3行でいうと

  • このガイドが扱うのは、Stability AIの「Stable Audio」です。Web(stableaudio.com)と、公開モデル(Hugging Faceで配られる重み)の両方を、公式の表記で区別して書きます。
  • 公式の発表(2026年5月20日付)では、最新は「Stable Audio 3.0」のモデル群です。Small SFX、Small、Mediumは重みが公開され、Largeは公開されず、APIとエンタープライズ向けの自前運用で使う、と書かれています。
  • 公式のヘルプは、新しいアカウントには50クレジットが付くと説明しています。無料プランについては、公式のページ同士で書き方が違い、読んだ範囲では1つに決められませんでした。
  • 作った曲の商用利用は、公式のヘルプが「Freeプランを含め、許可されている」と説明しています。ただし、他人の権利を侵さない責任は自分にある、とも書かれています。
  • 2026年8月より前に登録したアカウントには「レガシー」の扱いがあります。古い生成画面と、新しいクレジットの両方が使えます。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・プラン名・金額・数字は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めなかった所や、ページ同士で食い違う所は、その旨を書きました。読んだ範囲で、Stable Audioという名前の改名や提供終了を告げる文は見つかりませんでした。ただし、新しいWebアプリとDAWプラグインは公式が「beta」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

このガイドが扱う製品:公式の表記で区別する

呼び名 公式の説明 どこで使うか
Stable Audio(Webアプリ) 公式サイトは、音楽と音づくりを繰り返し試すためのツール(toolkit)と説明しています(サイト本体は本文が取れず、メタ情報での確認)。公式のdocsは「updated web app」をbetaとしています stableaudio.com
Stable Audio 3.0 モデルの族。Small SFX、Small、Medium、Large。2026年5月20日付の発表で紹介 Webアプリ、API、Hugging Face
Stable Audio 2.5 公式のヘルプが、3分までの曲、インペイント、GPUで2秒未満の生成を挙げています。APIにaudio-to-audioの窓口がある API
Stable Audio 2.0 公式の発表(4月3日付、年は本文になし)は、3分までの曲、audio-to-audio、効果音を紹介 発表時はWebで無料、APIは「近日」と書かれている
Stable Audio Open 1.0 最長47秒、研究と実験向けと、モデルカードに書かれています Hugging Face
Stable Audio DAWプラグイン betaと書かれています。macOSのみが現在の対象 自分のDAWの中

モデルの違いは、公式の発表に次のように書かれています。

公式の製品ページは、Stable Audio 3.0を「fully licensed data(すべて許諾を得たデータ)」で学習したと説明しています。学習データの詳しい書き方は第4本で扱います。

どこで使えるか

Webアプリ(stableaudio.com)

公式のヘルプ「How to use Stable Audio」の流れは、次のとおりです。

  1. 文章(プロンプト)を書いて「START」を押す。ジャンル、楽器、テンポ、雰囲気、時代を具体的に書くとよい、とあります。
  2. 「FULL MIX」(1本にまとめた曲)か「MULTI-TRACK」(パートごとのトラック。公式が「experimental」と表示)を選ぶ。
  3. 長さを選ぶ。この記事のヘルプでは、AUTO、0:30、1:00、1:30、3:00。
  4. 再生して、音量、パン、ミュート、ソロを調整する。これらは無料と書かれています。

別のヘルプ「Dashboard & Core Workspace」には、出力タイプが「FULL MIX」と「STEMS」、長さが「0:30 LOOP」「1:00 SHORT」「1:30 SONG」「3:00 EXT」「AUTO」という、少し違う画面の説明があります。2本のヘルプで画面の説明が違う理由は、公式の資料では確認できていません。画面が更新されている途中の可能性もありますが、これは推測です。

公開モデルを自分のパソコンで動かす

公式のHugging Faceのモデルカード(Stable Audio 3 Medium)によると、小さいモデルと中くらいのモデルは、普通のパソコンで動かせます。MacBook Pro M4で数秒、と書かれています。ファイルを取るには、Hugging Faceにログインし、ライセンスとプライバシーポリシーに同意する必要があります。使い方は stable-audio-3 というライブラリで、StableAudioModel.from_pretrained("medium") と書き、generate() を呼ぶ形が例に出ています。

API

Stability AIのPlatform APIで、Stable Audio 3.0 LargeなどのAPIを使えます。詳しくは第3本で扱います。

DAWプラグイン(beta)

macOSのVST(Cubase、Reaper、Ableton)とAU(Logic Pro)が対象です。WindowsとAAX(Pro Tools)は「あとで」と書かれています(公式のヘルプ「Stable Audio DAW Plugin Guide」)。ただし、別のヘルプ(Abletonでの設定)は「macOSまたはWindows用のインストーラー」と書いており、公式ページ同士で食い違っています。プラグインのページ(stableaudio.com/plugin)の説明文は「Mac用」です。

無料でどこまでか、プランはどうなっているか

公式のヘルプ「Stable Audio Subscription Plans and Credits」は、月払いのプランを次のように載せています(確認日2026年10月23日、米ドル)。

プラン名 月額 毎月のクレジット
Creator $12/month 660
Pro $30/month 1,800
Studio $90/month 6,000
Max $199/month 14,000

このヘルプは、無料プランについては書かず、新規アカウントに50クレジットが付く、と書いています。一方、公式のライセンスのヘルプには「Free、Solo、Creator、Pro、Studio、Max」という並びが出てきます。さらに、Stability AIの比較記事(explainers)は、同じ金額に「Solo、Session、Producer、Studio」という別の名前を付けています。プラン名が資料ごとに違うので、申し込む画面に出る名前を必ず確かめてください。金額とクレジット数は、読んだ範囲では一致していました。年払いの有無、税込か税別か、日本円の表示は、確認できていません。

クレジットの使い方(ヘルプ「How to use Stable Audio」より)は、次のとおりです。

保存場所と、使う前に決めておくこと

気をつけること

出典