ)
手順A:コマンドでつなぐ(公式)
- 07の連携4の手順で、CLIを入れる。
superwhisper mcp install <app>を実行する。<app>は、claude-code、codex(ChatGPTのデスクトップアプリでも使われる、と公式にあります)、claude-desktop、cursorのどれか。- このインストールで、エージェントに会議の道具の使い方を教える「meetings skill」も入ります、と公式にあります。
- つながっているアプリを見る:
superwhisper mcp status。
手順B:アプリの中でつなぐ(公式)
公式の2つのページで、画面の呼び名が違います。「CLI and MCP server」は「Meeting settings → Agents」、「Share meetings and ask an agent」は「Meetingsのタブを開き、歯車をクリックして、Agentsまでスクロール」と書いています。手元の画面で見つけてください。
- 「Agents」で、アプリをオンにする。選べるのは、Claude、ChatGPT、Cursor、Claude Code、Codex CLI。Macに入っているアプリだけが出ます。
- 開いているアプリは、再起動する。
- Superwhisperが、必要ならCLIを入れ、アプリのMCP設定に自分を足します。アプリに星を付けると、既定になります。
- 一覧にないMCP対応アプリは、「Don't see your app?」の下の「MCP command」をクリックして、出た設定を、そのアプリに貼ります。
手順C:設定ファイルに自分で書く(公式の例の写し)
公式が示す、MCPクライアント向けの設定の形です。
{
"mcpServers": {
"superwhisper": {
"command": "superwhisper",
"args": ["mcp"]
}
}
}
どのファイルに書くかは、アプリごとに違い、このページには書かれていません。各アプリの公式の案内を見てください。Claude Codeに、先のコーディングエージェント連携を入れた場合は、MCPサーバーも自動で設定される、と公式にあります。
提供される道具(公式)
- 検索、履歴、録音の読み取り、会議、モード、統計、語彙、置き換えに関する道具が提供されます。名前が明記されているのは、会議の
meetings、search_meetings、read_meetingです。ほかの道具の名前は、読んだ範囲では見つかりませんでした。語彙と置き換え(スニペット)については、CLIのページが、操作(control)ができると説明しています。 - 会議については、一覧、検索、読み取りの道具が公式にあります。変更や削除ができない、という記述は、読み直した範囲では確認できていません。読めるのは、要約、やること、私的なメモ、参加者、文字起こしです。
1つの会議について聞く
会議のウィンドウの「…」(More)メニューで「Talk with」を選ぶと、その会議について聞けます、と公式にあります。
外し方
superwhisper mcp uninstall:Superwhisperを、すべてのアプリから外します。公式は、1つのアプリだけを外す方法は書いていません。- アプリの中の「Agents」からの外し方は、公式のページに、記載が見つかりませんでした。
渡るデータ
- 公式:「AIが読んだ会議の内容(文字起こしと私的なメモを含む)は、そのAIの提供元に、提供元の規約のもとで渡る。会議をMacの外に出したくないなら、エージェントをつながないで」という趣旨です。CLIのページにも、AIアシスタントが問い合わせた文字起こしは、そのアシスタントへ送られ、そのモデルとデータの設定のもとで扱われる、とあります。
うまくいかないとき(公式に書かれた範囲)
- つないだあと、アプリが反応しない:アプリの再起動(公式の手順の一部)。それ以外の症状別の確認は、読んだ範囲では書かれていません。
superwhisper: command not found:CLIのページの、PATHに~/.local/binを足す説明が当てはまります。- つながっているかの確認:
superwhisper mcp status。
連携6:会議を、他のアプリやAIへ渡す(macOSのみ)
公式の「Share meetings and ask an agent」の内容です。
手順:要約を渡す
- 会議のツールバーの「Share」をクリックします。いま見ているテンプレートの要約が、共有の対象です。
- 渡し方:
- ドラッグ:ノートのカードを他のアプリにドラッグすると、会議の名前のMarkdownのファイルとして入ります。
- Open in an app:「Slack」「Microsoft Teams」「ChatGPT」「Claude」「Obsidian」「Notion」「Notes」「Mail」「Gmail」をクリックするか、他のアプリを検索する。アプリが、ノートを入れられる状態で開きます。
- ファイルをコピー:ノートのカードを右クリックして「Copy file」。
- 文字をコピー:会議ウィンドウの「More」メニュー(…)で「Copy summary」または「Copy transcript」。
共有リンク
- 「Click to create link」をクリックし、「Copy share link」を押す。
-
リンクを知っている人は、Superwhisperのウェブのページで要約を見られます。
-
アップロードされるもの:要約の文、題名、日付だけ。音声、文字起こし、私的なメモはMacに残ります。
- 期限:リンクは30日で切れます。
- 見られる人:リンクを知っている人。Enterpriseの場合、管理者が許せば、「Everyone at」組織(サインインが必要)か、「Anyone with the link」を選べます。管理者が止めている場合は「Sharing is turned off for your organization」と出ます。
- 渡した先のアプリでの扱いは、そのアプリの規約に従います(03で確認した公式の記述)。
連携7:コーディングエージェントに、設定を整えてもらう(macOSのみ)
公式の「Optimizing Superwhisper with AI」の内容です。
前提
macOSのみ。Superwhisperと、CLI(curl -fsSL https://superwhisper.com/install-cli.sh | bash)が入っていて、ターミナルのコマンドとファイルの編集ができるコーディングエージェント(Claude Code、Codexなど)がある。
手順
- CLIを入れる。
- コーディングエージェントを開く。ほかの設定は要りません(エージェントはCLIを通して動きます)。
- 次のどれかで実行する。公式のコピー&貼り付け用のプロンプトを貼り、モードの一覧を調整する/Claude Codeのスキル
superwhisper-optimizeを入れて、/superwhisper-optimizeと打つか、「optimize my Superwhisper setup」と頼む/Codexに同じスキルを入れて呼ぶ。 - 終わったらSuperwhisperを再起動し、「Settings → Modes」で新しいモードを見て、自分らしくない指示を直す。
公式のプロンプトがすること(要約)
- Superwhisperのフォルダを探し、
modes/とsettings/settings.jsonがあるか確認する。 settings.jsonを、変更の前にバックアップする。- 履歴と、既存の語彙と置き換えを見る。
- 語彙と置き換えを足す。
- 「Write for me」「Message」「Format selected text」の3つのモードを作る。
- JSONを検証し、変更をまとめ、元に戻す方法を説明する。
エージェントが読むもの、変えるもの
- 読む:アプリのフォルダの場所(
defaults read com.superduper.superwhisper appFolderDirectory、または既定の~/superwhisper、~/Documents/superwhisper)、superwhisper stats、superwhisper modes、superwhisper history --limit 100、superwhisper vocab list、superwhisper snippets list、既存のモードのファイル。 - 変える:語彙(
superwhisper vocab addで最大10語)、置き換え(superwhisper snippets set)、新しいモード3つ(各モードのkeyはファイル名と同じで、settings.jsonのmodeKeysの配列に足す)。既存のモードは編集しない、とプロンプトにあります。
戻し方と定期実行
- 変更前に、
settings.jsonのタイムスタンプ付きのコピーが、元のファイルの隣に作られます。バックアップが取れ、元のJSONが読めることを確かめて、そうでなければ変更せずに止まる、と公式にあります。 - 任意で、毎週月曜の9時に回す設定があります。
~/Library/LaunchAgents/com.superwhisper.optimize-weekly.plistに書き、ログは~/Library/Logs/superwhisper-optimize.logに出ます。 - 公式の注意:定期実行は、エージェントのツールを事前に許可して動かします(Claude Codeでは
Skill,Bash,Read,Write,Edit)。1回ごとの変更は足すだけで、settings.jsonを先にバックアップします。すべての変更を見たいなら、定期実行は省く、と書かれています。止めるには、エージェントに、com.superwhisper.optimize-weeklyを unload して削除するよう頼みます。 - 渡るデータ:エージェントは、CLIを通して履歴を読みます。このページに、プライバシーの記述は見つかりませんでした。エージェントを動かすAIの提供元に、履歴の内容が渡る可能性は、公式のページが説明していません。
- チャットのAIしかない場合(公式):チャットのAIに指示文を書かせ、「Modes」で「Create mode」→「Custom」のプリセットを選び、「Custom instructions」に貼ります。選択範囲を使うモードなら、「Context」の行の「Selected text」をオンにします。
連携8:ディープリンクと他のアプリ
ディープリンク(公式)
書式は06の場面3にあります。superwhisper://mode?key=YOUR_MODE_KEY のモードの切り替えと、record、record/start、record/stop、settings です。モードの切り替えと録音のリンクを、自動化ツールで続けて呼ぶと、切り替えと開始を1回で行えます、と公式にあります。
公式のページがリンクしている連携
- 「Switching Modes」のページは、RaycastとAlfredの連携と、ショートカットアプリ用のサンプルへのリンクを載せています。それらの中身は、読んでいません。
- クリップボード履歴のアプリ(Maccy、Paste、Alfred)に、各ディクテーションを保存させる設定が、「Advanced settings」の「Clipboard history」にあります。
- 貼り付けを受け付けないアプリ向けに、「Simulate keypresses」があります(実験的、US QWERTY配列だけ)。
- ChatGPTやClaudeなどのAIアプリの入力欄にも、他のアプリと同じように話して入れられます(03)。使えるアプリの一覧は、公式の資料にありません。
この記事の案:組み合わせの例
ここは公式の手順ではなく、この記事の案です(動作は確かめていません)。
| 目的 | 組み合わせ | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 声でコーディングエージェントに答える | コーディングエージェントのプラグイン(07の連携3) | 承認を声で行うので、操作の内容を画面でも確かめる |
| 会議のあとに、別のAIで続きを聞く | 会議の「Open in an app」、または会議のAI連携(連携5、6) | 会議の内容が、そのAIの提供元に渡る |
| 履歴からモードを整える | CLI+コーディングエージェント(07の連携4、08の連携7) | 履歴の内容が、エージェントのAIに渡りうる。最初は定期実行にしない |
| すべて端末の中にとどめる | ローカルの声のモデル+S1-mini(英語のMessage、Mailのみ)。AIアシスタントはつながない | 日本語の整形はできない可能性がある(01) |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のドキュメントを要約の形で読んだ範囲です。コマンドや設定の写しは、取得した要約に壊れずに読めたものだけを写しました。システムに書き込む操作の前には、公式のページの原文を見てください。
- 公式のページ同士で、書き方が違う所があります。会議のAI連携の画面は「Meeting settings → Agents」と「Meetingsのタブの歯車 → Agents」。
- MCPの道具の全部の名前、会議の変更・削除ができないという記述、設定ファイルの置き場所、各連携の外し方の一部(会議のAI連携のアプリ内の外し方、1つのアプリだけの外し方)は、読んだ範囲では確認できていません。
- 03で扱った、Community projectsの第三者製のもの(Macrowhisperなど)と、公開API(組織の統計)は、今日あらためて読んでいません。03を見てください。
- 取得したページの中に、読み手のAIへ何かを指示するような文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 利用規約には、バックエンドのサービスを無人運転やバッチで自動利用することを禁じる趣旨の文がある、と03にあります。定期実行や自動化が当たるかは、公式の資料からは分かりません。
- 音声や文字を第三者のAIへ渡す場合の各社の規約・保持の扱いは、各社の資料で確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- CLI and MCP server(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Share meetings and ask an agent(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Optimizing Superwhisper with AI(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Switching Modes(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Advanced settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Record a meeting(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Documentation index(llms.txt)(Superwhisper、確認日 2026-10-25)